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地球温暖化のメカニズムや原因、現状は?私たちへの影響やすぐにできる対策も解説

地球温暖化のメカニズムや原因、現状は?私たちへの影響やすぐにできる対策も解説

現在、世界的な環境問題として挙げられている「地球温暖化」に対して、各国で様々な取り組みが行われています。

また、地球温暖化の原因となっている「二酸化炭素」「メタン」の削減にも力を入れており活動が活発になっているのです。

今回の記事では地球温暖化のメカニズムや原因についての現状と生活に対する影響やすぐにできる対策などを解説します。

気候変動とは?地球温暖化や自然災害など様々な影響が生じている現状を解説

地球温暖化のメカニズムや原因は?


地球温暖化とは、人間活動の拡大によって二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素などの音質効果ガスの大気中濃度が増加し、地表面の温度が上昇することをいいます。

地球温暖化になるまでに以下の現象が起こっています。

  1. 太陽からのエネルギーで地上が温まる
  2. 地表面から放射された熱を温室効果ガスが吸収・再放射して大気が温まる
  3. 大気中の温室効果ガスの濃度が上昇
  4. 温室効果がこれまでより強くなり、地上の温度が上昇する
  5. 地球温暖化

(出典:COOL CHOICE公式サイト「地球温暖化の現状」)

地球温暖化の原因は?


地球温暖化の原因は人間活動による温室効果ガスの増加である可能性が極めて高いと考えられています。

大気中に含まれる二酸化炭素などの温室効果ガスには、海や陸などの地球の表面から地球の外に向かう熱を大気に蓄積し再び地球の表面に戻す性質(温室効果)があります。

18世紀半ばの産業革命の開始以降、人間活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより大気中の温室効果ガスの濃度が急速に増加。
これによって増加した温室効果ガスにより大気の温室効果が強まったことが原因とされています。

(出典:気象庁 「地球温暖化の原因」)

温室効果ガスは増加している

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書によると、温室効果ガス別の地球温暖化へ与える影響として、二酸化炭素76.0%、メタン16.0%と、この2つで92%を占めています。
そのほか一酸化二窒素やオゾン層破壊物質でもあるフロン類(CFCs、HCFCs)なども温室効果ガスに含まれます。
つまり、石油や石炭など化石燃料の燃焼などによって排出される二酸化炭素が最大の温暖化の原因と言えるのです。

大気中の二酸化炭素濃度は、1750年には280ppmだったものが2013年には400ppmとなり現在も年々増え続けています。

またIPCCでは大気中の二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素は過去80万年間で前例のない水準まで増加していると報告しているのです。

  • 地球温暖化の原因は温室効果ガスの増加である可能性が高い
  • 産業革命以降、大気中の温室効果ガスの濃度が急速に増加
  • 温室効果ガスに含まれる二酸化炭素、メタンが主に温暖化への影響を与えている

(出典:環境省「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書(AR5)等について」)

地球温暖化の現状と考えられる今後


気象庁が発表している「世界の気温変化」では、100年あたり0.72℃の割合で気温が上昇していることがデータから分かっています。
国連のIPCC(気候変動に関する政府パネル)の第5次評価報告書はこの気温上昇に言及し、「人間活動による影響が20世紀半ば以降に観測された温暖化の主な要因であった可能性が極めて高い」と記されているのです。

(出典:気象庁「地球温暖化の現状と将来予測」)

地球温暖化は今後どうなる?

地球の温度が上昇しており世界中で様々な影響がすでに現れている中、これからの地球はどのように変わってしまうのでしょうか。

この未来予測について、地球温暖化に関する科学の最高峰の報告書であIPCCの第5次評価報告書は、これからの100年間でどのくらい平均気温が上昇するか4つのシナリオを提示して予測を示しています。

それによると最も気温上昇の低いシナリオ(RPC2.6シナリオ)で、おおよそ2度前後の上昇、最も気温上昇が高くなるシナリオ(RPC8.5シナリオ)で4度前後の上昇が予測されているのです。
次項で説明するように、気温上昇により様々な影響が現れます。

そして現在の世界の温室効果ガスの排出量の実情は、IPCCが示した4つのシナリオのうち最も気温が高くなる4度シナリオ(RCP8.5シナリオ)に一致しています。

最悪なシナリオを避けるために、2050年には世界の温室効果ガスの排出量を「2010年に比べて40%から70%削減する必要がある」と明示しており、一人ひとりの対応が求められるのです。

  • 世界は過去100年あたり0.72℃の割合で気温が上昇している
  • 地球温暖化の今後は4パターンに分けて予測されている
  • 最も気温上昇の低いシナリオで、2度前後の上昇、最も気温上昇が高くなるシナリオで4度前後の上昇が予測されている

(出典:環境省「IPCC第5次評価報告書の概要」)

地球温暖化が私たちに与える影響は?


現在、急速な勢いで進んでいる「地球温暖化」ですが、実際に私たちに与える影響にどのようなものがあるのでしょうか。

この項目では、地球温暖化が生活に与える影響について解説します。

自然への問題

地球温暖化が進むことで起こる問題として、「水の問題」が挙げられます。

地球温暖化によって海水が膨張し、過去100年で世界の平均海水面は19センチ上昇しました。南太平洋の島国では浸水が進み、海岸線が内陸へ入り込んでいます。
国によっては、国土全体が海に沈んでしまうなどの危険にさらされているのです。

また、生活するための水が得にくくなることも考えられます。特に、乾燥した地域に住む人や、氷河や雪に生活用水を頼っている人々は、その被害を受けやすいです。
ちなみに氷河や雪解け水から生活するための水を得ている人は、世界人口の6分の1を占めます。

山岳地域では、氷河が溶けることによって氷河湖ができ、それが決壊することで、大規模な洪水が起こりやすくなります。また、これらの山岳地帯は、世界の大河川の源流にあたるため、氷がなくなると、その河川の流域全体で水不足が起きる怖れもあるのです。

生態系への問題

気温と同様に生じる海水温の上昇は、海の様々な生物にも影響を及ぼします。

特にサンゴは水温の変化に弱く、地域的に死滅する可能性が指摘されています。
また、二酸化炭素が海洋に吸収されることで、海水の酸性化が進み、植物プランクトン、動物プランクトン、サンゴ、貝類や甲殻類など、海洋生態系の基盤を担う多くの生物がその打撃を受けると予想されています。

これらは、さらに多くの海洋生物の成長や繁殖に影響を及ぼし、海洋全体の生態系に大きな変化が起きる怖れがあるのです。

また、乾燥化が進む地域では森林火災が増加し、野生生物の生息地が広く失われたり、海面の水位が上昇することにより、沿岸部を中心とした地域に広がる湿原や干潟において、塩分濃度の上昇や水没と行った被害が出ると考えられています。

世界各地の湿地環境が、大幅に減少すると考えられており、様々な野生生物が絶滅の淵へ追い込まれているのです。

暮らしへの問題

地球温暖化は、私たちの暮らしにも大きな打撃を与えます。

一つ目は「農業への打撃」です。
気温や雨の降り方が変わることで、農作物の種類やその生産方法を変える必要がでてきます。
特に経済力の無い小さな規模の農家はこれらの変化に対応するのが難しいため、生産性が下がる可能性があるのです。

乾燥地域においては、土壌水分が減少することで、干ばつに見舞われる農地が増加する可能性が高いとされています。

二つ目は「病気や飢餓の蔓延」です。
食料の生産性低下に起因して、病気にかかる人や、飢餓状態に陥る地域が増える可能性があります。
特に食料の生産性が下がるアフリカ地域で影響が酷くなると予想されます。また、熱帯などの伝染病を媒介する生物の分布域が変わることで、免疫を持たない人々に病気が広がり、被害が拡大する怖れもあるのです。

三つ目は「異常気象の襲来」です。
地球温暖化によって熱波・洪水・森林災害などの自然災害が頻繁に発生するようになり、被害を受ける人が増加すると考えられています。自然災害の規模も大きくなり、被害が拡大すると予測されているのです。

  • 地球温暖化の影響は自然だけでなく私たちの暮らしにも直接関わる
  • 自然界では海面上昇や海水の酸性化、水不足や森林火災などの影響が想定される
  • 私たちの暮らしには農業への打撃、病気や飢餓の蔓延、異常気象の襲来など

(出典:世界自然保護基金(WWFジャパン) 「地球温暖化が進むとどうなる?その影響は?」)

私たちがすぐにできる地球温暖化への対策は?


地球温暖化を抑制するために私たちができることの一つは、二酸化炭素排出量の削減です。二酸化炭素を含む温室効果ガスが地球温暖化に影響を与えていると考えられているためです。

二酸化炭素の排出量を減らすためには、化石燃料の消費を減らす必要があります。

日本の二酸化炭素排出量の約2割は、給湯や暖房、調理のためのガスの使用、電気製品の使用、それに自家用車の利用などで排出されています。
残りの8割は主に製造・建設・農林水産などの産業によるものや運輸、商業・サービスなどが占めています。
このような二酸化炭素排出を減らすために以下のような取り組みがあるのです。

  • 冷房・暖房の温度を控えめに設定する
  • シャワーを流しっぱなしにしない
  • ポットやジャーの保温を控える
  • 電化製品の主電源をこまめに切る
  • 長時間使わない時はコンセントを抜く
  • 自動車の利用を控えて、バスや鉄道、自転車を利用する
  • 自動車利用時には、アイドリングストップなどの「エコドライブ」を心がける
  • マイバックを持参して買い物を行う

上記のことを普段の生活で徹底して取り組むことから、まずは始めることが大切です。

(出典:気象庁 「地球温暖化を緩やかにするために私たちにできること」)

地球温暖化の防止に一人ひとりが取り組もう


今回の記事では地球温暖化のメカニズムや原因、今の現状について解説を行った上で私たちへの影響とすぐにできる対策について解説しました。

地球温暖化は世界的に見ても大きな問題です。
しかしひとりひとりの意識を改善していくことで温暖化のスピードを抑制していくことは可能です。

まずは今起きている「気候変動」の現状を知った上で、小さな習慣から変えることが求められるでしょう。

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