ウォームビズについて環境省が推奨している取り組みとは?

ウォームビズ(WARMBIZ)

ウォームビズについて環境省が推奨している取り組みとは?

ウォームビズという取り組みは環境省が中心となって働きかけられる国民運動の一つです。
主には企業や家庭で行われる内容ですが、政府は呼びかけるだけで取り組みは行わない、というわけではありません。
環境省からも普及啓発だけでなく、私たちが取り組むうえでの情報提供などを幅広く行っています。

この記事では、ウォームビズについて環境省が推奨している取り組みを紹介します。

ウォームビズとは?自宅やオフィスでできる取り組みを紹介

環境省が推奨するウォームビズとは

環境省が推奨するウォームビズとは
ウォームビズでは暖房時の室温の目安を20℃にして、快適に過ごすライフスタイルを推奨しています。

夏と冬に取り組まれるクールビズとウォームビズは、地球温暖化を防止するために冷房や暖房による必要なエネルギー使用量を削減して、二酸化炭素の発生を抑えることが目的です。
一般的には冷暖房による室温設定の省エネ効果は、夏よりも冬のほうが大きいことが分かっています。

冬の暖房の室温設定を下げることで、二酸化炭素の発生を抑えるだけでなく、電気代を効果的に節約できるというメリットもあります。
近年、断熱性の高い建物が増えてきていますが、暖房がなくても室温が20℃を超える場合もあり、これもウォームビズの一助となっています。

  • ウォームビズでは暖房時の室温の目安を20℃にして、快適に過ごすライフスタイルを推奨している
  • 二酸化炭素の発生を抑えるだけでなく、電気代を効果的に節約できるというメリットもある
  • (出典:環境省「ウォームビズとは」,2016)

    環境省が行うウォームビズへの取り組み内容

    環境省が行うウォームビズへの取り組み内容
    ウォームビズは環境省が推奨する取り組みです。そのため推奨するにあたり、いくつかの取り組みを毎年行っており、その一つとしてクールビズも含めた、「COOL CHOICE」という国民運動を始めました。

    この運動は2005年から行われており、低炭素型の製品やサービス、ライフスタイルなど地球温暖化対策のあらゆる賢い選択を促しています。
    関係省庁だけでなく様々な企業や団体、自治体などと連携しており、節電や暖房温度緩和の取り組みを推進しています。

    法的な拘束力のもとで行われるものではありませんが、環境省からは毎年11月1日から3月31日まで実施されています。
    では具体的にどのような取り組みが近年行われているのかも見ていきましょう。

    普及啓発

    ウォームビズの概要や取り組みについて、広く知らせていくために普及啓発は重要です。
    環境省では普及啓発用ポスターをwebサイトで公開し、その活用を呼びかけています。

    また3DCG動画によるウォームビズを含んだCOOL CHOICEの紹介アニメをいくつも作成しています。
    そのなかにはウォームビズにどのように取り組んだら良いかの短編動画も公開し、普及啓発を行っているのです。

    各種団体との連携

    環境省では国民だけでなく、企業への取り組みの呼びかけを行うため、各種団体との連携を行い、節電や暖房温度緩和などを推進しています。

    例えば大型の施設では空調温度の緩和のほかに、照明をLEDへの切り替えや消灯、間引きなど安全策を踏まえた対策にも取り組んでいます。
    また、体が暖かくなる料理や食材の提案などで暖房の使用低減や家庭での団らん、服装による暖房の設定見直しの提案など、ライフスタイルを工夫する取り組みの周知も行っています。

    ウォームシェア

    環境省ではウォームビズの一環として、ウォームシェアの推進も呼びかけています。
    ウォームシェアとは、個々で暖房を使うのではなく、一つの部屋に集まり、できるだけ暖房器具を使う部屋を減らして、消費エネルギーを抑える取り組みを言います。

    公共施設や店舗など常に暖房が必要とされ、使用されている場所で過ごすことも節電につながります。
    暖房の使用を抑えることは、夏場に冷房の使用を抑えるよりも節電や二酸化炭素の削減に効果を発揮します。
    暖房を使わないということではなく、みんなで共有して暖房の使用を抑えようという考え方です。

    ウォームシェアの取り組みの一つでは、家族や友人と一つの部屋に集まり、食事を取ることを推奨しています。
    例えば冬に良く食べられる鍋は、体も暖まりつつ蒸気で部屋も暖まるため、効率的に家庭における暖房使用を抑えることにつながります。

    新型コロナウイルスの感染拡大で、室内で密になることを避けることが求められているため、多くの人とシェアすることは難しいです。
    2019年以降この取り組みは環境省から推奨されてはいませんが、感染防止と折り合いをつけながらできる範囲で取り組むことも考えてみる必要があります。

    省エネへの呼びかけ

    暖房の使用を抑えることだけが節電ではありません。ウォームビズに限った取り組みではありませんが、家電を買い換える際に消費電力量や電気代、二酸化炭素の排出量が抑えられたものにするのも取り組みの一つです。

    また電気やガス料金などの情報から、どれだけ二酸化炭素を排出するのか知っておくことで、節電や二酸化炭素の排出削減を意識することができます。
    そのためのツールとして省エネ製品買換ナビゲーションやエコ診断のワンポイントアドバイス・ツールなどを環境省で公開しています。

  • ウォームビズはクールビズを含めた「COOL CHOICE」という国民運動の一環
  • ウォームビズは、毎年11月1日から3月31日まで実施されている
  • 環境省は各種団体と連携し、ウォームビズの普及啓発、ウォームシェア、省エネへの呼びかけを行っている
  • (出典:環境省「平成30年度「ウォームビズ」について」,2018)
    (出典:環境省「令和元年度「ウォームビズ」について」,2019)
    (出典:環境省「令和2年度「ウォームビズ」について」,2020)

    環境省が推奨するウォームビズで地球温暖化を防止しよう

    環境省が推奨するウォームビズで地球温暖化を防止しよう
    ウォームビズは、環境省が行う地球温暖化を防止するための大切な取り組みの一つです。
    最適な温度で快適な生活を築くことは、二酸化炭素の排出量を抑えるだけでなく、節電にもなることから経済的にも優しい取り組みです。

    また夏よりも冬のほうが節電の効果が大きいという結果も出ています。
    しかしこの事実は意外と知られておらず、取り組みが不十分な部分も多いことから、環境省では普及啓発や各団体との連携などをすることで、ウォームビズを推進しています。

    今からでも一人ひとりが地球温暖化対策として、ウォームビズに取り組んでいくことが必要です。
    そのためにもウォームビズについて知り、できることから取り入れていきましょう。

    動画はこちら
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