大阪府北部地震の被害や震源地、行われた支援活動は?震災を振り返り対策をしよう


まだ記憶に新しい大阪府北部地震ですが、その被害や震源地などがニュースで連日報道されました。
しかし、日本では地震が頻発するため被災者やそれに近しい人でなければいずれ気にしなくなってしまうことも多いのです。

これは非常に危険であり、いつ自分たちが同じ状況に陥るか分かりません。日本にいる以上は大阪府北部地震のような被害はどこでもありえるのです。

改めてこの地震についての被害、行われた支援活動などを知り、対策を行っていくことも大切です。
こちらでは大阪府北部地震について特徴や被害など様々な観点で紹介していきます。

地震・震災の対策や津波発生時の注意点は?地震保険や南海トラフ巨大地震の想定被害も解説

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大阪の地震の特徴


大阪府北部地震はM6.1という非常に大きなエネルギーで引き起こされました。その被害は大きいものとなってしまいましたが、この土地は過去に幾度も大地震に見舞われています。

古いものだと1596年におきた慶長伏見地震でM7の規模を記録し、他にも1854年におきたM8.4の安政南海地震で2mの津波が発生、1944年にはM7.9の東南海地震、2年後の1946年にはM8.0の南海地震などと非常に大きな地震に襲われています。

これは大阪府に多くの活断層があることが要因となっています。
以下は大阪府や近隣に広がる活断層と位置関係をまとめた表です。

断層帯 位置関係
有馬−高槻断層帯 兵庫県から京都府に延びる
三峠・京都西山断層帯 京都府から延び有馬−高槻断層帯に直交
生駒断層帯 大阪府と奈良県の県境に延びる
上町断層帯 大阪府西部に延びる
六甲・淡路島断層帯 兵庫県との県境付近から淡路島に延びる
大阪湾断層帯 大阪湾内
中央構造線断層帯 紀伊山地北部から和歌山県北部に延びる

(出典:文部科学省研究開発局地震・防災研究課 地震本部公式サイト)

大阪府付近に海溝型地震はないものの、これらの活断層により南海トラフ地震での著しい被害を受ける可能性は十分にあります。

大阪湾岸や淀川流域周辺はかつての埋め立てなどの影響で地盤が軟弱であり、周辺より揺れが強くなる可能性もあります。
これらの要因から北端の能勢町を除いた大阪府内42市町村は南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されています。

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記憶に新しい大阪府北部地震の被害は?


では大阪北部地震ではどのような被害が出たのでしょうか。地震の概要から人的被害、住家被害などをまとめました。

地震発生年月 平成30年6月18日
地域 大阪府大阪市北区
高槻市
枚方市
茨木市
箕面市
マグニチュード M6.1
主な被害 人的被害 死者 6
負傷者 369
行方不明者 0
住家被害 全壊 18
半壊 512
一部損壊 55,081

(出典:大阪府公式サイト「大阪府北部を震源とする地震に関する被害状況等について」)
死者が6人と少ないと感じられるかもしれませんが、それでも6人も出してしまった自然災害となりました。

行方不明者こそいないものの、負傷者も多く、住宅被害に関しては一部損壊が大量に出るなど規模が大きい地震であったことは確かです。

日本は地震大国であり、大きい地震に備えている部分もありこれだけの被害で済んだとも捉えられますが、それでも犠牲者が出てしまったことは否めません。

とくに後述する事故は、多くの人の記憶にも残った悲しいものだったと言えます。

全国でブロック塀や施設の点検を強化

このような被害が出た中で死者数の6名のうち1人はプール沿いのブロック塀が倒壊し、登校中に下敷きになった小学生であることは記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

倒壊した塀は仕様基準に不適合であり、高さ2m、重さ110kgもあったことから倒壊すれば無事で済む可能性は低いです。

これを受け、現行の建築基準法への適合を推進すべく、全国の施設でブロック塀や設備の点検が見直されることとなりました。
さらに同年8月には建築物等事故・災害対策部会において安全対策を推進する方針も示しています。

(出典:大阪府公式サイト「大阪府北部を震源とする地震に関する被害状況等について」)
(出典:国土交通省公式サイト「ブロック塀等の安全対策について」)

大阪府北部地震で行われた支援活動

このような大阪府北部地震を受け、すぐさま支援活動が行われました。

こういった地震が起こった場合、すぐに行われるのが寄付や義援金の提供です。各地で寄付が行われ大阪府に送られました。

また、地震直後は断水や停電、ガスの供給の停止などでライフラインが止まり、瓦礫などが撒き散らされて住める状態ではなくなります。

そのためその片付けなどが必要となるのですが、自衛隊はもとよりNPO団体やボランティアに訪れた方々によってそれらの調査と片付け作業が行われました。
現地に住む学生たちなども協力し、災害支援活動が実施されています。

他にも市や公共団体がペット関連の相談や、心のケアを中心としたカウンセリング、被災者に対する軽減措置や住宅の応急修理、みなし仮設住宅、応急仮設住宅の提供、被災住宅無利子融資制度など様々な支援が行われてきました。

(出典:大阪府公式サイト)

いつ来るかわからない地震のために備えはしっかりと


この大阪府北部地震もそうですが、地震は突然やってきます。日本では近年、南海トラフ巨大地震が話題に挙がっていますが、その一方で大きな地震がそれ以外の場所で起こっています。

そのため予期せぬ大地震に慌て、自分の身を危険にさらしてしまうことも少なくなありません。
地震はいつ来るか分かりません。そのため事前の備えはとても重要です。

地震が起こったときに取るべき行動を把握しておくことはもちろんのこと、避難場所や経路避難のときに必要なものなどを事前にまとめておくといった対策も常日頃から準備しておくことが重要です。

地震が起こればみんなが被災者になります。助け合いは必要ですが、まず自分の身は自分で守ることも大切なことです。地震で自分の命を守るためにも最大限の備えはしていくように心がけましょう。

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