オンライン授業とは?学習スタイルの変化を知ろう

オンライン授業は、インターネットの高速化などによりかなり前から存在していました。
学校や塾、習い事の中には既に導入しているところもありますが、オンライン授業そのものがどういうものなのか、その知名度はまだまだ低いと言わざるを得ません。
この記事ではオンライン授業とは何なのか、学習スタイルの変化などとともに紹介します。

今注目されるオンライン授業とは?

授業とは特定の教室に生徒が集まり、教師あるいは講師の指導の下、共通の学問や技術などの教えを受けることを言います。
小学校から大学まで従来の授業を受けてきた人なら、これまで受けたことがある授業を思い浮かべてもらえると良いでしょう。

これまで、教える人と教えられる人が対面して行われる授業が当たり前として行われてきましたが、昨今新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、従来の授業の形ではなく、新しい授業の在り方が模索されています。

その中で注目を浴びるようになったのが「オンライン授業」です。
オンライン授業とはインターネットを利用して行う遠隔授業のことであり、これまでと違って、1つの教室で集まり、対面で授業を行う必要がない授業になります。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言の発令3密を避けることが求められたことから、教室での授業が困難となりました。
また、学校への登校もできなくなったことから、全国的に新学期の開始が遅れることとなりました。

オンライン授業の導入

そんな中で現代の高速通信を可能にしたインターネットを利用し、登校し、教室に集まらなくてもできる授業を行うことで問題を解決できると注目した指導者や学校がありました。
そのような学校では、オンライン授業をいち早く導入し、切り替えて授業を自粛期間中に進めていきました。

日本でも導入した学校はありますが、海外では元々オンライン授業を行っていた環境があった学校やオンライン授業を導入できる状況が整っていた学校もあり、日本よりも早い段階で始めていた学校も多いようです。

  • 新型コロナウイルスに感染拡大防止のためオンライン授業が注目されている
  • 緊急事態宣言の発令、3密により教室で授業を行うことが困難になった
  • 海外の学校は日本よりも早い段階でオンライン授業を取り入れている
  • (出典:文部科学省「大学における多様なメディアを高度に利用した授業について」,2018)

    オンライン授業とはどのような授業なのか

    オンライン授業とはインターネットを使った遠隔授業のことを言いますが、そのタイプは大きく分けると2つあります。
    それが「同期型オンライン授業(同時双方向型の授業)」と「オンデマンド型授業」です。

    それぞれに一長一短の授業形式であり、行う授業の形式や教科によっても向き不向きが分かれます。
    どのような授業形式なのか、そしてどういった長所や短所があってどのような授業に向いているのかなどを紹介します。

    同期型オンライン授業(同時双方向型の授業)とは?

    同期型オンライン授業は同時双方向型の授業、あるいは同時配信授業などいくつかの呼ばれ方があります。

    具体的にはWeb会議システムを用いて、映像や音声データを送受信し、教員と学生が同時にコミュニケーションを取りながら授業を行います。
    Webカメラとマイクを用いて実際に教室で、対面で行うような授業に近い形がこちらのオンライン授業です。

    同期型オンライン授業(同時双方向型の授業)のメリット

    パソコンやタブレット、スマホなどの画面に授業に参加している人のリアルタイムの映像が映し出され、教師や講師が講義室や研究所から通常行う授業を、離れていながらできるというメリットがあります。

    これにより教師や講師は普段行う授業と同じ形で行えるため、大きく授業準備を変更する必要もありません。
    映像とともに音声のやり取りもでき、討論や意見交換なども行えるのもポイントです。

    これなら人の密集も避けられますし、インターネットが接続できる環境であれば授業を受けられる可能性が高く、何より参加した生徒が画面上に映し出されていることが多く、指導側が全員の状況を把握しやすいため怠けにくいことも利点です。

    同期型オンライン授業(同時双方向型の授業)のデメリット

    映像や音声をリアルタイムでやり取りするため、大量のデータを送受信することになり、データ量に耐えられるインターネット環境とパソコンやタブレット、スマホの処理能力が必要となります。

    特にタブレットやスマホでは処理を仕切れず、途中で通信が切れてしまう恐れもあります。
    また、これまでインターネット環境がなく、タブレットやスマホの4Gや5Gといった携帯通信網を利用してきた人が、それを利用してオンライン授業を受ける可能性もあります。

    そうなったときに、大量のデータ通信量を消費するため、パケット通信料の高額化や通信制限により途中で授業に参加できなくなる可能性もあります。

    同期型オンライン授業(同時双方向型の授業)に向いている授業

    教師や講師と学生、あるいは学生間でリアルタイムのやり取りが比較的多い授業に向いています。
    意見発表が必要な授業はもちろん、学生間の議論が必要な授業、実技系の授業に有効です。

    オンデマンド型授業とは?

    オンデマンド型授業は、オンライン授業が注目される以前から導入している学校や塾もあります。
    教師や講師はインターネット上に資料や写真、音声、動画などの教材を設置し、課題などを配布して、教材を見ながら学ぶ授業になります。

    リアルタイムで双方向にコミュニケーションを取りながら授業は行えませんが、教師や講師への質問や学生同士のコミュニケーションは受講後にチャット画面などを使い、メッセージを行ったり、オンラインフォーラムで行ったりすることが可能です。

    オンデマンド型授業のメリット

    この授業の利点は授業講時にとらわれず、学生が受講できる点にあります。先述した同期型オンライン授業は授業・講義時間を合わせて行う必要があります。
    本来学校があった時間に行うため、基本的にはその時間を空けておき、授業に臨むものです。あまり問題はないかもしれませんが、塾の授業なども含めると利点の1つと言えるでしょう。

    また、既に決まった資料や映像などを教材として利用するため、普段から画像や映像を見ているタブレットやスマホ程度の処理能力があれば受講できるため、データ通信量も比較的少ないことが多く、受講環境の負担も抑えられます。

    オンデマンド型授業のデメリット

    授業を行う教師や講師は教材として使う資料などを準備しなければならず、その製作に時間がかかり、オンライン授業にすぐに移行できない可能性があります。
    資料などを外部で製作されたものに依存するにしても、これまでの対面授業とは異なるスタイルをとることが必要であり、生徒の履修状況の把握方法を考えなければいけません。

    何より出欠だけでは怠ける生徒も出てくる可能性があるため、授業の実施方法などについて模索と工夫が必要であり、安定させるためには時間がかかる方法でもあります。

    オンデマンド型授業に向いている授業

    国語や数学、理科、社会、英語など解説を聞き、その内容に合わせて問題を解いて理解度を深めるような教科に向いています。

  • オンライン授業には「同期型オンライン授業(同時双方向型の授業)」と「オンデマンド型授業」がある
  • 同期型オンライン授業(同時双方向型の授業)は、リアルタイムで講師、生徒間でのやり取りができる
  • オンデマンド型授業は、授業資料の事前準備が必要になるが、授業講時にとらわれず授業を受けられる
  • (出典:文部科学省「大学における多様なメディアを高度に利用した授業について」,2018)

    学習スタイルが変化するオンライン授業の台頭


    新型コロナウイルスの出現は社会に大きな変化をもたらしました。外出自粛による休校により、学習は大きく遅れることになりましたが、新しい授業の形も増えました。

    日本では、オンライン授業はまだまだ普及していない状況ですが、それでも新型コロナウイルスがきっかけで注目を浴び、その重要性が認識されたのは確かです。

    オンライン授業はこれまでの学習スタイルを変化させます。時間的あるいは空間的制約を取り除き、自宅にいながら時間を有効に使い学習することができます。
    それは学習と将来の可能性を広げることにもつながり、今後台頭してくると予想されます。

    今はまだ導入は検討段階であると答えるところも多いですが、オンライン授業が当たり前に行われる未来がすぐ近くまでやってきているのかもしれません。

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