「寄付をしてみよう」そう思い立ったとき、
・寄付先を決めるのが難しい
・寄付先が信頼できるか不安
・寄付先の団体が多いため、どこに寄付したら良いのか選べない
と思いませんか?
そこでこの記事では、さまざまなNPOに詳しい寄付アドバイザーの河合さんの監修のもと「これから寄付を始めたい人」のための寄付先の選び方をガイドしていきます。
具体的には
- そもそもどうやって寄付先を選べばよいのか
- 選び方に合わせたおすすめの寄付先一覧
- 寄付の仕方
- よくある質問
の順番に解説していきます。
なお、gooddoマガジンがおすすめする寄付先のNPO団体は以下の4つです。
>>活動ジャンル別に寄付先団体を知りたい方はこちらをクリック
ウクライナの子どものために支援を考えているあなたへ
ウクライナ現地では様々な団体が、幼い子どもやその家族のために支援活動を行っています。遠く離れた日本に暮らす私たちにも、出来ることがあります。
どのような支援活動が行われているか、詳しく解説します。
寄付先のおすすめNPO団体4選
寄付先のおすすめのNPO団体の中でも、特にgooddo編集部がオススメする団体を、『寄付アドバイザーの河合さんのおすすめポイント付き』で紹介していきます。
NPO法人 Learning for All:包括的な支援に特徴あり
こんなあなたにはLearning for All がおすすめ!
- 質の高い学習支援をこどもたちに届けたい!
- できる限り多くの子どもの役に立ちたい!
- 専門家やメディアの評価が高い活動を支援したい!
Learning for All は、さまざまな理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ
- 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
- 「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」など、寄付金でできることが分かりやすい
- 企業、自治体などのパートナー、学生ボランティア卒業生のアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
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ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら:【実際どう?】Learning for Allの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。
命を守る基礎的な支援を、遠隔の村や都市のスラムなど最も貧しく厳しい環境で生きる子どもたちへ優先的に届けています。また、子どもの人生を大きく変える安全な水の供給、貧困家庭のための生計向上支援まで幅広い支援が特徴。
ユニセフの活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
- マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
- 著名人(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
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認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働
むすびえは、各地域のこども食堂ネットワークの支援、社会に貢献したいと考えている企業・団体と協働でこども食堂の支援、こども食堂に関する調査・研究を行っています。
「こども食堂」を、地域・社会の担い手としてより「あたりまえ」のものにしていきたいという想いで活動している団体です。
また、むすびえは、東京都より認定NPO法人の認定を受けています。
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることをめざしています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援
- 公平・中立な支援を行っている
- 「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実している
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認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走
カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。
活動を始めたきっかけは、東日本大震災。最近ではコロナの影響を受ける子どもの支援も開始し、日本中の子ども達が、生まれ育った環境や家庭などの格差によって、可能性を閉ざされてしまうことが決してないように支援を続けています。
また、カタリバは、東京都から認証を受けた認定NPO法人であり、1万を超える個人・企業からも支援を受けており受賞歴も豊富です。
活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
- 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
- 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
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カタリバに寄付した方の体験談はこちら:「カタリバに寄付をした理由は“寄付使途の透明性”」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー
このように考えている方は、この機会に遺贈寄付を考えてみませんか?
生前に手続きを済ませるだけで、自分の遺産を支援団体に寄付(遺贈寄付)できます。
遺贈寄付先の選び方をチェックする
寄付先のNPO団体の選び方
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載
はじめまして。寄付アドバイザーの河合です。
ここから、みなさんの寄付先選びをサポートしていきますね。
はじめにお伝えしたい重要なことは「寄付に失敗はない」ということです。
寄付とは誰かにあなたの想いを託すこと。
それに良いも悪いも、成功も失敗もないのです。
また「何にあなたの想いを託すか」という点が寄付の奥深い魅力的な部分です。
信頼性や活動内容、実績や成果、挑戦、コミュニケーションなど様々な価値観があります。
また、あなたの原体験を軸に考えるのも素晴らしい選び方だと思います。
その上で、これから寄付を始める人のために、3つの選び方を解説します。
おすすめする団体の選び方3つ
- 信頼できるところに寄付する
- 自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付する
- 寄付の使い道がわかりやすいところに寄付する
もちろん、選び方に該当しない団体を否定する訳ではありません。あくまで選び方の一例としてご覧いただければ幸いです。
選び方1:信頼できるところに寄付をしたい人
見るべきポイント(一例)
- 法人格があり3年以上運営している
- 活動の規模が1,000万円を超えている
- 3,000円以上の個人寄付者が100人以上いる
NPO法人は事業報告書や決算書類を毎事業年度、所轄庁に提出しなければならなかったり、貸借対照表を公告することが義務付けられていたりするなど、情報公開がなされ透明性のある運営が期待されています。
また、認定NPO法人の場合は、認定基準を満たした運営と体制が必要であり、より公益性や信頼性などが前提となっています。
活動規模が大きいということは、継続的に活動を行いながら、活動の範囲や支援の対象者(受益者)を広げてきていたり、活動の質と量を高めてきていたりすることが考えられます。
寄付者が多い=共感を呼ぶ活動をしていたり、寄付者の信頼や思いに応える活動をしていたり、寄付者が安心できる運営をしていることが考えられます。
特に継続的な寄付者が多い団体は、寄付者とのコミュニケーションも丁寧になされていることが想像されます。
選び方2:自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付したい人
見るべきポイント(一例)
- 活動内容に特徴があり、誰も気づいていなかった問題に挑戦している
- 活動を通して、実績と成果を上げている
団体のビジョンやミッション、活動内容そのものが、団体の存在価値であり意義でもあります。
実績や成果が挙げられている団体も魅力的ですが、成果がすぐ出る活動ばかりではありません。
困難な問題に取り組んでいたり、なかなか気づかない問題への取組みは、寄付でこそ支えられる活動でもあります。
選び方3:寄付の使い道がわかりやすいところに寄付したい人
見るべきポイント(一例)
- 活動の詳細や寄付の使途がホームページやレポートに公開されている
- SNSやメルマガ、ブログなどを活用して情報発信している
- 支援者向けの報告会などのイベントを開催している
NPOは多くの人の参加と協力が特徴であり、その前提は情報公開です。
寄付者にとって必要な情報がわかりやすく発信されていれば、安心して寄付を託すことができます。
特に資金的な情報開示と定期的な活動レポートの更新はポイントではないでしょうか。
活動のジャンル別におすすめの寄付先をご紹介
ここからはジャンル別におすすめしたい寄付先を『寄付アドバイザーの河合さんのおすすめポイント付き』で紹介していきます。
>>開発途上国の子ども支援活動
>>日本国内の教育、こども食堂などの子どもの支援活動
>>日本国内の貧困問題
>>開発途上国の貧困問題
>>環境・気候変動・生物多様性を守る活動
>>災害などの緊急支援
>>人権や平和を守る活動
もし、
「どんなジャンルが良いかなんて選べない・・・」
という方は、日本国内の子ども支援活動(教育支援、こども食堂等)がおすすめですので、チェックしてみてくださいね↓
1.子ども(開発途上国)
公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。
命を守る基礎的な支援を、遠隔の村や都市のスラムなど最も貧しく厳しい環境で生きる子どもたちへ優先的に届けています。また、子どもの人生を大きく変える安全な水の供給、貧困家庭のための生計向上支援まで幅広い支援が特徴。
ユニセフの活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
- マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
- 著名人(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
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認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン:子どもと繋がりを感じられる
ワールド・ビジョン・ジャパンは、約100カ国において保健、水衛生、生計向上、教育、栄養の分野での開発援助や緊急人道支援を通して、困難な状況で生きる子どもたちのために活動しています。
国連機関に公認・登録された世界最大級の子ども支援専門の国際NGOです。
日本においても、支援者66,600人以上、連携する団体や企業は2900以上と活動の規模が大きく、定額寄付の「チャイルドスポンサーシップ」に賛同する著名人も多数います。
活動を通じ、宗教、人種、民族、性別にかかわらず「すべての子どもたちが健やかに成長できる世界」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 途上国の子どもと心のつながりを持ちながら、支援の成果を感じられる寄付プログラム「チャイルド・スポンサーシップ」が特徴
- 「1日あたり150円の支援で、子どもたちの未来が変わります」「何もかもはできなくとも、何かはきっとできる」などのメッセージから団体が大切にしていることが伝わる
- 「10秒に一人/1日に3つの学校にきれいな水を届ける」「貧困の根本原因を解決することで2億人以上の子どもたちの生活状況が改善」「極度の栄養不良にあった子どもたちの89%が完全に改善」など、活動の影響を具体的な数字で示している
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認定NPO法人テラ・ルネッサンス:丁寧なコミュニケーションが特徴
テラ・ルネッサンスは、地雷、小型武器、子ども兵、平和教育という4つの課題に対して、海外の現場での活動、国内での啓発・提言活動を行っています。
元子ども兵の支援においては、自尊心の回復をサポートする心のケア、さらに基礎教育、職業訓練・収入向上支援を実施。支援後に自尊心が1.7倍に、子どもと周りのひとのつながりが3倍以上に、平均収入が50倍以上になるという成果を生み、子どもたちを自立に導いています。
また、18年の歴史を持つテラ・ルネッサンスは京都府から認証を受けています。
活動を通して、「すべての生命が安心して生活できる社会」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- アフリカのコンゴ、ウガンダ、ブルンジ、アジアのカンボジア、ラオスで「地雷、小型武器、子ども兵」の課題解決に取り組む。こうした課題や自立に向けた取組みに特徴がある
- 日本国内では、岩手県大槌町で東日本大震災復興支援活動「大槌復興刺し子プロジェクト」を2011年から実施。昔から日本に伝わる手仕事の一つである「刺し子」の商品企画・販売を通して、地元人材の雇用や作り手の皆さんの生きがい創出をめざす
- 創設者・理事・事務局長の鬼丸昌也さんの2019年度年次報告書のコメントや「一人ひとりは微力であっても、決して無力ではない」のメッセージが印象的
認定NPO法人かものはしプロジェクト:子どもが売られない社会を目指す
かものはしプロジェクトは、サバイバー(人身売買被害者)が自分の人生を取り戻すための「寄り添う」活動と、人身売買ビジネスが成り立たないような「社会の仕組みをつくる」活動をインドで行っています。
今まで、かものはしプロジェクトのサポートで、72人が裁判支援を受け、179人がリーダーシップ研修を受講しました(2018年度実績)。活動を継続し、2024年までにインドから人身売買をなくすことを目標としています。
また、かものはしプロジェクトは東京都から認定NPO法人の認定を受けています。さらに、メディア掲載や受賞歴も多数あります。
活動を通じて、全ての子どもが強制的に売られないことを目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 「寄付」「ボランティア」「モノで支援」などさまざまな支援方法がある。サポーター会員は約15,000人
- 活動を直接聞けるイベントを平日・土日、昼・夜に対象者に合わせて定期的に開催。寄付者限定イベントもある。活動報告書や活動ブログも読み応えがある
- 「子どもがだまされて売られてしまう問題」を根本的になくす活動を展開。カンボジアでは、子どもが売られる問題の解決が実現したため事業を自立
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認定NPO法人e-Education:途上国の教育格差をなくすオンライン教育
e-Educationは、バングラデシュはじめとする途上国の教育機会に恵まれない子どもに映像教育を届けています。
映像授業のどんな場所でも、教師がいなくても、何度でも繰り返し学べるという特徴を生かし、途上国における教育格差をなくしています。また、世界中の教育課題に挑むために、教育の成功モデルの確立を目指しています。
また、e-Educationは東京都より認定NPO法人の認定を受けています。
活動を通じて、「最高の教育を世界の果てまで」届けるために活動を続けています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- バングラデシュの教師不足の課題に、日本の予備校モデルを応用した遠隔型教育を10年以上前に開拓
- 若者3人が立ち上げ、多様な経験・経歴のスタッフが参画、日本と海外合わせ約100人のチーム、1,000人以上のマンスリーサポーターを擁する規模にまで発展
- 環境の変化に合わせて「最高の教育」を提供する方法を進化させながら、設立から10年で3万人以上の子どもに教育を届ける。受賞歴も多い
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海外の子どもを支援する団体について、より詳しく知りたい!という方は以下の記事をチェックしてくださいね。
海外の子どもたちを支援するには?課題別のおすすめNPO団体や寄付の方法を解説
2.子ども(日本国内の教育、こども食堂など)
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働
むすびえは、各地域のこども食堂ネットワークの支援、社会に貢献したいと考えている企業・団体と協働でこども食堂の支援、こども食堂に関する調査・研究を行っています。
「こども食堂」を、地域・社会の担い手としてより「あたりまえ」のものにしていきたいという想いで活動している団体です。
また、むすびえは、東京都より認定NPO法人の認定を受けています。
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることをめざしています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援
- 公平・中立な支援を行っている
- 「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実している
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認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走
カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。
活動を始めたきっかけは、東日本大震災。最近ではコロナの影響を受ける子どもの支援も開始し、日本中の子ども達が、生まれ育った環境や家庭などの格差によって、可能性を閉ざされてしまうことが決してないように支援を続けています。
また、カタリバは、東京都から認証を受けた認定NPO法人であり、1万を超える個人・企業からも支援を受けており受賞歴も豊富です。
活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
- 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
- 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
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認定NPO法人 フローレンス:子育て支援のプロフェッショナル
フローレンスは、親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決するため、病児保育、小規模保育園、障害児保育・支援、特別養子縁組、子ども宅食、ひとり親支援などの事業に取り組んでいます。
例えば
病児保育件数90,000件
障害児保育での預かり人数249名
特別養子縁組支援数17組
など多くの成果を生み、これまで120000人に支援されています。
また、コロナ禍においては「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」を立ち上げ、ひとり親家庭の病児保育無償化、食料品や日用品の配布、感染症重症化リスクの高い医療的ケア児者や施設への消毒液の配布など、2020年度末までにのべ64,200世帯以上、55の医療施設・障害者支援施設に支援を届けました。
フローレンスは、児童福祉支援活動の分野において東京都で最も早く「認定」を受けた認定NPO法人のひとつです。受賞歴やメディア掲載歴も多数あります。
活動を通して、「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
- 政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
- 内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
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NPO法人 Learning for All:包括的な支援に特徴あり
Learning for Allは、さまざまな理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。
今まで、延べ6000人以上の子どもを支援、延べ2000人以上のボランティアが参加した実績を持ちます。自治体との連携は10か所です。
Learning for Allは、メディア取材や表彰歴が多数あり、さらに、多くの企業からの支援や協賛も受けています。
活動を通じて「すべての子どもが自分の可能性を信じ、自分の力で人生を切り拓くことのできる社会」の実現に貢献しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
- 寄付金でできることのわかりやすさ「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」「月3,000円で1日分」「月10,000円で高校進学」など
- 企業、自治体など子どもの貧困を本質的に解決するためのパートナー、学生ボランティアを経験したOB・OGのアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
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日本の子どもに寄付したい!おすすめNPO団体と選び方を専門家が紹介
【寄付してみた】子どもの貧困をなくしたい!寄付者に実際どうか聞いてみた【体験談】
3.貧困(日本)
一般社団法人グラミン日本:ノーベル平和賞受賞の取り組みを日本で展開
グラミン日本は、貧困や生活困窮の状態にある日本の方々に低利・無担保で少額の融資、起業・就労支援、フォローアップを行い、貧困から脱却し自立するのを支援するマイクロファイナンス機関です。
借り手の97%はシングルマザーをはじめとした女性で、ほとんど貸し倒れのない実績を持っています。また、発展途上国のみならず先進国でも貧困削減の成果を上げています。
支援を通して「貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 2006年にノーベル平和賞を受賞し、貧困削減に効果をあげている「グラミン銀行」の日本版
- 5人一組の互助グループを作り、起業や就労の準備の融資を受け、仕事の機会や就労支援、顔の見えるコミュニケーションを行うビジネスモデル
- 企業、NPO、金融機関、コンサルティングファーム出身者など各分野の専門家などの有志が参画
認定NPO法人抱樸:クラウドファンディングで1億円以上集めた
1988年より北九州を拠点に、困窮孤立者の生活再建を包括的に支援しています。
「誰も取り残されない社会、誰もがありのままの状態で受け入れられる社会」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 1988年から32年の活動実績
- 創造的に事業を興し必要に応じて連携の仕組みを創り、問題解決型の支援に加え、たとえ解決できなくても「つながり続ける」ことを大事にする「伴走型支援」が特徴
- コロナ禍で仕事と住まいを失う人を支えるために行ったクラウドファンディングで1億円を超える支援実績
認定NPO法人Homedoor:アイデアでホームレス問題に取り組む
ホームレス問題と違法駐輪問題を同時に解決する、シェアサイクル事業HUBchariを中心に、路上からでも働ける仕事づくりに注力しています。
「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくる」をビジョンに2010年から活動に取り組んでいます。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- ホームレス状態から抜け出したいと思っても抜け出せない状況や、偏見がなくならない状況を、「6つのチャレンジ」で解決する一連の支援活動が特徴
- 1日30円から始められるサポーター制度があり、寄付金でできることのわかりやすい紹介
- 年次報告書が工夫され、寄付の使途や活動の成果がわかりやすく紹介
認定NPO法人日本ビッグイシュー基金:路上脱出ガイドが特徴的
『路上脱出ガイド』の配布、健康・住居等の相談業務を軸に多面的にホームレス問題に取り組んでいます。
貧困問題の解決と「誰にでも居場所と出番のある包摂社会」の形成に向けて活動を続けています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 「誰もが居場所と出番のある社会の実現に向けてあなたの力をお貸しください」「応援をいただいて挑戦したいこと」のお願い
- 寄付だけでなく、ボランティア、会員、物品寄付など、活動へのさまざまな応援・参加の方法が紹介されている
- 「知る・広める」の応援方法があり、詳細なイベント情報の掲載、パンフレットや年次報告書などの資料を読むことができる
4.貧困(開発途上国)
公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。
命を守る基礎的な支援を、遠隔の村や都市のスラムなど最も貧しく厳しい環境で生きる子どもたちへ優先的に届けています。また、子どもの人生を大きく変える安全な水の供給、貧困家庭のための生計向上支援まで幅広い支援が特徴。
ユニセフの活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
- マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
- 著名人(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
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公益財団法人ジョイセフ:女性に選択する自由を届ける
ジョイセフは、世界各国において、母子保健向上、家族計画と避妊、女性のエンパワーメント、緊急復興支援などの分野で活動しています。
保健医療サービスの提供による妊産婦死亡の削減や、少女たちに対する家族計画に関する知識などを通して、命と健康が「格差」によっておびやかされている途上国の女性を支援しています。
ジョイセフでは、持続可能なコミュニティをつくるためには「人づくり」が重要だと考え、地域の人材育成を活動の中心としています。
活動を通じて、「すべての人びとが自らの健康を享受し、尊厳と平等のもとに自己実現できる世界」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 日本において、家族計画、女性のエンパワーメントを中心とした保健分野の国際協力における最長の歴史と最大の実績を有する専門機関
- 日本で役目を終えたランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる「思い出のランドセルギフト」は特徴的な取組み
- 「ジョイセフアンバサダー」に冨永愛さんが就任し広報リーダーの役割を果たす
認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン:子どもと繋がりを感じられる
ワールド・ビジョン・ジャパンは、約100カ国において保健、水衛生、生計向上、教育、栄養の分野での開発援助や緊急人道支援を通して、困難な状況で生きる子どもたちのために活動しています。
国連機関に公認・登録された世界最大級の子ども支援専門の国際NGOです。
日本においても、支援者66,600人以上、連携する団体や企業は2900以上と活動の規模が大きく、定額寄付の「チャイルドスポンサーシップ」に賛同する著名人も多数います。
活動を通じ、宗教、人種、民族、性別にかかわらず「すべての子どもたちが健やかに成長できる世界」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 途上国の子どもと心のつながりを持ちながら、支援の成果を感じられる寄付プログラム「チャイルド・スポンサーシップ」が特徴
- 「1日あたり150円の支援で、子どもたちの未来が変わります」「何もかもはできなくとも、何かはきっとできる」などのメッセージから団体が大切にしていることが伝わる
- 「10秒に一人/1日に3つの学校にきれいな水を届ける」「貧困の根本原因を解決することで2億人以上の子どもたちの生活状況が改善」「極度の栄養不良にあった子どもたちの89%が完全に改善」など、活動の影響を具体的な数字で示している
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公益財団法人プランインターナショナル・ジャパン:世界70ヵ国で女の子や女性を支援
世界70カ国以上で、女の子や女性への支援などを行う国際NGOです。
「子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会」を実現するために活動しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 「教育」「医療」といったピンポイントの“点”のプロジェクトではなく、ジェンダーに配慮しながらあらゆる分野にある課題を特定の村や地域で総合的に解決する“面”の支援。女の子に焦点を当て、支援効果を意識した特徴あるプログラム
- プラン・スポンサーシップ(継続支援)をはじめ、多様な支援メニュー
- 活動の報告を聞くことができる「プラン・ラウンジ」や支援者インタビュー、支援者の声などを参考にすることができる。著名人の支援者もいる
認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会:日本の国際協力団体の草分け
南アジアの貧しい人々の生活上の問題解決に向けた活動を、現地と日本国内で行い「すべての人々がもつ豊かな可能性が開花する社会」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 1972年に創立された日本の国際協力NGOの草分け
- 寄付以外にも「クラフトリンク」(フェアトレード)、「ステイナイ生活」(不用品の寄付)など、多様な支援メニュー
- 会員は1,000人を超え、マンスリーサポーターも約1,000人、役員もNGOや国際協力分野を代表する人物が参加する
認定NPO法人日本国際ボランティアセンター:40年以上の活動実績
世界11の国/地域で地域開発・人道支援/平和構築・提言活動などを行っています。 直接現地の人々を支援するだけでなく問題の「根本原因」にアプローチすることをポリシーに活動しています。
「すべての人々が自然と共存し、安心して共に生きられる社会」を目指し活動しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 40年を超える歴史のある国際協力NGOの草分け
- 現地ブログが定期的に更新され、最新の情報を知ることができる
- 寄付以外にも雑貨の購入、年賀状・ポストカード購入など多様な支援方法がある。「国際協力カレンダー」の販売は例年楽しみにしている人もいる
5.環境・気候変動・生物多様性
一般社団法人グリーンピース・ジャパン:政府や企業からの支援を受けない独立性に特徴
グリーンピース・ジャパンは、世界55以上の国と地域において、気候変動、プラスチック問題などの環境課題への解決策を作り出すために、サポーターやボランティアとともに提言活動、調査・分析活動などを行っています。
プラスチックごみ問題においては、42か国で239の調査を行い、合計187,000個のプラスチックごみの由来について調べる活動をしました。この情報をもとに国や企業への提案を行っています。
また、アマゾンの熱帯雨林をあるべき姿に戻すために、工場型生産で活動する企業に訴えを起こし働きかけています。
中立性を保つため、国や企業、団体からの寄付や支援を一切受けずに活動しています。
グリーンピース・ジャパンは、「地球の恵みを100年先の子どもたちに届ける」ために活動しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 政府や企業からの財政支援は受けないことを掲げ、個人の寄付のみに支えられている独立性が特徴
- 独自の科学的調査によって、目に見えにくい事実を明らかにし、政府や企業、国際社会に働きかけることで、環境問題を解決に導いてきた実績
- 報道関係者向けに最新のプレスリリースや写真・映像、国際性・専門性を活かした資料・データの提供が強み
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認定NPO法人FoEJapan:持続可能なエネルギー社会を目指す
気候変動に対して、原子力に依存しない持続可能なエネルギー社会へのシフトに向けて政策提言、普及啓発活動などを行っています。
「全ての生命が共生する平和で持続可能な社会」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 活動理念(Justice、Sustainability、People Power、System Change)に沿った活動
- 現地の⼈々の視点に⽴って環境問題の実態と根本原因を調査・分析、連帯することでうねりを起こし、より⼤きな⼒で⾏動し社会の仕組みを変える一連の活動とその実績
- 季刊のニュースレター『Green Earth』や書籍・冊子に活動がまとめられ、資料としても充実
公益財団法人日本自然保護協会:絶滅危惧種を守る活動
環境教育、調査研究、環境政策への提言などの活動をしています。
「人と自然がともに生き、赤ちゃんからお年寄りまでが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会」の実現に貢献します。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 絶滅危惧種を守る活動から、地域プロジェクト、担い手育成、そしてコロナ禍の中でのおうちでできる自然観察の提案など、活動の幅広さと私たちの生活とのつながり
- 研究者の科学的調査活動や社会への啓発活動が自然保護の活動には必要で、そのための寄付を募る必要性がわかる
- 身近な自然観察や子ども対象のイベント、寄付付き商品を買って応援ができるなど、私たちができることもいろいろあることがわかる
認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会:40年以上の活動実績
「リユース&リサイクルシステムづくり」「自治体の環境まちづくりサポート」などの活動を行っています。
地域に暮らすさまざまな立場の人々とともに「循環型社会」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 「できるところから始めよう」と有志が集まりスタート。40年の歴史と実績
- 「チャリティーショップ」の仕組みをはじめ、大量生産・大量リサイクルから「世界に一つのリユース」へ、家庭の不用品を地域で譲り合うことでムダな消費による環境負荷を抑えて、消費から社会を変える活動の特徴
- めざす姿や活動が文字だけでなく絵で表現されていてイメージしやすい
6.災害支援
空飛ぶ捜索医療団ARROWS:国内外で豊富な災害支援の経験を有する
Arrowsは、医師・看護師・救助チーム・災害救助犬など医療とレスキューのプロフェッショナルとともに、ヘリコプターなどの航空機を有する民間レスキューとして大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、医療を軸とした災害緊急支援活動を展開しています。
国内含む33か国で豊富な災害支援の経験を持つ認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンを核に組織されたプロジェクトチームです。
Arrowsは日本における災害支援のパイオニアを目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 国内外で豊富な災害支援の経験を持つ多くの組織が協力する「医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト」として類を見ないもの
- 経験、機動力、機能、ネットワーク、ホスピタリティの特長を生かした支援の実績
- 「避難所生活にかかせない衛生キット」「薬の継続が必要な方の緊急処方」「ヘリで患者1名を搬送した場合の平均費用」など、被災地支援の内容がイメージしやすい寄付金使途の提示がある
認定NPO法人ジャパンプラットフォーム:NGO・経済界・政府と連携
NGO・経済界・政府がそれぞれの強みや特徴を生かして、緊急人道支援に取り組んでいます。紛争による難民や自然災害による被災者に迅速に支援を届けています。
「日本のNGO支援を世界を広げ、すべての人が自ら未来を切り拓く世界」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- NGO、経済界、政府が対等なパートナーシップのもと、日本の緊急人道支援のスピーディかつ効果的な実施という目的に向かって連携する新しい仕組みが特徴
- 設立以来の実績と、現在も国内外で、そしてコロナ禍に対しても加盟団体が活動を展開
- わかりやすく詳細な年次報告書
一般社団法人ピースボート災害支援センター:10万人以上がボランティアに参加
2011年の設立以来、海外31ヶ国・国内54地域での被災地支援を実施。現場経験を活かした研修や訓練を実施し、防災・減災教育にも力を入れています。
「すべての人々が互いに助け合える社会」を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 被災した地域で共に活動したボランティアの延べ人数が105,590人にも上る実績
- 「人こそが人を支援できるということ」「「お互いさま」を共に歩む、など印象に残るメッセージ
- 私たちができることには「備える・学ぶ」もあり、経験や教訓を生かした教材や学びの機会もこの団体ならではのもの
認定NPO法人レスキューストックヤード:被災地からの学びを活かす
「被災者支援」「地域防災・減災啓発活動」「災害時要配慮者支援」などに取り組んでいます。
過去の被災地からの学びや教訓が生かされ「災害に備える」という行為が当たり前のように捉えられる社会の構築を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 震災から学ぶボランティアネットの会を前身に、平常時の備えにも力点を置くべき、人もモノもカネも「救援=レスキュー」のために「蓄える=ストック」「場所=ヤード」が必要だという「レスキューストックヤード構想」を原点とした活動が特徴
- あなたの気持ちが「寄付」という形で被災地の1日も早い復興への力となるというメッセージに共感
- 災害救援や地域防災の役立ち情報の発信も充実”
NPO法人CODE海外災害援助市民センター:阪神淡路大震災がきっかけにスタート
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに「困ったときはお互いさま」の心で海外の被災地支援を行っています。
災害時の支えあい・学びあいを通して地球の市民どうしのつながりを築いています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 幅広い智恵や能力をもつ企業、行政、国際機関、研究機関、NGOなどを含めた市民の集まる場、の特徴
- 「支援の届きにくい人へ」「最後の一人まで」などCODEのこころに表現される地道で草の根の活動
- 災害救援NGOで働くことをめざす若者をサポートすることで、次世代のNGOを担う人材を育成する「CODE未来基金」もある
7.人権・平和
認定NPO法人 難民を助ける会(AAR):世界14カ国で難民を支援
AAR Japanは世界14カ国で紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。
海外の難民支援はもちろん、 日本でも災害支援活動を行っている団体です。
1979年に「困ったときはお互いさま」という日本の善意の伝統に基づき日本で設立されました。
現在は日本の他にアジア、中東、アフリカの12の国に事務所を持ち、難民支援や地雷不発弾対策などの活動を行っています。
難民を助ける会は東京都より認定NPO法人格を取得しています。
また、ノーベル平和賞の共同受賞歴があります。
活動を通し、一人ひとり多様な人間が、各々の個性と人間としての尊厳を保ちつつ共生できる、持続可能な社会を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 1979年にインドシナ難民支援を目的に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり
- 1997年には、AARが主要メンバーである地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)がノーベル平和賞を共同受賞。1999年に読売新聞国際協力賞、2008年に沖縄平和賞を受賞。1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている
- 「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、「人道支援の行動規範」のほか、人道支援関連の諸基準を遵守しつつ活動するといったAARが大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる
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認定NPO法人難民支援協会:日本に逃れて来た難民を支援
難民支援協会は、日本に逃れてきた難民に対し、難民認定のための法的支援、生活支援、就労支援、コミュニティ支援と、よりよい難民保護を目的とした、制度改善のための政策提言や広報活動を行っています。
日本の難民支援の第一人者で、2500人以上が継続的に活動を支援しています。
また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のパートナー団体であり、難民支援に関する国連での会議にも参加している、国際的に認められている団体です。
難民支援協会は東京都から認定NPO法人の認定を受けています。
活動を通じて難民の尊厳と安心が守られ、ともに暮らせる社会を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 国内の難民支援専門、20年以上の活動実績
- 「難民」と「社会」に向き合い、寄り添う支援の特徴
- 1日50円からの「難民スペシャルサポーター」になるとニュースレター・年次報告書を通じて、支援の現場からの活動の報告がある
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本:不合理な差別や暴力に苦しむ人を支援
アムネスティ・インターナショナル日本は、世界中で、人権侵害の実態に関する独自調査、人権教育、キャンペーン、政府などへの提言などに取り組んでいます。
1961年に発足した世界最大の国際人権NGOで、世界200か国で700万人以上が活動に参加しています。国境を越えた自発的な市民運動が評価され、1977年にノーベル平和賞を受賞しました。
不偏不党、独立した立場で活動を行っているため政府からの援助は一切受けずに活動しています。
アムネスティ・インターナショナル日本はすべての人が世界人権宣言にうたわれている人権を享受でき、人間らしく生きることの世界の実現を目指して活動しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 有刺鉄線は「自由を奪われた人びと」を、そして、ろうそくは暗闇を照らす「希望」を表現したロゴマークに込めたメッセージに共感
- 活動資金は、中立性を保つためすべて寄付、会員の会費、活動収入で賄われる
- 寄付の他にも、オンラインアクション(署名)やキャンペーン参加など、「誰か」の絶望を希望にかえる。アクションの紹介が特徴
公益財団法人日本YWCA:120あまりの国で女性の社会参画を進める
日本を含む120あまりの国で、約2,500万人の女性たちと共に、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進めています。
「人権や健康や環境が守られる平和な世界」を実現する国際NGOです。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 日本では、24の地域YWCAと37の中学・高等学校YWCAが活動する
- 「ピース&エンパワー」人との出会いは自分、そして社会を変える力となる、というメッセージに共感
- 平和を創り出す女性のリーダーシップ養成や災害支援、パレスチナの平和などの活動や団体への寄付メニューあり
認定NPO法人Reach Alternatives(REALs):争い予防のスペシャリスト
紛争地の人々が希望を取り戻すために必要な支援を行う国際協力NGOです。具体的には、戦闘員の勧誘予防のための相談・カウンセリング窓口の設置などを行っています。
人と人が「価値観、宗教、民族、国籍、ジェンダー」といった違いを認め、共存できる社会を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 日本を含むアジア・アフリカ・中東地域で活動する「争い予防のスペシャリスト」
- 顧問に元国連事務次長の明石康さん
- 講演活動やメディア取材などを通じた広報活動も積極的。報告も充実
認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ:日本で初めての国際人権NGO
女性に対する暴力を根絶する取り組みなどの人権侵害をなくすために活動しています。
「国際的に確立された人権基準に基づき、紛争や人権侵害のない公正な世界」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 日本を本拠とする、日本で初めての国際人権NGO
- 法律家、研究者、ジャーナリスト、市民など、人権分野のプロフェッショナルたちが中心となり、理事や顧問、アドバイザーなどで関わり専門性を発揮
- 社会動向に合わせタイムリーな声明や情報の発信がされている
【ウクライナに寄付するなら?】支援を行っている団体を紹介!
現在多くのウクライナの方が、国内外への避難を余儀なくされています。
様々な支援団体が医療、教育、物資、シェルターなどの支援を行っています。さらに、今後復興にも中長期的なサポートが必要となってきます。
ここでは「寄付先としてウクライナの人々を支援する団体も検討したい」と考えている方へ向けて、ウクライナで支援活動を行っている団体を紹介します。
団体による活動内容の説明もご一読下さい。
ウクライナの子どもや家族を支援している団体
【寄付先1】認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン:長期的な支援活動をする国際NGO
ワールド・ビジョンは、このたびの危機に際して、ウクライナからルーマニアに逃れた難民への支援活動を強化しており、その他の周辺国でも子どもたちへの心理的応急処置と、難民への基本的な支援物資の提供を計画しています。
また子どもたちが家族から引き離され、暴力や搾取、虐待の危険性が高まることに懸念を表明します。
現地のNGOと連携協定を結び、難民の受け入れ活動を調整・支援しています。また、ウクライナ国内においても、関係諸団体の活動をサポートするための協議が進行中です。
【寄付先2】認定NPO法人 難民を助ける会:世界14カ国で難民を支援。特に弱い立場に置かれた方をサポート
AAR Japan[難民を助ける会]は、世界14カ国で紛争・自然災害・貧困・障がいなどにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。
ウクライナにおいては、ロシアの軍事侵攻を逃れて周辺国に流出した難民への緊急支援を実施します。AAR Japanスタッフが現地入りし、調査・支援活動を行います。
【予想される活動例】
■ 水・食料などの生活必需品の配付
■ 寒さをしのぐための毛布の配布
※現地調査を実施した上で、必要性が高い支援を行います。
政治・思想・宗教に偏らずに活動することを基本理念としています。また、特に弱い立場の人を長期的な視点をもって支援することを重視しています。
1997年には、AARが主要メンバーである地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)がノーベル平和賞を共同受賞しました。
AAR Japanは、日本における難民支援の先駆けとして1979年に発足し、国連に公認・登録された国際NGOです。シリア難民支援、アフガニスタン避難民支援など、これまでの緊急支援の経験を活かします。
【寄付先3】公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
8年にわたって続く東部地域の紛争や、昨今の武力行為の激化の影響を受けるウクライナの子どもたちのために、ユニセフは現地にとどまり、安全、保健、教育、心理社会的支援、保護、水と衛生などの分野で緊急支援を行っています。
水や電気を絶たれたり教育の機会を奪われたり、避難を余儀なくされるなど、紛争による直接的・間接的な影響を受ける子どもたちをはじめ、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ユニセフではウクライナ緊急募金へのご協力を呼びかけています。
寄付の仕方にはどのようなものがあるの?
月額での寄付や都度の寄付など、団体によってさまざまな寄付の方法があります。
お金でなく、モノの寄贈での支援やボランティアなどの活動への参加による支援も可能な場合があるので、気になる団体の公式サイトをご確認ください。
お金での寄付の場合、決済方法としてはクレジットカードや銀行振り込み・口座振替が可能です。ただ、団体によって可能な寄付の決済方法に違いがあるので、必ず公式サイトをご確認くださいね。
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寄付についてのよくある疑問
Q1:寄付は少額でもいいの?
はい。500円からなど、少額からでも受け付けているところがほとんどです。
団体によって最低寄付金額に違いがあるので、必ず公式サイトをご確認ください。
Q2:定額での寄付は、いつでもやめられるの?
毎月定額募金(マンスリーサポート)などを行う場合、ほとんどがやめたくなったらすぐに解約の手続きをすることが可能です。
ただし、決済方法やクレジットカードならその種類によって「解約の申請から、実際に引き落としが止まるまで」には時間がかかります。
時期によっては2ヶ月かかる場合もあるので、その点ご注意ください。
Q3:認定NPO法人に寄付をすると、節税につながると聞いた。
個人が認定NPO法人に寄付をする場合、確定申告時に「寄附金特別控除」を受けることが可能です。
(寄附金の合計額-2,000円)×40%を税額から控除することができるので、本来税金として徴収されるはずだった金額の一部を、好きな団体に寄付することができます。
詳細については、最寄りの税務署にお問い合わせください。
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寄付をすると節税できる?おトクに寄付する6つのポイントを解説!
Q4:寄付先の団体一覧はどこで確認できるの?
寄付先の団体一覧は、以下のサイトから確認できます。
- ・NPO法人ポータルサイト(内閣府):日本全国のNPOを、「キーワード」「エリア」「活動分野」といった切り口で検索できるサイト。内閣府のサイトで信頼感がある。
- ・CANPAN「団体情報/団体一覧」:法人格の有無にかかわらず、公益活動を実施している全国規模のデータベース。7,000件以上の団体が登録されており、「新着順」「情報開示レベル」で団体の表示順を変更できる。
なお「団体が多すぎて、結局どこに寄付すれば分からない」という方は、以下をご一読ください!
まとめ:おすすめの団体は人によってかわるので、自分の希望を考えてみよう!
ここまでの内容を改めてまとめます。
まず、寄付先団体の選び方は、寄付をしたい方の希望や判断基準で何を重視するかによって3つあります。
おすすめする団体の選び方3つ
- 信頼できるところに寄付する
- 自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付する
- 寄付の使い道がわかりやすいところに寄付する
まずはこの中で自分がしっくりくるものをひとつ選んでみてくださいね。
そして、その次。
それぞれの選び方に応じた見るべきポイントの一例は以下のような感じになります。
選び方1:信頼できるところに寄付したい場合、見るべきポイント(一例)
- 法人格があり3年以上運営している
- 活動の規模が1000万円を超えている
- 個人の寄付を募っていたり、企業と連携している
選び方2:自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付したい場合、見るべきポイント(一例)
- 活動内容に特徴があり、誰も気づいていなかった問題に挑戦している
- 活動を通して、実績と成果を上げている
選び方3:寄付の使い道がわかりやすいところに寄付したい場合、見るべきポイント(一例)
- 活動の詳細や使途がホームページ等に公開されている
- SNSやメルマガ、ブログなどを活用して情報発信している
こうした選び方と見るべきポイントを参考に、あなたが応援してみたいと思える団体を探してみてくださいね。
▼この記事で紹介したおすすめ団体
団体名 | 寄付アドバイザーが見た注目ポイント |
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全国こども食堂支援センター・むすびえ | ・全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援 ・公平・中立な支援を行っている ・「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実している |
カタリバ | ・「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み ・安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開 ・活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる |
日本ユニセフ協会 | ・国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回 ・マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実 ・著名(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている |
ワールド・ビジョン・ジャパン | ・途上国の子どもと心のつながりを持ちながら、支援の成果を感じられる寄付プログラム「チャイルド・スポンサーシップ」が特徴 ・「1日あたり150円の支援で、子どもたちの未来が変わります」「何もかもはできなくとも、何かはきっとできる」などのメッセージから団体が大切にしていることが伝わる ・「10秒に一人/1日に3つの学校にきれいな水を届ける」「貧困の根本原因を解決することで2億人以上の子どもたちの生活状況が改善」「極度の栄養不良にあった子どもたちの89%が完全に改善」など、活動の影響を具体的な数字で示している |
もし
「現時点ではまだ寄付はちょっと・・・」
「団体がたくさんあって決めきれない・・・」
という方は、無料で団体を支援できるアンケートがありますので、自己負担なくできる支援からはじめてみるのもよいかと思います!
無料支援なのでお金はもちろん不要ですし、アンケートは個人情報や何かの登録も一切不要で、30秒あれば終わります。
それだけで、さまざまなNPO団体に本サイトの運営会社であるgooddo(株)から支援金として10円をお届けしています。
寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー
大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。
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