寄付といえばお金の寄付をイメージする人が多いのではないでしょうか。実は他にも、さまざまな方法で寄付できます。
例えば不用品の寄付やポイントの寄付など、お金以外の方法で寄付できます。今回は、寄付の種類やどんな方法があるのかについて、以下の内容を紹介します。
- 寄付の種類9つ
- 寄付金以外の支援方法5つ
- 寄付金を選ぶときのポイント2つ
- おすすめの寄付先5選
また「社会貢献の一環として、さっそく寄付をしたい」と考えている人に向けて、おすすめの団体を6つ紹介しているのでぜひご一読ください。
寄付の種類は9つある!一覧でまとめて紹介
まずは寄付の種類について見てみましょう。寄付の種類は以下の9つが挙げられます。
- 金銭の寄付
- 遺贈・相続財産の寄付
- 財産の寄付
- 物品の寄付
- ふるさと納税
- 寄付型クラウドファウンディング
- 募金サイトの寄付
- 特定寄付信託・生命保険信託による寄付
- ボランティア・プロボノによる寄付
それぞれの寄付について、詳しく見てみましょう。
【種類1】金銭の寄付
寄付は現金やクレジットカードなどで行えます。
現金での寄付は1回限りの寄付が多いですが、クレジットカードでの寄付は、毎月一定額を自動で寄付できる「定額寄付」を利用できます。
継続的に寄付をしたい人は、定額寄付を活用してみるのもおすすめです。
【種類2】遺贈・相続財産の寄付
自分が亡くなった後の財産を非営利団体に寄付する「遺贈による寄付」という方法もあります。
遺言で特定の団体に財産を譲渡することを「遺贈」と呼びます。遺贈とはどのようなものなのか、ポイントをまとめました。
- 遺贈は遺言により、指定する人物や団体に財産を譲ること
- 遺贈には包括遺贈と特定遺贈の2種類がある
- 相続との違いは遺産を受け取る人、贈与との違いは財産を譲るタイミング
遺贈については以下で詳しく解説していますので、ご一読ください。
>>遺贈とは?贈与・相続との違いや手続きの流れ、注意点を解説!
【種類3】財産の寄付
土地や建物など、不動産も寄付できます。
土地や建物の寄付は寄贈と呼ばれることもあります。
土地の寄付に関して、行政目的で使用できる土地は国へ寄付することが可能です。また土地は、地方自治体への寄付もできます。
国や地方自治体以外にも、不動産を寄付できる団体もあるので、寄付をしたいと考えている団体が受け付けているのかどうか確認してみましょう。
不動産以外にも、切手やハガキ、図書カードなど、換金性の高い品物を寄付として受け付けている団体もあります。
【種類4】物品の寄付
団体によっては物品の寄付もできます。
主に洋服や洗剤などの日用品、マスクなどの医療品を、基本的に未使用品で受け付けています。
受け付けている品物は、団体や施設によって異なります。ホームページを確認したり団体に直接連絡して確認をとったりしてから寄付しましょう。
物品の寄付について、より詳しく知りたい方は以下をご一読ください。
>>寄付する方法は、募金箱や募金活動以外にもあるの?手軽にできる方法を解説
【種類5】ふるさと納税
近年、所得税や住民税が安くなることで注目されているのが「ふるさと納税」です。
各自治体から贈られてくる返礼品も、ふるさと納税をする楽しみのひとつといえます。ふるさと納税の目的は節税だと思われている人も多いかもしれませんが、実際には自治体を応援する寄付制度です。
また寄付金の使い道を自分で決められるので、納得感が高いのも魅力です。ふるさと納税についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご一読ください。
>>災害地や被災者に寄付しよう!ふるさと納税や遺贈寄付の方法、義援金の受付窓口・団体の探し方などを解説
【種類6】寄付型クラウドファンディング
実は世の中には、クラウドファンディングを活用した寄付があります。寄付型クラウドファンディングとは、クラウドファンディングのWebサイトを通じて、掲載されている団体に寄付できる仕組みのことです。
支払方法はクレジットカードや銀行振込、キャッシュレス決済など。サイトにより異なるので、事前に寄付型クラウドファンディングのサイトを確認しましょう。
また一般的なクラウドファウンディングと違い、寄付に対してリターンはありません。ただし、寄付金による活動内容の報告や、感謝のメッセージが届くことがあります。
関連記事
より詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
寄付型クラウドファンディングとは?選び方やメリット、おすすめサービスを徹底解説
【種類7】寄付サイトから寄付
NPO団体の情報をまとめた募金サイトからも、クレジットカードや銀行振込などを活用して、NPO団体などに寄付できます。
ちなみに本サイト(gooddoマガジン)も寄付サイトとして、おすすめの寄付先を紹介しています。
寄付サイトからNPO団体などに寄付するメリットは、以下の通りです。
- 複数の団体を比較しながら寄付先を選べる
- 寄付に関する疑問などを解決できるコンテンツが豊富
- (gooddoマガジンの場合)紹介している団体のおすすめポイントについて、寄付の専門家コメントを確認できる
「gooddoマガジンおすすめの寄付先をさっそく知りたい」という方は、こちらをご一読ください。
また「gooddoマガジンとはどのようなメディアなのか、詳しく知りたい」という方は、こちらをご一読ください。
寄付サイトを探している方は必見!「gooddoマガジン」のご紹介
【種類8】特定寄付信託・生命保険信託による寄付
「特定寄附信託」とは、NPO法人などに寄付をする信託のことです。信託とは、自分の財産を信頼できる人に託し、目的に沿って管理・運用してもらう制度のこと。
「特定寄附信託」では、信託銀行がリストアップした団体の中から寄付先を選べます。
信託銀行側がリストアップした団体から寄付先を選べるので、自分で団体を選んで寄付するよりも安心感があります。「信頼感のある寄付先を知りたい」という方は、特定寄付信託を活用しても良いでしょう。
ちなみにgooddoマガジンでは、寄付先を選ぶうえで注目したほうがよいポイントや専門家コメント付きの寄付先におすすめの団体を紹介しています。寄付先を選ぶときに悩みそうな方は、ご一読ください。
>>寄付先を選ぶ3つのポイントをチェックする!
>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!
また生命保険信託とは、死亡保険金をあらかじめ決めた人に、決められた方法で管理・お渡しする信託のこと。
生命保険信託では、「自分が死亡したときの受取人が、万が一死亡していた場合の受益者(遺産を受け取る人)」を、第三者まで定められます。生命保険信託を活用すると「第二受益者が亡くなった場合は、あらかじめ指定した公益法人などに寄付する」と定められます。
【種類9】ボランティア・プロボノによる寄付
自分の時間や労力・専門知識を提供する「寄付」や「プロボノ」も、寄付の1つといえます。
プロボノとは、本業で培ったスキルや専門知識を社会的・公共的な目的のために活かすボランティア活動のことです。ボランティアは自分の労力や時間を提供するのに対し、プロボノは時間と労力に加えて「専門知識」や「過去に培った経験」も提供する、という違いがあります。
例えば災害時に、建築関係の職人さんが傷んだ家屋を無償で直しているのがプロボノです。
ボランティアには災害以外にもさまざまな支援先があり、地域の防犯やオリンピックなどのイベントでも活動しています。
ここまで、寄付の種類を9つ紹介しました。ここで紹介した内容を整理してみます。
- 金銭の寄付
- 財産の寄付
- 物品の寄付
- ふるさと納税
- 寄付型クラウドファウンディング
- 募金サイトの寄付
- 遺贈・相続財産の寄付
- 特定寄付信託・生命保険信託による寄付
- ボランティア・プロボノによる寄付
様々な方法で寄付できることが分かりました。次は、お金以外の寄付について紹介します。
お金以外の物を寄付できる?5つの方法を紹介!
ここからは、「お金の支援ではなく、モノやポイントなどを寄付したい」と考えている人に向けて、金銭以外の寄付方法を紹介します。
【お金以外のモノを寄付する、5つの方法】
- 物を寄付
- ポイントで寄付
- LINEで寄付
- ドナーとして寄付
- ボランティア・プロボノによる寄付
なお「NPO団体などへ、お金の寄付を考えている」という方は、さっそく以下からgooddoマガジンおすすめの団体をチェックしてみましょう。
1.物を寄付
未使用品や使わなくなった物を、支援団体に寄付できます。どのような物を寄付できるのか、見てみましょう。
【寄付できる物】
- ・未使用品の物
- ・(使用済みでも寄付できる物)古本、古着、ハガキなど
- ・(未開封で賞味期限内に限る)食べ物
基本的には、未使用品の物のみ寄付できます。ただし団体によっては使い終わった古着やハガキを寄付できることがあります。
物の寄付を受け入れているか、どのような物を受け入れているかは団体によって異なるもの。あらかじめ団体に問い合わせたりホームページを確認したりしましょう。
2.ポイントで寄付
クレジットカードや電子マネーなどのポイントも寄付できます。どのようなポイントが寄付に活用できるか、見てみましょう。
- ・Vポイント
- ・dポイント
- ・楽天スーパーポイント
- ・Pontaポイント
- ・飛行機のマイレージ
- ・各種クレジットカードのポイント など
ポイントの寄付は1ポイントからできます。「使う予定のないポイントが余っている」という方は、ポイントでの寄付を考えてみませんか。
3.LINEで寄付
LINEでは、「LINEドネーションスタンプ」を販売しています。
「LINEドネーションスタンプ」とは、毎年一定期間だけ開催されるキャンペーンのこと。対象のLINEスタンプを購入すると、売上の一部が寄付されます。
ただし寄付先や対象となるスタンプ、実施期間はキャンペーンによって異なります。LINEをよく利用する人で寄付を考えている方は、ドネーションスタンプの活用も検討してみませんか。
4.ドナーとして寄付
ドナー(donor:提供者)とは、「(死後に)臓器を提供する人」のことを指します。
「自分に万が一のことがあった場合、誰かの役に立ちたい」と考えている方は、ドナーを募集している団体に登録してみてはいかがでしょうか。
5.ボランティア・プロボノによる寄付
自分の労力と時間を提供するボランティアや専門性を提供するプロボノも、「困っている人に対して無償で奉仕する」という広い意味で寄付と言えます。
緊急災害時やチャリティイベント、身近なところだと通学の旗振りなどもボランティア活動です。また弁護士や公認会計士、中小企業診断士といった専門性のある人たちが、専門知識を活用して被災地の復興を支援するなどの活動もプロボノといえます。
ボランティアやプロボノには年齢や能力などで、一定の基準が設けられることが多いですが「社会に貢献できた!」という実感を得やすいメリットもあります。
ここまで、お金以外の物を寄付する方法について紹介しました。ここで、紹介した内容を振り返ってみましょう。
【お金以外のモノを寄付する、5つの方法】
- 物を寄付
- ポイントで寄付
- LINEで寄付
- ドナーとして寄付
- ボランティア・プロボノによる寄付
次は、「そもそも信頼できそうな寄付先はどのように見つけたら良いのだろう」と悩んでいる方に向けて、寄付先の選び方を紹介します。
寄付先を選ぶ2つのポイント
ここからは、実際に寄付する先を選ぶときのポイントを2つ紹介します。
- 寄付の目的と使途が整合しているか
- 情報開示を行っているか
どのような理由から、この2つのポイントをチェックした方がいいのか、詳しくお伝えします。
【ポイント1】寄付の目的と使途が整合しているか
信頼できそうな団体をチェックするときのポイントの1つに「寄付の目的と実際の使われ方に適正感があるか」が挙げられます。
たとえば極端な例ではありますが、寄付金が1億円集まったのに支援活動に1,000万円しか使われていない場合、「支援活動のために適正に使われているのか?」と疑問に思う人が多いでしょう。
集まったお金をどのように利用したかは、団体ホームページで公開されている「年次報告書」や「活動報告書」から確認できます。「お金を適正に使っているのだろうか?」と疑問を感じている方は、団体ホームページで公開されている活動報告書などを確認してみましょう。
【ポイント2】情報開示を行っているか
信頼感のある寄付先を選ぶポイントの2つ目に「情報開示を行っているか」が挙げられます。
多くのNPO団体などでは、ホームページで「年次報告書」や「活動報告書」といった書類を公開しているものです。どのような活動を行ったのか、集まったお金をどのように利用したかは、これらの書類をチェックすれば見えてきます。
一方で「あまり情報が記載されていない」「そもそもホームページの情報が数年前から更新されておらず、古すぎる」という場合は、注意した方がいいかもしれません。信頼感のある団体では、ホームページで活動報告を定期的に行っています。
ここまで、信頼できそうな団体を選ぶときのポイントを2つ紹介しました。つぎは、おすすめの寄付先を5つ紹介します。
なお「より多くの団体から寄付先を選びたい」「専門家が語る、寄付先の選び方について知りたい」と考えている方は、こちらもご一読下さい。
>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!
どこに寄付すれば良いの?おすすめの寄付先5選を紹介!
「結局どこに寄付するのがいいのか知りたい!」と思っている人のために、寄付アドバイザーの河合さんのコメントとともに、おすすめの寄付先を紹介します。
- 【おすすめの寄付先5選】
- 日本ユニセフ
- むすびえ
- Learning for All
- カタリバ
- AAR Japan[難民を助ける会]
1.公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
ユニセフはこんな人にオススメ!
- ・子どもが笑顔でいられる社会になってほしい
- ・世界の色々な国で多くの問題があるので、どこを支援したらいいかわからない
- ・活動歴が長い団体には安心を感じる
ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。
活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- 国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
- マンスリーサポートでできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
- 著名人、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】ユニセフの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
2.認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働
むすびえはこんな人にオススメ!
- ・子どもにとって食べることは大事だと思う人
- ・子どもの頃から多様な価値観に触れる方が良いと思う人
- ・子どもが食を楽しめる社会になって欲しいと思う人
むすびえは、各地域のこども食堂ネットワークの支援、社会に貢献したいと考えている企業・団体と協働でこども食堂の支援、こども食堂に関する調査・研究を行っています。
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることをめざしています。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- こども食堂の実態・効果・課題の調査や、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して全国のこども食堂を応援している。
- 食材や物品を提供する企業や支援者の情報が一旦むすびえに集まることで、全国のこども食堂に対して公平に情報が届けられる
- 「こども食堂全国箇所数調査」や『こども食堂白書』の出版など団体自らが行う調査研究が充実している。全国のこども食堂の状況を知りたいと思ったらまず、むすびえの調査に目を通すのがおすすめ
ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】むすびえの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
3.NPO法人 Learning for All:包括的な支援に特徴あり
Learning for All はこんな人にオススメ!
- 質の高い学習支援をこどもたちに届けたい!
- 全国のたくさんの子どもの役に立ちたい!
- 専門家やメディアの評価が高い活動を支援したい!
Learning for All は、さまざまな理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。
活動を通して「子どもの貧困の本質的解決」を目指しています。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ
- 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
- 「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」など、寄付金でできることが分かりやすい
- 企業、自治体などのパートナー、学生ボランティア卒業生のアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
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>>【実際どう?】Learning for All の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
>>Learning for All に関する記事一覧はこちら
4.認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走
カタリバはこんな人にオススメ!
- ・教育の可能性や重要性を信じている
- ・実績や社会的な信頼は大事だと思う
- ・家庭や学校で困難を抱える子どもでも、成長の機会を得られる社会になってほしい
カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。
活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
- 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
- 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
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>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
5.特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan):世界14カ国で難民を支援
AAR Japan[難民を助ける会]はこんな人にオススメ!
- ・日本発の難民支援活動を行っている団体を応援したい
- ・40年の長い歴史がある信頼できる団体に寄付したい
- ・国連に公認・登録されているなど国際的に評価された団体に安心を感じる
AAR Japan[難民を助ける会]は世界14カ国で紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。現在は日本の他にアジア、中東、アフリカの12の国に事務所を持ち、難民支援や地雷不発弾対策などの活動を行っています。
活動を通し、一人ひとり多様な人間が、各々の個性と人間としての尊厳を保ちつつ共生できる、持続可能な社会を目指しています。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- 1979年に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり
- 1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている
- 「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、AAR Japan[難民を助ける会]が大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる
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>>【実際どう?】AAR Japan[難民を助ける会]の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
>>AAR Japan[難民を助ける会]に関する記事一覧はこちら
このように考えている方は、この機会に遺贈寄付を考えてみませんか?
生前に手続きを済ませるだけで、自分の遺産を支援団体に寄付(遺贈寄付)できます。
遺贈寄付先の選び方をチェックする
寄付には様々な種類や方法がある!
ここでは、寄付の種類や方法について解説をしました。内容を整理するため、紹介した内容を改めてまとめます。
- 寄付の種類や方法は金銭以外もある
- 支援先を選ぶときは活動内容や活動報告書・年次報告書などをチェック
- おすすめ支援先は「日本ユニセフ」「あしなが育英会」「カタリバ」「Learning for All」「むすびえ」
寄付にはさまざまな種類があり、お金だけではなく物品やポイントなどでも気軽に始められます。
今回紹介した寄付先の選び方やおすすめの寄付先を参考に、あなたが応援したいと思える団体を見つけてみてくださいね。
▼寄付先としておすすめの団体
団体名 | 寄付アドバイザーが見た注目ポイント |
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日本ユニセフ | ・国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回 ・マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実 ・著名人(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在 |
むすびえ | ・全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援 ・公平・中立な支援 ・「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実 |
Learning for All | ・困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴 ・寄付金でできることのわかりやすさ(月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強、月3,000円で1日分、月10,000円で高校進学) ・企業、自治体など子どもの貧困を本質的に解決するためのパートナー、学生ボランティアを経験したOB・OGのアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在 |
カタリバ | ・「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み ・魅力的なプログラム開発、活動を全国8か所で展開 ・活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる |
AAR Japan[難民を助ける会] | ・1979年にインドシナ難民支援を目的に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり ・1997年には、AARが主要メンバーである地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)がノーベル平和賞を共同受賞。1999年に読売新聞国際協力賞、2008年に沖縄平和賞を受賞。1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている ・「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、「人道支援の行動規範」のほか、人道支援関連の諸基準を遵守しつつ活動するといったAARが大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる |
記事の内容は以上です。もし、今あなたが
「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」
とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!
>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!
「そもそも寄付や募金との違いって何だろう?」
「寄付する意味や寄付の方法って何があるのだろう?」
このような点が気になっている方は、ぜひ下記記事もご一読ください。
>>寄付とは?寄附や募金、義援金との違い、おすすめの寄付先を紹介
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。