ホームレス

ホームレスの人々のための炊き出し活動とは?

世界を含めて大きな社会問題となりつつある「貧困問題」によって、定住先を持たない「ホームレス状態の人」の増加も深刻になっています。

ホームレス状態の人の問題は、経済的に困窮している国だけでなく先進国でも起きるグローバルな問題として考えなければなりません。

しかし、実際にはホームレス状態の人について具体的に知っている人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、ホームレス状態の人の定義と暮らしに触れながら、民間団体が率先して行なっている「炊き出し活動」についても詳しく解説します。

ホームレス状態の人がなくならない原因とは?生活保護の問題点や支援方法について

ホームレス状態の人の定義


厚生労働省のホームページによるとホームレス状態の人の定義は「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」とされています。

しかし、近年は生活の場所が多様化し、ネットカフェ、友人宅などで生活を営んでいる人も増えています。

定義は国によっても異なり、例えばイギリスで、家があっても経済的な理由で維持できない人や友人の家に居候している人、28日以内に家を失う可能性のある人など、不安定な居住の状態にある人、住居喪失リスクのある人などもホームレス状態の人の対象としています。

  • ホームレス状態の人の問題は、経済的に困窮している国だけでなく先進国でも起きるグローバルな問題
  • ホームレス状態の人とは「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」を指す
  • ホームレス状態の人の定義は国によって異なる
  • (出典:厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査」 用語の解説)
    (出典:厚生労働省「ホームレスの実態と自立 」)
    (出典:厚生労働省「平成22年度社会福祉推進事業」広義ホームレスの可視化と支援策に関する調査 報告書 」)

    ホームレス状態の人々はどうやって暮らしているの?


    厚生労働省の「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」によると、収入を得る仕事として「建設業日雇い」「廃品回収(アルミ缶・段ボール・粗大ゴミ・本集め)」「運輸業日雇い(運搬作業、引越しなど)」「その他雑業(看板持ち・チケット並び・雑誌の販売)」などが挙げられました。

    しかし、全体の約3割〜4割ほどは、収入を得る仕事をしていない人も多く、健康管理などを含めた支援が求められています。

  • 日本のホームレス状態の人は収入を得る仕事として「建設業日雇い」「廃品回収(アルミ缶・段ボール・粗大ゴミ・本集め)」「運輸業日雇い(運搬作業、引越しなど)」「その他雑業(看板持ち・チケット並び・雑誌の販売)」をしている
  • 全体の約3割〜4割ほどは、収入を得る仕事をしていない
  • (出典:生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」の結果(詳細版))

    ホームレス状態の人に必要な「炊き出し支援」とは?


    ここまでは、ホームレス状態の人の定義から生活などに触れて解説してきました。
    次に、とある民間団体が積極的に行っているホームレス状態の人に対する「炊き出し活動」について解説します。

    「炊き出し活動」には、単に食事だけの支援ではなく、「生活を営む上での総合的な支援」が行われているのです。

    炊き出し

    毎月特定の日に路上生活の人に食事を提供する活動です。
    路上生活は栄養不足になりがちなため、民間団体によっては野菜を多く取り入れて提供しています。

    パトロール

    ホームレス状態の人々が過ごす場所を訪問して食事などを提供します。
    また医療・生活相談などの支援制度があることを伝える取り組みもしています。

    衣類や生活用品の寄付

    路上生活者に衣類や生活用品の配布を行っています。
    路上生活を生き抜くため、また、仕事を探すためにも必要な支援です。

    生活支援

    国が行っている生活保護制度の申請や自立支援を民間団体のスタッフがサポートします。

  • 「炊き出し活動」には、単に食事だけの支援ではなく、「生活を営む上での総合的な支援」が行われている
  • とある民間団体は特定の日に、路上生活者の人に対して食事を提供する活動をしている
  • 食事だけでなく、衣類や生活用品の配布、生活福祉相談なども行っている
  • ホームレス状態の人々のための炊き出し活動に協力するには


    「総合的な生活支援」を行なっている炊き出し活動を継続していくためには、私たち一人ひとりの支援からスタートします。

    「炊き出し活動」に協力するために、私たちができることについて解説します。

    ボランティア

    路上生活者の人に対してきめ細かい支援を行っている背景には、数多くのボランティアスタッフの頑張りがあります。食事の提供においても調理班・配食班などで多くの人員が必要です。

    その他にも、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師による心と体のケアのためのマッサージがあります。その受付ボランティアからお茶会の運営スタッフなど、ボランティアの中でも募集は多岐に渡っています。

    自身の持つ技能を生かせるものや、「路上生活者のために力になりたい」という人まで、多くのボランティアスタッフが求められています。

    寄付

    寄付においては「金銭による寄付」と「物資による寄付」で分けられます。
    支援を行うために必要な備品、NPOの運営費などの費用はどうしても掛かってしまいます。このような点から「金銭による寄付」も求められています。

    その他、食事を提供する際に利用する食材や、路上生活者の人に提供する使わなくなった衣類などの物品寄付も求められています。

    活動を充実させるために、一人ひとりの寄付が大きな意味を持つのです。

  • 炊き出し活動を継続していくためには、私たちの一人ひとりの支援が必要
  • 路上生活者の人に対してきめ細かい支援を行っている背景には、数多くのボランティアスタッフの頑張りがある
  • 寄付においては「金銭による寄付」と「物資による寄付」で分けられる
  • 炊き出し活動でホームレス状態の人への支援に貢献しよう!


    この記事では、ホームレス状態の人の定義から実際の生活、提供している炊き出し活動について説明しました。

    ホームレス状態の人に対する細かな支援は、ボランティアスタッフや民間団体など多くの人の頑張りがあります。

    すぐにホームレス状態の人の問題をなくすことは難しいですが、年々路上生活を送っている人は減少しています。まずは現在のホームレス状態の人の問題を知り、一人ひとりができる必要な支援を行っていくことが大切です。

    動画はこちら
    この記事を書いた人
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