衛生

きれいな水が子どもたちを救う!知っておくべき世界の水衛生事情

日本は水に恵まれ下水処理がきちんとされているため、蛇口を開けば簡単に安全な水を手に入れることができます。

しかし、世界的に見ればいつでも安全な水を好きなだけ使えるのは稀なことです。

世界には安心して水を飲むことができず、病気にかかって命を落としてしまう人が大勢います。

世界の水事情に関する問題解決に向けて私たちには何ができるのか、解説します。

世界の水・衛生問題について知ろう!私たちにできる支援を考える

また、衛生に課題を抱える途上国を含めて、「全ての人に医療を届けるための活動」に関心があるという方は、簡単30秒でできるアンケートに応えて、問題について理解を深めながら支援してみませんか?

約30秒のアンケートに回答いただくと、途上国の医療が受けられない地域に住む人々のために活動する団体に10円の支援金が届きます。記事を読み進める前にぜひお試しください!

\たったの30秒!/

世界の飲み水事情とは

世界には安心して水を飲むことができずに苦しんでいる人々がいます。
未だに多くの家庭、保健所、学校などで手洗いのための石鹸や水が備わっていません。そのため幼い子どもたちの健康に影響を与え、下痢などの病気にかかるリスクにさらされています。

2017年時点では、毎年36万1000人の5歳未満児が下痢によって命を落としています。不衛生な環境や汚染された水は、コレラ、赤痢、A型肺炎、腸チフスといった、感染症の伝染と関連しています。

現在はNPO・NGOや国際機関の精力的な広報活動もあり、以前に比べると衛生環境は大幅に整備され、安心・安全な飲み水とトイレを利用できる人々が増えてきました。

それでもなお、安全な飲み水にアクセスできない世界の不平等を改善する必要があります。
国際社会における新たな開発目標のSDGsでは、2030年までに野外排泄をゼロ、すべての人が安全な水にアクセスできるという目標を掲げています。

2017年において未だ8億4,400万人は基本的な飲み水さえも飲めず、2億6,300万人は往復30分かけて水を汲まなくてはなりません。

また、都市部と農村部の間では、水と衛生サービスの使用に大きな格差があります。
都市部では安全に管理された飲み水を使用できるのが3人のうち2人に対し、未処理の地表水を使用している1億5,900万人のうち、1億4,700万人は農村部で暮らしています。

このような都市部と農村部の格差をなくし、誰もが安全な水を利用できることが水の不平等をなくすために必要だとされています。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「ユニセフ・WHOによる最新データ 21億人が安全な水を入手できず 安全なトイレは45億人は使用できず SDGsの指標に基づく初の報告書発表」,2017)

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きれいな水が飲めない子どもたち

水と衛生の問題は深刻であり、汚れた水や不衛生な環境は感染症を引き起こす原因の一つとなります。

子どもたちの多くは、池や川、野ざらしの井戸など飲料に適さない水源に頼るしかありません。しかし水源にたどり着いても、その水は泥や細菌、動物の糞尿などが混じっている可能性がある危険な水です。

浄水処理せずに飲んだ場合、抵抗力の弱い子どもたちは下痢を起こす場合もあります。

汚れた水を飲むことで命を落とす乳幼児は、2017年時点で年間30万人、毎日900人以上にのぼります。水が不足しているために体や生活環境を清潔に保てず、子どもたちは肺炎など様々な病気に感染しています。

また洪水などで汚水が蔓延したときや避難民キャンプなどの密集した環境では、きれいな水を確保するとともに、衛生キットの配布や病気予防の知識が必要です。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「どんなに汚くてもこの水を飲むしかない」)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「11月19日は「世界トイレの日」 下痢性疾患で命を落とす5歳児未満 毎日900人以上 トイレなしの生活、栄養不良にも関連」,2015)

  • 不衛生な水は、コレラ、赤痢、A型肺炎、腸チフスといった、感染症の伝染と関連し、毎年36万1000人の5歳未満児が下痢によって命を落としている
  • 世界の不平等を改善するために国際社会に新たな目標のSDGsは「2030年までに野外排泄をゼロ、すべての人が安全な水にアクセスできる」という目標を掲げている
  • きれいな水を確保するとともに、衛生キットの配布や病気予防の知識の普及が欠かせない

水の問題で子どもたちの命が奪われている

2010年、国連総会において1人1日当たり50リットル~100リットルの水を使用する権利は誰にでもあると認められました。この水は、安全に飲むことが可能であり、金銭的、物理的に利用することができるものとされています。

こうした安全な水を十分に得ることができず、多くの子どもが命を落としています。2018年時点においては毎年150万人の子どもが下痢などが原因で亡くなっています。またその多くは途上国の5歳未満の幼児とされています。

(出典:国際連合総合センター(UNIC)「シリーズ DID YOU KNOW? :水」,2018」)

子どもの未来をも脅かす

安全でない水や不十分な衛生設備により、慢性的に腸チフスや寄生虫、下痢といった病気により子どもの多くが満足に学校に通えていません。

また水汲みは、女性、特に就学年齢にある女の子の仕事とされています。女の子たちは水汲みに1日数時間も費やしており、それが原因で学校へ行く時間もないために教育の機会を奪われています。

水の問題は命の問題であると同時に、教育と発達に関わる問題、子どもの将来と未来を大きく左右する問題でもあるのです。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「世界水週間(8/28~9/2) 水汲みに毎日2時間 女性や女の子が奪われる時間と機会 ユニセフが指摘」,2016)

  • サハラ以南のアフリカでは、子どもたちの43%が不衛生な水を飲み、5人に1人が15歳になる前に亡くなっている
  • 安全でない水や不十分な衛生設備により、慢性的に腸チフスや寄生虫、下痢などの病気に苦しめられ、多くの子どもが満足に学校に通えずにいる
  • 水の問題は命の問題であると同時に教育と発達に関わり、子どもの将来と未来を大きく左右する問題である

暮らしに不可欠な「水」と「衛生」を支援

トイレ整備や井戸や貯水タンクの設置など様々な支援を行っているNPO・NGOがあります。

NPO・NGOは水資源を有効かつ持続的に管理できるように、住民組織の立ち上げや運営を支援しており、支援によって多くの子どもたちの健康状態が改善され、実際に学校に通い始める子どももいます。

幼い子どもたちの中には、下痢などで命を落としてしまうことも少なくありません。子どもたちが安全な水や衛生施設にアクセスできれば、生活の向上に限らず、健やかに成長し教育を受け、明るい未来を持つ機会を得ることにつながります。

支援活動

多くの子どもたちに安全な水を届けられるように手押し式井戸や給水設備を作ったり、衛生的な生活が送れるようにトイレを設置するなど様々な支援が行われています。

また、コミュニティの人々に基礎的な衛生知識の普及や技術指導を行うことにより、子どもたちの死亡、「貧困」が劇的に軽減する ことにつながります。

汚れた水や不衛生な環境は、感染症を引き起こす原因の一つです。

村や学校に井戸などの給水設備を設置。手押しポンプで水をくみ上げる井戸、雨水をためるタンク、山の湧き水を水道管で麓まで引いてくるなど、その土地の事情に合った設備が作られています。

また給水設備を長期間使うために、修理に必要な工具や部品の提供、修理方法の指導なども行われています。

数千円の支援で多くの子どもたちが救われる

すべての子どもの命と権利を守るために、支援の届きにくい子どもたちの支援を行うために、日本で暮らす私たちはNPO・NGOなどへの寄付を通して支援に参加できます。

世界で支援活動を行うNPO・NGOは保健、栄養、水、衛生、教育、暴力や搾取からの保護、HIV/エイズ、緊急支援など様々な分野で活動を行っており、活動資金はすべて個人や企業・団体・各国政府からの寄付や任意拠出金でまかなわれています。

支援の輪は広まってきており、子どもの取り巻く環境は少しずつ改善してきています。
しかしまだ世界には行き届いていない人々もいます。支援を増やしてNPO・NGOの活動が大きくなっていけばより多くの子どもに手を差し伸べることができます。

また、一度きりではなく継続して支援を行うことにより安定的な収入が見込めて支援活動に専念できます。

  • 多くの子どもたちに清潔な水を届けられるように手押し式井戸や給水設備を作ったり、衛生的な生活が送れるようにトイレを設置するなど様々な支援が行われている
  • 基礎的な衛生知識の普及や技術指導を行うことにより、子どもたちの死亡、「貧困」が劇的に軽減することができる
  • 支援を増やしてNPO・NGOの活動が大きくなればより多くの子どもに手を差し伸べることができる

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子どもたちが安全な水を利用できるために

世界では、安全な水を飲むことができず、病気にかかったり、最悪の場合命を落としたりする子どもたちがいます。これは衛生環境の不備や知識、水資源の不足が原因とされ、多くのNPO・NGOが支援活動を行い改善の兆しが見られています。

世界の子どもたちが安心して水を利用できるために私たちができることは、まず知ることが第一歩となります。安全な水があれば多くの子どもたちの救いとなるのです。

募金や寄付など思い立ったらすぐにでも行動できることから少しずつ始めてみましょう。

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この記事を書いた人
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