gooddoマガジン|社会課題やSDGsに特化した情報メディア

人口の3分の2が飢餓状態に?南スーダンの子どもたちのためにできること

この記事を要約すると

世界規模で問題となっている「飢餓」問題。

宗教間、民族間などで起きる紛争により家を失ったり、仕事に就けなかったり、食糧の値段が高いなどの社会システムによって飢餓が慢性化している場合も少なくありません。

2018年に発表された国連の資料によると、世界の飢餓人口は8億2100万人を突破。
世界人口の9人に1人が飢餓に苦しむ最悪の結果を招いています。

今回の記事では、より飢餓が大きな問題となっている国、南スーダンにフォーカスを当てて、国の現状から私たちに必要な取り組みなどを解説いたします。

(出典:2018年版「世界の食料安全保障と栄養の現状」)

子どもたちを苦しめる飢餓状態。
飢餓に耐える子どもたちの実状や支援方法は?

飢餓に苦しむ南スーダン

世界の中でもトップクラスに飢餓に苦しむ国が、アフリカにある南スーダンです。
この国の現状について解説します。

南スーダンはどんな国?

南スーダンの人口は2017年現在でおよそ1,258万人の国。英国とエジプトによって共同統治されていた1899年から長きにわたって独立を求めて内戦が繰り返されてきました。

そして2011年7月に南スーダン共和国独立後も、キール大統領派とマシャール前副大統領派が衝突するなど政治的な争いが多発しています。
これが原因で各地で衝突が相次ぎ、多くの難民が発生したのです。

経済状況も政府収入の大部分を原油生産、輸出に依存している状態なため、油価の低迷と不安定な治安が影響し、政府の財務状況は深刻化しています。

(出典:外務省 公式サイト 南スーダン共和国)

特に深刻!?南スーダンの飢餓問題

南スーダンではあらゆるものが不足し、当たり前の生活すらできない状態が続いています。

わかりやすく説明すると、

  • 10人中7人が小学校を卒業できない。
  • 10人中5人が十分に食べることができない。
  • 10人中6人が安全な水を得ることができない。
  • 10人中3人が家を失い国内外に避難している

という状況なのです。

また政府軍と反政府軍による内戦が続き、160万人以上の人々が隣国のウガンダやケニアに難民として逃れています
そして、内戦から逃れるために比較的安全な上ナイル地区への国内避難民は189万人と推定されているのです。

2018年2月には国連3機関が、南スーダンは持続的な人道支援がなければ、人口の約3分の2にあたる700万人以上が、今後数ヶ月で深刻な食糧不足に陥る可能性があると警鐘を鳴らしています。

総合的食料安全保障レベル分類が発表した報告書によると、1月時点で既に人口の約半数を占める530万人が日々の食糧を十分に確保することが困難と認定。
2017年1月と比較して、深刻な食糧不安に陥っている人が40%増加したことを表しているのです。

特に顕著なのは、栄養不良率の増加。
南スーダンでは、4月の雨季が始まると栄養不良率が増加する傾向にあります。

雨によって、舗装されていない道が使えなくなり、医療施設に物資を運ぶ術がなくなるのが原因とされています。
5歳未満児130万人以上が急性栄養不良を抱える最悪な状態が続いているのです。

(出典:国連「世界の食料安全保障と栄養の現状2017」)

南スーダンに対して行われている支援活動

政治的な紛争が多発している南スーダンで飢餓を減らすのは決して簡単なことではありません。
まずは、先進国が力を合わせて食糧支援を行うことから始める必要があるでしょう。

また、南スーダンに物資を届けるための交通インフラの整備、通常の支援を受けられない地域に移動式支援チームを派遣するなどの活動が必要です。

現在は、多くの支援を必要としている国で農業プロジェクトなどが実施されています。
多様な作物を育てる知識を伝えることで、地域コミュニティ内で食物を消費する循環が生まれます。

このような活動を継続していくためにも、一人ひとりの支援が必要になるのです。

南スーダンの飢餓がなくならないのはなぜ?

南スーダンの飢餓の原因は複数あり、根深い問題となっています。

長期にわたる紛争の多発により、国民全体が食糧を生産できる環境が奪われるのです。
また、長引く乾燥期、洪水や蛾の幼虫などの害虫被害も追い打ちを与えます。

人々が食糧を継続的に受け取ることができるか、生産するか、自分で買えるようにならない限り、南スーダンの飢餓は無くなることはありません。

南スーダンの子どもたちを飢餓から救いたい!少額からできる募金

2016年7月、首都ジュバを中心に大規模な戦闘が発生、エクアトリア地域にも暴力の連鎖が拡大したことで難民の数は174万人に到達。

紛争によって国民の1/4以上が家を追われ、食糧を育てる生計手段もありません。
そんな危機的状態が続いている南スーダン共和国を救うために、支援が必要です。

毎月寄付

募金をする団体によっては、毎月定額を募金する支援が可能です。
支払い方法はクレジットカード、口座振替から選べます。

例えば数千円の支援の場合、1錠で4〜5リットルの水を浄化できる浄水剤が何千錠にもなります。

家を追い出されて、ライフラインの恩恵すらまともに受けられない南スーダンの国民。
きれいな水を飲めることは、生きるために大切な要素と言えるでしょう。

子どもたちの栄養不足率が増加の一途をたどる南スーダンでは、子どもたちの命を救うために継続した食糧支援が必要となります。
私たちの支援する少額の寄付が集まれば、南スーダンの人たちにとって大きな支援になるでしょう。

今回寄付

継続的な寄付でなくても、まずは1回きりの寄付も可能です。
近年は募金方法も多様になり、現金、クレジットカード以外にもPay-easyなどの支払いもできる場合もあります。
人口の3分の2が飢餓に直面している最悪な現状を知り、今できる支援を行いましょう。

南スーダンの飢餓を減らすために

今回は、南スーダンの飢餓問題にフォーカスをしました。

「飢餓問題」は単に開発途上国だけの問題ではありません。
私たちの住んでいる先進国においても、作られた食糧廃棄が大きな問題になっています。

また、日本においても食事量はしっかり取れていても、栄養バランスが偏ってしまうことで飢餓認定されることも近年増加しているのです。

このように、開発途上国で起きている問題は決して他人事ではありません。
飢餓問題について起きている要因について詳しく知り、今できる適切な支援を行いましょう。

そして、最終的には先進国の支援がなくても南スーダンのコミュニティ内で飢餓をなくすことができるのが一番の理想です。

南スーダン共和国で起きている問題を詳しく知り、私たちも「飢餓」を考えるきっかけにしていきましょう。

この記事に関連するタグ

gooddoマガジン編集部

gooddoマガジン編集部

gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。