世界規模で問題となっている「飢餓・食糧問題」。
宗教間、民族間などで起きる紛争により家を失ったり、仕事に就けなかったり、食糧の値段が高いなどの社会システムによって飢餓が慢性化している場合も少なくありません。
2017年現在、世界の飢餓人口は8億2,100万人を突破。
世界人口の9人に1人が飢餓に苦しむ最悪の結果を招いています。
今回の記事では、飢餓が大きな問題となっている国、南スーダンについて、国の現状から私たちに必要な取り組みなどを解説します。
(出典:公益社団法人 国際農林業協働協会「世界の食料安全保障と栄養の現状」)
子どもたちを苦しめる飢餓状態。
飢餓に耐える子どもたちの実状や支援方法は?
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飢餓に苦しむ南スーダン
世界の中で特に飢餓に苦しむ国が、アフリカにある南スーダンです。
この国の現状について解説します。
南スーダンはどんな国?
南スーダンの人口は2017年現在でおよそ1,258万人。英国とエジプトによって共同統治されていた1899年から長きに渡り独立を求めて内戦を繰り返してきました。
そして2011年7月に南スーダン共和国独立後も、キール大統領派とマシャール前副大統領派が衝突するなど政治的な争いが多発しています。
これが原因で各地で衝突が相次ぎ、多くの難民が発生したのです。
経済状況も政府収入の大部分を原油生産、輸出に依存している状態なため、原油価格の低迷と不安定な治安が影響し、政府の財務状況は深刻化しています。
(出典:外務省「南スーダン共和国」)
特に深刻!?南スーダンの飢餓・食糧
南スーダンではあらゆるものが不足し、当たり前の生活すらできない状態が続いています。
わかりやすく説明すると、
- 10人中7人が小学校を卒業できない。
- 10人中5人が十分に食べることができない。
- 10人中6人が安全な水を得ることができない。
- 10人中3人が家を失い国内外に避難している
というのが2017年の状況なのです。
また政府軍と反政府軍による内戦が続き、2017年時点で160万人以上の人々が隣国のウガンダやケニアへ難民として逃れています。
また、内戦から逃れるために比較的安全な上ナイル地区への国内避難民は189万人と推定されているのです。
2018年2月には国連3機関が、南スーダンは持続的な人道支援がなければ、人口の約3分の2にあたる700万人以上が、今後数ヶ月で深刻な食糧不足に陥る可能性があると警鐘を鳴らしています。
総合的食料安全保障レベル分類(IPC)が発表した報告書によると、2018年1月時点で既に人口の約半数を占める530万人が日々の食糧を十分に確保することが困難と認定しました。
2017年1月と比較して、深刻な食糧不安に陥っている人が40%増加したことを表しています。
特に顕著なのは、栄養不良率の増加です。
南スーダンでは、4月の雨季が始まると栄養不良率が増加する傾向にあります。
雨によって、舗装されていない道が使えなくなり、医療施設に物資を運ぶ術がなくなることが原因とされています。
2018年では、5歳未満児の130万人以上が急性栄養不良を抱える最悪な状態が続いているのです。
- 政府軍と反政府軍による内戦が続き、160万人以上の人々が隣国のウガンダやケニアへ難民として逃れている
- 持続的な人道支援がなければ、人口の約3分の2にあたる700万人以上が、今後数ヶ月で深刻な食糧不足に陥る可能性があると警鐘を鳴らされている
- 2018年1月時点で既に人口の約半数を占める530万人が日々の食糧を十分に確保することが困難と認定
(出典:ワールド・ビジョン・ジャパン「3分でわかる南スーダン ~南スーダンって、どんな国?~」,2017)
(出典:Hunger Zero「【南スーダン】深刻な食料不足がつづく」,2017)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「南スーダン人口の3分の2が飢餓の恐れ5歳未満児130万人が急性栄養不良に」,2018)
南スーダンに対して行われている支援活動
政治的な紛争が多発している南スーダンで飢餓を減らすのは決して簡単なことではありません。
まずは、先進国が力を合わせて食糧支援を行うことから始める必要があるでしょう。
2018年に行われた支援をいくつか紹介します。
・重度の急性栄養不良の子どもたちを治療。
・5歳未満の子どもを持つ母親や養育者に対して、予防的栄養支援。
・ポリオのワクチンを提供。
・マラリア、肺炎、下痢に罹患した子どもを治療。
・武装グループと交渉して子どもたちを解放させ、社会復帰するために支援。
・子どもに基礎教育の機会を提供。
このような活動を継続していくためにも、一人ひとりの支援が必要になるのです。
- 重度の栄養不良、マラリア、肺炎、下痢の子どもを治療
- 安全な水と衛生環境を得られるような支援
- 子どもに基礎教育の機会を提供
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「南スーダン独立後生まれた子ども340万人4人に3人は紛争しか知らず新たな和平合意に期待」,2018)
南スーダンの飢餓がなくならないのはなぜ?
南スーダンの飢餓の原因は複数あり、根深い問題となっています。
長期にわたる紛争の多発により、国民全体が食糧を生産できる環境が奪われるのです。
また、長引く乾燥期、洪水や蛾の幼虫などの害虫被害も追い打ちを与えます。
人々が食糧を継続的に受け取ることができるか、生産するか、自分で買えるようにならない限り、南スーダンの飢餓は無くなることはありません。
- 人々が食糧を継続的に受け取ることができるか、生産するか、自分で買えるようにならない限り、南スーダンの飢餓は無くなることはない
(出典:国連世界食糧計画(WFP)「南スーダン:人口の3分の2が飢餓の恐れ」,2018)
南スーダンの子どもたちを飢餓から救いたい!少額からできる募金
子どもたちの栄養不足率が増加の一途をたどる南スーダンでは、子どもたちの命を救うために継続した食糧支援が必要となります。
継続寄付
支援活動を行うNPO・NGOによっては、毎月定額を寄付し、間接的に支援することが可能です。
支払い方法はクレジットカード、口座振替から選べます。
きれいな水を飲めることは、生きるために大切な要素です。
私たちの支援する少額の寄付が集まれば、南スーダンの人たちにとって大きな支援になるでしょう。
都度寄付
継続的な寄付でなくても、1回きりの寄付も可能です。
近年は寄付の方法も多様になり、現金、クレジットカード以外にもPay-easyなどの支払いもできる場合もあります。
人口の3分の2が飢餓に直面している最悪な現状を知り、今できる支援を行いましょう。
- 子どもたちの命を救うために継続した食糧支援が必要
- 寄付には継続寄付と都度寄付がある
南スーダンの飢餓を減らすために私たちにもできることから始めよう
南スーダンでは、現在でも多くの人が飢餓に苦しんでいます。
日本でも南スーダンの貧困に苦しむ人々、特に子どもたちへの食糧支援対策などが行われていますが、活動を継続して行うための資金や人材がまだまだ足りていません。
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