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難民の半数は子ども!?食料自給率と子どもたちの飢餓

この記事を要約すると

日本は食べ物に恵まれていますが、世界には食糧不足で飢餓に苦しむ人々がいます。難民の数は減らず、その半数は幼い子どもたちです。
食糧問題を抱える子どもたちのために少しでも力になれるよう、現状を知り、私たちができることについて考えましょう。

子どもたちを苦しめる飢餓状態。
飢餓に耐える子どもたちの実状や支援方法は?

意外と知らない世界の食糧事情と飢餓

日本に住んでいる私たちにとっては「飢餓」という言葉を生活の中で意識することはあまり多くありません。
しかし、国が変われば紛争、異常気象などによって満足にご飯を食べられない人たちが多くいるのです

2017年5月、武装グループ間の紛争によって街が破壊され、人々の移動の波が起きている中央アフリカ共和国。
多くの家が焼き尽くされ、何人もの人たちが亡くなるという現実に直面しています。
中央アフリカの難民は約57万人と推定されており、戦火を逃れて必死で国境を越える人であふれかえるのです。

日本では起こり得ない想像を超えたできごとがアフリカで起きていることを、私たちは知らなければなりません。

(出典:国連難民高等弁務官事務所 公式サイト)

世界の飢餓人口とは?飢餓の現状

「飢餓」とは「満足な栄養を得ることができずに、命の危険すらある状態」を指します。
このような栄養不足の人々は世界に約7億9500万人いると推定されています。

つまり、世界の9人に1人は健康的な暮らしを営むための食料を得られない現実。

そして、世界の飢餓人口は2017年のデータで8億1500万人、その内アフリカの飢餓人口は2億4300万人となっています。紛争や干ばつなどの自然災害によって、多くの人たちが飢餓という大きな問題に苦しんでいるのです。

子どもたちに突きつけられる食糧不足

5歳未満の幼い子どもたちは、急性栄養失調などに陥った場合に持ちこたえるための体力がありません。
また、栄養不足からはしかやマラリア、コレラなどの病気に対する抵抗力も備わっていないのです。

民族、宗教などによって食糧危機が起きていますが、子どもたちはただ目の前に直面する危機に必死で生き延びるしかありません。
地球規模で未来を担っていく子どもたちの命が急速なスピードでなくなっていく現実にも、私たちはこの飢餓という問題から考えなければならないのです。

(出典:認定NPO法人 世界の医療団 公式サイト)

 

難民の約50%は子ども?

母国で起きた暴力や迫害から逃れて、隣国に逃げる難民が年々増え続けています。
そして難民の約50%が子どもという現実もあるのです。

紛争や迫害はすべて、大人たちが起こした宗教間、民族間での争いが発端。
しかし、その被害を前面に受けているのは子どもたちです。

また非難の途中で両親とはぐれた子どもたちは4.5万人と推定。
激しい紛争地帯から逃れて家族がバラバラになり、小さな子どもがひとりで生き延びるために放浪している現実がそこにあります。

食糧自給率の問題

世界で最も貧しい国と言われている南スーダン。
人口960万人すべての人が食料を確保できるようにするには多くの問題が残っています。

食料を輸送するのに莫大な費用が掛かってしまい、国民が食料を手にすることができない現実。
また国境間における部族間抗争なども発生し、現地支援には多くの危険が伴います。

そして道路が整備されていないことから、陸路で食料を輸送することが不可能。
そのため、非常に高いコストが掛かる空輸を余儀なくされてしまうのです。

莫大な活動資金も必要になり、そのお金も慢性的に不足。
インフラが整備されていない地域に支援をすることは決して簡単ではないのです。

 

食糧不足・飢餓に苦しむ子どもを救いたい!支援の方法は?

世界の飢餓を減らす方法は?

世界の飢餓を減らすためには、ただ闇雲に飢餓に悩む人たちに食料を与え続けるだけではいけません。

「釣った魚をあげる」のではなく「魚の釣り方を教える」ことが大切なのです。

食料を貯蔵する仕組みの整備や作物を市場に届けていくインフラを整備する必要があります。
世界では先進国では食べられる食料がどんどん破棄されていく一方で、途上国では食料を長時間貯蔵する設備の未整備。
世界で消費されているカロリーの60%以上を小麦、トウモロコシ、米、芋類という四大主食が占めている一方で、世界中にある25万種類以上ある作物のほとんどは食べられていない現実があります。作物を市場に届けられないことが原因で収穫された作物が手付かずの状態で無駄になってしまうのです。

4大主食への偏りを減らして、「忘れられた作物」の栽培を促す必要があります。
異常気象などに柔軟に対応するためにも、農家の人たちが新しい作物を作ることで、食料自給率を底上げすることにもつながります。

経済格差の大きなアフリカの国では、農村に暮らす人が市場で豆のスープを得ようとすると1日の収入の4割もの出費を強いられる場合も。貧しい人たちも適正な価格で栄養価の高い食べ物を入手できる食料システムを整備しなければなりません。

飢餓を減らす活動

飢餓を減らす取り組みとして、中央アフリカ、南スーダンでの紛争や西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱などの影響を受けた人への緊急食糧支援。学校給食を提供し、約2,000万人の最も貧しい子ども達に明るい希望を届けるプロジェクトなどが開催されているのです。

また、日本国内においてもアフリカの飢餓や難民の現状を知ってもらうためのセミナーなども開かれています。
アフリカで起きていることを日本の人たちに知ってもらい、支援を大きくすることで、現地で起きている問題に対して支援を行っています。

一人ひとりの小さな力が大きくなり、世界を変える支援につながっていくのです。

私たちにできる支援のかたち

日本国債飢餓対策機構では、海外ワークキャンプと呼ばれるスタッフを募り、毎年夏にアフリカでワークキャンプを行います。その土地の家庭訪問から異文化体験な
どを通じて、その国の現状を知る体験が可能です。

この経験が、よりアフリカでの貧困問題を現実的な問題として認識することができます。

また、日本にいながら行える支援として募金もあります。
募金は口座振替、クレジットカード、コンビニ支払いなど多岐に渡って可能。毎月定額を引き落とす毎月支払いもできます。

まずはできる範囲で小さな支援を行っていきましょう。

 

私たちにも救える命がある!食糧難民を減らそう

アフリカの世界人口割合は約15%ですが、世界の乳幼児死亡の半数がアフリカに集中しています。
サハラ砂漠以南では、約9人に1人の子どもが生後5年以内に命を落としている現実も。
例えば私たちの3,000円や5,000円といった支援が多くの子どもたちを助けるきっかけになります。
私たちが今できる範囲で支援を行っていきましょう。

(出典:難民支援協会公式サイト)

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