アフリカ(貧困)

アフリカで深刻化する貧困、必要な対策や支援とは?

近年、経済成長率や人口増加などで注目が集まっているアフリカ。しかしながら、深刻な貧困問題は解決していません。

アフリカの貧困は、なぜ起きているのでしょうか。

アフリカの貧困が子どもたちに与える影響は?どんな支援が行われている?

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アフリカの貧困の現状や暮らしとは?

世界銀行によると2015年現在、7億3600万人、世界の人口の10%が一日1.90ドル以下で生活し貧困に苦しんでいるとされています。

そして、貧困層の半数以上がサブサハラ・アフリカ地域に集中しています。

下図は世界の中で貧困率が高い地域を表していますが、アフリカ大陸が一番青くなっていることが分かります。また、貧困の格差が広がっている国も多くあります。

図:地図で見る世界の貧困率 2015年

(出典:世界銀行「世界の貧困に関するデータ」)

貧困の理由は複雑に絡み合い、地域や家庭ごとに異なるため簡単に説明することは困難ですが、いくつか考えられる要因をそれぞれ見ていきましょう。

人的資本の弱さ

   
例えば教育が不十分で読み書きができなかったり、教養やビジネスの知識が少なかったりするため、人材活用がうまくいかず経済発展が見込めません

不十分なインフラ

インフラが不十分な状況は国の経済発展を妨げます。
電気や水、インターネットなど、ビジネスをする上で必要なものが安定的に供給されないために自国のビジネスが発展せず、外国からの投資も進みません

内戦やテロ問題

内戦によって不条理に健康や人権が阻害され、人々の生活すら困難にしてしまいます。
情勢の不安定なところでは積極的にビジネス活動が伸びないため、ビジネス不足で失業率が増え、貧困問題につながってしまいます

    貧困の主な要因

  • 人的資本の弱さ
  • 不十分なインフラ
  • 内戦やテロ問題

(出典:日本貿易振興機構 アジア経済研究所「アジア諸国における低成長の要因」)

貧困から派生する深刻な栄養失調や水・衛生環境の問題

このような様々な要因で引き起こされる貧困問題ですが、その貧困問題はWell-being(幸福)を阻害する様々な問題に派生し、アフリカの人々の生活を厳しくしています。

「貧困とは、家庭の収入だけを指すのではありません。それは、質の高い教育や保健ケアを受けられるか、家があり安全な水が手に入るか、という問題も含んでいます。
子どもたちがこのような基本的な生活をはく奪されたなら、かれらは貧困の悪循環に捕らわれる危険に晒されます」

(引用:ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレ)

上記の言葉にあるように、貧困は複合的に様々な問題を引き起こすことを念頭に置くのが大切です。
貧困からくる問題点を以下の項目ごとに解説していきます。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「中東・北アフリカ 子どもの貧困、2,900万人 地域全体の子どもの貧困の実態が初めて明らかに」)

教育

貧困は子どもたちから教育機会を奪う、深刻な原因の一つです。保護者が家計が苦しいために、子どもの学校への通学より労働を優先させてしまい、水汲みや兄弟の世話のため学校に通わせてもらえないことがあります。

また、貧困問題で教育を十分に受けていない親が教育の効果を実感できず、子どもを進んで学校に通わせない事態が起きており、子どもは良い仕事に就けず貧困が受け継がれる仕組みがあります。

サブサハラ・アフリカ地域では、2019年現在約 6,000万人の子どもが学校に通えていません。また、学校の授業やインフラなどの質にも課題があり、サブサハラ・アフリカ地域の学齢期の子どもの約9割である約2億人の子どもたちが基礎的な学力を身につけていないとされています。

(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA公式サイト「アフリカにおけるJICAの基礎教育協力」)

栄養不良

2019年時点で栄養不良による発育阻害の子どもが、世界の5歳児未満のうち21.9%である1億4,900万人います。世界的には減少傾向にありますが、アフリカでは増加しています。

また、栄養不良の中でも死のリスクにさらされている消耗症の5歳児未満の子どもは4,900万人以上います。

栄養不良とは、バランスのとれた栄養が摂取できていないことで、健康に被害が及ぶことがあります。症状として、発育阻害、消耗症、低体重、過体重などが挙げられます。

栄養不良の子どもは、健康に育たないだけでなく、病気にかかりやすかったり、治りにくかったりするため、人的・経済的な負担が大きくなります。
栄養不良が原因で、知能や身体の発達が遅れることは、子どもの将来に不安を残します。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「ユニセフの主な活動 栄養」)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「栄養が足りず、成長が困難な子ども3人に1人」,2019)

水・衛生環境

貧困は安全な水や衛生環境の整った住居の利用を阻害し、その結果病気で苦しむことにつながります。
世界で安全な水を手に入れられない人は、2015年時点で6億6,300万人ですが、その半数近くがサブサハラ・アフリカに住んでいると予測されています。

汚れた水を飲むことで下痢を引き起こさせ、その下痢が乳幼児や幼児の主な死亡原因になっています。
また、安全な水を手に入れることができないため、身体や生活環境を衛生に保てず肺炎や結核、コレラなど様々な伝染病にかかるケースが多いです。

上下水道の完備は色々な国で進められていますが、多くの村では使用できず、人口増加も相まって、利用できる人はほんの一握りです。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「どんなに汚くてもこの水を飲むしかない」)

医療の問題

  

貧困問題は健康にも被害を与えます。たとえば受診や薬を買うお金、病院までの交通費がなく医療へアクセスできないことがあります。

また、政府の資金不足によって病院や薬局など医療インフラの設置、医師の質や量不足が起きています。
例えば、2018年時点では、タンザニアでは約半数の国民が貧困ライン(1日1.9ドル以下)で生活しており、国土の大半と言える農村部では医療を日常的に受けられず、毎年乳幼児が下痢や肺炎やマラリヤで10万人亡くなっています。

貧困問題はアフリカの医療アクセスを阻害し、そのために大勢の人がいまだに感染症で亡くなっているのです。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「ユニセフ現地リポート タンザニア」)

    貧困から来る問題点

  • 教育
  • 栄養不良
  • 水・衛生環境
  • 医療の問題

アフリカへの援助

そのような厳しいアフリカの環境に対し、どのような援助が行われているのでしょうか。日本、国際機関、NGO、民間企業と順にみていきましょう。

日本がアフリカへ行っている貧困対策・支援

日本は、TICAD(Tokyo International Conference on African development、アフリカ開発会議)を中心に、長年アフリカの抱える問題に積極的に取り組んでいます。

国際社会との協調の下で、アフリカ連合などを通じたアフリカ自身の取り組みを後押しする枠組みとして、日本は国連や国連開発計画(UNDP)、世界銀行、アフリカ連合委員会(AUC)などとの取り組みを、アレンジする役割も果たしています。

2019年に横浜で開催された第7回TICADでは、以下のような議論が行われました。

  1. イノベーションと民間セクターの関与を通じた経済構造転換の促進及びビジネス環境の改善
  2. 持続可能かつ強靱な社会の深化
  3. 平和と安定の強化(アフリカ自身による前向きな動きを後押し)

アフリカ開発の方向性を示す「横浜宣言2019」がまとめられました。
また、横浜宣言の3つの柱の下の優先分野を実施するため、「横浜行動計画2019」において、他の共催者と共に取組を発表しました。

(出典:外務省「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」)
(出典:外務省「TICAD7横浜宣言2019:概要」)

国際機関がアフリカへ行っている貧困対策・支援

国際機関にとっても、アフリカは長年優先度の高い地域として指令され、援助が続けられてきました。

2002年には国際機関の援助額全体の38%をアフリカが占めており、世界最大の援助対象地域です。

様々な国際機関が、それぞれの方法でアフリカにアプローチしています。

例えばサイクロンなどの災害や、食料飢饉などの緊急性の高い問題に対して支援が行われています。

また、飢餓へのグローバルな取り組みの先頭に立ち、食糧安全保障、つまり人々が十分で良質な食糧を毎日得られるような活動、そのほか貧困を削減し、良い政治を促進し、環境を保全する様々なプロジェクトを実施していたりと多様な活動がされています。

(出典:国連広報センター「経済開発」)

NPO・NGO、民間企業がアフリカへ行っている貧困対策・支援

最後に注目すべきがNPO・NGOや民間企業などのアフリカへの援助の存在です。草の根レベルでより現地に寄り添った支援を提供しています。

例えば、エチオピア、ウガンダ、ケニア、コンゴ共和国、タンザニア、マラウイ、ルワンダ、ソマリア、スーダンをアフリカの支援国とし、子どもたちを取り巻く環境改善を促進し、一人ひとりが健康や幸せを享受することができる社会を目指して活動しています。

また、近年では民間企業の援助参画も増えてきました。例えば、国際機関は民間企業とパートナーシップを組み、プロジェクトを実施するケースが増えています。

このように様々なアクターが、アフリカの問題解決に奮闘しています。

  • 日本は、TICAD(Tokyo International Conference on African development、アフリカ開発会議)を中心に、長年アフリカの抱える問題に積極的に取り組んでいる
  • 国際機関にとっても、アフリカは長年優先度の高い地域として指令され、援助が続けられてきた
  • NPO・NGO、民間企業は、草の根レベルでより現地に寄り添った支援をしている

私たちにできることを考え、行動しよう

アフリカの問題について知り,向き合う行動がアフリカの未来を良くするための力になります。

数十年前までアフリカについての情報が少なかったためあまり知られていませんでしたが、現在はメディアの報道や旅行者も増えだんだんと身近な地域になりつつあります。

アフリカの問題を知り、問題解決のために寄付や行動を起こすことが貧困や教育、健康など様々な理由で苦しむアフリカの人々のためになります。

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この記事を書いた人
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