「世界の子どもたちを支援できる団体『UNICEF(ユニセフ)』が気になるけど、どんな団体なの?」
「『UNICEF(ユニセフ)』が行っている事業や、実績などを分かりやすく知りたい!」
と思うことはありませんか?
世界では貧困、戦争などさまざまな問題が起きており、多くの子どもたちが困難に晒されています。こうした世界中の子どもたちが抱えている問題を解決すべく活動しているのがユニセフです。
今回は、以下の流れでユニセフの活動内容についてわかりやすく解説します。
本記事の流れ
- ・ユニセフの活動内容
- ・ユニセフと日本ユニセフ協会の関係、違い
- ・ユニセフに募金・寄付する方法
なお、事前にユニセフの評判が気になる方は、以下も合わせてご一読ください。
>>【口コミ・評判】ユニセフは怪しい?信頼できるかを寄付専門メディアが徹底解説
ユニセフとともに
子どもたちの明るい未来をつくろう!
『ユニセフ』は、世界各地で重度の栄養不良の子どもの治療に取り組み、年間数百万人の幼い命を救っています。
ひと袋約30円の栄養治療食が幼い命を救います。
1日30円からできる「マンスリーサポート・プログラム」に参加して、ユニセフの活動を支援しませんか。
【分かりやすく】ユニセフの活動まとめ
ユニセフは、世界中の子ども子供たちに対して、保健や衛生管理をはじめとしたさまざまな観点から支援活動を行っています。最も支援が行き届きにくい子ども子供たちを優先的に支援しているのが特徴です。
各国に設置されている「ユニセフ協会」では、ユニセフの活動を支えるための広報活動や募金活動の他にもアドボカシー活動(政策提言活動)を行っています。ユニセフ協会の活動により、人々が世界中の問題を抱えている子どもたちに関心を持ち、多くの命が救われているのです。
とはいえ、長期的かつ安定的な支援を行うためには、活動を続けるための資金が欠かせません。ユニセフの活動を支えるためにも、私たちの寄付が必要とされているのが現状です。
UNICEF(ユニセフ)の正式名称は?どんな活動を行っている団体?
ユニセフの正式名称は国際連合児童基金であり「United Nations International Children’s Emergency Fund」の頭文字をとってUNICEF(ユニセフ)という略称となっています。
民間からの募金を推進するため、ユニセフ協会が活動する33の国と地域を含め、約190の国と地域*で活動しています。
ユニセフの目的は、全ての子どもの命と権利を守ることです。最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、様々な支援活動や子どもの権利条約の普及活動にも努めています。
ユニセフは、もともとは第二次世界大戦後の困窮した子どもたちへの救援活動を行うために作られました。現在では、途上国の子どもたちを長期的に支援する活動を行うようになり、地域の自立を促す活動を積極的に行っています。
ユニセフの主な活動分野
ユニセフの主な活動分野は多岐に渡ります。
どのような問題に対してどんな取り組みをしているのか、代表的なものを見ていきます。
保険
世界において5歳を迎えることなく命を落とす子どもの数は年間500万人*です。その背景には、安全な水が確保できない、ワクチン接種ができないなどの問題があります。
命を落とす子どもたちを1人でも減らすために、ユニセフでは、乳幼児期から十分なケアを受けられる環境を整えています。予防接種の普及や、安全な水・衛生環境の確保、母乳育児の推進、栄養改善といった総合的な支援を実施することで、多くの子どもの命を救っているのです。
*出典:ユニセフの主な活動分野「保健」|日本ユニセフ協会公式サイト
HIV/エイズ
世界中でHIV/エイズの治療ケアや感染予防に関する研究が行われています。その結果、エイズ関連の死亡者数は、2005年の190万人のピーク時から2019年時点で69万人*まで減少しています。
各国でも「2030年までにエイズの流行をなくす」という持続可能な開発目標(SDGs)を掲げてHIV/エイズ対策に取り組み中です。しかし、青少年に対する感染予防や治療の提供など様々な取り組みが遅れを取っています。
ユニセフではHIVに感染せず誕生し、そのまま20歳を迎えられる「エイズのない世代」の実現を目指し、世界各地で取り組みを進めています。
*出典:ユニセフの主な活動分野「HIV/エイズ」|日本ユニセフ協会公式サイト
水と衛生
子どもたちが健康に成長し、生きていく上で水と衛生はなくてはならないものです。しかし、安全な水や衛生的な環境を提供できている国や地域は少ない状態です。
未だに汚れた水や不衛生な環境で生活し、感染症を引き起こしてしまう、あるいは下痢などで命を落としてしまう子どもが多く存在します。
ユニセフでは、多くの子どもたちに清潔で安全な水を届けられるよう給水設備の設置や、衛生的な環境を作るためにトイレの設置を行っています。学校や保健所にて、手洗いうがいなどの衛生習慣の教育を行うこともユニセフの活動の1つです。
栄養
子どもたちの栄養不良も深刻な問題です。毎年数百万にものぼる子どもたちが重度の急性栄養不良により命の危険に晒されています。
栄養不良とは、健康に育つためのバランスのとれた栄養を摂取できていない状態です。
栄養不良は人的にも経済的にも大きな代償を伴います。栄養不良になると健康的に成長できないばかりか、病気にもかかりやすくなってしまうのです。
ユニセフではこのような子どもたちの栄養不良状態を解決するため、支援物資を届けると共に速やかな治療や栄養指導などを行っています。
ユニセフとともに
子どもたちの明るい未来をつくろう!
『ユニセフ』は、世界各地で重度の栄養不良の子どもの治療に取り組み、年間数百万人の幼い命を救っています。
ひと袋約30円の栄養治療食が幼い命を救います。
1日30円からできる「マンスリーサポート・プログラム」に参加して、ユニセフの活動を支援しませんか。
教育
教育を受ける権利は基本的人権であり、質の高い教育は将来的な社会全体の発展、豊かな暮らしを実現するために必要不可欠となっています。
2021年時点では、世界の6,300万人*もの子どもたちが小学校に通えていない状態です。
教育の必要性について地域や親の理解が進んでいなかったり、施設や教材などの環境が整っていない地域が多かったりするのが現状です。
ユニセフではこのような地域で教育を提供すべく学校の建設や修繕の支援、教材の提供、先生の研修など様々な教育支援を届けています。
また、安全に遊べる場所を提供し、スポーツや遊びを可能にするレクレーションキットの配布、カウンセラーの派遣など子どもたちの心のケアのサポートも実施しています。
*出典:ユニセフの主な活動分野「教育」|日本ユニセフ協会公式サイト
子どもの保護
子どもは自ら抵抗する術を持たず、暴力、搾取、虐待の危険に晒されています。世界では推定3億人*の子どもたちがそのような脅威に晒されているのです。
児童労働や児童結婚、酷いものだと人身売買、軍隊や武装グループに人間の盾として使われることがあります。臓器の切除や商業的性的搾取など想像できないような環境の中で生活しなければなりません。
ユニセフではこのような子どもたちを保護し、安全かつ安心して生活できる環境を整えられるよう日々活動をしています。
*出典:ユニセフの主な活動分野「子どもの保護」|日本ユニセフ協会公式サイト
インクルージョン
インクルージョンとは「誰もが受け入れられる社会」のことであり、民族やジェンダー、障がいなど様々な要因で起こる個人への差別を生まない社会のことを言います。ユニセフでは差別への対処だけでなく、構造的な差別をなくすために取り組んでおり、社会へのインクルージョンを様々な形で推し進めています。
ジェンダーの平等
ジェンダーは、何が女性的で何が男性的かを表す、社会的・文化的に構築された概念です。
未だに社会では構築されたルールや習慣により、女性を教育や社会参加から遠ざけてしまっている場合があります。これは未来を閉ざす要因にもなりかねません。
ユニセフでは平等と無差別という基本的人権の原則をジェンダーの平等としても認識し、推進する活動を行っています。
緊急支援・人道支援
紛争、自然災害、感染症の蔓延など緊急事態や人道危機は各地で起こっています。その中で最も犠牲を強いられるのが子どもたちです。
ユニセフが最初に行った支援も子どもたちの人道支援だったとされています。
ユニセフは、創設以来、どんなに厳しい状況でも、子どもたちの命と権利を守るために活動を続けている団体です。
ニーズに合わせて迅速に届けられる物流システムを構築し、一刻を争う緊急事態下において緊急支援や人道支援にいち早く駆けつけられるように活動しています。
▼ユニセフで働く方法について詳しくはこちら
UNICEF(ユニセフ)で働こう!就職やインターン、ボランティアや求人情報は?
UNICEF(ユニセフ)と日本ユニセフ協会の関係、活動内容の違いを分かりやすく解説
世界の33の国と地域にはユニセフ協会が置かれています。日本にもユニセフの活動を支える協会の1つとして「日本ユニセフ協会」があります。
ユニセフの活動は基本的に国連本体から財政的支援は受けていません。個人や民間などから預かった募金や各国政府が任意で拠出するお金によって成り立っています。
日本ユニセフ協会はユニセフとの協力協定のもと、活動支援を行っている団体です。活動の一環として、各地で集めた募金をユニセフ本部に送っています。
*出典:日本ユニセフ協会公式サイト「ユニセフが活動する地域」
日本ユニセフ協会の主な活動
日本ユニセフ協会では、世界の子どもたちを支援するために主に以下の3つの活動を行っています。
- ・募金活動:活動を支えるために募金を募る
- ・広報活動:ユニセフの活動内容を広く認知させる
- ・アドボカシー活動:政策への提言を行う
この3つの活動について少し詳しく掘り下げてみましょう。
募金活動
日本各地で募金活動を行うのは日本ユニセフ協会の活動の1つです。日本ユニセフ協会のスタッフだけでなく、ボランティアを募って活動の輪を広げています。
広報活動
ユニセフハウス(ユニセフが運営する情報発信を行う展示場)を含む広報活動も日本ユニセフ協会の活動の一環です。
世界の現状やユニセフの活動を知ってもらうために、出版物やホームページ、ソーシャルメディア、あるいは動画、公共CMなどでその活動を広めています。
緊急事態にある国や地域の報道機関への取材協力、情報発信なども行っています。
アドボカシー活動
日本ユニセフ協会では「子どもの権利条約」に定められている子どもの権利の実現を目指して活動しています。
1990年代初頭には「子どもの権利条約」批准を日本政府に求めるキャンペーン*を行いました。その後も子どもの兵士根絶を目指すキャンペーン、子どもの人身売買根絶を目指すキャンペーン、子どもの商業的性的搾取の根絶を目指すキャンペーンなどのアドボカシー活動を実施しています。
子どもの貧困問題や、東日本大震災後の支援の経験を活かし、子どもと防災といった課題にも取り組んでいます。
*出典:日本ユニセフ協会の主な活動-啓発・アドボカシー活動|日本ユニセフ協会公式サイト
▼日本ユニセフ協会について詳しくはこちら
日本ユニセフ協会(UNICEF Japan or Japan Committee for UNICEF)の役割やユニセフとの関係、活動内容は?
UNICEF(ユニセフ)に募金・寄付する方法は?
私たちができることは限られていますが、その中でも簡単に身近でできる手助けが募金や寄付です。
ユニセフで行われている3つの募金・寄付方法をご紹介します。
マンスリーサポート・プログラム
UNICEF(ユニセフ)のマンスリーサポート・プログラムとは、毎月一定の金額を支援することで、世界中の子どもたちを長期的に支えることができるプログラムです。
子どもの死亡率が高くて貧しい地域など、最も支援を必要としている子どもたちを継続的に支援できます。期間の設定が可能であり、金額も少額から選べます。無理なく継続的に寄付できるプログラムです。
プログラム参加のメリット
プログラム参加のメリットは、年4回発行される「ユニセフ・ニュース」で寄付したお金がどのように使われているのか、どのような活動に活かされているのか知れることです。寄付・募金は税額控除の対象になります。
これなら忘れることなく、またどのような支援に貢献できているのか分かるので、安心して寄付できます。
ユニセフとともに
子どもたちの明るい未来をつくろう!
『ユニセフ』は、世界各地で重度の栄養不良の子どもの治療に取り組み、年間数百万人の幼い命を救っています。
ひと袋約30円の栄養治療食が幼い命を救います。
1日30円からできる「マンスリーサポート・プログラム」に参加して、ユニセフの活動を支援しませんか。
▼ユニセフのマンスリーサポート・プログラムについて詳しくはこちら
UNICEF(ユニセフ)のマンスリーサポート・プログラムの活動内容や申込み方法とは?
今回(1回)の募金
今回(1回)の募金はゆうちょ銀行や金融機関、クレジットカード、コンビニエンスストア、インターネットバンキングと様々な送金方法があり、自分で決めた任意の金額で募金できます。
募金する頻度が高いと少々面倒に感じるかもしれませんが、家計やお小遣いなどに余裕があるときなど自分のペースで寄付したいときにできるので、無理がないのがポイントです。
こちらも税額控除の対象となります。
遺産寄付プログラム(遺贈・相続財産寄付)
ユニセフでは遺産寄付プログラムを行っています。自身の遺産や、故人の遺産を寄付するといったプログラムです。
自身の遺産を寄付する「遺贈」では、遺言書に予め寄付をする旨を記すことで、自身の財産の一部あるいは全部をユニセフに寄付できます。
本人ではなく家族から故人の遺産を相続する際、その相続財産の寄付もできます。
葬儀の際のお香典・御花料のお返しを募金にかえて寄付するという方法もあり、税金の非課税対象となるため、相続人の負担を減らしながら寄付できる方法です。
▼ユニセフの遺産寄付プログラムについて詳しくはこちら
UNICEF(ユニセフ)の遺産寄付プログラムとは?相続財産や香典を寄付する方法
ユニセフへの寄付・募金は税額控除の対象になる
日本の税制には、寄付に関する税制優遇措置があります。これは寄付した金額は課税対象にならず、寄付者の負担を減らす制度です。ユニセフへの募金や寄付も税額控除の対象です。
募金や寄付をしてユニセフの活動に貢献している方、これから寄付を考えている方も控除できることを知れば募金や寄付がしやすくなります。それぞれどのような税額控除になるのかを紹介します。
所得税の寄付金控除
所得税については2011年の税制改正*によって寄付金控除として「所得控除」か「税額控除」のどちらかを選択できます。
年間寄付金額や所得税率によっても異なるものの、一般的に税額控除を選択するほうが所得税額を減らせます。
どちらの控除を受けるにしても、確定申告の手続きが必要です。
ユニセフから毎年1回、1月から12月までに募金あるいは寄付した領収書が送られる**ため、領収書を添付して税務署に申告することで控除を受けられます。(e-taxの場合添付を省略できる場合あり)。
また税額控除の場合は、「税額控除に係る証明書」も併せて添付する必要があります。
*出典:日本ユニセフ協会公式サイト
**出典:日本ユニセフ協会公式サイト「ユニセフ募金の領収書について」
個人住民税の寄付金控除
個人住民税の寄附金控除*では、都道府県・市区町村がそれぞれの条例で指定した寄付金額が、個人住民税の軽減措置(寄付金控除)の対象となっています。
基本的には寄付金額から2,000円を差し引いた額から計算されますが、都道府県と市区町村では割合が異なるので注意が必要です。都道府県指定の場合は4%、市区町村指定の場合は6%の割合で控除されます。
ただし、政令指定都市に住所を有する場合は、平成29年1月1日以降は寄付金額から、個人道府県民税の場合2%、個人市民税の場合8%になるので注意してください。
申告は所得税の確定申告の際に個人住民税の寄付金控除も併せて行えます。この際、上限額は年間所得の30%となりますので確認しておきましょう。
*出典:個人住民税の寄付金税制について|日本ユニセフ協会公式サイト
相続税の寄付金控除
家族が相続した財産(現金)の中から寄付した場合、寄付した財産には相続税が課税されません。
相続税の場合は相続財産全体から、基礎控除と寄付金額を差し引いた額が課税遺産総額になります。
相続税非課税扱いを受ける場合は、発行される領収書とともに「公益法人証明書」が必要となるので、ユニセフに連絡の上、用意してもらう必要があります。
相続税の申告期限が相続開始後から10ヶ月以内*なので、注意が必要です。
*出典:相続財産からのご寄付|日本ユニセフ協会公式サイト
▼ユニセフへの寄付金控除について詳しくはこちら
UNICEF(ユニセフ)募金の寄付金控除の仕組みや税制上の優遇措置とは
参考:寄付以外にユニセフを支援する方法
寄付以外にもユニセフの活動を支援する方法は大きく分けて以下の4つが考えられます。
- ・ボランティア活動へ参加する
- ・アドボカシー活動へ参加する
- ・募金活動を主催・参加する
- ・情報発信を行う
お金以外の形でも支援を行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ボランティア活動へ参加する
日本ユニセフ協会やユニセフハウスでは、以下の6つのボランティア活動が行われています。
- ・ユニセフ活動資料の発送、仕分け作業
- ・全国の学校へのユニセフ活動資料の発送作業
- ・ユニセフハウスの展示ガイド
- ・外国コイン募金の仕分け
- ・ユニセフ募金に関する事務作業
- ・広報写真データなどの整理、入力作業
ユニセフハウスや地域組織でのボランティア活動に参加することで、ユニセフについての広報活動を行えます。
間接的な活動支援につながるので、気になる方はボランティア活動に参加してみましょう。
アドボカシー活動へ参加する
アドボカシー活動は、子どもたちの支援を行うユニセフの活動の柱の1つです。
アドボカシーとは、「擁護」や「支持をする」といった意味を指します。
社会的に弱い立場にある子どもの権利を守り、主張を代弁しているのです。
積極的に子どもの問題解決に取り組む環境作りを行っています。
日本ユニセフ協会においてもインターン活動や学校・教育関係研修会への講師派遣などさまざまな活動が行われています。
自分が協力できる活動がある場合には、アドボカシー活動に参加してみるのもおすすめです。
募金活動を主催・参加する
募金活動を主催したり、参加したりすることでユニセフを支援できます。
ユニセフが活動を継続するためには、資金を長期的に安定して集めることが欠かせません。活動資金を集めるために募金活動を主催・参加することは有効な手段の1つです。
募金が集まるほど、ユニセフが活動していくための資金となり、世界中の子どもが抱える問題解決の一助となるでしょう。
情報発信を行う
ユニセフの活動について、情報発信を行うことは寄付以外にも個人でできる支援活動です。SNSなどの媒体を利用してユニセフの活動について認知を広げることで、一人でも多くの人に興味を持ってもらえます。
日本ユニセフ協会では、講演会や公式メディアで情報発信を行っています。発信内容が広く認知されるように、個人でもSNSや口コミを利用して身近な人に情報発信をしてみましょう。
まずはUNICEF(ユニセフ)の活動を知ろう!ユニセフハウスで世界の問題を身近に
ユニセフハウスは日本ユニセフ協会が運営する情報発信の場。ユニセフの支援者や国際協力に携わる方やこれからを担う若者などを中心に、多くの方に世界の子どもたちの暮らしやユニセフの活動を発信していく展示施設です。
世界で何が起こっているのか、何が必要とされているのか、まだまだ知られていないことも多いことから、それを知ってもらいたいという願いを元に作られた施設になります。
ユニセフハウスの詳細
そんなユニセフハウスの場所や開館時間など、利用する上での基本的な情報は以下の通りです。
運営 | 公益財団法人日本ユニセフ協会 |
場所 | 〒108-8607 東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス |
開館時間 | 10:00~17:00 |
閉館日 | 第2、第4以外の土曜、毎週日曜、祝祭日、 年末年始、ユニセフ協会設立記念日(6月9日) |
入館料 | 無料 |
駐車場 | 有り(予約制ではないため空きがあれば利用できる) |
ユニセフハウスではどんなことがわかる?
ユニセフハウスでは、世界の現状とユニセフの活動を知ってもらうため、いくつもの展示コーナーが設置されています。
多様な世界にあって、子どもたちが生まれながらにもつ「おなじ」と、きびしい現実が伝える「ちがい」を、さまざまな仕掛けによる体験型の展示によって体感できます。
展示は3つのZoneで構成されており、子どもたちが生まれながらに持っている権利とともに紹介されています。
- ・Zone1: 「ちがい」の中の「おなじ」と出会う
- ・Zone2: 7人の子どもたちと出会う
- ・Zone3: ユニセフと出会う
といった形です。
それぞれが特徴的な展示で、訪れた方々に理解してもらいやすい展示内容となっています。
これによって世界で起こっている問題、特に子どもたちに訪れている危機や、ユニセフがどのような活動で支援を行っているのかがわかるのです。
ユニセフハウスを案内してくれるガイドツアーも
ユニセフハウスに見学する時には、ガイドツアーをお願いできます。
ただ見て回るだけでは説明書きをされている以上のことは分かりません。
ガイドツアーに申し込めば、ガイドの方が懇切丁寧に、展示コーナーを利用して詳しく解説してくれます。
世界の現状やユニセフの活動についてもより深く理解を深められるため、ユニセフハウスを訪れるのであれば利用しない手はありません。
ただしこのガイドツアーは時間が決められており、予約制となっているので事前に確認が必要です。
▼ユニセフハウスについて詳しくはこちら
>>ユニセフハウスのアクセス方法やイベント、見学するメリットを紹介!
UNICEF(ユニセフ)を通して世界の子どもたちの問題を知り、私たちにできることを考えよう
今回は、UNICEF(ユニセフ)の概要と活動内容などについて説明しました。最後に、ここまでの内容をまとめます。
- ・UNICEF(ユニセフ)が行っている活動は、以下の9つ
- 1.保健
- 2.HIV/エイズ
- 3.水と衛生
- 4.栄養
- 5.教育
- 6.子どもの保護
- 7.インクルージョン
- 8.ジェンダーの平等
- 9.緊急支援・人道支援
- ・日本ユニセフ協会が行っている活動は、以下の3つ
- 1.募金活動
- 2.広報活動
- 3.アドボカシー活動
- ・UNICEF(ユニセフ)に募金・寄付する方法は、次の3つ
- 1.マンスリーサポート・プログラム
- 2.今回(1回)の募金
- 3.遺産寄付プログラム(遺贈・相続財産寄付)
「5歳の誕生日を迎えられない子ども」が世界には年間500万人*もいます。こういった子どもたちを救うには、「幅広い地域」への「継続的な支援」が必要不可欠です。
とはいえ、世界の人々を個人の寄付で救おうとすると難しいもの。この点UNICEF(ユニセフ)は、たくさんの子どもや幅広い地域での活動を支援できる団体です。
1日30円からできる「マンスリーサポート・プログラム」もあるので、あなたもユニセフの活動を支援しませんか。
*出典:ユニセフの主な活動分野「保健」|日本ユニセフ協会公式サイト
\世界の子どもたちを支援できる!/
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