「オンラインで支援をおこないたい」
「オンラインで寄付を集めたい」
このように悩んでいる方は、気軽に利用できるオンライン上のサービスを使うのがおすすめです。
最近はオンラインを通じた寄付も可能で、時間や場所を選ばずに手軽にできるのが魅力的です。
本記事では、オンラインの寄付にまつわる以下の内容をご紹介します。
- ・オンラインで寄付したい人が利用できるサービス6選
- ・オンラインで寄付を集めたい人が利用できるサービス3選
- ・オンラインで寄付できる!おすすめ支援先4選
記事の後半では「専門家による寄付先の選び方」も紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。
「オンラインで寄付できる支援先を今すぐ知りたい」という方は、以下をクリック!
オンラインで寄付したい人が利用できるサービス6選
オンラインで寄付したい人が利用できるサービスは、以下の6つです。
サービス1:gooddo
gooddoは、社会貢献団体を誰でも気軽に支援できるプラットフォームです。
2014年の設立以降、gooddoを通じて継続支援を始めた人数は約14万人、継続支援が生み出す月々の支援金額は約2.1億円/月にのぼります(※いずれも2024年時点での数字)。
社会課題やSDGsに特化した情報メディア「gooddoマガジン」では、自然・環境問題に関わっている団体や、人権・命に関わっている団体などの寄付先を紹介しています。
gooddoマガジン編集部おすすめの「オンラインで寄付できる支援先」が知りたい人は、以下をご参照ください。
他のおすすめ寄付先を知りたい人はぜひこちらもチェックしてみてください。
>>信頼できる寄付先は?どこがいい?専門家がオススメNPO団体を徹底解説
またgooddoでは、おすすめ団体から遺贈パンフレットをまとめて請求できるサービスを提供しています。
遺贈とは、遺言書により個人や団体へ遺産を譲ることです。遺贈を活用することで法定相続人以外、たとえば非営利団体へ遺産を譲れます。
「自分の死後、残った財産は社会貢献に役立ててほしい」と考えている方は、遺贈による寄付を考えてみてはいかがでしょうか。遺贈の始め方や注意点、おすすめ団体の遺贈パンフレット請求(無料)などは、下記記事をご確認ください。
gooddoについて詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください。
サービス2:Yahoo!ネット募金
画像引用:ヤフー株式会社・Yahoo!ネット募金
Yahoo!ネット募金は、Yahoo! JAPANが運営する寄付ポータルサイトです。
2004年に「Yahoo!ボランティア・インターネット募金」の名称でスタートし、累計寄付額は117億円を超えました(2024年10月時点)。
Yahoo!ネット募金では、カテゴリごとに自分が気になるテーマのプロジェクトを検索したり、任意団体「Yahoo!基金」に寄付したりすることが可能です。
クレジットカードは100円から、Tポイントは1ポイントから寄付できます。
また、寄せられた寄付にYahoo! JAPANや支援企業などが一定比率の金額を上乗せする「マッチング寄付」が期間限定で実施されることもあります。
サービス3:Give One
画像引用:公益財団法人パブリックリソース財団・Give One
Give Oneは、公益財団法人パブリックリソース財団が運営するオンライン寄付サイトです。
「日本で寄付文化を定着させていくための足がかりをつくりたい」との思いで活動しています。
Give Oneに紹介されているのは、専門家が信頼できると判断した団体のみです。
具体的には、審査基準として以下のような基本要件を設けています。
- 【審査基準における「団体の基本要件」の例】
- ・活動を開始してから2会計年度が経過していること
- ・役員名や事務局責任者名を公開していること
- ・財務状況を決算報告書として公開していること
- ・事業や寄付の結果をウェブサイトや事業報告書に掲載・公開していること
Give Oneでは「寄付プロジェクトの対象者」や「社会課題」「地域」など、あらゆる視点から対象プロジェクトを検索することが可能です。
サービス4:Syncable
画像引用:株式会社 STYZ・Syncable
Syncableは、株式会社 STYZが運営する寄付のプラットフォームサービスです。
2016年にリリースされて以降、約2,000のNPOが利用するプラットフォームへと成長しました。
Syncableでは「女性支援」や「人権擁護」「国際協力」など、あらゆる社会課題に取り組む団体をテーマごとに探すことが可能です。
プラットフォーム上には、約2500のNPO団体が掲載されています(2024年10月時点)。
Syncableは、「支援したい団体のための寄付を集めるページ」を作成できることもユニークな特徴のひとつです。
サービス5:メルカリ寄付
画像引用:株式会社メルカリ・メルカリ寄付
メルカリ寄付は、メルペイ残高を使って支援できるサービスです。株式会社メルカリが運営しています。
メルカリ寄付を通じた寄付の流れは、以下のとおりです。
【メルカリ寄付を通じた寄付の流れ】
- メルカリで商品を売る
- 寄付先を選択後、メルペイ残高で寄付する
- 寄付先に寄付金が届く
メルカリ寄付には、災害被災地への緊急募金だけではなく、「まちづくりに取り組む市町村」や「次世代のリーダーを育成する大学」など、あらゆる寄付先が用意されています。
メルペイ残高を利用するには、事前に「アプリでかんたん本人確認」もしくは「お支払い用銀行口座の登録」が必要です。
サービス6:sumabo
画像引用:株式会社ディ・エフ・エフ・sumabo
sumaboは、株式会社ディ・エフ・エフが運営するクリック募金サイトです。
2000年に日本初のクリック募金サイトとして開設されて以降、これまでに800万人以上のユーザーが参加し、総寄付額は4億9,000万円を超えています(2024年10月時点)。
sumaboの特徴は、ユーザーがクリック募金サイトにアクセスして1日1回クリックをすると、1円が無料で募金されることです。
ユーザーに代わり、スポンサー企業が1クリックあたり1円を寄付する仕組みになっています。
さらに、クリックだけではなくアンケートに答えた場合は、1アンケートあたり100円の寄付につなげることが可能です。
sumaboでの募金は、復興支援や環境保全、地域福祉などの分野に取り組むNPO団体の活動に役立てられます。
オンラインで寄付を集めたい人が利用できるサービス3選
オンラインで寄付を集めたい人が利用できるサービスは、以下の3つです。
サービス1:READYFOR
画像引用:READYFOR株式会社・READYFOR
READYFORは、READYFOR株式会社が運営する日本初のクラウドファンディングサイトです。
クラウドファンディングには「購入型」「寄付型」「金融型」の3種類がありますが、READYFORが取り扱っているのは購入型と寄付型です。
READYFORでは購入型と寄付型の明確な区別はないものの、支援者が税制上の寄付金控除を受けられる場合を「寄付金控除型」と呼んでいます。
READYFORでのプロジェクトの流れは、以下のとおりです。
【READYFORでのプロジェクトの流れ】
- プロジェクトページを作成する
- 契約書の入力後、プロジェクト審査がおこなわれる
- 審査通過後、プロジェクトを公開する
- 必要に応じて新着情報を更新する
- プロジェクト成立後、支援者にリターンを送付する
なお、READYFORには「フルサポートプラン」と「シングルプラン」があります。
なかでもフルサポートプランは、認定/准認定ファンドレイザー®の資格を持つ専門チームに伴走してもらいながらプロジェクトを進められるため、初心者でも安心して利用することが可能です。
サービス2:CAMPFIRE
画像引用:株式会社CAMPFIRE・CAMPFIRE
CAMPFIREは、株式会社CAMPFIREが運営する国内最大のクラウドファンディングサービスです。
2011年のサービス開始以降、9.2万件以上のプロジェクトが立ち上がり、総支援額は890億円を超えました(2023年3月時点)。
CAMPFIREを利用すると、誰でも無料でクラウドファンディングを開始できます。
CAMPFIREでのプロジェクトの流れは、以下のとおりです。
【CAMPFIREでのプロジェクトの流れ】
- プロジェクトページを作成後、公開する
- プロジェクトを開始し、支援を集める
- 支援金を受け取り、支援者へリターンを送る
CAMPFIREには、クレジットカード決済やコンビニ払いなど豊富な決済方法が用意されています。
また、「CAMPFIREコミュニティ」を利用する場合、一度の支援だけではなく毎月継続的に支援金を募ることも可能です。
サービス3:congrant
画像引用:コングラント株式会社・congrant
congrantは、コングラント株式会社が運営するオンライン寄付募集システムです。
寄付募集から管理まで、寄付に関する業務・情報を一元管理してもらえます。
さまざまな寄付募集の形に対応しており、以下4つのなかから目的に合わせて自由に選ぶことが可能です。
・継続寄付
・クラウドファンディング
・年会費の決済
また、クラウドファンディングとマンスリーサポーターの同時募集もできます。
congrantを利用した寄付募集の流れは、以下のとおりです。
【congrantを利用した寄付募集の流れ】
- 利用を申し込む
- 社内審査がおこなわれる
- 導入前サポート面談を受ける
- 寄付募集ページを作成する
- 寄付募集を開始する
congrantには寄付金受領証明書の作成・送付機能が備わっているため、作成や送付にかかる時間を大幅に削減することが可能です。
なお、下記記事ではcongrantを利用するメリット・デメリットや口コミ評判を紹介していますので、関心のある方はあわせてご参照ください。
>>クラウドファンディング「コングラント」の口コミ評判!NPO向けの充実機能がオススメ
オンラインで支援団体へ直接寄付できる!
ここまで、「オンラインで寄付したい人が利用できるサービス」「オンラインで寄付を集めたい人が利用できるサービス」について紹介しました。
寄付先にもよりますが、なかには支援団体のHPから直接寄付できるところもあります。
社会課題の解決に向けて取り組んでいる団体は、HPから直接寄付を受け付けているところがあるため、これを機にチェックしてみてはいかがでしょうか。
たとえば以下の団体は、オンライン上で直接寄付することが可能です。
【オンライン上で直接寄付できるおすすめ団体5つ】
ただし、「そもそも何処に寄付したら良いのか分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、寄付アドバイザーの方に「寄付先の選び方」をテーマにお話をお伺いしました。
寄付先の選び方を紹介
「どのような基準で寄付先を選べば良いのだろう」
「寄付先をどこにしようか迷っている」
そのように悩む方のために、寄付アドバイザーの河合さんに「寄付先の選び方」をお伺いしましたので、ご紹介します。
はじめまして。寄付アドバイザーの河合です。
ここから、みなさんの寄付先選びをサポートしていきますね。
はじめにお伝えしたい重要なことは「寄付に失敗はない」ということです。
寄付とは誰かにあなたの想いを託すこと。
それに良いも悪いも、成功も失敗もないのです。
また「何にあなたの想いを託すか」という点が寄付の奥深い魅力的な部分です。
信頼性や活動内容、実績や成果、挑戦、コミュニケーションなど様々な価値観があります。
また、あなたの原体験を軸に考えるのも素晴らしい選び方だと思います。
その上で、これから寄付を始める人のために、3つの選び方を解説します。
おすすめする団体の選び方3つ
- 信頼できるところに寄付する
- 自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付する
- 寄付の使い道がわかりやすいところに寄付する
もちろん、選び方に該当しない団体を否定する訳ではありません。あくまで選び方の一例としてご覧いただければ幸いです。
オンラインで寄付できる!おすすめ支援先を5つ紹介
ここでは、オンラインで寄付できる支援先としてgooddoマガジンがおすすめしている団体を5つご紹介します。
寄付アドバイザーの河合さんの注目ポイントも紹介しているため、ぜひチェックしてください。
【おすすめ団体を5つ紹介】
寄付先1:公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
ユニセフはこんな人にオススメ!
- ・子どもが笑顔でいられる社会になってほしい
- ・世界の色々な国で多くの問題があるので、どこを支援したらいいかわからない
- ・活動歴が長い団体には安心を感じる
ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。
活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。
ユニセフでは、毎月定額を寄付できる「マンスリーサポート・プログラム」への協力を呼び掛けており、オンライン上で手続きが可能です。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- 国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
- マンスリーサポートでできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
- 著名人、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】ユニセフの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
>>ユニセフに関する記事一覧はこちら
寄付先2:認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走
カタリバはこんな人にオススメ!
- ・教育の可能性や重要性を信じている
- ・実績や社会的な信頼は大事だと思う
- ・家庭や学校で困難を抱える子どもでも、成長の機会を得られる社会になってほしい
カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。
活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。
子ども達への支援方法や寄付額は、オンライン上で選択することが可能です。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
- 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
- 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
>>カタリバに関する記事一覧はこちら
寄付先3:認定NPO法人 Learning for All:包括的な支援に特徴あり
Learning for All はこんな人にオススメ!
- 質の高い学習支援をこどもたちに届けたい!
- 全国のたくさんの子どもの役に立ちたい!
- 専門家やメディアの評価が高い活動を支援したい!
Learning for All は、さまざまな理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。
活動を通して「子どもの貧困の本質的解決」を目指しています。
Learning for All を通じて子ども達を支援したい場合、オンライン上での手続きが可能です。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ
- 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
- 「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」など、寄付金でできることが分かりやすい
- 企業、自治体などのパートナー、学生ボランティア卒業生のアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】Learning for All の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
>>Learning for All に関する記事一覧はこちら
寄付先4:認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働
むすびえはこんな人にオススメ!
- ・子どもにとって食べることは大事だと思う人
- ・子どもの頃から多様な価値観に触れる方が良いと思う人
- ・子どもが食を楽しめる社会になって欲しいと思う人
むすびえは、各地域のこども食堂ネットワークの支援、社会に貢献したいと考えている企業・団体と協働でこども食堂の支援、こども食堂に関する調査・研究を行っています。
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることをめざしています。
クレジットカードや銀行振り込み、Tポイントでの寄付を受け付けており、いずれもオンライン上での手続きが可能です。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- こども食堂の実態・効果・課題の調査や、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して全国のこども食堂を応援している。
- 食材や物品を提供する企業や支援者の情報が一旦むすびえに集まることで、全国のこども食堂に対して公平に情報が届けられる
- 「こども食堂全国箇所数調査」や『こども食堂白書』の出版など団体自らが行う調査研究が充実している。全国のこども食堂の状況を知りたいと思ったらまず、むすびえの調査に目を通すのがおすすめ
ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】むすびえの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
>>むすびえに関する記事一覧はこちら
寄付先5:特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan):世界14カ国で難民を支援
AAR Japan[難民を助ける会]はこんな人にオススメ!
- ・日本発の難民支援活動を行っている団体を応援したい
- ・40年の長い歴史がある信頼できる団体に寄付したい
- ・国連に公認・登録されているなど国際的に評価された団体に安心を感じる
AAR Japan[難民を助ける会]は世界14カ国で紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。現在は日本の他にアジア、中東、アフリカの12の国に事務所を持ち、難民支援や地雷不発弾対策などの活動を行っています。
活動を通し、一人ひとり多様な人間が、各々の個性と人間としての尊厳を保ちつつ共生できる、持続可能な社会を目指しています。
クレジットカードやふるさと納税、チャリティグッズの購入などで寄付ができ、いずれもオンライン上での手続きが可能です。
寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!
- 1979年に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり
- 1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている
- 「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、AAR Japan[難民を助ける会]が大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる
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>>【実際どう?】AAR Japan[難民を助ける会]の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
>>AAR Japan[難民を助ける会]に関する記事一覧はこちら
このように考えている方は、この機会に遺贈寄付を考えてみませんか?
生前に手続きを済ませるだけで、自分の遺産を支援団体に寄付(遺贈寄付)できます。
遺贈寄付先の選び方をチェックする
オンラインでの寄付を始めてみませんか?
ここまで、オンラインでの寄付について解説しました。ここで、紹介した内容をまとめます。
- ・オンライン上のサービスを活用することで、気軽に支援したり寄付を集めたりできる
- ・なかには支援団体のHPから直接寄付できるところもある
- ・寄付先を選ぶ際は、自分が問題だと思うことに取り組む団体や寄付の使い道がわかりやすい団体に寄付するのがおすすめ
オンラインで寄付を集めたい場合、サービスを活用すると専門家からサポートしてもらえたり寄付に関する業務を効率化できたりと便利です。
また、オンライン上での寄付なら、場所を問わず自分の好きなタイミングでおこなえます。
オンラインでの寄付を希望している方は、実績があって寄付金控除の対象団体にもなっている以下の支援先を検討してみてはいかがでしょうか。
▼オンライン上で直接寄付できるおすすめの団体
団体名 | 寄付アドバイザーが見た注目ポイント |
---|---|
日本ユニセフ | ・国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回 ・マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実 ・著名人(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている |
カタリバ | ・「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み ・安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開 ・活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる |
Learning for All | ・困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴 ・寄付金でできることのわかりやすさ「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」「月3,000円で1日分」「月10,000円で高校進学」など ・企業、自治体など子どもの貧困を本質的に解決するためのパートナー、学生ボランティアを経験したOB・OGのアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在 |
むすびえ | ・全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援 ・公平・中立な支援を行っている ・「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実している |
AAR Japan[難民を助ける会] | ・1979年にインドシナ難民支援を目的に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり ・1997年には、AAR Japan[難民を助ける会]が主要メンバーである地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)がノーベル平和賞を共同受賞。1999年に読売新聞国際協力賞、2008年に沖縄平和賞を受賞。1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている ・「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、「人道支援の行動規範」のほか、人道支援関連の諸基準を遵守しつつ活動するといったAAR Japan[難民を助ける会]が大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる |
記事の内容は以上です。もし、今あなたが
「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」
とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下をご一読ください!
>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!
「そもそも寄付や募金との違いって何だろう?」
「寄付する意味や寄付の方法って何があるのだろう?」
このような点が気になっている方は、ぜひ下記記事もご一読ください。
>>寄付とは?寄附や募金、義援金との違い、おすすめの寄付先を紹介
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。