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古着を捨てずに寄付したい!4つの寄付先や古着寄付の方法を解説

  • 2021年10月25日
  • 2024年4月2日
  • 寄付

まだまだ着られる状態なのにサイズアウトしたり、自分の趣味が合わなくなってしまった服。捨てるのはもったいない、リサイクルショップに持って行っても大したお金にならない。ならば必要としている人に使ってもらいたい、と考える人もいるのではないでしょうか。

そこで選択肢のひとつとして考えられるのが、洋服を必要としている人たちに寄付すること。

しかし古着を寄付したいと思っているものの、

・寄付の方法は?
・寄付をする際どんなことに注意すべき?
・寄付先にはどんな団体があるの?

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、古着の寄付について以下の内容をご紹介します。

  1. 古着の寄付はどのように人の役に立つのか
  2. 古着の寄付を受け付けている団体
  3. 古着の寄付に関する疑問

古着の寄付を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
また古着の寄付と並行して、支援団体へのお金の寄付もできます。団体は、継続的なお金の寄付を受けることで、古着の寄付だけではカバーできない範囲の支援を実施できるようになります。
また、定額寄付なら指定した金額が毎月引き落とされるため、寄付する手間が少なく済むというメリットも。「古着の寄付と並行して、お金の寄付も考えてみようかな?」という方は、以下をご一読ください。
>>>古着の寄付と並行して「お金の寄付」も検討してみませんか?

ウクライナの子どものために支援を考えているあなたへ

ウクライナ現地では様々な団体が、幼い子どもやその家族のために支援活動を行っています。遠く離れた日本に暮らす私たちにも、出来ることがあります。

どのような支援活動が行われているか、詳しく解説します。

目次

古着を寄付できる?古着寄付の紹介!


古着の寄付を検討しているものの、寄付した古着がどのような人の役に立つのかよく分からないという方もいると思います。

寄付された古着は、アジアやアフリカ等の発展途上国に贈られることが多いです。

また、古着を直接届けるのではなく途上国の販売店等に寄付し、雇用を創出するという支援方法を取っている団体や、途上国の古着販売業者に卸し、収入をその国の教育支援資金にして活動する団体、国内のフリーマーケットで販売し売り上げを途上国等の支援活動に宛てる団体もあります。

古着を捨てずに寄付やリサイクルすることは、人の役に立つだけでなく地球環境のためにもなります。

以下の記事では、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」について解説しています。自分の買ったものに最後まで責任を持ちたい、とお考えの方はご一読ください。
>>持続可能な開発目標・SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」のターゲットや現状は?

古着寄付の方法とは?

どのように寄付したらよいのか、どのような古着が寄付として受け付けられるのか分からないという方もいると思います。

そこでここでは、古着の寄付方法と注意点をご紹介します。

団体を通じて寄付

古着の寄付をしている団体に送る方法があります。その際、下記のことを確認すると良いでしょう。

  • ・事前の連絡は必要か(受け入れ可否の確認のため必要な場合もあれば、忙しくて対応できないのでなるべくしないでほしいという団体もあります)
  • ・どのような古着を受け入れているか
  • ・古着以外も受け入れているか(古着を受け入れている団体はタオルなども受け入れている場合があります)
  • ・梱包の方法に指定はあるか
  • ・随時受け入れているのか、受け入れ期間の指定はあるのか
  • ・配送業者に指定はあるか

送り主が送料を負担するだけで受け入れてくれる団体がほとんどですが、古着を選別・仕分け、支援先に輸送・配布するのにはコストがかかります。古着送付と同時に寄付も検討してみてはいかがでしょうか。多くの団体が活動資金の寄付も受け付けています。
>>>古着の寄付と並行して「お金の寄付」も検討してみませんか?

関連記事

>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

地域の廃品回収を利用

定期的にある地域の廃品回収に出したり、スーパーの駐車場などで開催されている廃品回収に古着を持ち込む事が可能です。

どんな品目でも受け入れている場合がほとんどで、状態により仕分けされ、状態の良いものは古着として国内外に送られ、汚れのある綿製品は雑布として工場などで使われます。また、化学繊維は自動車の防音材や建築資材としてリサイクルされます。

施設に直接古着を寄付

孤児院や児童養護施設に、直接古着を寄付することも可能です。しかし受け入れていない施設も多いので、急に持ち込まず、必ず連絡を取るかホームページをチェックして事前に確認を取りましょう。
受け入れ可能な場合は、どのようなものなら受け入れ可能なのか、条件をしっかりと確認しましょう。

買取ショップで寄付

リサイクルショップや買取業者が回収し、販売せずに途上国に寄付として送ったり、販売した売り上げを途上国支援等に寄付したりしています。

受け入れ条件の確認や梱包や発送が手間だと感じる人は、業者に持ち込み寄付金に替える、この方法が手軽です。

ファストファッションのショップで寄付

大手ファストファッションのショップでは、自社製品か否かに関わらず着終わった洋服を回収しているところがあります。回収された古着は、難民などへの衣料支援として海外に送られたり、繊維を再利用して新しい洋服に使われたりします。

古着寄付の注意点

団体を通じて古着を寄付する場合、どのような洋服でも寄付できるわけではありません。送る前に各団体のHPを見ながらどのような点に注意したら良いのか確認しましょう。

【特に確認が必要な点】

  • ・シミや汚れがあるもの、傷んでいるものは受け入れていない場合がほとんど
  • ・名前が書かれているものは受け入れ不可が多い
  • ・下着や靴下は新品のみの受付の場合がほとんど
  • ・ユニホームや体操服、水着は不可の場合が多い
  • ・洗濯またはクリーニングをして送る

条件を満たしていない古着は、団体側が費用負担をして処分することも少なくありません。ひとくちに「傷んでいるもの」といってもどのくらいのものならば大丈夫なのか判断に困ることもあると思います。
また、洋服をきれいに畳んで梱包、発送という手間もかかります。

状態の判断基準など不安も多く、寄付はなかなかハードルが高いと感じる方は、お金での寄付を検討してみてはいかがでしょうか。お金の寄付は、受け取った団体が支援地のニーズや状況に合った支援方法を選択し、柔軟かつ迅速に支援が必要な人たちのために役立てられます。
>>>古着の寄付と並行して「お金の寄付」も検討してみませんか?

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>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

古着を寄付できる支援団体を4つ紹介!

ここでは、「古着を寄付したい」と考えている方へ向けて、寄付アドバイザーの河合さんのおすすめコメントとともに、古着の寄付を受け付けている団体を4つ紹介します。

寄付アドバイザー :河合将生(まさお)さん
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー
寄り添って伴走する第三者として、各団体(NPOなど)の支援に取り組んでいます。

【寄付先1】特定非営利活動法人国際子供友好協会:子供達の手から手へ愛ある国際支援活動のお手伝いを行う


東南アジアの途上国の子どもたちを支援するため、リサイクル用品の回収事業、発展途上国でのボランティア活動イベント、国内外での災害救援活動、子どもの国際交流促進事業を行っています。

未来を担う子どもたちが明るく平和な社会づくりに取り組む事業を展開することで、社会全体の利益につなげることを目指しています

  1. 子ども用の古着、ぬいぐるみ、文具、おもちゃ以外にも自転車やベビーカーなどの乗り物、ジャングルジムなどの遊具の寄付も受け入れ、すべて現地に届けている
  2. 寄付されたものは発展途上国の子どもたちに直接手渡しで届けている
  3. 関わるメンバーはすべて無報酬のボランティアとして活動している

【寄付先2】特定非営利活動法人ワールドギフト:物品の寄付支援を中心に命を守る支援を行う


アジア、アフリカ各国で、物資支援、食事・食糧支援、医療支援、安全な水支援、清掃活動、日本国内で動物支援などの活動を行っています。

「まだ使える不用品」のパワーで世界中の人々を笑顔にしています。

  1. 日用品、学用品、雑貨、ベビー用品、食品などありとあらゆるものの寄付を受け付け。これまで物資寄付で88か国を支援
  2. 物品受け入れ時に、荷物のサイズに応じた寄付金を依頼。受け入れた寄付物資を確実に支援に役立つ仕組みで活動している
  3. インスタグラムは1日に数回更新、動画や写真で現地の様子を丁寧に報告している

【寄付先3】認定NPO法人 日本救援衣料センター:「愛の救援衣料」を配布する


衣料品を収集しアジアやアフリカの国を中心に寄贈したり海外へのスタディーツアーを実施しています。

1枚の毛布、1枚の衣類で励ましと勇気を届けています。

  1. 郵送だけでなく収集会場でも衣料品の寄付を受け付けている
  2. 郵送寄贈の際、海外への輸送費の寄付を依頼し、実に寄付物資を現地に届ける仕組みで活動している
  3. 寄贈先、年間の合計寄贈トン数がホームページで随時報告されている

【寄付先4】特定非営利活動法人 日本ファイバーリサイクル連帯協議会:衣類のリユースのしくみで資源の活用と生活の自立支援を行う


衣料品を収集し国内及びパキスタンでリユース販売をし、その収益でパキスタンの学校運営を支援しています。

衣類のリユースをすすめる仕組みをつくることで、資源の活用と貧困によって社会的に疎外されている世界の人々の自立支援に寄与することを目指しています。

  1. パキスタンに送られた古着は、現地のビジネスグループが買い取り販売。その利益を、パキスタンのスラム地域にある福祉学校「アル・カイールアカデミー」の運営に充てている。現在アル・カイールアカデミーは10校あり4500人の子どもが学んでいる
  2. 布製品の製品企画や製作、展示・販売を行う「kapre(カプレ)」を千葉県柏市で運営。世界中から集まった古着などからアイディアを得ている。「kar-khana(カルハナ)」と呼ばれる工房で製作したものや国内やパキスタンから集まった古着を主に販売
  3. 多くのNPOや生活協同組合などと協力し、回収やリユースの場を広げるとともに回収品の選別の協力も得ている

古着の寄付と並行して「お金の寄付」も検討してみませんか?

「古着の寄付以外の方法でも団体を支援したい」と考えている方は、この機会にお金の寄付を考えてみませんか?

古着の寄付と並行してお金の寄付を行うことで、支援の幅をさらに広げることが可能です。

古着の寄付とお金の寄付は両立できる

さらに継続的な支援を考えている方は、「古着の寄付を続けつつお金を寄付する」という選択肢もあります。

「衣食住」に関わる衣服の寄付は、生活に困っている人を支える上で欠かせない支援の1つです。自宅にある衣服を寄付に役立てることは、とても重要な支援と言えます

一方で古着の寄付だけでは、スタッフの人件費や必要な備品の購入費など、カバーできないことがあります。そこで必要になるのが、支援者からのお金の寄付です。

定額の寄付は数千円からでも始められ、途中で寄付をストップしたり金額を調整したりすることもできます。

お金を寄付する魅力

お金の寄付は、様々な問題に対して柔軟に対応できる点が魅力の1つです。支援の現場では、モノを渡すだけでは解決できない問題も多く存在しているのです。

また、継続的なお金の寄付は、団体が中長期的な視野で活動を展開するための支えにもなります。さらに、スタッフの人件費に回すことも可能です。

このように、古着の寄付とお金の寄付にはそれぞれのメリットがあります。

以下の記事では、モノを寄付する魅力や難しさ、お金の寄付をはじめる魅力について、寄付アドバイザーにインタビューしています。

「古着の寄付と並行してお金の寄付も検討したい」という方は、ぜひご一読ください。

>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

古着の寄付と両立できる!お金の寄付先としておすすめの4団体を紹介

「お金での寄付も検討したいけど、そもそもどの団体に寄付すればいいのだろう」と悩んでいる方もいるでしょう。

そこで本章では、寄付アドバイザーである河合さんのコメントとともに、gooddoマガジンおすすめの寄付先を4つ紹介します。

【寄付先におすすめの団体4つ】

  1. 日本ユニセフ
  2. カタリバ
  3. Learning for All
  4. むすびえ

「そもそも寄付先はどのように選べば良いのだろうか?」と悩んでいる方は、寄付先の選び方を紹介している以下記事もあわせてご一読下さい、

>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!

1.公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に

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ユニセフはこんな人にオススメ!

  • ・子どもが笑顔でいられる社会になってほしい
  • ・世界の色々な国で多くの問題があるので、どこを支援したらいいかわからない
  • ・活動歴が長い団体には安心を感じる

ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。

命を守る基礎的な支援を、遠隔の村や都市のスラムなど最も貧しく厳しい環境で生きる子どもたちへ優先的に届けています。また、子どもの人生を大きく変える安全な水の供給、貧困家庭のための生計向上支援まで幅広い支援が特徴。

活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
  2. マンスリーサポートでできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
  3. 著名人、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】ユニセフの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>ユニセフに関する記事一覧はこちら

2.認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走

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カタリバ

カタリバはこんな人にオススメ!

  • ・教育の可能性や重要性を信じている
  • ・実績や社会的な信頼は大事だと思う
  • ・家庭や学校で困難を抱える子どもでも、成長の機会を得られる社会になってほしい

カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。

日本中の子ども達が、生まれ育った環境や家庭などの格差によって、可能性を閉ざされてしまうことが決してないように支援を続けています。

活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
  2. 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
  3. 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>カタリバに関する記事一覧はこちら

3.NPO法人 Learning for All:包括的な支援に特徴あり

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Learning for All

Learning for All はこんな人にオススメ!

  1. 質の高い学習支援をこどもたちに届けたい!
  2. 全国のたくさんの子どもの役に立ちたい!
  3. 専門家やメディアの評価が高い活動を支援したい!

Learning for All は、さまざまな理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。

今まで、延べ6000人以上の子どもを支援、延べ2000人以上のボランティアが参加した実績を持ちます。
また、メディア取材や表彰歴が多数あり、多くの企業からも支援や協賛も受けています。

活動を通して「子どもの貧困の本質的解決」を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ

  1. 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
  2. 「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」など、寄付金でできることが分かりやすい
  3. 企業、自治体などのパートナー、学生ボランティア卒業生のアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】Learning for All の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>Learning for All に関する記事一覧はこちら

4.認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働

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全国こども食堂支援センター・むすびえ

むすびえはこんな人にオススメ!

  • ・子どもにとって食べることは大事だと思う人
  • ・子どもの頃から多様な価値観に触れる方が良いと思う人
  • ・子どもが食を楽しめる社会になって欲しいと思う人

むすびえは、各地域のこども食堂ネットワークの支援、社会に貢献したいと考えている企業・団体と協働でこども食堂の支援、こども食堂に関する調査・研究を行っています。

「こども食堂」を、地域・社会の担い手としてより「あたりまえ」のものにしていきたいという想いで活動している団体です。

こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることをめざしています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. こども食堂の実態・効果・課題の調査や、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して全国のこども食堂を応援している。
  2. 食材や物品を提供する企業や支援者の情報が一旦むすびえに集まることで、全国のこども食堂に対して公平に情報が届けられる
  3. 「こども食堂全国箇所数調査」や『こども食堂白書』の出版など団体自らが行う調査研究が充実している。全国のこども食堂の状況を知りたいと思ったらまず、むすびえの調査に目を通すのがおすすめ
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】むすびえの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>むすびえに関する記事一覧はこちら

「自分の死後、残った遺産を社会のために活かしてほしい」
このように考えている方は、この機会に遺贈寄付を考えてみませんか?
生前に手続きを済ませるだけで、自分の遺産を支援団体に寄付(遺贈寄付)できます。
遺贈寄付先の選び方をチェックする

【ウクライナに寄付するなら?】支援を行っている団体を紹介!

現在多くのウクライナの方が、国内外への避難を余儀なくされています。

ウクライナ国内や隣国に着の身着のまま逃れている人が多いため、替えの衣類や生活物資が重要です。また、物資支援だけでなく今後の復興資金となる中長期的なサポートが必要となってきます。

ここでは「ウクライナのために寄付したい」と考えている方へ向けて、支援活動をしている団体を紹介します。団体による活動内容の説明もご一読下さい。

【寄付先1】認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン:難民支援や災害救援の分野で20年以上の経験を持つ団体

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ピースウィンズ・ジャパンは ロシア侵攻に伴う緊急支援を開始します。
国連難民高等弁務官事務所のグランディ難民高等弁務官は24日、「民間人への人道的な影響は破壊的なものになる」と懸念を表明しました。
今後、ウクライナからの避難民が増えることが予想され、さらにその他の支援が必要になる可能性が高まったことを受け、ピースウィンズ・ジャパンは隣国ポーランドにスタッフを派遣し調査を開始します。

▼今後の活動予定
1.現地情勢の分析
2.支援ニーズの調査
3.信頼できる現地提携団体との折衝
4.緊急支援の実施

現地に、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先2】認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン:長期的な支援活動をする国際NGO

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ワールド・ビジョンは、このたびの危機に際して、ウクライナからルーマニアに逃れた難民への支援活動を強化しており、その他の周辺国でも子どもたちへの心理的応急処置と、難民への基本的な支援物資の提供を計画しています。

また子どもたちが家族から引き離され、暴力や搾取、虐待の危険性が高まることに懸念を表明します。

現地のNGOと連携協定を結び、難民の受け入れ活動を調整・支援しています。また、ウクライナ国内においても、関係諸団体の活動をサポートするための協議が進行中です。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先3】認定NPO法人 難民を助ける会:世界14カ国で難民を支援。特に弱い立場に置かれた方をサポート

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AAR Japan[難民を助ける会]は、世界14カ国で紛争・自然災害・貧困・障がいなどにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。

ウクライナにおいては、ロシアの軍事侵攻を逃れて周辺国に流出した難民への緊急支援を実施します。AAR Japanスタッフが現地入りし、調査・支援活動を行います。

【予想される活動例】
■ 水・食料などの生活必需品の配付
■ 寒さをしのぐための毛布の配布

※現地調査を実施した上で、必要性が高い支援を行います。

政治・思想・宗教に偏らずに活動することを基本理念としています。また、特に弱い立場の人を長期的な視点をもって支援することを重視しています。
1997年には、AARが主要メンバーである地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)がノーベル平和賞を共同受賞しました。

AAR Japanは、日本における難民支援の先駆けとして1979年に発足し、国連に公認・登録された国際NGOです。シリア難民支援、アフガニスタン避難民支援など、これまでの緊急支援の経験を活かします。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先4】公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に

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8年にわたって続く東部地域の紛争や、昨今の武力行為の激化の影響を受けるウクライナの子どもたちのために、ユニセフは現地にとどまり、安全、保健、教育、心理社会的支援、保護、水と衛生などの分野で緊急支援を行っています。

水や電気を絶たれたり教育の機会を奪われたり、避難を余儀なくされるなど、紛争による直接的・間接的な影響を受ける子どもたちをはじめ、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ユニセフではウクライナ緊急募金へのご協力を呼びかけています。

寄付金控除の対象団体です

古着の寄付でよくある3つの疑問

ここからは、古着の寄付でよくある3つの疑問について解説します。

【古着の寄付でよくある3つの疑問】

  • 貧困家庭に洋服を寄付したいけどどうすればいい?
  • 古着以外の絵本や学用品も寄付できる?
  • どんな古着でも寄付できる?

1.貧困家庭に洋服を寄付したいけどどうすればいい?

貧困家庭に洋服を寄付する方法として一番手軽に行えるのが、これまで紹介してきた団体を通じた寄付です。ほかに、洋服が直接の寄付となるわけではありませんが、内閣府の「こども服みらファンド」では古着を寄付して日本の貧困家庭を支援できます。

着なくなった子ども服などをこども服みらいファンドを通じて寄付することで、服の買い取り額が「子どもの未来応援基金」に寄付され、子どもの貧困対策にお金が使われるようになります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください
>>子ども服を寄付して貧困支援!内閣府の「こども服みらいファンド」とは?

2.古着以外の絵本や学用品も寄付できる?

古着の寄付を受け付けている団体では、他の日用品も受け入れていることが多いです。主に衣類と同じく「繊維」に分類される、布団や毛布、タオルを受け付けている団体がよく見られます。

その他に、靴、絵本、おもちゃなども受け入れている団体もあります。

特に、ランドセルの寄付を受け付けている団体は、文房具も受け入れている場合が多いです。
以下の記事で支援を受け付けている団体について紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
>>子どもにランドセルを届けたい!5つの寄付先や支援方法を解説

詳しくは団体HPをご確認ください。

3.どんな古着でも寄付できる?

団体を通じて古着を寄付する場合は特に、受け入れ可能品目が指定されていたり状態が良いもののみ受け付けていることがほとんどです。
特に

  • シミ・汚れや痛みがひどいもの
  • 下着や靴下(新品なら可)
  • 制服や体操着、水着
  • 子ども服(サイズの指定がある)

を受け入れていないことが多いです。

他にも団体により条件は異なるので、詳しくは団体HPを参照してください。

古着の寄付で人の役に立てる!


ここまで古着の寄付を受け入れている団体紹介や寄付の方法、よくある疑問の解説をしました。ここで、紹介した内容をまとめます。

  • ・古着の寄付は様々な形で人の役に立っている
  • ・古着を寄付する前に、条件を満たしているか確認する必要がある
  • ・古着を寄付するには様々な方法がある

まだまだ着られるのにサイズアウトしてしまったり趣味が合わなくなってしまった洋服を、どこかでまた大切に使ってくれる人がいるのは嬉しいものです。まだ着られる洋服が手元にある人は、古着の寄付を検討してみてはいかがでしょうか?

また、古着の仕分け、保管、輸送、配布には経費がかかるため、それぞれの団体では活動費などの寄付も受け付けています。お金の寄付は、受け取った団体が支援地のニーズや状況に合った支援方法を選択し、柔軟かつ迅速に支援が必要な人たちのために役立てられます。

また「古着の寄付と並行してお金の寄付も始めてみたい」とお考えの方には、以下の団体がおすすめです。

▼古着を寄付できる団体

団体名 寄付アドバイザーが見た注目ポイント
日本ユニセフ ・国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
著名人(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
カタリバ 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
・活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
Learning for All 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
・寄付金でできることのわかりやすさ「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」「月3,000円で1日分」「月10,000円で高校進学」など
・企業、自治体など子どもの貧困を本質的に解決するためのパートナー、学生ボランティアを経験したOB・OGのアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
むすびえ 全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援
公平・中立な支援を行っている
・「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実している

古着をはじめとする「モノの寄付」の難しさやお金を寄付する魅力について、詳しく知りたい方は以下をご一読ください。

>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

また、古着の寄付と平行してお金の寄付にも興味がでてきたけれど、

「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」

とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!

>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!

「そもそも寄付や募金との違いって何だろう?」
「寄付する意味や寄付の方法って何があるのだろう?」

このような点が気になっている方は、ぜひ下記記事もご一読ください。

>>寄付とは?寄附や募金、義援金との違い、おすすめの寄付先を紹介

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。
この記事を書いた人
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