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古着を捨てずに寄付したい!4つの寄付先や古着寄付の方法を解説

  • 2021年10月25日
  • 2021年11月16日
  • 寄付

まだまだ着られる状態なのにサイズアウトしたり、自分の趣味が合わなくなってしまった服。捨てるのはもったいない、リサイクルショップに持って行っても大したお金にならない。ならば必要としている人に使ってもらいたい、と考える人もいるのではないでしょうか。

そこで選択肢のひとつとして考えられるのが、洋服を必要としている人たちに寄付すること。

しかし古着を寄付したいと思っているものの、

・寄付の方法は?
・寄付をする際どんなことに注意すべき?
・寄付先にはどんな団体があるの?

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、古着の寄付について以下の内容をご紹介します。

  1. 古着の寄付はどのように人の役に立つのか
  2. 古着の寄付を受け付けている団体
  3. 古着の寄付に関する疑問

古着の寄付を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

古着を寄付できる?古着寄付の紹介!


古着の寄付を検討しているものの、寄付した古着がどのような人の役に立つのかよく分からないという方もいると思います。

寄付された古着は、アジアやアフリカ等の発展途上国に贈られることが多いです。

また、古着を直接届けるのではなく途上国の販売店等に寄付し、雇用を創出するという支援方法を取っている団体や、途上国の古着販売業者に卸し、収入をその国の教育支援資金にして活動する団体、国内のフリーマーケットで販売し売り上げを途上国等の支援活動に宛てる団体もあります。

古着寄付の方法とは?

どのように寄付したらよいのか、どのような古着が寄付として受け付けられるのか分からないという方もいると思います。

そこでここでは、古着の寄付方法と注意点をご紹介します。

団体を通じて寄付

古着の寄付をしている団体に送る方法があります。その際、下記のことを確認すると良いでしょう。

  • 事前の連絡は必要か(受け入れ可否の確認のため必要な場合もあれば、忙しくて対応できないのでなるべくしないでほしいという団体もあります)
  • どのような古着を受け入れているか
  • 古着以外も受け入れているか(古着を受け入れている団体はタオルなども受け入れている場合があります)
  • 梱包の方法に指定はあるか
  • 随時受け入れているのか、受け入れ期間の指定はあるのか
  • 配送業者に指定はあるか

送り主が送料を負担するだけで受け入れてくれる団体がほとんどですが、古着を選別・仕分け、支援先に輸送・配布するのにはコストがかかります。古着送付と同時に寄付も検討してみてはいかがでしょうか。多くの団体が活動資金の寄付も受け付けています。

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>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

地域の廃品回収を利用

定期的にある地域の廃品回収に出したり、スーパーの駐車場などで開催されている廃品回収に古着を持ち込む事が可能です。

どんな品目でも受け入れている場合がほとんどで、状態により仕分けされ、状態の良いものは古着として国内外に送られ、汚れのある綿製品は雑布として工場などで使われます。また、化学繊維は自動車の防音材や建築資材としてリサイクルされます。

施設に直接古着を寄付

孤児院や児童養護施設に、直接古着を寄付することも可能です。しかし受け入れていない施設も多いので、急に持ち込まず、必ず連絡を取るかホームページをチェックして事前に確認を取りましょう。
受け入れ可能な場合は、どのようなものなら受け入れ可能なのか、条件をしっかりと確認しましょう。

買取ショップで寄付

リサイクルショップや買取業者が回収し、販売せずに途上国に寄付として送ったり、販売した売り上げを途上国支援等に寄付したりしています。

受け入れ条件の確認や梱包や発送が手間だと感じる人は、業者に持ち込み寄付金に替える、この方法が手軽です。

ファストファッションのショップで寄付

大手ファストファッションのショップでは、自社製品か否かに関わらず着終わった洋服を回収しているところがあります。回収された古着は、難民などへの衣料支援として海外に送られたり、繊維を再利用して新しい洋服に使われたりします。

古着寄付の注意点

団体を通じて古着を寄付する場合、どのような洋服でも寄付できるわけではありません。送る前に各団体のHPを見ながらどのような点に注意したら良いのか確認しましょう。

【特に確認が必要な点】

  • シミや汚れがあるもの、傷んでいるものは受け入れていない場合がほとんど
  • 名前が書かれているものは受け入れ不可が多い
  • 下着や靴下は新品のみの受付の場合がほとんど
  • ユニホームや体操服、水着は不可の場合が多い
  • 洗濯またはクリーニングをして送る

条件を満たしていない古着は、団体側が費用負担をして処分することも少なくありません。ひとくちに「傷んでいるもの」といってもどのくらいのものならば大丈夫なのか判断に困ることもあると思います。
また、洋服をきれいに畳んで梱包、発送という手間もかかります。

状態の判断基準など不安も多く、寄付はなかなかハードルが高いと感じる方は、お金での寄付を検討してみてはいかがでしょうか。お金の寄付は、受け取った団体が支援地のニーズや状況に合った支援方法を選択し、柔軟かつ迅速に支援が必要な人たちのために役立てられます。

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古着を寄付できる支援団体を4つ紹介!

ここでは、「古着を寄付したい」と考えている方へ向けて、寄付アドバイザーの河合さんのおすすめコメントとともに、古着の寄付を受け付けている団体を4つ紹介します。

寄付アドバイザー:河合将生(まさお)さん
非営利団体の運営支援コンサルタント。寄付の講座を開催しその魅力を伝えている。
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

【寄付先1】特定非営利活動法人国際子供友好協会:子供達の手から手へ愛ある国際支援活動のお手伝いを行う


東南アジアの途上国の子どもたちを支援するため、リサイクル用品の回収事業、発展途上国でのボランティア活動イベント、国内外での災害救援活動、子どもの国際交流促進事業を行っています。

未来を担う子どもたちが明るく平和な社会づくりに取り組む事業を展開することで、社会全体の利益につなげることを目指しています

  1. 子ども用の古着、ぬいぐるみ、文具、おもちゃ以外にも自転車やベビーカーなどの乗り物、ジャングルジムなどの遊具の寄付も受け入れ、すべて現地に届けている
  2. 寄付されたものは発展途上国の子どもたちに直接手渡しで届けている
  3. 関わるメンバーはすべて無報酬のボランティアとして活動している

【寄付先2】特定非営利活動法人ワールドギフト:物品の寄付支援を中心に命を守る支援を行う


アジア、アフリカ各国で、物資支援、食事・食糧支援、医療支援、安全な水支援、清掃活動、日本国内で動物支援などの活動を行っています。

「まだ使える不用品」のパワーで世界中の人々を笑顔にしています。

  1. 日用品、学用品、雑貨、ベビー用品、食品などありとあらゆるものの寄付を受け付け。これまで物資寄付で88か国を支援
  2. 物品受け入れ時に、荷物のサイズに応じた寄付金を依頼。受け入れた寄付物資を確実に支援に役立つ仕組みで活動している
  3. インスタグラムは1日に数回更新、動画や写真で現地の様子を丁寧に報告している

【寄付先3】認定NPO法人 日本救援衣料センター:「愛の救援衣料」を配布する


衣料品を収集しアジアやアフリカの国を中心に寄贈したり海外へのスタディーツアーを実施しています。

1枚の毛布、1枚の衣類で励ましと勇気を届けています。

  1. 郵送だけでなく収集会場でも衣料品の寄付を受け付けている
  2. 郵送寄贈の際、海外への輸送費の寄付を依頼し、実に寄付物資を現地に届ける仕組みで活動している
  3. 寄贈先、年間の合計寄贈トン数がホームページで随時報告されている

【寄付先4】特定非営利活動法人 日本ファイバーリサイクル連帯協議会:衣類のリユースのしくみで資源の活用と生活の自立支援を行う


衣料品を収集し国内及びパキスタンでリユース販売をし、その収益でパキスタンの学校運営を支援しています。

衣類のリユースをすすめる仕組みをつくることで、資源の活用と貧困によって社会的に疎外されている世界の人々の自立支援に寄与することを目指しています。

  1. パキスタンに送られた古着は、現地のビジネスグループが買い取り販売。その利益を、パキスタンのスラム地域にある福祉学校「アル・カイールアカデミー」の運営に充てている。現在アル・カイールアカデミーは10校あり4500人の子どもが学んでいる
  2. 布製品の製品企画や製作、展示・販売を行う「kapre(カプレ)」を千葉県柏市で運営。世界中から集まった古着などからアイディアを得ている。「kar-khana(カルハナ)」と呼ばれる工房で製作したものや国内やパキスタンから集まった古着を主に販売
  3. 多くのNPOや生活協同組合などと協力し、回収やリユースの場を広げるとともに回収品の選別の協力も得ている

古着の寄付でよくある3つの疑問

ここからは、古着の寄付でよくある3つの疑問について解説します。

【古着の寄付でよくある3つの疑問】

  • 貧困家庭に洋服を寄付したいけどどうすればいい?
  • 古着以外の絵本や学用品も寄付できる?
  • どんな古着でも寄付できる?

1.貧困家庭に洋服を寄付したいけどどうすればいい?

貧困家庭に洋服を寄付する方法として一番手軽に行えるのが、これまで紹介してきた団体を通じた寄付です。ほかに、洋服が直接の寄付となるわけではありませんが、内閣府の「こども服みらファンド」では古着を寄付して日本の貧困家庭を支援できます。

着なくなった子ども服などをこども服みらいファンドを通じて寄付することで、服の買い取り額が「子どもの未来応援基金」に寄付され、子どもの貧困対策にお金が使われるようになります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください
>>子ども服を寄付して貧困支援!内閣府の「こども服みらいファンド」とは?

2.古着以外の絵本や学用品も寄付できる?

古着の寄付を受け付けている団体では、他の日用品も受け入れていることが多いです。主に衣類と同じく「繊維」に分類される、布団や毛布、タオルを受け付けている団体がよく見られます。

その他に、靴、絵本、おもちゃなども受け入れている団体もあります。

詳しくは団体HPをご確認ください。

3.どんな古着でも寄付できる?

団体を通じて古着を寄付する場合は特に、受け入れ可能品目が指定されていたり状態が良いもののみ受け付けていることがほとんどです。
特に

  • シミ・汚れや痛みがひどいもの
  • 下着や靴下(新品なら可)
  • 制服や体操着、水着
  • 子ども服(サイズの指定がある)

を受け入れていないことが多いです。

他にも団体により条件は異なるので、詳しくは団体HPを参照してください。

古着の寄付で人の役に立てる!


ここまで古着の寄付を受け入れている団体紹介や寄付の方法、よくある疑問の解説をしました。ここで、紹介した内容をまとめます。

  • 古着の寄付は様々な形で人の役に立っている
  • 古着を寄付する前に、条件を満たしているか確認する必要がある
  • 古着を寄付するには様々な方法がある

まだまだ着られるのにサイズアウトしてしまったり趣味が合わなくなってしまった洋服を、どこかでまた大切に使ってくれる人がいるのは嬉しいものです。まだ着られる洋服が手元にある人は、古着の寄付を検討してみてはいかがでしょうか?

また、古着の仕分け、保管、輸送、配布には経費がかかるため、それぞれの団体では活動費などの寄付も受け付けています。お金の寄付は、受け取った団体が支援地のニーズや状況に合った支援方法を選択し、柔軟かつ迅速に支援が必要な人たちのために役立てられます。

>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

もし、古着を寄付することは決めたけど、

「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」

とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!

>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。
この記事を書いた人
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