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寄付してはいけない団体は本当にある?寄付先を選ぶときのポイントを3つ紹介!

  • 2021年8月24日
  • 2023年8月9日
  • 寄付

「寄付先を選ぶ際、どんなポイントに気を付ければいいのだろう?」
「寄付してはいけない団体ってあるのかな?」

いざ「寄付しよう」と思っても、どんな団体を選べばいいのか悩んでいませんか。

自分のお金を寄付するからには、できるだけ信頼感のある団体に寄付したいですよね。そこでここでは、以下の内容を紹介しています。

  1. 寄付してはいけない団体かどうかを見分ける2つのポイント
  2. 信頼感のある寄付先かどうかをチェックする3つのポイント
  3. 専門家によるおすすめの寄付先5つ

「寄付してはいけない団体を避けたい」「信頼できる団体へ寄付したい」と考えている人は、寄付先を選ぶ際の参考にしてみてください。

ウクライナの子どものために支援を考えているあなたへ

ウクライナ現地では様々な団体が、幼い子どもやその家族のために支援活動を行っています。遠く離れた日本に暮らす私たちにも、出来ることがあります。

どのような支援活動が行われているか、詳しく解説します。

目次

寄付してはいけない団体かどうかをチェックする2つのポイント

まずは「寄付してはいけない団体かどうかをチェックするポイント」を2つ紹介します。

【寄付してはいけない団体か見分ける2つのポイント】

  1. 情報開示を定期的に行っているか
  2. 寄付の使途について記載されているか

たとえばホームページの更新が数年単位で滞っていたり、寄付をお願いしているものの集めた寄付金をどのように活用するのか記載がない場合は、寄付を考え直した方がよいです。

どういうことか、詳しく見てみましょう。

ポイント1:情報開示を定期的に行っているか

寄付してはいけない団体かどうかを見分けるポイントの1つに、定期的な情報開示が行われているかどうかが挙げられます。

たとえば多くの寄付先の団体では、以下の情報をホームページなどで定期的に公開・更新しています。

  • ・事業(活動)報告書、決算書、年次報告書などの資料
  • ・これまでの活動実績や活動内容
  • ・最新の役員名簿 など

もしこれらの情報がホームページなどで公開されていない場合、寄付先としてふさわしい団体かどうか、一度考え直してみた方が良いかもしれません。また「集めた寄付金の使い方について言及されていない」という点も、注意してチェックしたいポイントです。

ポイント2:寄付の使途について公開されているか

寄付してはいけない団体かどうかを見分けるポイントの2つ目に、寄付の使途が公開されているかどうかが挙げられます。

たとえば寄付のお願いはしているものの、集めた寄付金をどのように活用するのか公開していない。このような団体に寄付するのは、一度考え直した方が良いでしょう。

また寄付をどのように活用するか記載されているものの、記載されている使途で寄付が活用されていない団体に寄付するのも考えなおした方が良いです。たとえば「貧しい子どもを支援するために寄付を活用する」と記載しながら、集めた寄付金が別の活動に使われているのはおかしいですよね。

寄付募集の目的と使途が整合しているかどうかは、団体ホームページなどで公開されている「事業(活動)報告書」や「決算書」が参考になります。

ここまでの内容をまとめると、もし

  • ・ホームページなどで情報公開されていない、情報が定期的に更新されていない
  • ・寄付の使途について記載がない、もしくは目的と使途の整合性が合っていない

といった場合は、「寄付してはいけない」とまでは言い切れないものの、寄付するかどうかはいま一度注意して考え直すことをおすすめします

信頼感のある団体かどうかをチェックする3つのポイント

ここからは、寄付を検討している方向けに、信頼感のある寄付先かどうかをチェックする3つのポイントをご紹介します。

  1. 活動内容が見えやすいか
  2. 活動歴は長いか
  3. 他団体からの支援を受けているか

「寄付してはいけない団体を見分けるポイント」とまでは言えないものの、「より信頼感のある団体かどうかを考えるための、1つの考え方」として参考にして頂けると幸いです。

1.活動内容が見えやすいか

信頼感のある寄付先かどうかを考えるポイントの1つとして「活動内容が見えやすいかどうか」が挙げられます。

たとえば定期的に活動内容についてホームページやSNSで発信していると、寄付先としての安心感にも繋がるでしょう。またネット上での情報発信はあまり行っていないものの、ダイレクトメールなどを活用して支援者と積極的にコミュニケーションをとっている団体もあります。

  • ・どのような活動を行っているのか
  • ・活動は定期的に、今でも行われているのか
  • ・活動実態があるのか(そもそも、ちゃんと活動を行っているのか)

活動内容が見えやすければ、上記のような不安も和らぐもの。信頼感のある寄付先かどうかチェックするには、「活動内容が見えやすいか」が一つのポイントとなってきます。

また団体ホームページなどで、代表者の氏名や顔写真とともに「代表者の考え方や思い」が載っていたり、創設者でもある場合は、団体や活動を立ち上げたきっかけや創設の思いを語っていることもあり、このあたりからも「団体が信頼できるかどうか」を判断する材料になりそうです。

一方で「寄付してはいけない団体かどうかをチェックするポイント」でもお伝えしたとおり、団体代表者や他の役員の情報(団体の運営の責任を担う人)について一切の記載がない団体の場合は、寄付するか慎重に判断した方が良いでしょう

2.活動歴は長いか

寄付先として考えている団体の活動歴が長いか(十分な活動実績があるか)、団体設立の経緯や沿革などがホームページで公開されているかどうかも、寄付先を選ぶうえでの一つのポイントといえます。

必ずしも活動歴が長ければ寄付先として信頼できるわけではありませんが、やはり最近できたばかりの団体だと十分な実績を確認することができないこともあり、「信頼できる団体だろうか」と心配になる人もいるでしょう。

あくまで目安の1つに過ぎませんが、「法人格があり3年以上運営している団体」であればある程度の実績を積んでいる寄付先といえるのではないでしょうか。

3.他団体からの支援を受けているか

寄付先が企業や他団体からの支援を受けているかどうかも、信頼できる団体か見極めるうえで重要なポイントの一つといえます。

「大手企業やメディアに取り上げられたから、寄付先として信頼できる」とは必ずしもいいきれません。とはいえメディアや大手企業からの支援を受ける場合、支援先から「信頼できる団体か」「不正なことをしていないか」などをチェックされることがあります。

よって「メディアに取り上げられたり、企業から支援を受けたりしている」のは、団体の信頼性をチェックするうえで一つのポイントとなります。

また著名人や大企業の社長など、支援者からのメッセージをホームページに掲載している団体もありますので、参考にしてみてください。

ここまで、寄付してはいけない団体かどうかをチェックする3つのポイントを紹介しました。ここで一度、これまで紹介した内容をまとめます。

【寄付してはいけない団体かどうかをチェックする、3つのポイント】

  1. 活動内容が見えやすいか
  2. 活動歴は長いか
  3. 他団体からの支援を受けているか

「怪しくなさそうな、信頼感のある寄付先を選ぶためのポイントを知りたい」と考えている方は、ぜひ上記で紹介したポイントを参考にしてくださいね。ちなみに「寄付先の選び方」について知りたい方は、以下でも紹介しているためご一読ください。

>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!

続いて、おすすめの寄付先について見ていきましょう。

専門家のコメントもある!寄付先のおすすめの団体5選


「寄付してはいけない団体」を見分けるポイントは分かったものの、「結局どこに寄付するのが良さそうなのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで以下では、寄付アドバイザーの注目ポイントとともに「寄付先として信頼感のある、おすすめの団体」を5つ紹介します。

【信頼感のある、寄付先のおすすめ団体5選】

  1. 日本ユニセフ
  2. カタリバ
  3. Learning for All
  4. むすびえ
  5. 難民を助ける会

 

寄付アドバイザー :河合将生(まさお)さん
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー
寄り添って伴走する第三者として、各団体(NPOなど)の支援に取り組んでいます。

1.公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に

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ユニセフはこんな人にオススメ!

  • ・子どもが笑顔でいられる社会になってほしい
  • ・世界の色々な国で多くの問題があるので、どこを支援したらいいかわからない
  • ・活動歴が長い団体には安心を感じる

ユニセフは190の国と地域で子どもたちの命と健やかな成長を支えるため、保健、栄養、水と衛生、教育、児童労働などからの子どもの保護、緊急支援・人道支援の分野で活動しています。

活動期間が長く、過去の実績を考慮しても信頼感の高い団体のひとつです。

活動を通して「すべての子どもの権利が実現される世界」を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
  2. マンスリーサポートでできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
  3. 著名人、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在が活動を支えている
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】ユニセフの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>ユニセフに関する記事一覧はこちら

2.認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走

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カタリバ

カタリバはこんな人にオススメ!

  • ・教育の可能性や重要性を信じている
  • ・実績や社会的な信頼は大事だと思う
  • ・家庭や学校で困難を抱える子どもでも、成長の機会を得られる社会になってほしい

カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。

東京都認定NPO法人で、活動実績が評価されたことで受賞歴も多数あります。

活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
  2. 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
  3. 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>カタリバに関する記事一覧はこちら

3.NPO法人 Learning for All :包括的な支援に特徴あり

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Learning for All

Learning for All はこんな人にオススメ!

  1. 質の高い学習支援をこどもたちに届けたい!
  2. 全国のたくさんの子どもの役に立ちたい!
  3. 専門家やメディアの評価が高い活動を支援したい!

Learning for All は、さまざまな理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。

活動を通して「子どもの貧困の本質的解決」を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ

  1. 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
  2. 「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」など、寄付金でできることが分かりやすい
  3. 企業、自治体などのパートナー、学生ボランティア卒業生のアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】Learning for All の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>Learning for All に関する記事一覧はこちら

4.認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働

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全国こども食堂支援センター・むすびえ

むすびえはこんな人にオススメ!

  • ・子どもにとって食べることは大事だと思う人
  • ・子どもの頃から多様な価値観に触れる方が良いと思う人
  • ・子どもが食を楽しめる社会になって欲しいと思う人

むすびえは、各地域のこども食堂ネットワークの支援、社会に貢献したいと考えている企業・団体と協働でこども食堂の支援、こども食堂に関する調査・研究を行っています。

理事長の湯浅誠さんは、1990年代からホームレス支援に従事し、3年間内閣府参与に就任していた実績があります。

こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることをめざしています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. こども食堂の実態・効果・課題の調査や、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して全国のこども食堂を応援している。
  2. 食材や物品を提供する企業や支援者の情報が一旦むすびえに集まることで、全国のこども食堂に対して公平に情報が届けられる
  3. 「こども食堂全国箇所数調査」や『こども食堂白書』の出版など団体自らが行う調査研究が充実している。全国のこども食堂の状況を知りたいと思ったらまず、むすびえの調査に目を通すのがおすすめ
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】むすびえの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>むすびえに関する記事一覧はこちら

5.認定NPO法人 難民を助ける会(AAR):世界14カ国で難民を支援

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AAR Japan[難民を助ける会]はこんな人にオススメ!

  • ・日本発の難民支援活動を行っている団体を応援したい
  • ・40年の長い歴史がある信頼できる団体に寄付したい
  • ・国連に公認・登録されているなど国際的に評価された団体に安心を感じる

AAR Japan[難民を助ける会]は世界14カ国で紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。現在は日本の他にアジア、中東、アフリカの12の国に事務所を持ち、難民支援や地雷不発弾対策などの活動を行っています。

国連に公認・登録された国際NGOで、40年の実績があります。

活動を通し、一人ひとり多様な人間が、各々の個性と人間としての尊厳を保ちつつ共生できる、持続可能な社会を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 1979年に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり
  2. 1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている
  3. 「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、AAR Japan[難民を助ける会]が大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】AAR Japan[難民を助ける会]の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>AAR Japan[難民を助ける会]に関する記事一覧はこちら

【ウクライナに寄付するなら?】支援を行っている団体を紹介!

現在多くのウクライナの方が、国内外への避難を余儀なくされています。
様々な支援団体が医療、教育、物資、シェルターなどの支援を行っています。さらに、今後復興にも中長期的なサポートが必要となってきます。

ここでは「信頼できるウクライナ支援団体に寄付したい」と考えている方へ向けて、おすすめの団体を紹介します。

団体による活動内容の説明もご一読下さい。

【寄付先1】認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン:難民支援や災害救援の分野で20年以上の経験を持つ団体

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ピースウィンズ・ジャパンは ロシア侵攻に伴う緊急支援を開始します。
国連難民高等弁務官事務所のグランディ難民高等弁務官は24日、「民間人への人道的な影響は破壊的なものになる」と懸念を表明しました。
今後、ウクライナからの避難民が増えることが予想され、さらにその他の支援が必要になる可能性が高まったことを受け、ピースウィンズ・ジャパンは隣国ポーランドにスタッフを派遣し調査を開始します。

▼今後の活動予定
1.現地情勢の分析
2.支援ニーズの調査
3.信頼できる現地提携団体との折衝
4.緊急支援の実施

現地に、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先2】認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン:長期的な支援活動をする国際NGO

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ワールド・ビジョンは、このたびの危機に際して、ウクライナからルーマニアに逃れた難民への支援活動を強化しており、その他の周辺国でも子どもたちへの心理的応急処置と、難民への基本的な支援物資の提供を計画しています。

また子どもたちが家族から引き離され、暴力や搾取、虐待の危険性が高まることに懸念を表明します。

現地のNGOと連携協定を結び、難民の受け入れ活動を調整・支援しています。また、ウクライナ国内においても、関係諸団体の活動をサポートするための協議が進行中です。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先3】認定NPO法人 難民を助ける会:世界14カ国で難民を支援。特に弱い立場に置かれた方をサポート

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AAR Japan[難民を助ける会]は、世界14カ国で紛争・自然災害・貧困・障がいなどにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。

ウクライナにおいては、ロシアの軍事侵攻を逃れて周辺国に流出した難民への緊急支援を実施します。AAR Japanスタッフが現地入りし、調査・支援活動を行います。

【予想される活動例】
■ 水・食料などの生活必需品の配付
■ 寒さをしのぐための毛布の配布

※現地調査を実施した上で、必要性が高い支援を行います。

政治・思想・宗教に偏らずに活動することを基本理念としています。また、特に弱い立場の人を長期的な視点をもって支援することを重視しています。
1997年には、AARが主要メンバーである地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)がノーベル平和賞を共同受賞しました。

AAR Japanは、日本における難民支援の先駆けとして1979年に発足し、国連に公認・登録された国際NGOです。シリア難民支援、アフガニスタン避難民支援など、これまでの緊急支援の経験を活かします。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先4】公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に

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8年にわたって続く東部地域の紛争や、昨今の武力行為の激化の影響を受けるウクライナの子どもたちのために、ユニセフは現地にとどまり、安全、保健、教育、心理社会的支援、保護、水と衛生などの分野で緊急支援を行っています。

水や電気を絶たれたり教育の機会を奪われたり、避難を余儀なくされるなど、紛争による直接的・間接的な影響を受ける子どもたちをはじめ、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ユニセフではウクライナ緊急募金へのご協力を呼びかけています。

寄付金控除の対象団体です

寄付してはいけない団体かどうか、チェックポイントがある

今回は、初めて寄付する人でも団体選びを間違えないため「寄付してはいけない団体かどうかチェックするポイント」について解説しました。ここで、紹介した内容をまとめます。

  • ・情報開示をしていない団体や寄付の使途について記載がない団体への寄付は要注意
  • ・活動内容が見えやすかったり多団体からの支援を受けていたりすると、団体としての信頼感がある
  • ・「自分が寄付する目的」に合った活動をしている団体もおすすめ

寄付することで社会課題の解決に少しでも貢献できたら嬉しいですよね。寄付を検討している人は、ぜひ積極的に寄付先の団体が発信している情報をチェックしてみてください。

▼教育支援を行っているNPO団体6選

 

団体名 寄付アドバイザーが見た注目ポイント
日本ユニセフ協会 ・国連機関ならではのスケールの大きな質の高い支援ができる。2019年のワクチンの供給数は24億回
・マンスリーサポート(月2,000円など、寄付額は任意)でできることが具体的に示され、支援の成果の報告が充実
・著名人(親善大使を担う人もいる)、企業・団体などユニセフの多くの支援者の存在
カタリバ ・「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
・魅力的なプログラム開発、活動を全国8か所で展開
・活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
Learning for All ・困難を抱えた子どもたちへの「学習支援」と「居場所支援」を軸にした包括的支援が特徴
・寄付金でできることのわかりやすさ(月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強、月3,000円で1日分、月10,000円で高校進学)
・企業、自治体など子どもの貧困を本質的に解決するためのパートナーや学生ボランティアの存在
全国こども食堂支援センター・むすびえ ・全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援
・公平・中立な支援
・「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実
難民を助ける会 ・1979年にインドシナ難民支援を目的に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり
・1997年には、AARが主要メンバーである地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)がノーベル平和賞を共同受賞。1999年に読売新聞国際協力賞、2008年に沖縄平和賞を受賞。1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている
・「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、「人道支援の行動規範」のほか、人道支援関連の諸基準を遵守しつつ活動するといったAARが大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる

なお「寄付先の団体をもっと知りたい」という方は、こちらをご一読ください。

>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が徹底解説!

また「寄付しようか悩んでいるけれど、不明点・疑問点がある」という方は、こちらもご一読ください。

>>寄付の方法や節税メリットなど、寄付・募金のよくある疑問に答えます

「そもそも寄付や募金との違いって何だろう?」
「寄付する意味や寄付の方法って何があるのだろう?」

このような点が気になっている方は、ぜひ下記記事もご一読ください。

>>寄付とは?寄附や募金、義援金との違い、おすすめの寄付先を紹介

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー

大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。

この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。 なお、掲載されている記事の内容に関する「指摘・問い合わせ」「誤字脱字・表示の誤りの指摘」につきましては、こちらの報告フォームよりご連絡ください。

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