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持続可能な開発目標・SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」のターゲットや現状は?

この記事を要約すると

「持続可能な開発目標・SDGsは地球を救うための行動指針」と言っても過言ではないほど、環境問題を解決するために大切な役割を果たしています。

とはいえ具体的な内容が分からないといった方も少なくありません。そこで今回は持続可能な開発目標・SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」について説明します。

持続可能な開発目標・SDGsとは?
17の国際目標やターゲットなどを解説

持続可能な開発目標・SDGsとは


持続可能な開発目標・SDGsは世界共通の行動指針として2015年に開かれた「国連持続可能なサミット」で定められました。

2001年に決められた「ミレニアム開発目標」に続く目標です。様々な問題や課題の解決を目指した内容が書かれており、合計で17の目標にわけられていて主旨はそれぞれ異なります。

以下が17の目標です。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任、つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさを守ろう
  16. 平和と校正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

(出典:外務省「JAPAN SDGs Action Platform」)
目標は地球環境に関する内容だけにとどまりません。貧困や気候変動、性差別などテーマは多岐にわたります。

17の目標にはそれぞれ「ターゲット」が定められていて、ターゲットを設けることで目標をより明確に細かく分けているのです。

ターゲットは目指すべき行動指針として合計で169個決められており、すべてのターゲットを達成することにより、人々が暮らしやすい世の中の実現へと近づくのです。

SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」の内容とターゲット


持続可能な開発目標・SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」は、世界中の人が安心して水を利用できる未来を目指します。

水は生活するうえでは必要不可欠。飲まなければ健康的な体も保てません。トイレや洗濯もできないでしょう。

人類と水は切っても切り離せない関係ですが、十分な水が得られず苦しい思いをしている人々がいるのも事実です。

異常気象や気候変動などにより、深刻な水不足に悩まされている人も少なくありません。水が手に入ったとしても衛生面に問題があり、自由に飲めない場合もあります。

水を安心して十分な量を手に入れられない人をなくすために、目標6「安全な水とトイレを世界中に」が掲げられました。

実現するためには、水を供給するインフラを整備するのも重要です。施設が整っていなければ安全な水を提供できません。

社会や環境に負担を与えずに水を管理するのも取り組むべき課題の一つといえます。

ターゲット

持続可能な開発目標・SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」のターゲットの内容は次のとおりです。

6.1 2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
6.2 2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性および女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を向ける。
6.3 2030年までに、汚染の減少、有害な化学物質や物質の投棄削減と最小限の排出、未処理の下水の割合半減、およびリサイクルと安全な再利用を世界全体で大幅に増加させることにより、水質を改善する。
6.4 2030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取および供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
6.5 2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合的な水資源管理を実施する。
6.6 2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
6.a 2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、廃水処理、リサイクル・再利用技術など、開発途上国における水と衛生分野での活動や計画を対象とした国際協力とキャパシティ・ビルディング支援を拡大する。
6.b 水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。

(出典:外務省「JAPAN SDGs Action Platform」)

2030年までを目途に、すべての人が安全にかつ十分な量の水を利用できる世の中を目指します。

実現するための手段は水を清潔にするだけではなく、下水施設や衛生施設を利用しやすくしたり、安全に水を管理する仕組みを整えたりする必要があります。

また、水質を改善するために生態系の保護や回復まで行うのも大切です。
様々な工夫をこらし、安全な水を人々に届けるために目標6「安全な水とトイレを世界中に」は掲げられました。

安全な水がない、衛生環境が悪い場所で暮らす人々の現状は?


安全な水が手に入らず苦しい生活を強いられている人々は少なくありません。

衛生環境が悪い場所で生活し、体を壊す人がいるのも事実です。

実際に毎日5,000人もの子どもが安全な水が飲めず命を落としています。生きるうえで必要不可欠な「水」は、衛生的でないと体を蝕む原因となるのです。

そして、水自体が手に入らない国もあり、その原因は主に異常気象や人口増加によるものです。水がなければ十分な農作物が手に入らず食生活に影響を及ぼすケースも少なくありません。
一方で人口が増え、一人ひとりに十分な水を提供できない国があるのも現状です。

水は人々の生活に密に関わっているからこそ「供給量」と「衛生面」において一層注意を払わなければなりません。

(出典:国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所公式サイト)

汚い水や衛生環境はどんなリスクがある?

衛生的でない水を飲んでしまうと、命を落としてしまう危険性もあります。感染症や下痢によって、脱水症状が起きるからです。

特に大人に比べて免疫のない子どもは身体に大きなダメージを受けてしまいますが、水は飲まなければ生きられません。
危険だと分かっていながらも飲まざるを得ない人々が世界にはいるのです。

安全な水や清潔な衛生環境のために世界で行われている支援とは


汚い水を飲んで命を落としてしまう人や、十分な量の水が手に入らない人をなくすために世界では様々な取り組みがされています。

衛生的な暮らしを提供するためにトイレを設置する団体も少なくありません。安全な水を提供するために、給水活動を行う人々もいます。
また、井戸やタンクなど水を保存する設備の修理方法を指導する取り組みなども進められています。

実際に日本でも、安全な水が手に入らない人々に向けた募金活動をする団体もあり、世界各国が積極的に支援するほど「水」に関する問題は大きな課題の一つなのです。

私たちの少額の寄付が多くの人の命を救う!


いまだに安全な水が手に入らず、命を落とす人々は世界にいます。十分な量の水が飲めず、苦しむ子どもも少なくありません。

彼らを救うためにできる最も身近な方法が「寄付」です。お金を支援すれば、貧しい地域にきれいな水を提供できるのです。
井戸やトイレを設置して、人々の暮らしをより豊かにすることもできるでしょう。

寄付は数百円から千円などの少額からでも行なえます。私たちのほんの少しの行動が多くの人の命を救うはずです。
一人ひとりの力が大きな力となり、持続可能な開発目標・SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」の達成につながります。

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