「社会のために活動するNPOを支援したい」
そんな風に思っても、
「どんな関わり方があるのだろう」
「自分に合った支援の仕方がわからない」
と感じる方もいると思います。
この記事ではこのような方に向けて、
- ・NPO団体との関わり方
- ・自分に合った支援方法の見つけ方
- ・実際に支援する人の声
について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください!
なお、結論を先にお伝えすると、NPOの応援方法には
- ・時間や場所に捉われず気軽に貢献したい人は寄付
- ・時間に余裕がある人はボランティア
- ・専門的な知識がある人はプロボノ
- ・人生をかけて取り組みたい人はNPO職員
- ・気軽に支援したい人は買い物
など、それぞれの人に合った様々な方法があります。
どの方法が自分に合っているのか分からず迷ってしまう人には、お金の寄付が最もおすすめです。なぜなら、今すぐに、時間や場所を選ばずに気軽に支援できるからです。
自分に合った寄付先を知りたい方は、こちらの記事もぜひ併せてご参照ください。
>>信頼できる寄付先は?どこがいい?専門家がオススメNPO団体を徹底解説
この人が寄付を始めた理由とは?
知りたい人はこちら↓
NPOを知るための5つのステップを紹介
NPOを応援したいけど、どう始めたらよいのか全く分からない、という方に向けて5つのステップに沿った手順を紹介します。
【NPOの応援方法を選ぶための5つのステップ】
Step1.まずNPOについて知ろう
最初に、そもそもNPOやNPO法人とは何かを解説します。
NPOとは
NPOとは、営利を目的とせず社会貢献活動を行う団体を表す言葉です。”Non-Profit Organisation”の頭文字をとった言葉で、日本語では「非営利組織」や「民間非営利団体」と訳されることが多いです。
株式会社などの営利企業が利潤を追求するのとは対照的に、NPOは、収益をあげて、関係者に給与や配当金のような形で分配することを目的としません。
しかし、「営利を目的としない」とは、無償でサービスを提供しなければいけないわけではありません。また、営利を一切あげてはいけないということを意味するのではありません。
NPOがあげた収益は、社会貢献活動に再度充てることが想定されています。
そのため、企業のように営利性にとらわれず、かつ、常に公平性が問われる行政よりも自由な形で、社会が必要とする社会貢献活動をいち早く行うことが、NPOには期待されているのです。
NPOとNPO法人の違い
NPOとNPO法人の違いは、法人格の有無です。
前述したように、NPOは社会のための活動を営利を目的とせずに行う活動を広く指すのに対して、NPO法人は「特定非営利活動法人」という法人格を取得した法人のみを指します。
そのため、NPOとして活動を行う団体であっても、法人格をもたない(NPO法人ではない)団体もあるのです。
令和5年時点、全国では50,368のNPO法人が活動を行っています*。思っていたよりも多いと感じられる方も多いのではないでしょうか。実際、この数字は全国のコンビニの店舗数に近い数です**。
さらに厳しい基準を満たすと「認定NPO法人」として登録でき、寄付控除の対象団体になります。数はぐっと少なくなり、割合はNPO法人の約2%程度です*。
*出典:内閣府 NPOホームぺージ
**出典:一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会 コンビニエンスストア統計データ
NPO法人の活動は20種類!
NPO法人の活動内容は、内閣府によって分類されており、その数は20以上に渡ります。
例えば
- ・保健、医療又は福祉の増進を図る活動
- ・社会教育の推進を図る活
- ・まちづくりの推進を図る活動
- ・環境の保全を図る活動
- ・災害救援活動
- ・国際協力の活動
などです。それぞれの活動で思い浮かぶ団体はあるでしょうか。
活動の範囲も、特定の地域に集中したものから、全国、海外に及ぶものなどさまざまです。
詳しい活動内容については以下の記事で紹介しています。
>>NPOって何をしているの?活動内容の具体例や分野を簡単に解説!
Step2.NPO法人の課題も理解しておこう
内閣府のNPO法人の実態調査によると、NPO法人が抱える課題の多くは
- ・人材の確保や教育(65.6%)
- ・後継者の不足(45.9%)
- ・不安定な財政基盤・収入源の多様化(54.8%)
などです。
財政面や人材面で課題を抱えている団体が多いことが分かります。
次で詳しく解説します。
収入源が不安定
NPO法人の抱える課題の中でも、収入源の不安定さは活動の継続に直結するため、緊急性が高く重要な課題です。
NPO法人の収入源には、会費、寄付、補助金・助成金、事業収入などがあります。同上の内閣府調査によると、NPO法人全体で見ると、事業収入の割合が大半を占めており、個人や企業からの寄付金の割合が低くなっています(6.1%)。
継続的に安定して活動を行うためには収入源の多様化が重要です。そのためには、私たちが寄付を通して支える必要があります。
NPO法人にとって、特に月1,000円程度の継続寄付による収入は、安定的な運営のために非常に重要です。
職員数の不足
職員数や後継者の不足も、NPOが抱える重要な課題です。
同上の内閣府の調査によると、NPO法人ごとの職員数の平均は8人となっており、少人数で運営している団体が多いことがわかります。
どのような団体であっても、事業をまわすための人材獲得は必須の課題です。私たち自身が職員になることはハードルが高いですが、寄付によって財源を支えることで人員確保を応援できます。
出典:内閣府「令和5年度 特定非営利活動法人に関する実態調査 報告書」
Step3.応援スタイル別のメリットを見てみよう
NPOを応援する方法は様々です。応援スタイルそれぞれの内容やメリットをまとめました(表最下部のスクロールバーを操作すると横にスクロールします)。
関わり方 | 寄付 | ボランティア | プロボノ | NPOの職員 | 買い物 |
寄与の形態 | お金 モノ |
時間 | 時間 スキル |
時間 スキル |
モノの購入 |
種類 | 寄付の種類 ・継続寄付 ・単発寄付 ・遺贈・相続財産 ・物品の寄付 ・クラウドファンディング |
ボランティア活動の主な種類 ・収集・募金活動 ・環境保全活動 ・子育て支援 ・医療・福祉活動 ・国際交流・国際協力 ・被災地支援 ・地域活性 ・スポーツ・文化 |
プロボノの主な種類 ・専門的な資格を生かした支援 ・営利企業などで身につけたスキルを活用しての支援 |
NPO職員の主な就業形態 ・正規職員 ・フリーランス ・業務委託 |
買い物での支援の主な種類 ・寄付付き商品の購入 ・ふるさと納税(厳密にいうと買い物ではなく寄付) |
メリット | ・時間や場所に捉われず、好きなタイミングで社会貢献ができる ・寄付金控除の対象であれば寄付金額よりも大きなインパクトを残せ節税も可 ・団体が今最も支援を必要としていることがらにすぐ寄付金を活用してもらえる |
・社会貢献していることを実感しやすい ・いつもとは違う活動ができる ・幅広い世代の人とつながりができる |
・専門性やスキルを活かす喜びを感じられる ・新たなスキルを身につけられる可能性がある |
・職種によってはフルタイムで社会貢献・NPO支援ができる ・専門性やスキルを活かすことができる可能性がある |
・日々の生活の中で気軽に支援ができる ・追加での時間や金銭的な負担が少ない場合が多い |
Step4.具体的な応援方法を見てみよう
ここでは5つのNPOの応援方法の詳細をご紹介します。
NPO団体にお金やモノを寄付する
お金の寄付によってNPOを支援することができます。
お金の寄付は、場所や時間に捉われず、いつでもすぐに行動に移すことができます。また、寄付金控除の対象団体に寄付した場合は、節税にもなります。さらに、団体にとっても、今、最も支援が必要なことがらにすぐに活用できる、というメリットがあるのです。
お金の寄付と一口に言っても、形式は様々です。3つの一般的な寄付を紹介します。
単発寄付・継続寄付
現金やクレジットカードなどで行えます。
現金での寄付は単発寄付(1回限りの寄付)のみが多いですが、毎月一定額を自動で寄付できる「継続寄付」はクレジットカードによる毎月の自動決済を受け付けている団体がほとんどです。
多くの団体は1,000円から寄付を受け付けています。
遺贈・相続財産の寄付
自分が亡くなった後の財産を、遺言によって非営利団体に寄付する「遺贈による寄付」という方法があります。土地や建物など、不動産も寄付できる場合があります。
クラウドファンディングによる寄付
クラウドファンディングのWebサイトを通じて、寄付型クラウドファンディングをしている団体に寄付できる仕組みのことです。
一般企業が行うクラウドファンディングは商品などのリターンがあることが一般的ですが、寄付型クラウドファンディングの場合には、支援の意味合いが強く、リターンは報告会の参加などが多いです。
紹介したお金を寄付する方法4つの中でも、特におすすめなのは継続寄付での支援です。
多くの社会課題は、すぐに解決できるものではなく長期的な支援を必要としています。そのため、継続寄付があると、団体は寄付収入の目処が立てられるので長期の支援計画が立てやすいのです。
こちらの記事では、さらに詳細な寄付の種類や支援先を選ぶ方法を紹介しています。ぜひ併せてご確認ください。
>>寄付の種類は9つある!方法や支援先を選ぶポイントを紹介
また、認定NPOに寄付をした場合には、寄付金控除を受けられる場合があります。詳細は以下の記事をご一読下さい。
>>【2024最新】寄付をすると節税できる?おトクに個人で税金対策する6つのポイントを解説!
ボランティアとして参加する
自分の時間を活用して団体に貢献したいと考える方は、ボランティアとして活動に参加できます。
ボランティアとは、自分の意志で見返りを求めずに活動に参加することをいいます。
NPOによっては、活動の実施をボランティアに頼っている場合もあり、欠かせない存在です。平成29年の厚労省の調査によると、707万人の人がボランティアの経験があることが分かります*。
各地のボランティアセンターが「ボランティアをしたい人」と「ボランティアをしてほしい団体」をつなげています。
ボランティアセンターは全国各地の大学や社会福祉協議会、NPO、NGOなどが運営しています。ボランティアに関する理解の促進や参加を進めることを目的としており、専門家がボランティア活動の相談に乗ってくれたりします。
興味のある方は、地域のボランティアセンターに問い合わせてみるとよいでしょう。また、特定のNPO団体のボランティア活動に興味がある場合は、団体のHPでボランティア募集があるか確認できます。
以下の記事では、より具体的なボランティア活動の種類や参加の方法を解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
>>ボランティア活動は種類が豊富!何があるのか知り、できることから始めよう
*出典:厚生労働省 ボランティア活動
プロボノに参加する
プロボノとは、職業上のスキルや専門性を生かして取り組む社会貢献活動のことで、ボランティア活動の一つのあり方です。
公共的な目的のために、見返りを求めずに取り組むという点ではボランティアと同様ですが、専門的なスキルや知識を前提とする点で異なります。
プロボノの例としては
- ・弁護士や会計士などの士業の人がNPOの運営を手伝う
- ・WEBマーケティングを本業とする人がNPOの活動を手伝う
- ・企業の人事部の人がNPO法人の採用を手伝う
などが挙げられます。
参加する側にとっては、単純作業などではなく自身の経験やスキルを活かすことができる点がやりがいになります。また、日常業務とは異なる場所で活動することで、さらなるスキルアップに役立つ場合もあります。
さらに、NPOにとっても、経験やスキルを持つ人の支援を受けることはメリットが多く、組織の基盤強化のために積極的に活用したいと考える団体が多いようです。
気になる方は、ボランティアと同様、ボランティアセンターやNPO団体のWEBで、自身のスキルや経験を求めている団体があるか探してみるとよいでしょう。
NPOの職員として働く
キャリアや人生をかけてNPOの活動に貢献したいと考える方には、NPOの職員になってNPOの活動を支える方法もあります。社会問題を解決したい、困っている人を助けたいという想いをフルタイムで果たすことができます。
NPOの職員としての職務は多岐に渡ります。社会問題やプロジェクトの専門家として新規事業の企画や運営を行うだけではなく、
- ・資金の調達
- ・事業拠点の手配
- ・予算管理
- ・人材の採用とマネジメント
など、営利企業と変わらない業務もたくさんあります。営利企業で身につけたスキルを活用することができるかもしれません。
NPOは日本全国に分布しているので、働く場所はさまざまです。また、就業形態についても営利企業以上に多様なことが多いです。例えば、正規職員として働く人だけではなく、フリーランスや業務委託の人もたくさんいます。
条件や職務内容など団体によってさまざまなので、まずは気になる団体のHPなどで、職員募集が行われているかを確認してみるとよいでしょう。
買い物や納税など、日々の生活の中で応援する
より気軽に、日常生活の中でNPOを応援したいと思った場合には、日々の買い物で応援する方法があります。
例えば、「ミネラルウォーターを購入すると同じ量の水が途上国に寄付される」といった、寄付付き商品を見かけることも増えています。このような場合、販売の利益の一部が関連するNPOに寄付されることが多いです。
また、ふるさと納税でもNPOを支援できます。
例えば、佐賀県はNPO等による地域活動等を支援しており、支援したいNPOを指定して寄付すると、寄付額の85%が指定されたNPO等へ交付されます。
ふるさと納税を扱うサイトでNPO・各種団体支援のためのふるさと納税を見つけてみるとよいでしょう。
Step5.自分に合ったNPO団体の応援方法を決めよう
ここまでさまざまなNPOの支援方法をお伝えしてきましたが、ここではあなたに合ったNPOの支援方法の選び方を解説をします。
以下のように考える場合は、お金の寄付での支援がおすすめです。
- ・支援のために時間を使うことが難しい
- ・場所を選ばずに支援がしたい
- ・今すぐ行動に移したい
- ・自分からの支援の使い方を団体に決めてもらいたい
寄付であれば、場所や時間を選ばずに、誰でもどこでも支援をスタートできるからです。
また、団体が今最も必要としている事業に寄付金が使われるため、最もニーズに沿った支援を届けられます。
特に団体が安定的に活動するために貢献できる、継続寄付での支援が向いているのはこんな人です。
- ・長期的に活動を見守ることで、課題が解決に向かっていることを実感したい人
- ・継続寄付者限定の活動報告書や報告会で団体と繋がりを感じたい人
- ・毎月の自動引き落としで手間なく応援したい人
月1,000円ほどでこうしたメリットを体感できるのは嬉しいですね!
継続寄付は、絶対に続けなければいけないわけではなく、やめたいと思ったら退会の手続きもいつでもホームページ上で簡単にできます。迷った場合には、ぜひ継続寄付を検討してみてください。
そのほかの支援方法に向いているのは、例えばこんな人です。
【ボランティアでの支援にむいている人】
- ・時間に余裕がある人
- ・人との交流を楽しめる人
【プロボノでの支援にむいている人】
- ・時間に余裕がある人
- ・専門的な知識やスキルがある人
【NPO職員としての支援にむいている人】
- ・社会貢献に人生をかけたいという強いコミットができる人
- ・専門的な知識やスキルがあり即戦力として活躍できる人
【買い物での支援にむいている人】
- ・気軽に社会貢献したい人
- ・時間や金銭的な負担少なく社会貢献をしたい人
実際に寄付した人の体験談を聞いてみよう
ここまで5つのNPOの応援の仕方をお伝えしてきましたが、実際にボランティア活動に参加したり、NPOの職員になるのは難しく感じる方も多いのではないでしょうか。
同時に、時間や場所を選ばれずに気軽にできるお金の寄付での支援については、「本当に寄付しても大丈夫?」「怪しい団体では?」と不安を感じる方もいるかもしれません。
そこで、以下では実際にさまざまなNPO法人に寄付をした人の体験談をご紹介します。いずれも信頼できるgooddo編集部おすすめの団体ですので、ぜひ寄付先選びの参考にしてみてください。
ワールド・ビジョン・ジャパン寄付者の体験談
インタビューに協力してくださった方:30代の女性会社員
以前から途上国の子どもたちのために、自分にできることを探していた彼女。寄付の決め手は「自分の代わりに支援してもらえるから」と教えてくださいました。
なかなか現地に行けるものではないですし、何か特別なスキルや経験がある訳ではありません。だからこそ今、日本で仕事するわたしにもできることをしたい、と思って、途上国の子どもを支援するワールド・ビジョン・ジャパンへの寄付をはじめました。
確かに寄付であれば、仕事をやめたり、時間をかけずに、国際協力などの活動に参加することもできますね。
チャイルド・スポンサーシップという仕組みでワールド・ビジョン・ジャパンへ寄付を続けており、「定期的に手紙がチャイルドから届くので、寄付するだけでなく、ちゃんと現地の子どもとのつながりを感じられるのが最大の魅力」だそうです!
詳しくはこちらからご覧ください。チャイルド・スポンサーの詳細も紹介されています!
>>ワールド・ビジョン・ジャパンに寄付をした理由は「現地とのつながり」WVJへの寄付の体験談と感想を徹底インタビュー
Learning for All 寄付者の体験談
インタビューに協力してくださった方:30代の男性
インターネットで「日本の子どもの7人に1人が貧困」というのを目にして、衝撃を受けたことがきっかけで、日本の子どもの貧困問題に取り組むLearning for All への寄付をはじめたそうです。
ホームページに『1日33円から』と書いてあり、1日33円なら自分でもできそうだなぁと思ったのです。また、「いつでもやめられる」と記載があったことも気軽な気持ちで申し込みを決められた理由です。さらに、申し込み画面に「所要時間は1分」と書いてあったので、そのまま迷うことなく申し込み手続きを進めました。
と、手続きはとてもスムーズだったようです。気軽さは寄付の魅力ですね。
さらに、寄付者限定でのイベントに参加した際、支援者の熱量の高さや多様性に驚かれた経験も教えてくださいました。
オンラインで行われた活動報告会には200人くらいが参加していました。 ただ人数が多いだけでなく、関わっている人の立場やプロフィールも多様です。大学生ボランティアの累計数は約2500人だそうです。
とにかくこんなにも多くのファンがいることにびっくりすると同時に魅力を感じました。 ファンが多いのは団体が信頼されている証拠で、安心感も与えてくれます。
実際に参加してみると、寄付者限定のイベントなどで、支援者同士でも刺激を受けられることが伝わってきますね。
詳しくは以下のリンク先からご確認ください。さまざまなメディアで注目されている代表の李さんについても紹介しています。
>>Learning for All の圧倒的なファンの数に安心感。寄付を始め大満足の私の体験談・口コミ
ユニセフ寄付者の体験談
インタビューに協力してくださった方:50代後半の主婦
以前から寄付に漠然とした憧れがあったということですが、特に、子育てを経験したことで、世界の子どもを支援したいと考えたことが寄付のきっかけだったようです。
私も子育てを経験しているんですが、自分の子どもが小さい頃に病気になるなど大変だったので。今は色々日本国内での問題もあると思いますが、世界を見れば恵まれている方だと思っているので、できる人が子どもを支えるべき、というのが私の意見です。
寄付を「幸せを感じるためのコスパの良い方法」と表現されているのも興味深いです。
1,000円から世界の役に立っている自分を感じられて、しかも本当に支援が届けられるので、幸せ不足(?)の人にはおすすめです!
さらに、月1,000円、ランチ1回分ではじめられる気軽さから、寄付を考えている人への後押しのメッセージもいただきました。
外食していたのを、1回だけお弁当にすればいいですから。社会のために行動しようと、まず気軽に始めてみるのも良いと思いますよ。
詳しくは以下のリンク先からご覧ください。寄付の専門家がユニセフをおすすめする理由も説明されています。
>>「ユニセフに寄付をした理由は活動への信頼感」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー
カタリバ寄付者の体験談
インタビューに協力してくださった方:30代男性
新卒から10年ほど、教育関連の仕事に従事。「子ども一人ひとりの成長に寄り添えるようになりたい」と考える中で、子どもの教育支援を行うカタリバに出会いました。
子どもたちの人間形成という意味では、学習以外の部分、例えば情緒だったり自己肯定感を伸ばすことが必要だと考えています。しかし会社としてはそういったことは求められておらず、葛藤がありました。
そんな中、ネット広告でカタリバの活動を知ります。しかし、きっかけがネットだったのではじめは不安もあったようです。
ネット広告だったので“本当に寄付しても大丈夫か……?”と思ったのは事実です。
しかし、複数団体の財務諸表などを確認し、比較する中で「一番透明性が高く、かつ情報がわかりやすく掲載されていた」と感じたカタリバへ支援することを決めましたそうです。
詳しくは以下のリンク先からご覧ください。団体のホームページで紹介されている活動計画や収益・費用の内訳の例も紹介されています。
>>「カタリバに寄付をした理由は“寄付使途の透明性”」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー
かものはしプロジェクト寄付者の体験談
インタビューに協力してくださった方:30代女性
大学生のころ発展途上国に興味があり、社会人になり定期的に収入ができたときに寄付を考え始めたそうです。そんな中で、人身売買の問題に取り組むかものはしに出会い、創業者のストーリーを聞いたことが支援のきっかけとなりました。
国連などの大きな団体ではなく、日本の同世代の人が運営する団体なのもの良かったです。自分が応援している対象が具体的で、支援している人の顔が見える手応えがある方が良いと思ったので、かものはしプロジェクトを選んで結果的に良かったです。
と、語ってくださいました。
寄付者限定ニュースレターで届く現地からの声を通じて「役に立っている実感」を得られているようです。専門家の視点でも、かものはしの丁寧な寄付者とのコミュニケーションは魅力的なようです。
詳しくは以下のリンク先からご覧ください。寄付の専門家がかものはしをおすすめする理由も説明されています。
>>かものはしプロジェクトに寄付をした理由は“創業者の想い”」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー
自分に合ったNPOの応援方法で社会貢献を!
この記事では、NPOの応援を考えはじめた人向けの徹底ガイドをお伝えしました。ここで、紹介した内容をまとめます。
- ・NPOとは、営利を目的とせず、社会貢献活動を行う団体
- ・寄付・ボランティア・プロボノなどから自分に合ったNPOの応援スタイルを選べる
- ・応援方法に迷う場合は、今すぐ行動に移せ、かつ手軽に始められるお金の寄付がおすすめ
NPOの応援方法は様々です。自分の使える時間やお金、持っているスキル、関わり方の希望などを考慮し、自分に合った応援方法を探し、ぜひNPOの支援を始めてみてください。
どの方法が自分に合っているのか分からず迷ってしまう人には、時間や場所を選ばず今すぐ行動に移せる、お金の寄付が最もおすすめです。
以下の記事では、寄付でのNPO支援を考え始めた方のために「信頼できる寄付先」を専門家の解説付きで紹介しています。ぜひ、寄付先選びに活用してください。
>>信頼できる寄付先は?どこがいい?専門家がオススメNPO団体を徹底解説