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アフリカの栄養危機とは?飢餓に苦しむ子どもたちに及ぼす問題や影響を解説

この記事を要約すると

現在アフリカでは飢餓に苦しむこともたちが大勢いる状況が生まれています。これは紛争や環境問題、それに伴う食糧難などさまざまな要因により引き起こされていますが、そのどれもが子どもたちを苦しめているのです。
こんなアフリカの国々の栄養危機とはどのようなものがあるのか、それを知ることが支援の手へとつながっていきます。
まずは現在の問題や影響などを知り、どのような支援が必要なのか考えてみましょう。

子どもたちを苦しめる飢餓状態。
飢餓に耐える子どもたちの実状や支援方法は?

飢餓がなくならないアフリカ

アフリカは人口およそ9億2,500万人で、面積は3,026万平方キロメートルにも及び、実に53もの国が存在しています

かつては多くの国々がヨーロッパ諸国の植民地となっており、現在は独立したものの、さまざまな国や地域で長年に渡る内戦や紛争が続いていました。
それも現在では終息傾向となっており、民主的な選挙や憲法の国民投票の実施などを行っています。

また国連平和維持活動(PKO)の任務完了により、国の開発の土台となる平和と安定への歩を進め和平や民主化へのプロセスが進行しています。

しかし、全ての国で紛争がなくなったわけではなく、いまだに紛争が継続している地域があり、平和となったアフリカ諸国でも貧困や飢餓に喘ぐ人々が多いのが現状となっています。

(出典:外務省「参考資料:アフリカの現状と日本の対アフリカ政策」)

8億人を超える世界の飢餓人口

飢餓とは何か、十分な食糧が得られず栄養不良な状態にあることを言います。
この飢餓によって日に4~5万人、年間で1,500万人以上の人が亡くなっており、そのうちの7割が子どもだとされています。

飢餓問題は国際的にも取り上げられ、国際連合世界食糧計画(国連WFP)の働きにより、過去10年間で1億6,700万人減少しました。

しかし2016年以降には再び増加に転じ、2017年で世界人口の11%に当たる8億1,500万人にも登る結果となりました。このうち、アフリカの飢餓人口は2億4,300万人となっており、世界全体の飢餓人口およそ20.4%を占める結果となっています。

これらの増加傾向の主の原因としては武力紛争の拡大や気候関連の大きな変化による打撃が挙げられています。
(出典:WFP公式サイト)

アフリカで栄養不良に直面している子どもたち

そんなアフリカで栄養不良に直面している子どもたちが大勢います。これは長年問題視されており、様々な対策が行われていますが、いまだに解決できない問題として横たわっているのです。

先ほども触れましたが、武力紛争の拡大が再び起こっているのはもちろんのこと、干ばつや飢饉などの気候的な問題、食糧の高騰など要因となっているものが多くあります。
アフリカには53カ国の国が存在していますが、その中でも様々な飢餓地域があります。
マリ共和国やセネガル、コンゴ民主共和国はをはじめ、飢餓地域となってしまっている国が多く存在するのです。

ブルキナファソ

ブルキナファソという国では2018年以降、人道危機が高まりを見せ、110万人にもの子どもを含む150万人が紛争の影響下にあります。
この中で14万人が食糧支援、栄養支援、衛生サービスといった救命支援を必要としている状況にあります。

チャド共和国

チャド共和国では深刻な食糧難に直面しており、99万人が食糧難、450万人が食糧不安に直面しています。230万人の子どもを含む410万人が人道支援を必要としており、5歳未満の子どもの13.5%が栄養不良、4%が重度の急性栄養不良となっています。
このような状況は気候変動、貧困、不適切な食習慣の改善ができていない、安全な水の確保ができていない、衛生・保健サービスを利用できていないことが引き金とっています。

マリ共和国

マリ共和国も2017年以降人道危機が拡大しており、77万人が国内での避難を強いられている状況です。
また他の地域と同じように、気候変動に弱い国なので、洪水や干ばつの危機にも晒されています。これらの災害および人道の危機によって160万人の子どもが支援を必要としており、17万人の子どもが急性栄養不良の危険に直面しています。

モーリタニア・イスラム共和国

通称モーリタニアもマリ共和国と同じように干ばつの影響を受け、2018年から3万2,000人の重度の急性栄養不良を含む13万人の子どもたちが支援や治療を必要としています

ニジェール共和国

ニジェール共和国も洪水の影響を受け、38万人の子どもが急性栄養不良の恐れ、60万人の子どもがはしかやコレラの脅威に晒されています。

セネガル共和国

セネガル共和国では2017年に降雨量が少なかったことにより、農作物の収穫量が減る時期「lean season(農作物の収穫量が減る時期)」の影響が深刻化し、2017年の時点で25万人、2018年には73万人と約3倍にまで食糧不安に直面する人口が増加しました。
それにより7万6,000人の5歳未満の子どもが急性栄養不良のリスクに直面しています。

コンゴ民主共和国

コンゴ民主共和国は武装勢力との対立が起こっており、暴力の激化によって210万人が避難生活を余儀なくされています。これにより2018年には1,280万人が食糧不安と急性栄養不良の危機に直面しており、2017年にはこれが1.3倍にまで増加しています。
また衛生面でも不安があり、コレラの流行やエボラ出血熱の症例が報告されています
多くの感染症にも脆弱で、子どもたちの多くが栄養状態、命の危機の両方に直面しています。

アフリカの子どもたちの栄養不良を救う支援


このような命の危機にも晒されるようなアフリカの子どもたちの栄養不良を救う支援は確かに存在します。
ユニセフをはじめとして様々な団体がこの支援に乗り出していますが、それでも支援の手は十分とはいえません。それでも支援の手が広がれば救える命があるのです。
アフリカの子どもたちを救うためにもどのような支援があるのか知っておくことは大切です。

支援活動

栄養不良の子どもたちを救うための支援活動は主に急性栄養不良の治療や食生活指導が挙げられます。

例えば先ほど代表的な国として挙げられたブルキナファソでは急性栄養不良の子どもが大勢いるのはもちろんのこと、不適切な食生活が問題となっていました。
そこで急性栄養不良の治療を提供するとともに、2歳未満の子どもを育てる妊産婦には食生活指導も行っています。

モーリタニアやニジェール、コンゴ民主共和国でも栄養食プログラムや乳幼児の食事に関する包括的なパッケージ、乳幼児の食事に関するカウンセリングを提供しています。

またチャドでは治療だけでなく、ビタミンAのサプリメントを提供するといった活動も行っています。もちろんどの国でも急性栄養不良の治療は行われています。
このように、各国に栄養不良の子どもたちを救おうとする支援が行われているのです。

数千円の支援が様々な栄養不良の改善に充てられる

これらの支援活動は支援やボランティアで成り立っています。
例えば、募金であれば3,000~10,000円で栄養治療食の購入やワクチンの提供で多くの子どもを救うことが可能です。
私たちの募金で購入されるものはビタミンやミネラルを含む微量栄養素パウダーや栄養治療食、重度の栄養不良のこどもたちのための治療用ミルクなどの食品、そしてはしかなどの予防接種ワクチン、ワクチン用保冷箱といった医療で使われる品々です。

どれも栄養不良や命の危機に晒されている子どもたちを救う上で大変重要なものとなっています。

子どもたちが安全な水を利用できるために

子どもたちが生きていくためには食糧や安全な水の確保が重要とされています。食糧は先ほどの募金による支援や急性栄養不良の治療などが行われており、改善には向かっていますがまだまだ不足している現状です。

また水の確保も重要な課題となっています。井戸掘りや水路の確保など、安全な水を利用できる状況を作るためには人手が足りていないのです。そのためのボランティアではありますが、現地の人々と協力し、水を引くことが今一番必要とされていることです。

飢餓や栄養不足で苦しむ子どもたちを救うために、まずは募金やボランティアに参加してみてはいかがでしょうか。

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