アフリカ(飢餓)

アフリカで飢餓が絶えない原因は?飢餓で苦しむアフリカの人に行われている支援とは

飢餓・食糧問題は、世界規模で問題となっており、アフリカを中心に飢餓率が高くなっています。

今回の記事では、アフリカで飢餓・食糧問題が残り続けている理由と、飢餓で苦しんでいるアフリカの人への支援について解説します。

アフリカの飢餓が深刻な理由は?
飢餓率や原因、解決策、支援内容について解説

また、「飢餓のない社会に貢献したい」「栄養のある食事を全ての人がとれる社会にしたい」と少しでも思う人は、まずは30秒の無料支援をスタートしてみませんか?

約30秒のアンケートに回答いただくと、栄養失調を含む途上国の子どもが直面する問題に取り組む団体に10円の支援金が届きます。記事を読み進める前にぜひお試しください!

\たったの30秒!/

食糧が足りているのに飢餓が起こる理由は?

世界で製造されている穀物の量は2019年では約26億トン以上であり、世界人口が1年通して十分に食事を取れる量は生産されています。

しかしそんな状況でもアフリカ諸国では栄養不足とされている人が多く存在しているのです。

その理由の1つはアフリカに住んでいる人々の多くが、小規模な農家であることが関係しています。

アフリカでは農作物を育てる時期が雨季の数ヶ月に限られていたり、降雨量によって収穫量が大幅に変動するような農業を中心に行っています。

そのため、雨が降らなかったり、日照りが長期間にわたって続いてしまうと食糧生産に大きな影響を受けてしまうのです。

また安定した収入がなくなることで、医療や教育を受けることが難しくなります。

その他にも、国内で不足している食料や、諸外国からの輸入に頼っているものは国際市場での食料価格の変動の影響を大きく受けてしまいます。アフリカの人々が払える金額と国際市場で取引される値段に大きな開きが生じてしまうことも一因として挙げられています。

アフリカの地域によっては道路状況が悪いため、交通インフラが整っていない場合も多く、現地に支援を届ける時間が長引いてしまい、適切な支援が行き渡らない場合もあります。

このような複数の問題が絡み合っているために、飢餓・食糧問題を完全に撲滅することは難しいと言われています。

  • アフリカ諸国では栄養不足とされている人が多く存在している
  • アフリカの人々のほとんどが農家であり、雨が降らなかったり、日照りが長期間にわたって続いてしまうと食糧生産に大打撃を受けてしまう
  • 安定した収入がなくなることで、医療や教育を受けることが難しい現状がある

(出典:ハンガー・フリー・ワールド 「世界の食糧事情」)

アフリカの飢餓は様々な要因によるもの

アフリカの飢餓は様々な要因によって引き起こされています。

経済情勢

アフリカの飢餓に苦しんでいる国のほとんどは、貧富の差が明確に分かれています
少数の地主が多くの土地を所有しており、農地を所有していない農民を低賃金で雇っています。

農地がない農民は、自分たちで食料となる作物を育てることはできません。
また小さい頃にしっかりと教育を受けている人も少ないため、仕事を求めて都会に出稼ぎに出ても、仕事を得ることが難しい傾向があります。

問題解決には、お金を持つ人と持たない人との差をできる限りなくすことが挙げられますが、そう簡単に取り組める問題ではありません。

農地を持っていない人が、働いて給与を得る仕事場を作ることは、今後必要な支援として重要となります。また職を得るために必要な教育を子どもたちが受けられる環境を作ることも重要な支援の一つです

(出典:公益社団法人 国際農業協働協会(JAICAF)「国際農林業協力」,2016)

悪天候や異常気象

連日の悪天候や異常気象によって作物の収穫量が大幅に減少し、収入を得ることができないことが飢餓の要因になっています。

日照りや洪水、台風、地震などの自然災害などに見舞われることで大切に育ててきた農作物が枯れてしまうことにつながります。

このような状況が増加している現状を踏まえて、より多くの農作物を育てられる技術を身に付けることが大切です。
一時的な食料支援をすることも可能ですが、根本的な問題解決にはなりません。

農業従事者が、異常気象に負けずに作物を育てられるために、自立した食料自給システムの構築が必要となっています。

(出典:国連世界食糧計画(WFP)「小規模農家の支援」)

内戦や紛争

飢餓・食糧問題が引き起こされる原因は、異常気象だけではありません。
例えば、人間の手によって引き起こされる戦争や内戦が挙げられます。

戦いが起こると、家や畑などの資産を全て投げ捨てて、逃げるしかない場合もあります。
作物を収穫する畑を捨てることは仕事を失うことにもなり、貯蓄が底をついたら食べ物を買うことすらできなくなります。

また戦争に勝つために、相手方の土地に食料が入らないようにして弱らせる作戦が使われることもあります。
全く関係のない人が逃げることを強要され、貧困に陥ってしまう現実があるのです。

このような問題に対応するために、危険な地域から逃れる難民を助ける難民キャンプなどで生活のサポートが行われています。

難民キャンプでは、危険な地域から逃げ出してきた難民を保護して、食事や医療サービスを提供しています。

このように起きてしまった内戦や紛争に対して適切にフォローする環境の充実が求められています。

(出典:国連世界食糧計画(WFP)「深刻化する紛争地域の飢餓」,2018)

世代を超えて連鎖する貧困

世界規模で見ると、2015年の段階で学校に通えない子どもは約5,800万人。読み書きのできない大人は約7億8,100万人とされています。

これは、貧困から引き起こされる負のスパイラルが影響していると考えられています。

本来であれば子どもたちは教育を受けられるはずですが、働き手の欲しいという両親の想いから子どもたちは若くして学校を辞めて働き始めます

しかし働ける職業は勉強を必要としないものに限られてしまうため、十分な収入を得ることができないのです。

そうした子どもたちが大人になり子どもを生んでも、満足な収入が得られる仕事に従事していないために、子どもを「働き手を増やす」ために育てることになります。

教育を受けさせることなく、自分の子どもにも仕事させるという終わることのないループが作られてしまうのです。

このような問題を踏まえて「学校給食支援」なども始まっています。
学校で給食を提供して、子どもたちがご飯を食べられる環境を作ってあげることで、学校に行く理由が生まれます。

教育を受けた子どもたちは成長して、安定した職業に就くことで収入を得ることが可能になるのです。

他にも、小さな子どもたちだけでなく、大人たちが学ぶ場所を作る運動が行われている場所もあります。

「字が読める」「字が書ける」だけで、職業選択の幅は大きく広がります。

このような発展途上国に対する教育支援が、世代を超えて連鎖する貧困を断ち切る一つのきっかけとなります

  • アフリカの飢餓に苦しんでいる国のほとんどは、貧富の差が明確に分かれている
  • 異常気象による農作物の不作、内戦や紛争、教育機会の欠如などがアフリカの飢餓の原因とされている
  • 教育機会が失われることは親子揃って、貧困のスパイラルに陥ることにつながる

(出典:公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟 「世界寺子屋運動」,2018)

アフリカで飢餓に陥っている人を助ける支援

飢餓の解決は決して一時的な食料支援だけでは解決が難しい問題です。
このような難しい問題に対して、多くのNPO・NGOが飢餓に苦しむ地域への支援を行っています。

気候に左右されない収入源の確立支援

新しい収入源を確立するための案として、気候に左右されない養鶏事業を伝える支援を開始する動きが見られています。病気感染、野犬に襲われないようにするための鶏小屋での飼育指導などを徹底して、毎日2個の卵を生むようになったのです。

この卵を売って収入を得ることで、天候に左右されない自給自足の流れを構築する支援が行われています。

緊急食料支援

大規模な災害に見舞われたことで、病気に対する抵抗力が落ちてしまった5歳未満児や妊婦には、多くの栄養が必要です。

そのような人々の命を守るために、母子栄養支援なども行われています。

  • 飢餓の解決は決して一時的な食料支援だけでは解決が難しく、多くのNPO・NGOが活動を行っている
  • 新しい収入源を確立するための案として、気候に左右されない養鶏事業を伝える支援を始めている
  • 病気に対する抵抗力が落ちてしまった5歳未満児や妊婦のための、母子栄養支援が行われている

アフリカの飢餓を救うために私たちにもできる支援とは?

アフリカの飢餓を解決する方法の一つとして、多くのNPO・NGOが気候に左右されない収入源の確立支援や緊急食料支援を行っています。
しかし、これらの活動を継続して行うには資金や人材がまだまだ足りていません。

飢餓や栄養不足で苦しむ子どもたちを救うために、まずは寄付やボランティアに参加してみてはいかがでしょうか。

動画はこちら
この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。 なお、掲載されている記事の内容に関する「指摘・問い合わせ」「誤字脱字・表示の誤りの指摘」につきましては、こちらの報告フォームよりご連絡ください。

- gooddoマガジン編集部 の最近の投稿