アフリカの飢餓人口は、ここ数年で増加の一途をたどっています。
様々なNPO・NGOが食料支援や医療支援を精力的に行っているにも関わらず、飢餓人口が増えている状態です。
この記事では、アフリカの飢餓人口と飢餓率、飢餓を減らすために必要な支援について解説します。
アフリカの飢餓が深刻な理由は?
飢餓率や原因、解決策、支援内容について解説
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アフリカの飢餓人口、飢餓率は?
2017年における世界の飢餓人口は8億2,100万人と推定され、9人に1人の割合で飢餓に苦しんでいます。
その中で、アフリカの飢餓人口は約2億5,650万人とされています。
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「世界の飢餓人口の増加続く 最新の国連報告書」,2018)
不作による食糧不足
アフリカの多くの人は小規模な農家を営んで生計を立てています。
近年、二酸化炭素排出量の増加による「地球温暖化」が進行し、アフリカ地域では日照りが続くなどの異常気象が増加しています。
このような理由から、食物の収穫が減少し、生活のバランスが崩れて飢餓に陥るケースが多くあります。
紛争、内戦による食住を失う
その他にも紛争や内戦の標的にされたことで、家や農地を追い払われて一瞬にして貧困に陥り、食べ物が確保できずに飢餓状態に陥ることも珍しくありません。
食糧価格の高騰による影響
食料を市場で買おうとしても、穀物などは食料とは別にバイオ燃料などにも使われ世界的に需要が高まり、食糧価格の高騰につながりました。アフリカの人々が出せる金額的な相場からかけ離れてしまい、食料を買うことすらできない状態となりました。
アフリカで飢餓が止まらない理由は、このような複数の理由が絡み合っていることにあるのです。
- 世界の飢餓人口は8億2,100万人と推定され、9人に1人の割合で飢餓に苦しんでいる
- アフリカの飢餓人口は約2億5,650万人である
- 地球温暖化による干ばつなどの影響によって食物の収穫が減少し、生活のバランスが崩れて飢餓に陥ることが多い
(出典:ハンガー・フリー・ワールド「世界の食料事情」)
飢餓で苦しむアフリカの人々に必要な支援は?
現在は、この悲惨な現状を改善するために、様々な活動が複数のNPO・NGOによって行われています。飢餓で苦しむアフリカの人々に必要な支援について見てみましょう。
緊急支援
緊急支援とは、紛争や予期せぬ自然災害などによって甚大な被害を受けている地域に対して、迅速に支援を行うことです。
緊急食料支援では、食べる物がなくなってしまった国民に対して迅速に栄養価の高い食事を支給する必要があります。
この支援が遅れてしまうことで、本来であれば助かったはずの命が失われてしまうことにつながる場合があります。
(出典:国連世界食糧計画(WFP)「緊急支援」)
学校給食支援
学校給食支援は、貧困家庭を生む負のスパイラルを断ち切ることにつながります。
アフリカの小さな子どもたちは、貧困層であれば学校に行くことが難しく、両親の仕事を手伝うというのが古くから慣習として当たり前となっています。
しかし家の仕事を手伝うことで字の読み書きの教育を受ける時間が奪われ、安定した仕事に就く可能性が絶たれてしまうことになります。
学校給食支援は、学校に通うことで1日1食の無料の食事を支給することで、子どもたちが教育を受ける機会を増やす目的で始まりました。
毎日の食事すらままならない家庭が多い中で、「食事を無料で食べることができる」ことは、学校に通う理由につながるのです。
(出典:国連世界食糧計画(WFP)「学校給食支援」)
母子栄養支援
飢餓や貧困に追い込まれたときに、命を落とす割合が多いのは5歳児未満の子どもたちと妊婦です。5歳未満児は、成長期に該当するため栄養を多く必要とします。
この時期に栄養不良に陥ると、成長が妨げられたり、感染症への抵抗力が減少し、病気で命を落とす可能性が高まるのです。
また妊婦の栄養不良が、生まれてくる子どもの栄養不良にも直結します。
妊婦が命を落としてしまうと、母体の中にいる子どもの命も失われます。そのような最悪な事態を避けるために、NPO・NGOでは、より栄養価の高い食事支援が求められています。
栄養不良の連鎖を止めるために、母子栄養支援は重要な取り組みの一つであると言われています。
- 緊急食料支援とは、食べる物がなくなってしまった国民に対して迅速に栄養価の高い食事を支給する支援である
- 学校給食支援とは、学校に通うことで1日1食の無料の食事を支給することで、子どもたちが教育を受ける機会を増やす支援である
- 母子栄養支援とは、妊婦やその子どもの命を守るために、高い栄養価のある食事を支援すること
(出典:国連世界食糧計画(WFP)「母子栄養支援」)
私たちがアフリカの人々にできる支援とは
アフリカで大きな問題になっている飢餓・食糧問題を解決するための様々な活動が行われています。
私たちがアフリカの人々にできる支援について考えてみます。
継続寄付
毎月決まった金額を寄付する継続的な支援は、主に毎日の食事や医療サービスで使われるワクチンや医薬品に使われています。
現在、日本においてはアフリカの飢餓問題の現状を伝えて、支援を呼びかける活動なども行われています。
より多くの命を守るためには、継続的な寄付が必要なのです。
寄付はアフリカの人々に支援を行っているNPO・NGOの公式サイトから行なえます。
活動内容などを実際にチェックし、活動に共感できるNPO・NGOを選ぶことが大切です。
支援金額は1,000円、3,000円などの少額から始めることができます。
都度の寄付
アフリカの人々が、支援を必要とせずに自分たちの力で飢餓・食糧問題を根絶するためには、整った教育環境やたくさんの費用が掛かります。
また継続的に発生する食料支援や医療支援も重要です。
そして、継続支援とは並行して、「支援に依存しないシステムを作る」ことが求められています。
そのために、1回きりの寄付なども大切です。
「まずは1度だけ支援してみたい」「継続寄付はハードルが高いけど何か行動したい」という気持ちがある方は、支援したいNPO・NGOの公式サイトで「1回のみ寄付」「都度の寄付」を選んで支援を行いましょう。
こちら少額から支援することが可能です。
- 継続寄付による支援金は、主に毎日の食事や医療サービスで使われるワクチンや医薬品に使用される
- アフリカの飢餓問題を解決するために、継続寄付と並行して支援に依存しないシステムを作ることが求められている
- 寄付は、1,000円、3,000円など少額から始めることができる
私たちの少額の寄付で、一人でも多くの人を救おう
今回の記事では、アフリカの飢餓人口や飢餓率の割合から、飢餓を減らすための必要な支援について解説しました。
増加し続ける飢餓人口に対して、一人ひとりの小さな支援が大切です。
まずはアフリカの現状を知ることから始めたり、小さな支援から始めることが、1人でも多くの命を救うきっかけになります。