2017年に発生した九州北部豪雨では、各地の道路や河川、人々は大きな被害を受けました。その一方で被災地や被災者の復旧・復興のため自治体や各支援団体が協力し、様々な支援を行ってきました。
災害から2年が経過した今でも、支援を必要としている人はたくさんいます。
被災者や被災地を支援するために私たちができる方法として、義援金を送る方法があります。
この記事では被災地への義援金の送り方などを紹介します。
九州北部豪雨の被害の大きさを振り返り、私たちにできることや豪雨への対策を考えよう
なお、豪雨などの大規模災害の被災地支援に関心があるという方は、まずは気軽に支援に参加してみませんか?
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九州北部豪雨の概要と被害
九州北部豪雨では福岡県や大分県を中心に各地で甚大な被害が出ました。
九州では度々豪雨の被害がありましたが、これはその中でも特に酷く、連日ニュースでも取り上げられるほどの被害でした。
九州北部豪雨の被害状況は以下の通りです。
名称 | 平成29年7月九州北部豪雨 | |
発生期間 | 2017年(平成29年)7月5日から7月6日 | |
被害者数 | 死者 | 40人 |
行方不明者 | 2人 | |
被害家屋 | 全壊 | 338件 |
半壊 | 1,101件 | |
全壊 | 338件 | |
一部損壊 | 89件 | |
床上浸水 | 223件 | |
床下浸水 | 2,113件 |
(出典:内閣府「防災情報のページ」,平成30年2月22日時点)
九州北部豪雨は、2017年7月5日から6日にかけて、対馬海峡付近に停滞した梅雨前線が引き起こした猛烈な大雨による災害です。この梅雨前線の雨雲が帯状に連なることで発生した線状降水帯となったことが原因で、記録的な降水量を引き起こしました。
線状降水帯は発達しながら九州へと移動し、長時間猛烈な雨を降らせ、総降水量は500ミリ超、さらに福岡県朝倉市や大分県日田市などでは24時間の降水量が観測史上第1位を記録するほどの降水量となりました。
特に朝倉市では3時間で約400ミリ、12時間で約900ミリの雨をもたらしたため、いくつもの河川が決壊や欠損を起こし氾濫。大量の泥水や流木が道路や路線、住宅に流れ込んで次々と飲み込み、大きな被害をもたらすことになったのです。
(出典:内閣府「防災情報のページ」)
(出典:国土交通省公式サイト)
(出典:総務省消防庁公式サイト)
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九州北部豪雨の被災地に義援金を送る方法
甚大な被害を生んだ九州北部豪雨ですが、私たちは被災者に対して義援金を送ることができます。
義援金は各自治体や日本赤十字社を窓口として集められ、被災者に直接分配されます。
そのため、義援金は復興や復旧活動に使われることはありません。
現在でも義援金を募集している自治体はあり、2020年3月末まで福岡県、朝倉市で受け付けています。また、佐賀県では翌年の西日本豪雨の被災者のための義援金を募集しています。それぞれの自治体へ義援金を送る方法を紹介します。
なお、以下の内容は2019年8月時点の情報のため、状況により変更されます。詳しい情報は各公式サイトにてご確認ください。
福岡県へ義援金を送る方法
九州北部豪雨の義援金は2020年3月31日まで受付を行っています。
福岡県に義援金を送るためには2つの方法があります。
福岡県庁1階ロビーに設置してある義援金箱を利用する方法と、日本赤十字社福岡県支部を通して銀行口座から振り込む方法です。口座情報は以下の通りです。
金融機関 | 口座番号 |
福岡銀行 本店 | 普通口座 6650853 |
西日本シティ銀行 本店 | 普通口座 3386907 |
どちらも名義は「日本赤十字社福岡県支部 支部長 小川洋(おがわ ひろし)」となっているのでこちらも確認した上で間違いなく送金するようにしましょう。
(出典:福岡県公式サイト)
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朝倉市へ義援金を送る方法
九州北部豪雨で被害が大きかった朝倉市でも義援金の受付を行っています。
朝倉市役所の3階に設置されている朝倉市復興推進室の窓口に持ち込むか、朝倉市役所本庁、朝倉支所、杷木支所及び各地区コミュニティセンターにも募金箱が設置されています。
また、銀行振込の場合は以下の口座へ振り込む必要があります。
金融機関 | 口座番号 |
西日本シティ銀行 甘木支店 | 普通口座 3073603 |
筑後信用金庫 甘木支店 | 普通口座 5555716 |
筑邦銀行 甘木支店 | 普通口座 3051693 |
福岡銀行 甘木支店 | 普通口座 2086325 |
福岡中央銀行 甘木支店 | 普通口座 1070699 |
福岡県信用組合 比良松支店 | 普通口座 1041216 |
ゆうちょ銀行(※払込取扱票を利用) | 00920-0-275722 |
口座名義はいずれも「朝倉市災害義援金(アサクラシサイガイギエンキン)」です。
(出典:朝倉市公式サイト)
佐賀県へ義援金を送る方法
佐賀県では九州北部豪雨ではなく平成30年7月豪雨(西日本豪雨)の義援金を募集しています。義援金は2020年6月30日までとなっています。
佐賀県では各地で人的被害をはじめ家屋の倒壊等の甚大な被害が発生し、複数の市町村で災害救助法が発令されました。
佐賀県庁新館1階にある行政の窓口にて、義援金箱を設置しています。
また、銀行口座への振り込みでも義援金を送れます。口座情報は以下の通りです。
金融機関 | 口座番号 |
佐賀銀行 県庁支店 | 普通口座 102092 |
西日本シティ銀行 本店 | 普通口座 3386907 |
名義は「社会福祉法人 佐賀県共同募金会」となっています。
(出典:佐賀県公式サイト)
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九州北部豪雨の被災地・被災者の方々を応援しよう!
九州北部豪雨の被害は徐々に復興へと向かっているものの、未だにその爪あとが残っている場所も少なくありません。
そこに住んでいる人々は以前の生活を取り戻すために、懸命に復興に当たっています。
そこで私たちにできるのが上記のような寄付や義援金を送ることです。
例え少額であっても多くの人の義援金が集まれば大きな力となって被災地や被災者への手助けとなります。
被災地や被災者を応援するために私たちにできることを考え、行動に移してみてはいかがでしょうか。