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関西・中国・四国地方で過去にあった台風・大雨による過去の災害は?

この記事を要約すると

夏から秋にかけて日本へ上陸することの多い台風は、各地で猛威を奮うことも少なくありません。
関西地方では2018年に西日本豪雨、そして台風21号が立て続けに襲い、甚大な被害をもたらしました。

その周辺にある中国・四国地方も被害を受けていますが、過去にもこの地域で大きな被害を出した大雨や台風は存在します。
この記事では関西や中国・四国地方で過去にあった台風や大雨による過去の災害について紹介します。

大雨・台風による被害や防災対策は?日本であった過去の災害とは

甚大な被害をもたらした西日本豪雨


2018年の7月上旬に関西や中国・四国地方では長期間に渡り非常に強い大雨が降りました。
これは前線と台風の影響を受けことにより発生し、豪雨となり甚大な被害を出しています。

特に京都府や兵庫県、岡山県、鳥取県、広島県、愛媛県、高知県では特別警報が出るほどの豪雨に見舞われました。
この豪雨は「西日本豪雨」と呼ばれ、後に「平成30年7月豪雨」と命名されています。このような地域では河川の氾濫や浸水被害も多く、土砂災害などから人的・物的被害が相次ぎました。
その後、多くの人がボランティアに集まり、現地の人と協力して後片付けや復興に尽力しました。
しかし2ヶ月経たないうちに台風21号が接近・上陸するなど復興を妨げられることもあり、今もその爪あとが残っている地域もあります。

(出典: 気象庁「平成30年7月豪雨(前線及び台風第7号による大雨等)」)

過去20年間で関西・中国・四国地方に甚大な被害をもたらした台風


西日本豪雨の被害も凄まじいものでしたが、関西や中国・四国地方を襲い、甚大な被害をもたらした台風は他にもあります。
そこで過去20年間を遡り、そのような台風についてまとめました。

2003年(平成15年)

2003年は強い勢力を持った台風10号が四国地方に上陸し、各地で大雨や暴風をもたらして多くの被害を出しています。

台風第10号

8月3日にフィリピンの東海上で発生した台風は、発達しながら北西に進み、8日に強い勢力を保ったまま高知県室戸市付近に上陸。さらに9日には兵庫県西宮市付近に再上陸しました。

この台風の影響で期間降水量は、高知県および徳島県では600mmを超え、奈良県、和歌山県、では400mmを、超える大雨となりました。
また四国地方の一部では台風接近・通過時を中心に暴風となり、高知県室戸市で最大風速49.8m/s、最大瞬間風速69.2m/sなどを観測しました。

人的被害[全国] 人数
死者 17名
行方不明者 2名
負傷者 94名
住家被害[全国] 棟数
全壊 28棟
半壊 27棟
一部損壊 559棟

(出典: 気象庁「災害をもたらした気象事例 台風10号」)

2004年(平成16年)

2004年には大きな台風や全線により人的・物的ともに甚大な被害をもたらしていきました。

台風第10号および第11号

台風10号は7月25日に南鳥島の西海上で発生し、発達しながら北西に進み、31日に高知県西部に上陸。さらに瀬戸内海を経て、山口県岩国市付近に再上陸しています。
この台風により、7月29日から31日にかけて近畿南部や四国地方で非常に激しい雨が降りました。
台風の通過後の8月1日から2日にかけて、高知県や愛媛県では1時間に100mmを超える猛烈な雨を観測しています。

また7月29日から8月2日までの期間降水量は、徳島県や奈良県で1000mmを超え、高知県では700mmを超えました。
四国電力の観測では、徳島県上那賀町海川で日降水量1,317mmを観測し、当時までの日本の日降水量の記録を更新したと伝えられています。

台風上陸から5日後の8月4日には日本の南海上にあった熱帯低気圧が潮岬の南海上で台風となり、同日徳島県東部に上陸しました。その後、四国地方と中国地方を縦断し、5日06時に熱帯低気圧に変わっています。

この影響により、8月4日から5日には近畿南部を中心に大雨となり、500mmを超えたところもあった記録されています。

人的被害[全国] 人数
死者 3名
負傷者 15名
住家被害[全国] 棟数
全壊 11棟
半壊 21棟
一部損壊 88棟
床上浸水 254棟
床下浸水 2,188棟

(出典: 気象庁「災害をもたらした気象事例 台風10・11号」)

台風第16号

8月19日にマーシャル諸島近海で発生した台風は、大型で猛烈な勢力となり、30日に九州に上陸・横断後、山口県防府市付近に再上陸しました。
この影響で27日から31日にかけての期間降水量は、西日本の太平洋側で500mmを超え、台風上陸、接近に伴い各地で暴風となりました。

また30日夜には台風接近と大潮期間の満潮とが重なり、高松港や宇野港などで観測開始以来最も高い潮位を観測しています。

人的被害[全国] 人数
死者 14名
行方不明者 3名
負傷者 260名
住家被害[全国] 棟数
全壊 51棟
半壊 205棟
一部損壊 9,921棟
床上浸水 14,456棟
床下浸水 31,764棟

(出典:気象庁 「災害をもたらした気象事例 台風16号」)

台風第18号

台風18号は8月28日09時にマーシャル諸島近海で発生し、大型で非常に強い勢力で、7日午後には山陰沖に達し、日本海を加速しながら北東に進んみました。

この台風の影響により広島で最大瞬間風速60.2m/s、中国地方などでこれまでの記録を更新する最大瞬間風速50m/s以上の猛烈な風を観測しました。

また、瀬戸内海沿岸や西日本から北日本にかけての日本海側沿岸などで高潮も記録しています。
これにより、建物の損壊や倒木被害が各地で発生し、転倒や飛散物の落下により多くの人が負傷したほか、西日本で船舶の乗揚げ事故が相次いで発生しました。

人的被害[全国] 人数
死者 43名
行方不明者 3名
負傷者 1,399名
住家被害[全国] 棟数
全壊 144棟
半壊 1,506棟
一部損壊 63,343棟
床上浸水 1,328棟
床下浸水 19,758棟

(出典: 気象庁「災害をもたらした気象事例 台風18号」)

台風第21号

9月21日にグアム島の西南西海上で発生した台風は、29日に暴風域を伴って鹿児島を進み、高知県宿毛市付近に再上陸しました。同日20時半ごろには大阪市付近に再上陸しています。
台風と前線の影響による期間降水量は、四国地方や近畿地方で400mmを超えた所がありました。

この台風の影響により、愛媛県新居浜市と四国中央市を結ぶ高速道路、国道が多数の土砂崩れにより分断される被害が発生しています。

人的被害[全国] 人数
死者 26名
行方不明者 1名
負傷者 107名
住家被害[全国] 棟数
全壊 75棟
半壊 818棟
一部損壊 1,629棟
床上浸水 5,385棟
床下浸水 15,431棟

(出典:気象庁 「災害をもたらした気象事例 台風21号、秋雨前線」)

台風第23号

台風23号は10月13日09時にマリアナ諸島近海で発生し、20日に大型の強い勢力で高知県土佐清水市付近に上陸した後、高知県室戸市付近に再上陸。

台風と前線の影響による期間降水量は、四国地方や大分県で500mm、近畿北部などで300mmを超えるなど、広い範囲で大雨となりました。

この台風により、兵庫県豊岡市や出石町を流れる円山川、出石川が氾濫、京都府福知山市から舞鶴市を流れる由良川が氾濫して浸水害も発生しています。
また岡山県玉野市や京都府宮津市、香川県東かがわ市、愛媛県四国中央市など西日本を中心に土砂災害が発生。

さらに高知県室戸市では、高波により堤防が損壊する被害もあり、人的被害は兵庫県や京都府、香川県を中心に、全国で死者および行方不明者が100人近くに達する甚大な被害となりました。

人的被害[全国] 人数
死者 95名
行方不明者 3名
負傷者 721名
住家被害[全国] 棟数
全壊 907棟
半壊 7,929棟
一部損壊 12,514棟
床上浸水 13,341棟
床下浸水 41,006棟

(出典: 気象庁「災害をもたらした気象事例 台風23号、前線」)

2007年(平成19年)

2007年は水害による被害者が西日本で相次ぎ、人的被害が多かった年です。

台風第4号

台風4号は7月9日09時にカロリン諸島近海で発生し、大型で非常に強い勢力に発達し、14日には鹿児島県大隅半島に上陸、その後勢力を弱めながら、15日にかけて四国から本州の南岸を東に進みました。
一方、九州付近では、台風発生前の7月1日から梅雨前線の活動が活発となり、10日から12日には九州、近畿、東海地方の一部で大雨となりました。

また前線の影響もあり16日から17日にかけては近畿地方で局地的な大雨もありました。
この期間に大雨で増水した河川への転落などにより、西日本を中心に死者・行方不明者が出ています。
沖縄地方から東北南部で住家損壊、土砂災害、浸水害などが発生し、農業・林業・水産業被害や鉄道の運休、航空機やフェリーの欠航などの交通障害も発生しています。

人的被害[全国] 人数
死者 6名
行方不明者 1名
負傷者 79名
住家被害[全国] 棟数
全壊 26棟
半壊 26棟
一部損壊 218棟
床上浸水 420棟
床下浸水 2,993棟

(出典:気象庁 「台風第4号と梅雨前線による大雨と暴風」)

2009年(平成21年)

2009年には2つの台風が通過していきましたが、どちらも記録的な大雨を降らせ、浸水害や土砂災害を起こしています。

台風第9号

8月8日に日本の南海上で発生した熱帯低気圧が、9日に同海域で台風となりました。
上陸はしませんでしたが、台風の影響で湿った空気が流れ込み、8日から11日にかけて西日本などで大雨となりました。

この期間の総雨量が四国では700mmを超えたところもあり、徳島県や香川県、岡山県、兵庫県の一部では、8月の月降水量平年値の2倍を超える記録的な大雨となりました。

 

この大雨により、徳島県や岡山県、兵庫県などで死者・行方不明者を多数出しています。
また岡山県や兵庫県など西日本から東日本の広い範囲で住家の浸水が約6,700棟を超えるなど各地で浸水害や土砂災害が発生しました。

人的被害[全国] 人数
死者 25名
行方不明者 2名
負傷者 23名
住家被害[全国] 棟数
全壊 183棟
半壊 1,130棟
一部損壊 34棟
床上浸水 974棟
床下浸水 4,645棟

(出典:気象庁「平成21年台風第9号による8月8日から11日にかけての大雨 」)

台風第18号

9月29日21時にマーシャル諸島付近で発生した台風は、非常に強い勢力で7日には四国の南海上に進みました。

 

この台風により、近畿地方の一部で6日から9日までの総雨量が300mmを超えるなど広い範囲で大雨となりました。
また近畿や東海の太平洋側と伊豆諸島では、高さ9mをこえる猛烈なしけとなったところもあります。

人的被害[全国] 人数
死者 5名
負傷者 139名
住家被害[全国] 棟数
全壊 9棟
半壊 86棟
一部損壊 4,576棟
床上浸水 571棟
床下浸水 3,121棟

(出典: 気象庁「台風第18号による暴風・大雨 」)

2011年(平成23年)

2011年の台風15号も記録的な大雨を降らせ、多くの家屋が床上あるいは床下浸水の被害にあいました。

台風第15号

台風15号は9月13日に日本の南海上で発生し、非常に強い台風となり、速度を速めつつ四国の南海上から紀伊半島に接近。

この台風の影響で湿った空気が長時間にわたって本州に流れ込んだことと、上陸後も強い勢力を保ちながら北東に進んだことで、西日本から北日本にかけての広い範囲で暴風や記録的な大雨となりました。
四国地方の一部では1000mmを超え、多くの地点で総降水量が9月の降水量平年値の2倍を超えています。

人的被害[全国] 人数
死者 19名
行方不明者 1名
負傷者 425名
住家被害[全国] 棟数
全壊 34棟
半壊 1,524棟
一部損壊 3,665棟
床上浸水 2,270棟
床下浸水 6,297棟

(出典: 気象庁「台風第15号による暴風・大雨 」)

2013年(平成25年)

2013年の台風18号では暴風を伴っていたこともあり、竜巻などの突風の発生で家屋に被害が出ています。

台風第18号

9月13日に小笠原諸島近海で発生した台風は、発達しながら日本の南海上を北上し、16日暴風域を伴って愛知県豊橋市付近に上陸。

この台風の接近・通過と前線の影響により、四国から北海道の広い範囲で大雨となりました。
また和歌山県などでは竜巻などの突風が発生しています。
9月15日から16日までの総雨量は、奈良県上北山で542.5mmとなるなど、近畿や東海地方を中心に400mmを超えました

人的被害[全国] 人数
死者 6名
行方不明者 1名
負傷者 143名
住家被害[全国] 棟数
全壊 48棟
半壊 208棟
一部損壊 1,394棟
床上浸水 3,011棟
床下浸水 7,078棟

(出典:気象庁「台風第18号による大雨」)

2014年(平成26年)

2014年には2つの台風と前線の影響を大きく受け、豪雨が降り続いた平成26年8月豪雨があり、各地で大きな被害をもたらしています。

台風第8号

7月4日9時にマリアナ諸島付近で発生した台風は、一度は大型で強い勢力になったものの、その後は勢力を弱め、10日に和歌山県南部に上陸しました。
台風の接近に伴い沖縄・奄美や九州南部を中心に暴風となったほか、10日には高知県及び三重県で竜巻とみられる突風が発生しています。

人的被害[全国] 人数
死者 3名
負傷者 66名
住家被害[全国] 棟数
全壊 7棟
半壊 7棟
一部損壊 108棟
床上浸水 330棟
床下浸水 1,037棟

(出典:気象庁 「台風第8号および梅雨前線による大雨と暴風」)

平成26年8月豪雨(台風第11号)

7月29日12時にマリアナ諸島付近で発生した台風11号は、強い勢力を維持したまま、8月10日6時過ぎに高知県安芸市付近に上陸した後、次第に速度を速めながら四国地方、近畿地方を通過しました。

先に通過した台風第12号や台風第11号の周辺の風と高気圧縁辺の風の影響で、8月5日から10日にかけて、前線が西日本の日本海側から北日本にかけて停滞しました。
これらの影響に伴い、全国各地で大雨となったほか、台風第11号の接近・上陸に伴い、8月7日から11日にかけて沖縄・奄美か ら東海地方にかけて暴風となりました。

人的被害[全国] 人数
死者 6名
負傷者 92名
住家被害[全国] 棟数
全壊 14棟
半壊 162棟
一部損壊 857棟
床上浸水 1,648棟
床下浸水 5,163棟

(出典: 気象庁「台風第12号、第11号と前線による大雨と暴風 」)

2015年(平成27年)

2015年も台風第11号と台風第12号の影響で、各地で暴風や強風、大雨を降らせています。

台風第11号および第12号

6月2日から7月26日にかけて、日本付近に停滞する梅雨前線の活動が断続的に活発となり、7月16日から17日にかけて台風第11号が、7月23日から26日にかけて台風第12号が立て続けに日本に接近し上陸しました。

台風第11号の影響で近畿地方を中心に暴風や強風となりました。

また台風や前線の影響による大雨や暴風などで、土砂災害、浸水害、河川の氾濫などが発生し、甚大な被害を起こしています。
台風第11号の接近で、西日本や東日本で土砂災害や河川の氾濫が相次ぎ、兵庫県や埼玉県で人的被害や住家被害が生じ、ライフラインや公共施設、農地などへの被害及び交通障害が発生しています。

人的被害[全国] 人数
死者 6名
負傷者 92名
住家被害[全国] 棟数
全半壊 14棟
半壊 162棟
一部損壊 857棟
床上浸水 1,648棟
床下浸水 5,163棟

(出典:気象庁「梅雨前線および台風第9号、第11号、第12号による大雨 」)

(出典:内閣府 防災情報のページ 「台風第12号及び第11号による被害状況等について(第23報)」,2016)
※2016年11月6日時点

2017年(平成29年)

2017年には2つの大型台風がこの地域を襲いましたが、これまでにない猛烈な雨がもたらされ始めたのもこの年からです。

台風第21号

10月16日にカロリン諸島で発生した台風は、23日に超大型で強い勢力のまま静岡県御前崎市付近に上陸しました。

台風や前線の影響により、西日本から東日本、東北地方の広い範囲で大雨となりました。
和歌山県新宮市新宮で888.5mmとなり観測史上1位の値を更新するなど、21日から23日にかけての降水量が近畿地方や東海地方を中心に 500 mmを超える記録的な大雨となりました。

風については、兵庫県神戸市神戸で30.7m/sの最大風速を観測するなど、西日本や東日本、北海道では風速30m/sを超える猛烈な風となったところがあります。

人的被害[全国] 人数
死者 8名
負傷者 215名
住家被害[全国] 棟数
全壊 5棟
半壊 15棟
一部損壊 630棟
床上浸水 2,456棟
床下浸水 3,426棟

(出典: 気象庁「台風第21号及び前線による大雨・暴風等 」)

2018年(平成30年)

2018年は関西地方を中心に豪雨や台風の被害を立て続けに受ける年でした。この地方の被害はまさに甚大と言えるほど大きなものとなっています。

平成30年7月豪雨

6月28日以降に停滞していた前線は、7月5日には西日本まで南下してその後停滞しました。
また6月29日に日本の南で発生した台風第7号は、7月4日に日本海で温帯低気圧に変わっています。

この前線や台風の影響により、日本付近に暖かく非常に湿った空気が供給され続け、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨となりました。
6月28日から7月8日までの総降水量が四国地方で1800mmを超えるところがあるなど、7月の月降水量平年値の2~4倍となる大雨となったところがありました。

また四国や中国、近畿地方など多くの観測地点で24、48、72時間降水量の値が観測史上第1位となるなど、広い範囲における長時間の記録的な大雨となっています。

この大雨で京都府、兵庫県、岡山県、鳥取県、広島県、愛媛県、高知県などの1府10県に特別警報を発表し、最大限の警戒が呼びかけられました。
これらの影響で、河川の氾濫や浸水害、土砂災害などが発生し、死者、行方不明者が多数となる甚大な災害となりました。

人的被害[全国] 人数
死者 237名
行方不明者 8名
負傷者 432名
住家被害[全国] 棟数
全壊 6,767棟
半壊 11,243棟
一部損壊 3,991棟
床上浸水 7,173棟
床下浸水 21,296棟

(出典:気象庁「平成30年7月豪雨(前線及び台風第7号による大雨等)」)

(出典:内閣府 防災情報のページ「平成30年7月豪雨による被害状況等について」,2019)
※2019年1月9日時点

台風第21号

8月28日に南鳥島近海で発生し、4日に非常に強い勢力で徳島県南部に上陸しました。その後、兵庫県神戸市に再び上陸し、速度を上げながら近畿地方を縦断して日本海を北上しています。
台風の接近・通過に伴って、西日本から北日本にかけて非常に強い風が吹き、非常に激しい雨が降りました。

特に四国や近畿地方では、猛烈な風が吹き、猛烈な雨が降ったほか、顕著な高潮となったところもあります。

高知県室戸市室戸岬では最大風速48.2m/s、最大瞬間風速55.3m/s、大阪府田尻町関空島(関西空港)では最大風速46.5m/s、最大瞬間風速58.1m/sとなるなど四国地方や近畿地方では猛烈な風を観測したほか、四国や近畿地方では海は猛烈なしけとなりました。
高潮については、最高潮位が大阪府大阪市では329cm、兵庫県神戸市では 233cmなど、過去の最高潮位を超える値を観測したところもあります。

雨も9月3日から9月5日までの総降水量が四国地方や近畿地方など300mmを超えたところや 9 月の月降水量平年値を超えたところがありました。
これら暴風や高潮の影響で、関西国際空港の滑走路の浸水をはじめとして、航空機や船舶の欠航、鉄道の運休などの交通障害、断水や停電、電話の不通などライフラインへ甚大な被害を及ぼしました。

人的被害[全国] 人数
死者 14名
負傷者 943名
住家被害[全国] 棟数
全壊 26棟
半壊 189棟
一部損壊 50,083棟
床上浸水 66棟
床下浸水 505棟

(出典:気象庁「台風第18号による暴風・大雨 」)

(出典:内閣府 防災情報のページ「平成30年台風第21号に係る被害状況等について」,2018)
※2018年10月2日時点

台風第24号

9月21日にマリアナ諸島近海で発生した台風は、急速に加速しながら、30日に和歌山県田辺市付近に上陸しました。
台風の接近・通過に伴い、広い範囲で暴風、大雨、高波、高潮となり、特に南西諸島及び西日本・東日本の太平洋側を中心に、これまでの観測記録を更新する猛烈な風または非常に強い風を観測したところがありました。

また紀伊半島などで過去の最高潮位を超える高潮も観測されています。
南西諸島及び西日本・東日本の太平洋側では9mを超える猛烈なしけとなり、和歌山県串本町では最高潮位254cmと過去の最高潮位を超える値を観測した高潮となりました。
雨については、9月28日から10月1日までの総降水量が四国地方などで400mmを超えたところや 9 月の月降水量平年値を超えたところもあります。

人的被害[全国] 人数
死者 1名
行方不明者 1名
負傷者 195名
<住家被害[全国] 棟数
全壊 14棟
半壊 94棟
一部損壊 1,749棟
床上浸水 22棟
床下浸水 115棟

(出典:気象庁「台風第18号による暴風・大雨 」)

(出典:内閣府 防災情報のページ「平成30年台風第24号に係る被害状況等について」,2018)
※2018年10月2日時点

(出典:気象庁「災害をもたらした気象事例(平成元年~本年)」)

大雨・台風による水害に備えよう


大雨や台風は夏から秋にかけて現われ、日本の付近あるいは日本に上陸して各地に影響を与えます。
近年は気候変動による影響で局地的な大雨や台風の大型化などがあり、甚大な被害をもたらすことも少なくありません。

現に2019年の台風15号と台風19号は千葉県を中心に関東地方などで猛威を奮い、様々な被害を起こしています。

大雨や台風は洪水や河川の氾濫に伴う浸水害、土砂災害や竜巻といった被害ももたらします。
これら自然災害を未然に防ぐ方法はなかなかありませんが、避難ができるよう備えているだけでも自分の命を守ることにつながります

家屋などに被害は出るかもしれませんが、まずは人命第一です。天気予報などである程度の予測はできますが、いつ来てもいいように備えはしっかりしておきましょう。

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