大雨・台風

沖縄に来る台風について解説!旅行に適した時期は?

夏は長期的な休暇を取る機会が多くなり、観光する人も増え、日本の各地の観光地も盛り上がりを見せます。
沖縄も国内外から多くの観光客が訪れますが、同時に沖縄は台風が接近しやすい場所としても有名です。

この記事では、沖縄に来る台風はどのようなものか、旅行に適した時期はいつなのかを紹介します。

大雨・台風による被害や防災対策は?日本であった過去の災害とは

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観光地として知られる沖縄


日本の観光地として有名な都道府県の一つが沖縄です。1972年にアメリカから日本に返還されて以降、年々観光客の数は増えています。
邦人観光客も然ることながら、外国人観光客も2012年以降に急激に増加し、多い年だと年間観光客のうち、3分の1近くが外国人観光客だったこともあります。

このように多くの人々が訪れる沖縄は、日本列島の南西端に位置しており、多くの島で成り立っています。
沖縄本島は、黒潮が流れる暖かい海に囲まれている島です。
気候区分は亜熱帯海洋性気候に属し、1年を通して気温が高く、多湿な特徴があります。
平均気温は7月から8月が最も高くなり、1月が最も低くなりますが、他県と比べて温度差があまりなく、1間を通して温暖な気候です。

夏季には気温が高くなるものの、海から吹く風により最高気温が35℃を超える猛暑日となることはほとんどありません。そのため沖縄独特の風土や観光地、文化も然ることながら、気候を好んで訪れる観光客もいます。
このように、沖縄は本州とは違い、温帯ではなく亜熱帯気候のため、高い気温と暖かい海が魅力です。しかしその分気象状況も本州とはやや異なります。
梅雨時期は本州より早く5月から6月に訪れ、その後は7月から9月にかけて台風の影響を大きく受ける地域です。

  • 気候区分は亜熱帯海洋性気候に属し、1年を通して気温が高く、多湿な特徴がある
  • 沖縄は国内の他県と比べて温度差があまりなく、1間を通して温暖な気候
  • 沖縄は7月から9月にかけて台風の影響を大きく受ける地域
  • (出典:那覇航空観測所「気候特性」)
    (出典:沖縄県「入域観光客数と観光収入の推移」,2019)

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    沖縄に来る台風


    沖縄では6月になると梅雨前線が活発になることで、強い雨が降ることが増えます。
    しかし、6月下旬になると太平洋高気圧が次第に西へ張り出して、本州より一足先に梅雨明けします。

    これにより夏本番となりますが、7月には徐々に台風が沖縄の近海、あるいは沖縄本島を通過するようになります。
    8月になると台風の影響を受けやすくなるため、台風の発生数や沖縄への接近数や、降水量も増加します。

    沖縄は本州よりも台風の接近数が多く、場合によっては大きな被害を受けることも少なくありません。
    気象庁によれば、2018年の台風接近数は、本州が10個なのに対し沖縄は13個と、3個多く接近しています。

    台風は、南西太平洋に発達する熱帯低気圧内で水蒸気が凝結して雲を生み出すときの熱を原動力に、勢力を増します。
    これにより熱帯低気圧内の最大風速がおよそ17メートル毎秒以上になったものが台風です。

    通常台風は、海上では勢力を強めながら北上し、台風は水蒸気を多く含んだ暖かい空気を持ちます。

    北上するに従い、徐々に冷たい空気を取り込んでいくことで南北に温度差が生じていくと、台風そのもの特性を少しずつ失い、勢力を弱めて最終的には温帯低気圧に変わります。

    台風によって違いはありますが、沖縄や九州に上陸あるいは接近するときは、南側の暖かい空気を取り込んでいるため、勢力が強いままの台風が沖縄に上陸または接近することが多くなります。

    (出典:那覇航空観測所「気候特性」)
    (出典:気象庁「本土(北海道、本州、四国、九州)への接近数」)
    (出典:気象庁「沖縄・奄美への接近数」,2020)
    (出典:気象庁「気圧配置 台風に関する用語」)
    (出典:気象庁「<解説:温帯低気圧と台風>」)

    沖縄の台風の歴史

    沖縄は毎年台風への備えが必要な地域です。
    沖縄に近づく台風の勢力が強いことが多く、1966年9月には瞬間最大風速85.3メートルを観測した「第2宮古島台風」が宮古島を襲いました。
    沖縄では台風への備えとして戦後は屋根を平らにし、コンクリートで家を建てるようになりました。

    しかし今もなお、台風襲来のたびに農業などの地域産業や観光産業など、地域経済への影響を及ぼしており、特に観光産業等地域経済への影響は大きいものがあります。
    ただし、台風が来なければいいというわけでもありません。

    台風は降水量を増加させる要因でもあるため、接近数が少ない、あるいは接近しないと水不足になる恐れもあります。
    接近すれば被害が出る可能性がありますが、来なければ困ることもあるため、沖縄にとって台風は上手く付き合わなければいけない気象現象と言えます。

  • 2018年の台風接近数は、本州が10個なのに対し沖縄は13個と、3個多く接近している
  • 沖縄や九州に上陸あるいは接近する場合、南側の暖かい空気を取り込んでいるため、勢力が強いままの台風が上陸または接近することが多い
  • 1966年9月には瞬間最大風速85.3メートルを観測した「第2宮古島台風」が宮古島を襲った
  • (出典:沖縄県「台風による被害」)
    (出典:沖縄県「台風の被害及び対策について」)
    (出典:気象庁「沖縄・奄美への接近数」,2020)

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    沖縄へ旅行に行くのに適した時期は?


    沖縄には毎年夏にいくつもの台風が接近します。しかし同時に夏は猛暑日もなく、きれいな海や観光施設を楽しめることから、沖縄を旅行するのに適した時期でもあります。
    そのため旅行に適した時期を狙って沖縄に行きたいところです。

    夏季で沖縄への台風の接近数が比較的少ない月は6月です。年によっては一つも台風が接近していない年もあります。
    ただし、6月は梅雨の時期でもあるので梅雨明けを待つ必要はありますが、梅雨さえあけてしまえば、青空が広がる沖縄を楽しめる可能性があります。

    (出典:気象庁「沖縄・奄美への接近数」,2020)

    もし沖縄旅行と台風が重なってしまったら

    台風は自然現象であるため、どれだけ過去のデータを参考に旅行の予定を立てても、台風の接近と重なってしまう可能性は捨て切れません。
    移動手段が飛行機または船となると台風の接近に伴い利用できない可能性があります。旅行へ行く前であれば、残念ですがキャンセルをすることも考えなければいけません。

    問題は旅行中に台風の接近にあった場合です。沖縄に長期の旅行に行った場合、その途中で台風が発生し、接近する可能性もあります。
    自宅であればあらかじめ備えをし、避難経路や避難場所を確認しておくこともできますが、旅行先であれば自分で備えをし、避難場所にたどり着くことも難しいかもしれません。

    このような状況になった場合は、自分の判断だけで行動せず、旅行の会社や宿泊している旅館、ホテル、警察などの指示を仰ぐようにしましょう。
    ホテルなど頑丈に作られた建物であれば、そのまま屋内待機ということもあります。
    むやみに出歩かず、宿泊先の部屋やホテルの係員の指示に従って、安全な場所に移動するなどの行動を取りましょう。

    また、最新の台風情報や警戒レベルの状況などのチェックも忘れてはいけません。
    気象庁から発表される情報は、実況であれば3時間ご後と、予報であれば5日(120時間)分が、24時間刻みで6時間ごとに更新されます。

    警戒レベルであれば、レベル3で高齢者や介護者などの避難とそれ以外の人の避難準備、レベル4であれば対象地域住民は全員避難となります。
    いざ避難となれば、貴重品など最低限の荷物をまとめて避難の邪魔にならないようにしておくことも大切です。自分が置かれている状況をしっかりと把握し、適切な行動を取りましょう。

  • 夏季で沖縄への台風の接近数が比較的少ない月は6月
  • 気象庁では、気象庁から発表される情報は、実況であれば3時間ご後と、予報であれば5日(120時間)分が、24時間刻みで6時間ごとに更新している
  • 警戒レベルがレベル4の場合、対象地域住民は全員避難対象になる
  • (出典:気象庁「台風情報の種類と表現方法」)
    (出典:首相官邸「避難はいつ、どこに?」)

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    沖縄の台風情報を確認して旅行を楽しもう


    沖縄は魅力的な観光地です。特に夏はきれいな海に囲まれた島であることから、良い天候であれば、海でのレジャーや観光施設を楽しむことができるでしょう。

    また、もし旅行中に台風が発生しても慌てず冷静に対処するために、沖縄での台風情報を理解しておくことは大切です。
    沖縄にどれくらいの規模の台風が来る可能性があるのか、いつ行けばいいのか、旅行の下調べの一つとして把握しておくと良いでしょう。

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