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大阪府で地盤が強い地域とは?自分の住んでいる地域の安全性を確認しよう

この記事を要約すると

2018年に起こった大阪府北部地震では多くの地域で強い揺れを観測し、様々な被害がもたらされました。
大阪府北部地震は地中深くにある活断層を震源とする地震であったため、地盤の固さなどが影響し、強い揺れとなってしまったという見解も存在します。

では大阪府で地盤が強い地域や安全な地域はあるのでしょうか。こちらでは大阪府の地盤の状態や安全性について、そして自分が住んでいる地域の確認や備え方などをご紹介します。

大阪府北部地震の被害や震源地、行われた支援活動は?震災を振り返り対策をしよう

大阪では過去にも大きな地震が発生している


大阪では2018年6月18日に発生した大阪府北部地震が記憶に新しいですが、過去にも大きな地震が起こっています。

その中でも特に大きな地震として知られているのが、阪神・淡路大震災ではないでしょうか。マグニチュード7.3の規模で起こったこの地震は大阪をはじめ近畿、中国、四国地方など様々な地域に大きな被害をもたらしました。

そのほか、大阪府を含む関西地方では過去にも何度か大規模な地震が発生しています。

発生日時 地震の通称 マグニチュード 最大震度 震源地
2018年6月18日 大阪府北部地震 6.1 震度6弱 大阪府北部
1995年1月17日 阪神・淡路大震災 7.3 震度7 淡路島北部沖明石海峡
1946年12月21日 南海地震 8.0 震度7 紀伊水道沖から四国南方沖
1944年12月7日 東南海地震 7.9 震度7 紀伊半島沖から遠州灘

(出典:内閣府防災情報のページ)

過去を遡ればさらに大きな規模での地震が大阪を襲っていたことが分かります。これらは大阪だけでなく、広い範囲で揺れを観測し、大きな被害を及ぼしています。

大阪府内にはいくつもの活断層があり、また海のプレートが影響する海溝型地震も発生しています。そのため大阪では地震が発生しやすい位置と言われており、地震による様々な被害も起きやすく日ごろから地震への備えを行う必要があります。

大阪府にはいくつもの断層帯が広がっている


大阪府が大小多くの地震に見舞われる理由の1つに、この地域には多くの断層帯が複数存在することが挙げられます。
断層とは岩盤と岩盤の境目であり、ここには大きな歪が溜まっていきますが、それに耐えられなくなった岩盤が壊れズレることにより地震が起こります。

特にここ数十万年以降で繰り返し活動している断層を活断層といいますが、この活断層が大阪府およびその周辺に複数あるのです。

大阪府内に延びる断層帯

  • 有馬−高槻断層帯(兵庫県から京都府に延びる)
  • 三峠・京都西山断層帯(京都府から延び有馬−高槻断層帯に直交)
  • 生駒断層帯(大阪府と奈良県の県境に延びる)
  • 上町断層帯(大阪府西部に延びる)
  • 六甲・淡路島断層帯(兵庫県との県境付近から淡路島に延びる)
  • 大阪湾断層帯(大阪湾内)
  • 中央構造線断層帯(紀伊山地北部から和歌山県北部に延びる)

これらは大阪府を中心に広がる主な活断層になります。断層はその距離が長ければ長いほど大きな地震を起こしやすく、これらの活断層は長い断層にあたり、ズレが起これば大地震を引き起こす可能性があるのです。
 

(出典:地震調査研究推進本部公式サイト)

大阪市の地盤の強さは?液状化しやすい地域や南海トラフで被害の大きな地域とは?


地震が起こった際、その被害を大きくするかどうかは岩盤の強さも影響します。
大阪府には地盤があまり固くない地域が多くみられます。

大阪は元々海を埋め立てて陸地を広げた場所が多いため、海水を含んで柔らかい地盤が多いことから、大阪は地盤が強くないとされています。

地盤が柔らかく弱い場所は、地震が起こった際にも強い揺れになる可能性があります。

大阪の地盤の問題はそれだけではありません。過去には大阪では地盤沈下が起こっています。

地盤沈下の被害が出る可能性

地盤沈下は地下水過剰揚水によるもので、工業用水やビル用水として大量の地下水が揚水され(水を高所に上げること)、地下水位が大きく低下したことで、沖積粘土層や下部の洪積粘土層が沈下したとされています。

現在は地盤沈下は沈静化しましたが、そのときの影響は大きく、津波などが起こった場合は多くの地域が再び地盤沈下の被害にあうと予想されています。

液状化にも警戒を

またこの地盤沈下は液状化にも影響を与えています。もともと軟弱な沖積粘土層の上には沖積砂層が覆っています。

地盤沈下を抑制したことで地下水位は回復し、沈下は収まりましたが、これによって地下水が過大に上昇してしまい、沖積砂層によって液状化が起こりやすくなってしまったのです。

実際に上記で紹介している阪神・淡路大震災では砂層により液状化が起こり、様々な地域で被害が発生しました。
内陸に近い地域には岩盤が固い場所や液状化の影響を受けない場所もありますが、安全な地域だとしても油断はしないほうがよいでしょう。

南海トラフ地震が来た時の震度想定

大阪も南海トラフ地震で大きな被害を受ける地域として予想されています。多くの地域で強い揺れが来るとされており、注意しておく必要があります。

震度6強から震度5強程度の揺れが予想されており、大阪の広い地域で震度6弱が観測されるとの想定です。
その中でも比較的低い震度となる震度5弱~5強の揺れとなりそうな地域は以下の地区の一部となります。

  • 豊能郡
  • 茨木市
  • 三島郡

(出典:大阪市公式サイト)

液状化の可能性が低い地域

同様に液状化についてもその被害予測が出ていますが、大阪湾に近く、埋め立てでできた地域や沖積砂層の地域では液状化が発生しやすいと予測されています。

そんな中で液状化が発生しにくいとされている地域もあります。

  • 豊能郡
  • 池田市
  • 箕面市
  • 富田林市
  • 太子町
  • 河南町
  • 南河内郡
  • 河内長野市
  • 和泉市

(出典:大阪市地域防災計画)

事前の備えが減災につながる!


地震は揺れによる直接的な被害だけでなく、地震によって起こされる二次災害にも警戒が必要です。

まずは自分の命や大切な人の命を守ることが大切なので、事前に被害が出るような地域をしっかりと把握しておくことも大切な備えとなります。

家の備蓄や非常用持ち出し袋の準備をし、減災につなげましょう。

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