2018年に大阪で起こった大阪府北部地震は、人々が生活していく上で必要なライフラインなどに影響を与え、現在も復旧していない被害もあります。
水道や電気、ガスなどは私たちの生活にとってなくてはならないものですし、道路や線路、通信関係は止まってしまうと大変不便です。
震災直後にどのような影響が出たのか、また1年ほどたった現在はどのような復旧状態なのか、各地の被害やその復旧状態をご紹介します。
大阪府北部地震の被害や震源地、行われた支援活動は?震災を振り返り対策をしよう
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大阪府北部地震とは
大阪府北部地震は2018年6月18日の朝、大阪府北部を震源として発生。大阪市北区や高槻市など多くの地域で震度6強という激しい揺れを観測しています。また近畿地方を中心として、東は関東地方から西は九州地方までと非常に広い範囲で震度5弱から震度1を観測した地震でもあります。
死者は6名、負傷者369名、建物は全壊が18棟、半壊が512棟、一部損壊については55,081 棟にものぼる被害となりました。
このうち、火災も大阪府で3件、兵庫県で4件発生し、二次被害となりました。
これらの被害は特に震度6弱を観測した高槻市や枚方市、箕面市で多く見られています。
(出典:大阪府公式サイト,2018年11月2日時点)
各地の震度や被害
広い地域で観測された大阪府北部地震ですが、その中でも震度6弱から震度5弱を観測した地域がとても多いのも特徴です。
特に大きな揺れを観測したのは、震源地の上にあるとされる大阪府や高槻市で震度6弱となっていますが、断層がずれた影響で茨木市など広い範囲で同様の揺れの大きさを観測することになりました。
同様に大阪府だけでなく京都府の広い地域で5強、さらに滋賀県や兵庫県、奈良県でも5弱と強い揺れが3府県で観測される巨大な地震となっています。
震度 | 地域 |
6弱 | 大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市 |
5強 | 京都市(中京区、伏見区、西京区)、亀岡市、長岡京市、八幡市、大山崎町、 久御山町、大阪市(都島区、東淀川区、旭区、淀川区)、豊中市、吹田市、寝屋川市、 摂津市、交野市、島本町 |
5弱 | 大津市、宇治市、城陽市、向日市、京田辺市、南丹市、井手町、精華町、 大阪市(福島区、此花区、港区、西淀川区、生野区)池田市、守口市、大東市、 四條畷市、豊能町、能勢町、尼崎市、西宮市、伊丹市、川西市、大和郡山市、 御所市、高取町、広陵町 |
(出典:内閣府防災情報のページ)
ライフラインへの影響は?
このような地震が起こったとき、懸念されるのはライフラインへの影響です。電力やガス、水道、電車など様々な被害が生まれます。
電気
地震発生後に停電が起こり、最大で17万件がその被害にあいました。関西電力からの電力供給に影響が出たためですが、周辺の中部電力、北陸電力、中国電力、四国電力については供給支障がなかったため、これだけで済んでいるとも言えます。
ガス
地震により大阪ガスに供給支障が発生し、最大111,951戸でガスの供給がストップ、LPガスは一時点検のためストップしましたが、6月24日22:00すべて復旧しています。
水道
震度6弱を観測した高槻市では断水や減圧給水が最大8.6万戸(19.4万人)にまで広がりました。
箕面市や吹田市でも断水は発生し、箕面市では0.8万戸(2万人)、吹田市では30戸に影響を及ぼしたといわれています。この際、応急給水などが行われていました。
通信
ほかにも通信関係ではNTT西日本で約15,000回線が不通、NTTドコモで17局、KDDI14局、ソフトバンクでも14局が停波するという状態に陥っています。
交通(道路・鉄道)
また交通網では道路や鉄道に影響を及ぼしました。
高速道路は通行止めなど発生しなかったものの、国道173号線の以下の場所で通行止めなどが起こりました。
- 国道173号(兵庫県篠山市福住)
- 国道173号(能勢町天王)
- 国道173号(能勢町山辺)
これらの道路は今も復旧が続き、修繕が完了していない状態です。
鉄道に関しては、脱線はないものの山陽新幹線や大阪高速鉄道の一部で分岐器や車両台車部品に損傷が出たほか、地震発生直後は停車が何本も出て、移動に大きな影響を与えました。
(出典:内閣府防災情報のページ)
いつ起きるかわからない地震に備えて事前の準備を
いつ・どこで起きるかわからない地震から身を守るためには、備えや避難の準備をしておく必要があります。
非常食や飲料水などを含む防災グッズの備えはもちろんのこと、複数の避難経路や避難場所の確認、ハザードマップや防災マップを使った地盤が硬い場所や想定被害の確認など、事前に行動できることはたくさんあります。
地震に備える準備は、あなたや家族の命を守るために必要です。
早めの対策を心がけましょう。
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