アフリカ(衛生)

アフリカの水が原因で多くの人がかかってしまう病気とは?

日本では当たり前のように、安全で安心して使える水が手に入りますが、アフリカでは安全で安心な水を得ることがほとんどできません。
アフリカに限らず、世界的に見ても安全で安心な水が手に入る場所はそれほど多くないのです。

これには様々な原因がありますが、何よりも日本のような浄水、水道施設がないため、不衛生な水をやむを得ず使わなければいけないという現状のためです。

安全な水を使えないことは多くの弊害を生み出します。そもそも水は生きていくためには必要不可欠なものであり、どのような水でも摂取しなければいけません。
しかし不衛生な水を飲んでしまうことで、重篤な病気にかかってしまい、命を落とすことにもつながるのです。

この記事ではアフリカの汚れた水による病気についてご紹介します。

アフリカの水が汚れている、衛生環境が悪い理由は?解決するための支援活動は?

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アフリの水が安心して使えない理由


アフリカの水が安心して使えない理由に、水の確保が困難という問題があります。
アフリカの都市部を除き、多くの場所で水道施設や浄水施設が整備されておらず、インフラも整備されていないため日本のように簡単に安全な水を確保できません。

そのため、水は川や池、湖から汲む必要があります。
当然ながらこのような場所の水は泥や細菌、動物の糞尿が混ざっており、安全といえないどころか、非常に汚れた水となっています。

病原菌や寄生虫にも汚染されていることが多く、これらを浄水することなく使用したり、飲んだりするため、とても危険なのです。

  • アフリカの水が安心して使えない理由に、水の確保が困難という問題がある
  • アフリカの都市部を除き、多くの場所で水道施設や浄水施設が整備されていない
  • 水は川や池、湖から汲むため、非常に汚れた水である

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「どんなに汚くてもこの水を飲むしかない」)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「水と衛生 進歩と格差22億人、安全に管理された飲み水入手できず42億人、安全に管理された衛生施設(トイレ)使えずユニセフとWHO共同監査報告書発表」,2019)

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アフリカの人々が水で病気になる理由は?

アフリカの人々はこのような水を使わなければならず、常に命の危険にさらされています。
そして、これだけ不衛生な水を飲まなければいけないのは大人だけではなく、子どもも同じです。

特に乳幼児は抵抗力もないため、このような汚染された水を飲めば下痢症になってしまう子も少なくありません。
2015年に発表された情報では、下痢症で脱水症状になり命を落としてしまう乳幼児は年間約30万人とされています。

子どもだけでなく、大人も下痢症になることは多いので、同じように脱水症状の危険に陥ることは多いのです。

さらに、不衛生な水には寄生虫も多く生息しているためメジナ虫病にかかってしまうこともあります。

メジナ虫病は特に深刻で、汚染された水の中に住むメジナ虫の幼虫や卵を持ったケンミジンコを体内に取り込んでしまうことにより、体内を動き回り筋肉や内臓を傷つけます。
最後には1年経った頃に肌を食い破って出てくるのですが、治療法はなく、鎮静剤を飲んで耐えるしかありません。

不衛生な水は、他にもトラコマ(慢性結膜炎)を引き起こすことや、コレラの蔓延にもつながってしまいます。

  • アフリカの人々は不衛生な水を使わなければならず、常に命の危険にさらされている
  • 2015年に発表された情報では、下痢症で脱水症状になり命を落としてしまう乳幼児は年間約30万人
  • 不衛生な水は、メジナ虫病やトラコマ(慢性結膜炎)を引き起こすことや、コレラの蔓延にもつながる

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「どんなに汚くてもこの水を飲むしかない」)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「水と衛生 進歩と格差22億人、安全に管理された飲み水入手できず42億人、安全に管理された衛生施設(トイレ)使えずユニセフとWHO共同監査報告書発表」,2019)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「マリが抱える水の問題」)

アフリカでは劣悪な水環境でどれくらいの人が命を落としている?


下痢症による乳幼児の年間死者数は約30万人であることは触れましたが、それと同様に多くの命を奪っているのが、肺炎です。

世界中でマラリアに感染している人は2017年時点で2億1900万人でした。その92%がアフリカ地域での感染となっています。
2億1900万人のマラリア患者のうち推定43万5000人が亡くなりました。マラリアによる死亡が一番多かったのはアフリカ地域で、2017年のマラリアでの死亡数の93%を占めました。

5歳未満の子どもはマラリアの影響を受けやすく、2017年のマラリア死亡数の61%が5歳未満の子どもでした。

全てがアフリカでの感染ではないものの、安全な水が使用できないことや洗顔の欠如から起こる病気であり、アフリカの水環境でも容易に起こってしまう病気であるのは明らかです。

  • 下痢症による乳幼児の年間死者数は約30万人。それと同様に多くの命を奪っているのが、肺炎
  • 世界中でマラリアに感染している人は2017年時点で2億1900万人。その92%がアフリカ地域
  • 5歳未満の子どもはマラリアの影響を受けやすく、2017年のマラリア死亡数の61%が5歳未満の子どもだった

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「どんなに汚くてもこの水を飲むしかない」)
(出典:世界保健機関(WHO)「2018年世界マラリア報告書」,2018)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「マリが抱える水の問題」)
(出典:日本WHO協会 公式サイト「健康の前提は衛生的な水」,2009)

アフリカで行われている水の支援とは?


このような水問題を解決するために効果的な方法は、水道施設や浄水施設などインフラを整備することにあります。
水道施設を建設しようと思うと多額の資金が必要となりますが、簡易的なものであればNPO・NGOの支援活動で実現することもできるのです。

井戸を深く掘った際には水を汲み上げる装置が必要ですが、寄付によりそのような器材を購入することができます
またこれらをいつもNPO・NGOが管理するわけには行かないため、現地の人に管理してもらえるよう、衛生管理の方法についての指導・育成も行っています。

井戸などの給水施設をすぐに作れないとしても、汚れた水を安全に飲み水にする浄水剤を現地へ持ち込むことで、簡易的ながらも水を浄化し、感染症などの危険にさらされることなく、水を使用できるように支援しています。

既に下痢症になり脱水症状に陥っているのであれば、経口補水塩(ORS)を与え、回復に向かわせるといった支援も同時に行われています。

  • 水問題の解決に効果的な方法は、水道施設や浄水施設などインフラを整備すること
  • 浄水剤を現地へ持ち込み使用することで、簡易的に感染症などの危険を回避
  • 下痢症から脱水症状に陥っている場合は、経口補水塩(ORS)を与えて回復に向かわせる

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「ユニセフの主な活動 水と衛生 安全な水」)
(出典:ウォーターエイドジャパン公式サイト「2018年度年次報告書」,2019)

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私たちにもできる寄付があります

紹介したように様々な支援が行われていますが、まだ支援が行き届いていない地域や人々は多く存在します。
これは、支援活動を行う人手はもちろん、活動資金や支援物資を購入するためのお金も足りていないという問題があります。

どうしてもお金は必要となるのですが、国からの援助金などでは賄いきれないことも少なくないのです。

そこで私たちにも協力できることがあります。
それが継続寄付や都度寄付といったNPO・NGOへの寄付です。

継続寄付は毎月定額を、都度寄付は寄付できるときに1回だけ行うといった方法になりますが、どちらもNPO・NGOにとっては大きな援助となります。
寄付を行うことで、アフリカの水問題を解決するための一助となり、現地の人々を救うためのサポートをしていることにもなるのです。

寄付は500円や1,000円の少額から始めることができ、少ない負担で始められる支援方法です。
現地に行けなくても、私たちができることから始めていくことが大切であり、まずは少額の寄付で支援に参加してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
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