貧困をなくそう

SDGsの目標1「貧困をなくそう」の目標が必要な理由や私たちができることは?

SDGsの目標1「貧困をなくそう」を達成するには、国、自治体、企業、非営利団体等様々な分野の取り組みが必要です。一方で、私たち一人ひとりにできることもたくさんあります。

SDGsの目標1は「2030年までにあらゆる形態の貧困に終止符を打つ」という、大きな目標です。

この記事では「SDGsの目標1がなぜ必要なのか」「私たちにできることはあるのだろうか」といった内容を中心に解説していきます。

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SDGsの目標に「貧困をなくそう」が必要な理由


世界各国ではいまだ貧困による問題が根強く残っています。貧困問題は途上国の問題だけでなく、先進各国や日本にも当てはまる課題です。

世界ではどのような貧困問題が残っているのか、また日本ではどのような貧困が社会課題となっているのかご紹介します。

世界における貧困の現状

世界では今もなお多くの人が貧困に苦しんでいます。ユニセフと世界銀行の調査*によると、世界では子どもの6人に1人が極度の貧困で暮らしていることが明らかになりました。

一方で経済産業省の発表**によると、世界銀行が定める国際貧困ライン未満で暮らす人々の割合は低下傾向にあるようです。


ただし経済産業省は、今後の課題として「富の集中」を指摘しています。富の集中により富裕層は増加した一方で中間層が減るといった格差が問題となっています。

2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大や2022年のロシアによるウクライナ侵攻なども、世界の貧困問題に悪影響を与えています。

*出典:子ども6人に1人が 極度の貧困で暮らす ユニセフと世界銀行による分析|ユニセフ

**出典:第4節 世界の発展と残された課題|経済産業省

日本における貧困の現状

日本も例外ではなく、貧困による生活の困窮化とそれによる子どもの貧困なども問題となっています。厚生労働省*によると、生活保護を受給している人は全国で約204万人います(令和4年3月時点)。

ピークからは減少傾向に転じているものの、生活保護を受給している人は決して少なくありません。また収入が減少して家庭を維持できなくなった結果、子どもが塾に通ったりさまざまな体験をしたりする機会が奪われてしまうのです。

*出典:生活保護制度の現状について|厚生労働省

なぜ世界から貧困が無くならないのか?

貧困が発生する原因はさまざまです。個人の選択の結果により貧困に陥るだけでなく、自分ではどうしようもない理由から困窮してしまうこともあります。

貧困に陥る主な要因を挙げてみましょう。

  • ・津波や台風などの自然災害により資産が無くなった
  • ・紛争に巻き込まれてしまった
  • ・身分制度があるため悪循環から抜け出せない
  • ・教育を受けられず十分な報酬を得られる仕事に就けない

このような、個人の力ではどうしようもない理由から、ある日突然貧困に陥ってしまうことがあるのです。また一度貧困に陥るとその子どもも十分な教育を受けられない可能性が高く、結果的に安定した仕事に就くことができず「貧困の連鎖」に陥ってしまう恐れがあります。

貧困が無くならない原因は上記の他にもさまざまな要因があります。より貧困問題について理解を深めたい方は、下記の本がおすすめです。

貧困はなぜ起こるのか、どうすれば抜け出すことができるのかについて書かれています。子どもから大人まで一読の価値がある一冊です。

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各国が行っている貧困をなくす取り組み

先進国では自国の貧困問題をなくすため、さまざまな取り組みが行われています。

たとえばイギリスの場合、子どもの貧困対策として「無料給食」「児童特別給付」「放課後支援」などといったサポートが行われています。またスウェーデンでは「子供補助金」や「住居補助金」「大学までの授業料が無料」といった経済的援助を受けられます。*

一方で途上国の場合、貧困対策を十分に実施できているとはいえません。国が十分に豊かでなかったり他に重要な課題があったりするなど、さまざまな理由があるからです。一方でこのような国で困っている人を助けるため、支援団体が活動を行っています。

*参考:『諸外国における子供の貧困対策に関する調査研究』報告書|内閣府

貧困をなくすために活動している支援団体の取り組み

途上国ではさまざまな要因から、自国だけで十分な貧困対策を実施できているところは少ないです。そこでNPOやNGOといった支援団体が、現地で支援活動を行ったり必要なモノを送ったりしています。

支援活動の内容は団体によってさまざまですが、たとえばユニセフの場合は下記の活動を行っています。

  • ・安全な水を飲めるよう給水設備を建設
  • ・栄養価と安全性が高い食事を手頃な価格で提供
  • ・紛争や災害に遭った国の子どもたちへ教育の提供

ユニセフ以外にも、さまざまな団体が多様な支援活動を行っています。

貧困をなくすために私たちができること


貧困問題を解決するには国やNPO団体などの支援活動が重要です。一方で、私たち個人が貧困問題の解決に向けて行動することも大切です。

国家レベルなら大規模な支援を行える一方、現地の細かいニーズに対して柔軟に対応するのが難しい場合があります。

またNPO団体なども、活動資金が十分でなかったり助成金の使途が限定されていたりします。そのため柔軟かつ継続的な支援活動を行うのが困難になってしまうケースもあるのです。

そこで重要になるのが、私たち個人レベルでの支援活動です。具体的にどのような方法で支援できるのかご紹介します。

団体への支援

貧困の原因はその地域によって異なりますが、問題解決にはそれぞれ現地の方々と協力しながら、長期にわたって取り組む必要があります。

貧困問題の解決に取り組んでいる団体を支援する方法は色々ありますが、「どのような方法で支援しようか悩んでいる」という方はお金の寄付を考えてみてはいかがでしょうか。

【お金の寄付がおすすめな理由】

  • ・オンライン上で手軽に申し込みできる
  • ・時間と場所に縛られず支援できる
  • ・団体によっては寄付金控除を受けられる可能性がある

支援者からのお金の寄付は、使い道を限定されず幅広い用途で支援活動に活用できるため、団体にとって非常にありがたいものです。

ただし支援団体の中には「寄付してはいけない団体」も存在します。どのような団体への寄付を避けた方が良いのかは下記記事で、専門家のコメントを交えて詳しく解説していますのでご確認ください。
>>寄付してはいけない団体は本当にある?寄付先を選ぶときのポイントを3つ紹介!

一方で、貧困問題の解決をはじめとした発展途上国の支援に取り組んでいる、信頼感のある団体も数多くあります。gooddoマガジン編集部が厳選した信頼感のある支援団体はこちらの記事をご覧ください。

>>発展途上国を支援するには?物の寄付はできる?おすすめの寄付先を7つ紹介

貧困問題に直面しているのは発展途上国だけではありません。実は日本でも貧困に苦しんでいる子どもたちがいます。その現状と支援を行っている団体については以下の記事をご覧ください。
>>貧困家庭の子どものために寄付しよう。寄付できるモノや方法は?

ボランティア活動

貧困をなくすためにできることは、支援団体に寄付するだけではありません。ボランティア活動に参加することも立派な貧困をなくすためにできる活動の一つです。

現地で活動するだけではなく、身近なところから始められるボランティア活動があります。募金の呼びかけイベントの手伝いなども間接的に貧困をなくすために有効です。

また「こども食堂」でのボランティアや教育支援ボランティアなど、さまざまな形で支援団体はボランティア参加者を募集しています。

関心のあるテーマでボランティアを募集している団体がないか、ネット検索で調べてみてはいかがでしょうか。

なお上述したように、支援団体の中には怪しい団体も存在します。

怪しい団体に引っかかるとトラブルに巻き込まれる恐れもあるので、下記記事を参考に「怪しい団体を見分けるポイント」をご確認ください。

>>寄付してはいけない団体は本当にある?寄付先を選ぶときのポイントを3つ紹介!

貧困問題解決のために一人ひとりができる支援とは?


本記事では貧困の現状や原因、貧困をなくすための取り組みについてご紹介しました。なお、SDGsの目標1「貧困をなくそう」については下記記事でも詳しく解説しているため、気になる方はご一読ください。

>>持続可能な開発目標・SDGsの目標1「貧困をなくそう」のターゲットや現状は?

記事内でも紹介したように、貧困に苦しむ世界中の子どもたちを救うために活動をする人々や団体がありますが、活動を継続して行うには資金や人材がまだまだ足りていません

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SDGsは17の開発目標からなり、貧困問題以外にも教育やジェンダー、環境など様々な問題について設定しています。詳しい内容やSDGs達成に取り組む団体については以下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。
>>SDGsの目標達成のためにできる支援や寄付の方法は?

動画はこちら
この記事を書いた人
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