ジェンダー平等を実現しよう

途上国の男女格差とは?ジェンダー平等に向けて、まずは女性の現状を知ろう

世界ではジェンダーの問題が大きく取り上げられています。
男女間の格差により、女性が不当な扱いを受けていることがありますが、それは途上国では顕著に現れています

途上国の男女格差は先進国より深刻なケースがあります。
そこで現状はどのような状態なのか、今の世界における女性が置かれている状況などとともに紹介します。

持続可能な開発目標・SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」のターゲットや現状は?

年間約50万人が参加、
累計2億円の支援金額を達成!

「ちょっといい明日づくり」に挑戦する私たちgooddoと一緒に、まずは無料で社会支援をしてみませんか?

この無料支援は、「子どもが売られない世界をつくるために」活動をしている「認定NPO法人 かものはしプロジェクト」に10円の寄付として贈られます。

ジェンダー・人権とは?


男女格差を話す上でジェンダーという言葉を避けては通れません。
このジェンダーという言葉は、生物学的な性別を表すものではなく、社会的、文化的につくられる性別のことです。

社会や経済構造、法制度、教育、家庭内など、社会のあらゆる面で、性別による差別や不平等、固定的な役割分担が存在しています。このように社会的あるいは文化的に規定された男女の概念をジェンダーと言います。

特に貧困や教育、結婚、出産、病気など途上国の女性を取り巻く多くの課題はジェンダーが起因する不平等が背景にあるのです。
ジェンダー格差と女性のエンパワーメント(権利や自身を与えること)の問題は途上国の大きな課題となっています。

1948年に国連で「世界人権宣言」が採択されました。これには以下のような市民的、文化的、政治的および社会的な権利が規定されています。

  • 生存、自由、身体の安全に対する権利
  • 思想、良心および宗教の自由
  • 意見と表現の権利
  • 健康と福祉に十分な生活水準を保持する権利
  • 教育を受ける権利
  • 社会の文化生活に参加する権利
  • これらをはじめとした30条によって詳細に人権が規定されています。
    しかし途上国で必ずしも人権が守られてはいないという現実があり、中でも女性や子どもの人権を守ることは課題となっています。

  • ジェンダーとは社会的、文化的に規定された男女の性別のことである
  • 1948年に国連の「世界人権宣言」により、多くの人権が規定された
  • 途上国では、女性や子どもの人権が守られていないところもある
  • (出典:独立行政法人国際協力機構JCIA「なんとかしなきゃ! 開発途上国の”ジェンダー・人権”を考える」)

    世界の女性の現在とは


    世界の女性は現在どのような状況に置かれているのでしょうか。
    日本などの先進国でも女性の立場についてはしばしば問題に挙がりますが、途上国ではさらに悲惨な環境に置かれている女性がいます。

    世界を見渡したとき、人道支援が必要な人の75%以上が女性と子どもであるというデータも出ており、世界ではいかに女性が弱い立場で虐げられているかが分かります。
    では女性の現状を貧困、教育、暴力、妊娠・出産の観点から見ていきましょう。

    (出典:認定NPO法人国連ウィメン日本協会「世界の女性・少女に希望の未来を!」,2019)

    貧困

    世界の貧困層のうち、1日1.25ドルで暮らす70%は女性だといわれています。日本でも女性の貧困は問題となっていますが、世界ではさらに過酷な状況に陥っています。

    女性が経済的に自立できる基盤が無いことから、貧困を脱することができません。

    これは女性が結婚していたとしても同様です。貧困国では満足な収入が得られない上に、家族の人数が多く日々の暮らしが厳しいものとなっている現実があります。

    これにより母としての女性だけでなく、その子どもである女児も貧困である状態が多く、貧困の連鎖が続いてしまうことも少なくありません。
    1日1.25ドルはかなり過酷な貧困状態となりますが、少し範囲を広げれば貧困であるとされる女性や女の子はさらに増えるとことになります。

    教育

    上記の貧困の背景には識字率の問題があります。識字率とは文字が読める人の割合を表していますが、世界の非識字者の60%以上が女性です。
    字が読めなければ様々なことを学ぶこともできず結果基礎的な学力が身につかないため、自立することが困難になります

    教育における男女格差は世界に目を向けるといくつも問題があります。
    例えば文化・社会的慣習や規範から、未だに女の子は教育を受ける必要は無い、子どもが生めるようになれば結婚するのが当たり前というような考えを持つ地域があります。

    あるいは学校や教員不足で教育を受ける環境が整えられていないという問題や、トイレが整備されておらず学校へ行きたくないという子どもの問題、貧困で学校へ通えないという問題など教育を受ける上での問題が山積みです。
    これにより世界では女の子の就学率は男の子よりも低く、男女格差が生まれています

    暴力

    また女性の多くは暴力にも怯えています。2018年時点では3人に1人が暴力の被害者となっており、人間としての尊厳が守られていない状態です。

    これも男女格差、ジェンダーの問題としては由々しき事態となります。未だに平等ではなく、女性が弱い立場にあることから、不当な暴力を受けることが当たり前の国や地域があります。
    しかし現実にそのような被害にあっている人はこれだけ多いのです。

    妊娠・出産による死亡

    女性は出産という役割を担いますが、2019年時点では妊娠や出産で1日約800人が亡くなっており、その99%が途上国の女性です。
    これには貧困も大きく関わっていますが、まず妊娠や出産で亡くなる人の多くは栄養不良が関わっています。

    妊娠や出産には多くのエネルギーを必要とするにも関わらず、栄養価の高い食事ができないことで栄養不足となり死亡してしまうことがあります。
    他にも安全な水、ワクチンなど基礎的な医薬品が不足していることにより亡くなるリスクが上がります。

  • 人道支援が必要な人の75%以上が女性や子どもである
  • 世界の女性は貧困、教育、暴力、による男女格差に悩んでいる
  • 妊娠や出産で亡くなる99%が途上国の女性である
  • ジェンダー平等は世界で解決するべき深刻な課題


    ジェンダー平等の問題は非常に深刻であり、解決するための課題はいくつもあります
    途上国だけではなく、先進工業国でも課題はいくつもあります。実際に日本の中でも男女格差は存在します。

    もちろん自国のジェンダー平等を目指すことは当然のことですが、途上国の現状はさらに酷いものであり、法的整備や経済的援助が必要な国にとっては先進国の手助けなしでは困難な課題でもあります。

    ジェンダー平等は持続可能な社会を築くためには必要な基盤であり、現状を変えていくためには途上国だけでなく先進国も協力し、世界全体で解決する必要があるのです。

  • ジェンダー平等を解決するには、多くの課題がある
  • 途上国がジェンダー平等を目指す為には、先進国の援助が必要
  • 持続可能な社会を築く為には、ジェンダー平等が不可欠である
  • (出典:国際開発センター「ジェンダー平等を実現しよう」)

    女性の人権を守るために私たちにもできることを考えよう


    ジェンダーの平等とは、社会で生きていく中で男性、女性それぞれの性質に合わせた平等の実現を言います。

    そのため男女ともに共通の人権と男性は男性の、女性は女性の人権が必要であり、今の世界は女性の人権を守ることがジェンダーの平等を実現するために必要です。

    世界の女性の人権を守るために私たちができることを考え、実行していくことがジェンダーの平等を達成する道しるべになります。

    年間約50万人が参加、
    累計2億円の支援金額を達成!

    「ちょっといい明日づくり」に挑戦する私たちgooddoと一緒に、まずは無料で社会支援をしてみませんか?

    この無料支援は、「子どもが売られない世界をつくるために」活動をしている「認定NPO法人 かものはしプロジェクト」に10円の寄付として贈られます。

    動画はこちら
    この記事を書いた人
    gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。

    - gooddoマガジン編集部 の最近の投稿