SDGs

SDGsの達成に向けて日本が取り組むSociety5.0とは

  • 2020年2月21日
  • 2020年4月20日
  • SDGs

2030年に期限が迫ったSDGs(持続可能な開発)の達成に向けて世界各国で様々な取り組みが行われています。そんな中、日本でもSDGsの達成のために「Society5.0」という計画を立て取り組んでいます。
Society5.0とは、ロボットやAIなどを活用することにより、どのような人であっても他の人と同じ作業ができるようになり、すべての人が平等に扱われることを目指しています。
この記事ではSociety 5.0とは何か、どんな課題を克服できるのかなどを解説します。

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Society5.0とは

SDGsのプランの一つでもあるSociety 5.0とは、仮想空間(サイバー空間)と現実空間(フィジカル空間)を融合させるシステムのことです。
Society 5.0では、経済の発展と社会的な課題の解決に向け、人間中心の社会を作り上げることを目的にしています。
SDGsのプランのうち、Societyには以下のようなものがあります。

  • Society 1.0:狩猟社会(人類誕生してからの社会)
  • Society 2.0:農耕社会(紀元前13,000前から始まる社会)
  • Society 3.0:工業社会(18世紀末から始まる社会)
  • Society 4.0:情報社会(20世紀後半から始まる社会)

これらのSocietyに基づき、第5期科学技術基本計画では日本が目指すべき未来社会の姿として、Society 5.0が提唱されました。

Society 1.0からSociety 4.0に移行し、Society 5.0に至るまでには、産業革命が起こったことで段々と社会の変革が求められるようになりました。
具体的には、Society 4.0ではサイバー空間はクラウドで支配され、フィジカル空間では人が中心となって情報を分析するなど、どこかで必ず人の手が必要でした。
しかしSociety 5.0では、サイバー空間とフィジカル空間がフュージョンし、ビッグデータの解析を人工知能が行っています。
フィジカル空間において人の手を煩わせなくなり、すべての作業がロボットやAIに任せられるようになります。
AIに任せるとは言っても機械に支配される世の中になるということではなく、あくまでも中心になるのは人間であり、その補助としてロボットがいます。
ここで課題となるのは、AIなどの情報システムをどのように確立するかです。
人間がAIを使いこなすことができれば、ほとんどの作業が自動化されることになり、弱い立場にいる老人や障害者なども積極的に参加できます。
Society 5.0が目指すのは人間中心であり、差別のない社会です。
すべての人類には人権があり、豊かに暮らす権利があります。
Society 5.0は「誰一人取り残さない」を目標に掲げていますが、これはすべての人に平等な機会を与えるという目標でもあります。
(出典:内閣府「Society5.0とは」)

  • Society 5.0とは、仮想空間(サイバー空間)と現実空間(フィジカル空間)を融合させるシステムのこと
  • 第5期科学技術基本計画では、日本が目指すべき未来社会の姿としてSociety 5.0が提唱された
  • Society 5.0が目指すのは人間中心であり、差別のない社会

Society5.0によって目指す社会


Society4.0(情報社会)では、情報や知識の共有、連携が十分に取れないとの欠点があります。
人の能力には限界があるため、必要な情報を分析する作業が思うようにできなかったり、年齢の制限や障害の度合いによっては行動範囲に制約があるなどの問題がありました。
また少子高齢化社会になったことで過疎化の問題も浮上し、十分な対応ができない課題もあうのです。
Society5.0で目指す社会はIoT(インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ)によってすべての物と人がつながる社会です。知識や情報の共有はもちろんのこと、新しい価値を見いだすことで上記の課題に対応しようとSociety5.0が生まれました。
また人口知能(AI)によって必要な情報が提供されるようになり、ロボットや自動走行車の開発も盛んに行われています。
AIの働きによって、少子高齢化社会や過疎化が進む地方など、貧困の差の解消を目指しています。
具体的には、Society5.0によって様々なニーズに対応できる社会や技術、人の可能性が広がる社会にするのが目標として掲げられています。
(出典:内閣府「Society5.0とは」)

  • Society4.0(情報社会)では、情報や知識の共有、連携が十分に取れないことが欠点
  • Society5.0ではIoT(インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ)によってすべての物と人がつながる目指す社会を目指している
  • 人工知能(AI)の働きによって、少子高齢化社会や過疎化が進む地方など、貧困の差の解消や様々なニーズに対応できる社会や技術、人の可能性が広がる社会にするのが目標

Society5.0で経済の発展と社会的課題の解決を図る

Society5.0では、経済の発展や社会的課題の解決を図るのも目標の一つです。
以下に具体的な事例を紹介します。

経済の発展に向けた具体的な政策

  • エネルギーの需要を増加させること
  • 食料の需要を増加させること
  • 寿命の延伸を目指し、高齢化社会に対応すること
  • 国際的な競争力の活性化を図ること
  • 富が集中しないように、地域間の不平等をなくすこと

経済の発展のためには、経済自体の新陳代謝が必要との見方もあります。
第4次産業革命が進展する中でリアルデータ(付加価値の源泉)を活用し、革新的な製品やサービスを生み出すプラットフォーマー(大規模なサービスを提供している巨大IT企業)の存在も重要視されます。
経済の新陳代謝が起こればバリューチェーンのスマイルカーブ(電子作業や産業機器分野における付加価値を表す曲線)も進展し、プラットフォーマーも付加価値を獲得できます。

社会的課題に向けた具体的な政策

  • 温室効果ガスの排出制限
  • 食料の増産や食品ロスの削減
  • 社会コストの抑制
  • 持続可能な産業の創出
  • 富の再分配、地域間の格差の是正

Society5.0で創出される新たな価値は「年齢」「地域」「性別」「言語」などの格差をなくし、多様なニーズや潜在的なニーズにも対応できます。
必要なときに必要なだけ提供される社会となれば、社会システムの改善によって経済の発展や社会的課題にも対応できるとも言われています。
エネルギーの多様化、地産地消に加え、安定的な食料の確保も課題の一つですが、昨今問題になっている温室効果ガスの削減は緊急の課題でもあります。
そのため、経済の発展や社会的課題の目標を達成するには、まず先端技術をあらゆる場所で取り入れ、多様なニーズに適応したサービスやモノの提供が望まれています。
(出典:経済産業省内閣府「Society5.0とは」)

  • Society5.0では、経済の発展や社会的課題の解決を図るのも目標の一つ
  • Society5.0で創出される新たな価値は「年齢」「地域」「性別」「言語」などの格差をなくし、多様なニーズや潜在的なニーズにも対応できる
  • 必要なときに必要なだけ提供される社会となれば、社会システムの改善によって経済の発展や社会的課題にも対応できると言われている

私たちの暮らしをより良くするSociety5.0の社会

Society5.0が目指すのは人間中心の社会でもあります。
これまでの社会では、経済や組織が優先されており、個人が受けるサービスやモノには制限がありました。
そこでSociety5.0では、AI(人工知能)が人間にとって代わることで、個々人の能力に関係なく、一定のサービスを受けられる社会を目指しています。
先述しましたが、人工知能の力を借りると言っても、人間が機械に支配されるということではありません。
あくまでも人間が中心となる社会で、どうやって情報を共有するかという課題の解決法として、先端技術が必要になります。
Society5.0が目指す社会では、世界規模で様々な課題を解消する必要があり、国連が掲げるSDGs=Sustainable Development Goals(持続可能な目標)の達成に通じています。
日本では、まず先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れる必要があります。
そうすることでイノベーションから新しい価値も創造され、誰でも快適な生活を送ることができるようになります。
Society 5.0による人間中心の社会は「活力がある」「質の高い生活」「快適さ」を守るためのものです。

  • 活力がある社会:人々が煩わしい作業から解放され、時間を有効に使えるようになる社会
  • 質の高い生活:より便利で安全な生活が送れるようになる社会
  • 快適さ:年齢や性別に関係なく、日々の暮らしが楽になるような社会

Society 5.0は、サイバーとフィジカルの融合で実現される社会です。Society 5.0が実現したら、世界各国の人達が安全で豊かな暮らしを送れるようになります。そのためにSociety 5.0の実現に向けて私たちに何ができるかを考えてみましょう。

年間約50万人が参加、
累計2億円の支援金額を達成!

「ちょっといい明日づくり」に挑戦する私たちgooddoと一緒に、まずは無料で社会支援をしてみませんか?

この無料支援は、「世界中の子どもたちの命と健康を守る」ために活動している「公益財団法人 日本ユニセフ協会」に10円の寄付として贈られます。

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この記事を書いた人
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