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SDGsに関して行われている支援活動や私たちができることとは

この記事を要約すると

国連にて採択された継続可能な開発目標である「SDGs」は地方自治体や民間企業、様々な団体が取り組みを行っていますが、私たちにもできることがあります。

そこでここでは個人単位で取り組めることについてどのようなものがあるのかを紹介します。

持続可能な開発目標・SDGsとは?17の国際目標やターゲットなどを解説

誰一人取り残されない世界を目指すSDGs


現在世界中で開発途上国、先進国を問わずに様々な支援活動が行われています。
そこには食糧問題や環境問題、衛生環境問題など色々なものがありますが、それらはすべてが独立している課題ではなく、複雑に絡み合っています

課題の一つを解決していくことが他の課題の解決につながるということもあります。
その中で掲げられている17のゴール、169の目標は「誰一人取り残されない世界を目指す」というのがSDGsです。

人に対する支援


まず世界および日本で人に対して行われている支援活動の一部を紹介していきます。

医療支援

2018年時点では、世界中で毎年540万人もの子どもが5歳未満で命を落としています
また開発途上国の女性はその全体の数の半分しか医療を受けることができません。
 
これらの問題に対して様々な取り組みが行われています。
ミレニアム開発目標(MDGs)の策定から以降、幼児死亡率の引き下げ、妊産婦の健康改善、HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病対策の分野において多くの成果をあげることに成功しています。

1990年以来、予防可能な病気による子どもの死者は50%以上減少しています。
妊産婦の死者も全世界で45%減少しました。
HIV/エイズの新規感染者数も2000年から2013年にかけて30%減少したほか、620万人以上がマラリアから救われています。

しかしそれでも5歳の誕生日を迎えることができないまま亡くなってしまうこどもは多く、はしかや結核、HIVなどを防ぐためには予防と治療、教育、予防接種キャンペーン、リプロダクティブ・ヘルスが欠かせません。

また、途上国などでは医療サービスが受けられない要因として、医師・医療従事者の不足も挙げられます。そのために医師の育成なども医療支援の一つとして含まれています。

(出典:日本ユニセフ 公式サイト)
(出典:国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所公式サイト)
(出典:国際連合広報センター公式サイト)

食糧・栄養

2017年時点で、世界中で8億2,100万人の人が生活していく上で十分な食べ物を得ることができていないという現状があります。これは9人に1人が飢えに苦しんでいることになります。

そうした状態にストップをかけ、食料を安定して確保していく、栄養状態を改善していく、持続可能な農業を促進していくための支援が行われています。

具体的には、難民キャンプや食糧危機に陥っている人々に対して食料の供給や栄養支援を行ったり、また農作物の育て方を現地の人に教えることで持続的に自分たちで食糧をまかなえるような支援が行われています。
さらに、貧困により子どもたちが学校に来れなくなってしまう問題を解決するために、学校で給食を提供する支援なども実施されています。

食糧を与える支援だけでなく、先進国や飢餓に悩まない人々がフードロスをなくすための工夫をすることも食糧支援の一つと言えるでしょう。

(出典:国連食糧農業機関(FAO),2017)
(出典:日本ユニセフ 公式サイト)

教育支援

世界では6,000万人以上の初等教育が必要な子どもが紛争、貧困、インフラ整備の遅れなどが原因となって学校に通えていません。

また、教育を受けるべき子どもの数に対して学校・教師が不足しているのも大きな問題となっているほか、教育を教える教師の質を高めることも課題として掲げられています。

これらを解決するために、国内外の機関や団体が問題となっている現地へ趣き、学校設備を整えたり教師や子どもたちへの指導などを行っています。

また、子どもに家事や育児をさせることで教育を受ける時間がなくなってしまう家庭も多く、親に教育の大切さを理解してもらうことも教育支援の一つと言えます。

2030年までに、すべての人が公平で質の高い教育を受けることができ、生涯学習の機会を与えられ、職業訓練などを受けることができるという教育の場が必要です。

(出典:日本ユニセフ 公式サイト)

避難所の設置や日常生活の確保

紛争や内戦により住んでいた家を追われてしまった人は、2017年時点で世界で6,850万人にも上ります

命を守るために慣れ親しんだ土地から逃げたものの、難民として苦しい生活を強いられているのです。
こうした難民に対して難民キャンプなどの避難所を設置することで、日常生活を送ることができるよう様々な支援が行われています。
これまで紹介した食糧や医療、教育支援など多岐にわたる支援が難民キャンプで実施されています。

また、難民生活から抜け出し自立した生活をするためには、移住したい国に難民認定をしてもらわなければなりません。その際に言語や手続きがわからない人のために、難民の受け入れに関して手助けをする支援も行われています。

(出典:国連UNHCR協会公式サイト)

自然環境に対する保全


SDGsで支援が行われているのは人に対するものだけではありません。
様々な自然環境に対しての保全も行われているのです。

地球温暖化を防ぐ

近代化が急激に進んだこの100年間に約0.74℃温度が上昇したと言われています。
たったそれだけかと感じる人もいるかもしれませんが、氷河期と現在では5℃ほどしか平均気温が違っていないということを考えるとかなり危険な上昇度合であることがわかります。

そのもっとも大きな原因となっているのが温室効果ガスです。
石油や石炭などを燃焼させる際に発生する二酸化炭素、自動車の排気ガスなどによって地球全体が温室のようになっているのです。

このままのペースで温度が上昇していけばこれから100年のうちに最大で6℃ほども平均気温が上昇すると言われています。
こうなると今の生活とは大きく変わることが想定されます。

地球温暖化を防ぐためにはエネルギー効率改善や再生可能エネルギーの促進、また自然環境の保全などが必要です。

石油や石炭に代わるエネルギーの開発が進められています。
特に太陽光、風力、地熱、水力などの自然エネルギーの開発には力が入れられており、すでに実用化が進められているものも多くあります。

また森林保全のために植樹活動や違法な伐採の防止のための保全活動も行われています。

(出典:環境省公式サイト)

公衆衛生

現在世界ではおよそ3人に1人がトイレを使用することができません
世界中で急激に開発が進んでいる地域では山を切り崩し、森や林を切り開いているために土砂崩れが起きたり、自然に雨水を貯蔵したり、浄化したりする能力が落ちていることがあります。

また、2050年には世界中で河川流域の人口の40%の人が深刻な水不足になる可能性もあると予想されています。

安全に飲むことができる水の確保は死活問題なのです。

きれいな飲み水を確保し、安全衛生を徹底していくためには「インフラ整備」「衛生施設の建設」「衛生状態の改善」などを行っていくと同時に環境にも目を向けて、森林や山地、湿原、河川など、水関連の生態系の保護と回復を行っていく必要があります。

開発途上国の水に関する課題を解決、支援していくためには各国の国際協力は欠かせないとされています。

(出典:日本ユニセフ 公式サイト)
(出典:国土交通省 公式サイト)

私たちにもできる支援をしよう!


ここで挙げたような事例は国や団体だけが取り組んでいればよいというわけではありません。
私たちを含めた人々全員が意識し、取り組んでいくべき問題です。

また、自らが支援活動を行う以外にも、支援活動を行う団体に支援を行うことでより大きな規模の問題に対してアクションを起こすことも可能です。

SDGsの課題に対して何か行動したいけど、何から始めればいいかわからない、自分に何ができるかわからないという方は、まずは寄付から始めてもよいでしょう。

その取り組みに賛同できる団体を探し、寄付により支援していくのもSDGsに対する取り組みの一つです。

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