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持続可能な開発目標・SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」のターゲットや現状は?

この記事を要約すると

「持続可能な開発目標・SDGs」は世界が掲げる大きな目標で、17の目標と169のターゲットに分類される重要な内容です。
とはいえ、それぞれの目標の違いが分からない方も少なくないでしょう。そこで、この記事では持続可能な開発目標・SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について、ご紹介します。

持続可能な開発目標・SDGsとは?17の国際目標やターゲットなどを解説

持続可能な開発目標・SDGsとは


持続可能な開発目標・SDGsは世界共通の目標です。地球上に住む人々が、安心して暮らせる世の中をつくるために掲げられました。

SDGsは、2015年9月の国連サミットで150を超える加盟国首脳の参加のもと、全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。
日本だけでなく、世界全体が目指すべきゴールが書かれています

持続可能な開発目標・SDGsは17の目標と169のターゲットで構成されていて、貧困や性別差別など分野ごとに目標がわけられています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任、つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

貧困だけでなく、エネルギー問題や気候変動といった内容も含まれています。持続可能な開発目標・SDGsと一言でいっても、掲げる目標は多岐に渡るのです。

どの課題も地球上に住む人々にとっては、少なからず関係があります。1つ1つの目標の内容を把握しておくだけでも、自分たちが目指すべき生活が、想像しやすくなるはずです。

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の内容とターゲット


持続可能な開発目標・SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」は、性別の差別がない未来を目指します。誰しもが平等に機会を得られる世界をつくるのです。

実際に「女性だから」といった理由で、差別を受けるケースも少なくありません。しっかりとした仕事につけない方や、暴力をふるわれ命を落としてしまう人々もいます。
男女問わず、誰しもが自分の能力を発揮できる世の中をつくる必要があるのです。

持続可能な開発目標・SDGsの具体的な内容を記載した「ターゲット」にも、女性を守るための目標が書かれています。詳細は次の項目でご説明します。

ターゲット

持続可能な開発目標・SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の具体的なターゲットは次のとおりです。

5.1 あらゆる場所におけるすべての女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。
5.2 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性および女子に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。
5.3 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚、および女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。
5.4 公共のサービス、インフラ、および社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。
5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する。
5.6 国際人口開発会議(ICPD)の行動計画および北京行動綱領、ならびにこれらの検討会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康および権利への普遍的アクセスを確保する。
5.a 女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、ならびに各国法に従い、オーナーシップ、および土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する。
5.b 女性のエンパワーメント促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。
5.c ジェンダー平等の促進、ならびにすべての女性および女子のあらゆるレベルでのエンパワーメントのための適正な政策および拘束力のある法規を導入・強化する。

(出典:国際開発センター公式サイト)
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」のターゲットは、女性差別をなくすだけではありません。未成年者の結婚や人身売買の撤廃といった、社会的な問題も含まれています。

ジェンダーに対する認識は、世界各国がすぐに解決すべき大きな課題なのです。より女性が生きやすく、輝ける未来をつくるために目標5「ジェンダー平等を実現しよう」は掲げられました。

女性や女児が目の辺りにしている格差・現状は?


女性差別はいまだに解決できていないのが現状です。「女性」であるだけで、格差が生じてしまうケースも少なくありません。

実際に世界の女性の3人に1人は、暴力被害にあっています。2012年に殺害された女性の2人に1人は、パートナーや家族によって殺されたといったデータもあるほどです。

一方で、助けを求められる女性は多くありません。恐怖心や不安が重なり、声に出せない女性もいます。暴力を受けた女性のうち、救いを求められた女性は40%未満なのです。

発展途上国では女性を「労働力」として位置付ける国もあります。実際に「水汲み問題」は大きなニュースとなりました。最高気温が50度を超えるなか、女の子たちだけが毎日水を汲むのです。

労働だけに時間をとられ、十分な教育が受けられない女の子も少なくありません。結果的に大人になった際に、しっかりとした仕事に就けず収入に頭を悩ますことになるのです。

(出典:日本ユニセフ 公式サイト)
(出典:国際連合広報センター)

女性や女児の人権を守るために世界で行われている支援とは


女性や女児の人権を守るために、世界では様々な取り組みがされています。
海外では有名女優が国連の親善大使として、ジェンダー平等をアピールするキャンペーンが開催されたニュースもありました。実際に彼らの呼びかけはSNSを中心に発信され、多くの企業や個人に影響を与えました。

ジェンダーを平等に扱うために、国際連合では「女子差別撤廃条約」が締結されています。1981年に発行された、男女の完全な平等を達成することが目的の条約です。
女子差別を撤廃するために、適当な措置をとることが求められています。

世界全体がルールとして設けるほど、女性差別は深刻な課題の1つです。すぐに解決すべき問題といっても過言ではありません。

(出典:外務省公式サイト)

私たちの支援で、一人でも多くの子どもたちに教育を


ジェンダー差別や格差は、すぐにでも解決する必要がある課題の1つです。もちろん日本人も例外ではありません。「女性だから」といった理由で、厳しい状況に追い込まれている女性もいます。

女性差別を撤廃するためには、一人ひとりがジェンダーの平等を意識して行動に移すことが大切です。たとえ小さな貢献であっても、救われる女性は必ずいます。まずは、自分たちができる支援から始めてみるのをおすすめします。

日本でもジェンダー差別をなくすために寄付や募金活動を行っている団体は少なくありません。何からはじめればいいか分からない方は、少額でも支援することは1つの手です。募金の金額は関係ありません。「ジェンダーの平等」を実現するための大きな一歩となるはずです。

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