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こども食堂の活動を支援する方法は?寄付できるものや方法とは

この記事を要約すると

ここ数年で、日本では子どもたちの7人に1人が貧困に苦しんでいると言われています。
近隣住民との繋がりが疎遠になり、貧困状態を実感することが少なくなっているのも大きな問題です。

そんな「隠れた貧困層」を救うために、一人の女性から始まった活動が「こども食堂」です。

「こども食堂」とは、食事をとることができない子どもたちに対して地域住民のボランティアが、無料もしくは少額での食事を提供する場のことを指しています。

現在は、この活動に共感する人々によって、全国各地に「こども食堂」が広がっています。

今回の記事では、子どもたちを救う「こども食堂」の運営の現状から、支援する方法について解説します。

(出典:厚生労働省「平成28年 国民基礎調査/貧困率の状況」)

こども食堂とは?目的やメリット、これからの課題、支援方法などについて解説

こども食堂はどのように運営されている?


こども食堂は基本的にはボランティアの人々が協力しあって運営しています。

近所に住んでいる主婦、料理屋さんの店長など、地域に住んでいる人々が「子どもたちの貧困を救う」ための活動として自発的に活動を始める場合がほとんどです。

運営費については、県によっては開設費や運営費の助成金が出る行政機関もありますが、すべての行政機関から出るわけではありません。

このような場合、ボランティアスタッフが「持ち出し」でお金を出し合って活動を継続している場合も多く、「こども食堂」をより運営しやすくするための支援も今後の課題です。

実際に、子どもたちに料理を提供しているスタッフも、ボランティアで構成されています。

食料の衛生管理、アレルギー対応などもすべてボランティアで行っているケースが多く、衛生管理対応は各施設に依存しているのが現状です。

こども食堂を支援する方法、寄付できるものは?

こども食堂を利用する子どもたちにとっては、多くのメリットがあります。
しかし、運営側の観点で見ると資金面の負担なども多く、やむなく「こども食堂」を閉じる団体もあります。

この項目では、こども食堂を支援する方法から寄付できるものについて解説します。

NPO団体に寄付をする

NPO団体がこども食堂を運営している場合、NPO団体に寄付することで子どもの支援やこども食堂の運営費用に充てられます。
特定のこども食堂に寄付したい場合は、開催時に直接問い合わせてみるのが良いでしょう。

また、日本全国のこども食堂を広く支援しているNPO団体もあるため、目的にあわせて支援する先を選ぶのが良いでしょう。

寄付方法は、基本的にWebサイト上から募金申請ができます。
支払いはクレジットカード、口座振替のいずれかから選ぶことが可能です。

寄付は1,000円などの少額から行える団体が多く、「ちょっとだけでも力になりたい」と思う方にとって気軽に始めやすいのも魅力です。

フードバンクに食料を寄付する

例えば、「米や野菜を育てているが消費しきれない」という悩みを持つ方も多いかと思います。

消費することができなければ、せっかく買った・育てた作物を捨てるということにもなりかねません。

世界的にも問題になっている「食品ロス」という問題に歯止めを掛けるために、フードバンクに寄付を行う団体や個人も増えています。

フードバンクとは

フードバンクとは、食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供する機関を指しています。
まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品(いわゆる食品ロス)を削減するため、こうした取り組みが注目を集めています。

こうした取り組みを元に、「家で余っている、消費しきれない食品を寄付する」という動きも広まっています。

(出典:農林水産省「フードバンク」)

フードバンクに食料を寄付する時の注意点は?

食品を主に寄付の対象として扱っていることもあり、「安全に寄付された食料を必要な方に提供すること」が大切です
そのため、「食品であれば何でも良い」訳ではないことを知っておく必要があります。

まず、「賞味期限が過ぎた食品」は受け入れができません。
賞味期限が3ヶ月以上残った食品のみ受け入れているという細かな決まりがあります。
また「受け入れている食品の種類」についてはレトルトや缶詰のおかず等の副菜類、生鮮野菜・果物(状態の良いもの)、冷蔵・冷凍食品など日持ちするもの、状態が良いものに限られています。

しかし、大量の支援を行う場合、受け取る側にも大きな負担が発生する可能性が高いため、事前にフードバンクに連絡するのが良いでしょう。

地域のこども食堂に直接寄付する

近隣地域にある「こども食堂」に対して、直接の寄付を行うことも可能です。
支援の方法は、寄付金、物品、本など多岐に渡ります。

寄付金での支援

寄付方法は、銀行からの送金、郵便振替などを用いて支援します。
また、毎月の継続寄付の場合は、直接「こども食堂」にコンタクトを取り、必要な情報を提供する必要があります。

物品での支援

子どもたちに美味しい食事を提供するには、提供する食事量に合わせた食材と調理をするための備品などが必要です。
それ以外にも、場所によってはこども食堂に参加する人々が食事を囲むテーブル、椅子なども大切です。

このような備品類も、支援したいこども食堂に連絡し、確認する必要があります。

本の寄贈

「こども食堂」によっては、単に食事を囲むだけではなく、本の読み聞かせ等の独自イベントを盛り込んでいる団体もあります。
このような要望がある場合は、本の寄贈も可能です。

汚れや破れがなく、書き込みなどがない綺麗な状態のもので、小学校低学年〜高学年向けなどの対象年齢などをしっかりと伝えた上で寄付することが大切です。

また、本やDVDを送るだけでそれらの買い取り価格を寄付に回すことも可能です。
寄付の受け取りはこども食堂を支援しているNPO法人などが窓口となっているためしっかりと子どものための支援に利用されます。

ボランティアスタッフとして参加する

「地域の子どもたちの力になりたい」という理由から、ボランティアスタッフとして参加することも可能です。
まずは、県や市町村のこども食堂の情報を集めたネットワーク団体のサイトなどで近くにあるこども食堂を探し、コンタクトを取ることから始めましょう。

こども食堂のボランティアスタッフも、家庭の事情などで入れ替わりは発生します。
まずは問い合わせを行い、どんな支援が必要なのかを擦り合わせることが大切です。

(出典:こども食堂ネットワーク 「こども食堂を手伝いたい人」)

こども食堂に食料を寄付するときの注意点は?


こども食堂に食料を寄付する場合には、最新の注意を払う必要があります。
食品については、傷みが少ない新鮮なものを支援することが大切です。

この項目では、数ある食品の中で、継続的に必要な食料について解説します。

お米

日本人の主食であるお米は、当然消費量が多くなります。
私たちのエネルギーや脳の発達には欠かせない食べ物であり、子どもたちにとっても重要な栄養源になります。

麺類

うどん、そば、スパゲッティ、フォーなど多種類の料理を提供することができます。
麺類は子どもたちにも人気がある食べ物です。

野菜

人参、ジャガイモ、玉ねぎなどはあらゆる料理に使いやすい野菜です。
それ以外にも、珍しい野菜などは子どもたちが興味を持つきっかけになります。

生鮮食品

肉、魚、卵、牛乳などの生鮮食品は、子どもたちの体を作るのに大事な栄養になります。

粉物

小麦粉・片栗粉・米粉・パン粉など、子どもたちと一緒にパンを作ったりすることで、単に食事をする以外にも素敵な時間を共有することができます。

油・調味料

味噌、醤油、塩、砂糖などは料理をする上で欠かせないものです。
カレーの素などの調味料も、調理の支援となる大切なものです。

果物・お菓子

子どもたちが大好きな果物やお菓子。
食事に加え果物やお菓子があることで、子どもたちの心を満たす効果があります。

飲料

子どもたちが口にするペットボトル飲料、お茶パックなどは水分補給の際に必要です。

こども食堂に寄付して一人でも多くの子どもを支援しよう


今回の記事では、こども食堂の活動を支援する方法から、寄付できるものや寄付の方法について解説しました。

日本における子どもの貧困は、7人に1人と高い水準にあり問題視されています。

このような問題を受けた地域住民から始まったこども食堂は、多くの子どもたちに笑顔を届けたり、子どもを持つ親同士が繋がるコミュニティとしての機能も果たしています。

しかし、「こども食堂」を始めたにもかかわらず、継続できずに活動を辞めてしまう団体もあります。

私たち一人ひとりが子どもたちの貧困状況を知り、支援を行うことから「こども食堂」という活動を、全国により広げていくことが大切です。

(出典:厚生労働省「平成28年 国民基礎調査/貧困率の状況」)

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