こども食堂

埼玉県のこども食堂に対する支援や取組事例は?

こども食堂は、「満足に食事を取ることができない子どもたちに栄養満点の食事を提供する」「地域住民が繋がるコミュニティの場を作る」などの機能を果たしています。
しかし、こども食堂を立ち上げるには費用、場所の確保など数々の問題が発生します。
そしてこのような問題に対するサポートは、地方行政によって大きく違いがあるのです。
今回の記事では、埼玉県に焦点を当てて、こども食堂に対する支援や取組事例について解説します。

こども食堂とは?目的やメリット、これからの課題、支援方法などについて解説

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埼玉県のこども食堂事情は?


埼玉県のデータでは、こども食堂の件数は2017年8月から2018年8月の1年間で47箇所も増加しています。
このことから、埼玉県におけるこども食堂の必要性が高まっていることがわかります。
また、埼玉県内にあるこども食堂は、「経済的困窮度等で利用者を制限している」施設が21.8%、「誰でも利用可」は78.2%という割合になりました。
このような結果から、「子どもの貧困を助ける」という側面を持ちながら、「地域住民のコミュニケーションの場」として提供している施設が多くあることが見えます。

  • 埼玉県の子ども食堂は2017年から2018年8月の1年間で47箇所も増加
  • そのうち、約8割は貧困家庭の子どもだけでなく誰でも利用できる
  • 地域住民のコミュニケーションの場として提供している施設が多い

(出典:埼玉県「貧困の連鎖解消について」)

埼玉県がこども食堂について行っている取り組みは?


埼玉県では、こども食堂について様々な取り組みが行われています。

こども食堂フォーラムを開催

埼玉県では、「子どもの居場所づくり」を行う団体と支援する企業・個人がつながるきっかけとなるよう、2018年11月に「こども食堂フォーラム 〜広げよう!こどもの居場所〜」を開催しました。
こども食堂や学習支援・子育て支援を行う団体、子どもの居場所づくりを支援するフードバンク・企業など合わせて43のブースが出展。
講演会や各施設での事例発表なども行われて、約700人の幅広い年代の人々が参加しました。
このようなフォーラムを開催したことにより以下のようなポジティブな声が多く生まれました。
「立ち上げ支援を始めた」
「食堂の来場者数が1.5倍になった」
「同じ思いの仲間と繋がれた」

このような活動をきっかけに、こども食堂という取り組みについて知り新しく支援を始めるきっかけにもなるため、県内における重要なイベントです。
(出典:埼玉県「こども食堂フォーラム」について)

川越でのこども食堂フォーラム

2019年1月31日には、「川越でつながろう!こども食堂フォーラム」が開催されました。こども食堂などの「子どもの居場所づくり」に取り組む団体や関心のある方など148人が参加しました。
こども食堂の必要性から基礎知識など、多くの人に知ってもらうことで、埼玉県内のこども食堂の活動や、活動に対する支援は大きくなっていくのす。
(出典:埼玉県「こども食堂フォーラム」について)

こどもの居場所づくりアドバイザーを派遣

貧困連鎖の解消や地域コミュニティの再生を図るために、子どもの居場所づくりを埼玉県全体で推進しています。
しかし、実際に「こどもの居場所づくり」に取り組みたいけど、ボランティアや食材の確保などのノウハウすらないため、開設まで踏み切れない方は多くいます。
そのような方々に対して、居場所づくりの実践者、専門家などをアドバイザーとして配置し、立ち上げや運営、地域におけるネットワークづくりのノウハウなどを提供するサービスです。

無料でネットワークづくりのノウハウなど支援

このサービスは、利用料金が無料です。
具体的には、実施予定地を直接訪問してアドバイスを行ったり、現場実習での実践ノウハウ習得などのフォローをします。
実際に活動を始めてからも、訪問など継続的なフォローアップも行います。
こども食堂を立ち上げるためには、多くの手続きと準備が必要です。
このような部分を手探りで行うのではなく、実際の経験者から無料で教えてもらえることは、新しく子どもの居場所を作りたい方に強力な味方になるのです。
(出典:こども応援ネットワーク埼玉「こどもの居場所づくりアドバイザー」)

こども応援ネットワーク埼玉

埼玉県では「こども応援ネットワーク」というサイトを運営しています。
金銭の寄付を行う個人や、こども食堂の運営者などが無料で参加が可能です。
参加するメリットとしては、会員への有益な情報や個人・団体の社会貢献活動の内容を県のホームページまたはSNSで積極的に紹介します。
こども食堂を運営する側としては、「多くの支援を受けられる」「活動を知ってもらい、来てもらえるきっかけになる」などのメリットがあります。
その他にも、埼玉県が支援先のマッチングを手伝ったり、イベント出展の声かけなども含まれています。

  • 埼玉県では子ども食堂の普及を目指し様々な取り組みを実施
  • こども食堂フォーラムやこどもの居場所づくりアドバイザーを派遣するなど
  • こども応援ネットワーク埼玉も活用し広く声掛けを行っている

(出典:こども応援ネットワーク埼玉)

埼玉県が補助金を提供するこども食堂に関する事業は?

埼玉県は、こども食堂を支援する目的で行っている活動を行っています。
その一環として、令和元年度時点の補助金を提供するこども食堂に関する事業について紹介します。

学習サロン併設型こども食堂への運営費補助(鶴ヶ島市)

困難な家庭状況にある子どもたちが、早朝から学習習慣を身に付けることができることを目的としています。
そのために、学習サロンと一体型のこども食堂を開設し、支援が必要な子どもたちに対する地域拠点として位置付けていくために、運営に必要な人件費などを補助する制度です。
(出典:内閣府「子供の居場所」づくりに対する財政支援の一覧」)

埼玉県のこども食堂の活動を応援しよう!

今回の記事では、埼玉県のこども食堂における現状を紹介し、行政が実施している取り組みと支援について説明しました。
埼玉県では、子どもの居場所づくりに多くの支援を行っています。
しかし、大切なことは子どもの居場所づくりを行政と運営者だけでなく、地域全体で支えていくことです。
まずは、このような現状を知った上で、小さな支援から始めることが大切です。

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この記事を書いた人
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