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世界中で続く子どもの貧困、私たちにできることは?

この記事を要約すると

経済大国と言われる日本でも、7人に1人の子どもが貧困に苦しんでいるというのをご存じでしょうか。
発展途上国に限らず、貧困は世界中で問題となっているのです。
私たちが何気なく暮らしている中にも協力できることはたくさんあります。
貧困で苦しむ世界中の子どもたちを少しでも減らすために私たちにできることとは何か、一緒に考えてみましょう。

子どもの貧困問題とは?国内・海外で貧困に苦しむ子どもが増えている現状や支援方法とは

世界で子どもの貧困率が高い国は?

世界中で、一番子どもの貧困率が高い国はどこだと思いますか?
皆さんがまずはじめに思い浮かべる場所はアフリカやカンボジアなどかもしれません。

アフリカやカンボジアは、長い間内戦が続いたため、生きていくための仕事や必要最低限の生活でさえも崩壊されてしまい、深刻な貧困の問題が続いています。

しかし、子どもの貧困が問題なのはそのような内戦に左右されてしまった国だけではありません。

現在、教育や衛生環境なども充実している先進国でも子どもの貧困が問題となっているのです。

経済協力開発機構(OECD)の調査によれば、先進国を含む34カ国を対象にした子どもの相対的貧困率のデータで日本がワースト10位という結果が出ています。
その背景には非正規雇用の拡大やひとり親世帯のワーキングプアなどの問題があります。つまり、先進国の中でも所得格差による貧困は増えており、世界中で子どもの貧困が深刻な問題となっているのです。

 

各国の子どもの貧困化の原因は?

貧困にはさまざまな背景があります。

ここでは、代表して9つの国の貧困の理由から今の現状、またその国で行われている子どもの貧困に対する支援活動について紹介します。

南アフリカ

南アフリカは長い間イギリスの植民地として支配されていました。

1961年にイギリス連邦から脱退したのですが、アパルトヘイトという人種隔離政策が及ぼした貧富の格差などは差別が撤廃された現在でも残っており、黒人が優遇される政策がとられましたが今度は黒人同士の中で深刻な貧富の格差が広がってしまいました。

現在でも貧しい生活を強いられている子どもは教育も受けられず、食料も満足に手に入らない子どもも多くいるという現状です。

支援活動の内容

南アフリカ共和国のNPO法人では、初等教育格差の縮小、識字率向上のための移動図書館などの取り組みを行っています。また、貧困州のひとつで小・中学校の建設、トイレ棟の整備、教室備品の整備などの支援を行う団体もあります。

(出典:特定非営利活動法人 SAPESI-Japan)

 

中国

中国では農村部の貧困が深刻な問題となっています。

そもそも中国の戸籍は農村戸籍と都市戸籍に分かれており、農村戸籍の者は都市に移住できないということが法律で定められています。

都市部は急速に経済発展したのに対し、農村への富の再分配を行わなかったことによって格差が広がり、農業では食べていけない農村の貧困化が広がってしまったのです。

農村では両親が都市に出稼ぎに出て子どもだけが家に残るという留守児童が増えており、子ども同士で食事を作ったり農業をしたりと大人の監護を受けず暮らしています。

これは両親不在の孤独感と精神的ストレスに陥る危険性も指摘されています。

支援活動の内容

農村部の青少年に対して就学に必要な資金援助や支援活動を行っていたり、農村地域への学校の建設や農村部が収入を得られるようになるためのプロジェクトなどに取り組んでいます。

(出典:Free The Children Japan 海外事業 中国農村地域)

 

インド

インドは貧富の差が激しく、根強く残るカースト制度で貧しい生活を余儀なくされていたり、家族1人でも多く働かないと食べていけないため、子どもを学校に行かせずに働かせるなどの教育水準の低さや政治・社会環境の腐敗、汚職などが蔓延し、貧困が続いています。

インドの法律では初等教育が義務教育になっているにも関わらず、貧困で学校までの交通費がなかったり、家計を支えるために働かなければいけない子どもがたくさんいたりします。さらに、女性差別の風習も根強く女子児童の就学率も男子に比べて低くなっています。

支援活動の内容

井戸を作ってきれいな水が飲めるようにしたり、学校や診療所を作って子どもとその家族が健康でいられるような環境を整えています。
また、子どもの家族の収入が持続的に増えるような支援をし、自立を応援するプログラムを進めています。

(出典:国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン)

 

フィリピン

フィリピンは昔、スペインの植民地でした。

低賃金で農業を強いられ貧困状態が続き、その後アメリカの植民地となっても貧富の差は全く解消されていません。現在でもフィリピンの農地で働く者は十分な暮らしをすることができていないといいます。

フィリピンは高校まで義務教育となっていますが、自費の部分が払えず、貧しい家の子どもは学校に通う余裕がありません。換金できるものを探してゴミをあさったり、子守のバイトをしたりして日銭を稼いだりと、その日暮らしをしているのが現状です。

支援活動の内容

ストリートチルドレンや極貧家庭出身の子どもへの教育支援、学校の設立のほか、自立支援をして子どもとその周りにいる大人などすべての人々がしっかりと権利を守られた生活ができるよう取り組んでいます。

(出典:国際協力NGO 国境なき子どもたち)

 

イスラエル

イスラエルはパレスチナ問題やテロなど常に厳しい経済状況にさらされ、さらに今なお増え続ける移民により貧困層の割合も多く、人々はその日の糧さえままならない状況の中で暮らしています。           

支援活動の内容

経済的に困難で教育を受けられない子どもたちへの支援、若者の国際平和交流、セミナーなどの普及啓発を行い、子どもたちが安全に成長できるよう活動しています。

(出典:認定NPO法人 聖地のこどもを支える会)

 

カンボジア

カンボジアは長らく外国から支配されており、独立後も内戦が続き多くの難民が出ました。

経済発展を遂げている現在でもいまだ援助を多く必要としており、農村部では児童労働やストリートチルドレンなどの問題が残っています。

多くの低所得者が運転資金のために借金をしたにもかかわらず、米の価格が世界中で暴落したため米農家の米を中間業者が買い上げなかったことにより貧困が広がりました。

支援活動の内容

自立支援施設を建設し、安定した衣食住の供給や教育・訓練機会、職業訓練や収入創出活動を実施したり、学校や井戸の建設、衣類支援や物資支援事業などを行っています。

(出典:Asian Community Center 21)

 

中央アフリカ

中央アフリカは武装グループの紛争が激化し、多くの難民を出すなど、社会不安が蔓延しています。

世界で特に子どもにとって厳しい国だといわれているほど危機的な状況にあり、重度の栄養障害、低栄養の子どもは数多くいるといわれています。

支援活動の内容

緊急食料支援や学校への給食の提供、保険・栄養の改善、安全な水の確保、教育の質の改善など、極めて大きな困難を抱える人々の支援を継続的に行っています。

(出典:UNICEF 国連児童基金)

 

アフガニスタン

アフガニスタンはソ連軍の侵略を受け、現在でも混乱状態の中にあります。大量の難民や自然災害など困難な状況に追い込まれ、食糧不足が続いています

支援活動の内容

世界寺子屋運動として無償の学びの場を提供したり、識字教育、食料や医療の支援、学校の建設や教員研修などを実施しています。

(出典:日本国際ボランティアセンター)

 

南スーダン

南スーダンは2011年にスーダン共和国から独立したばかりの新しい国です。
長い間植民地政策がとられており内戦が続き、独立した現在でも紛争が絶えません。多くの子どもたちが衛生状態も悪く食糧も足りない生活を強いられています。

支援活動の内容

心に傷を抱えた子どものケアを行うスタッフや教員の養成・研修、学校運営や授業の実施、子どもの安全な学び場・遊び場、保護者や住民への教育の重要性についての啓発活動などを進めています。
また、支援が届きにくい地域へのチーム派遣や重度の栄養不良の子どもへの治療、支援が受けられない地域への移動式の緊急支援チームの派遣などの活動があります。

(出典:UNICEF 国連児童基金)

 

世界の子どものために私たちができること

世界中に食べ物もろくに食べられない、過酷な生活を送っている子どもたちはあふれています。

このような子どもたちのために、私たちができることとは何でしょう?

無理に多額の寄付をしたり、現地へボランティアに行ったりする必要はありません。
街中にある募金活動に参加することから始めてみるのもいいでしょう。たった1杯のコーヒー代100円を募金に回すだけでも、貧しい国の子どもを守るためのワクチンが買えることに繋がります。下痢で水分を失い、命を失うことを防ぐための経口補水塩も15袋買えます。

ひとりひとりの小さな寄付で助かる命と心があります。
この機会に小さな一歩を踏み出してください。あなたができる寄付を通して、世界の子どもたちを救いましょう。

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