海水浴などで海岸へ行くと浜辺に打ちあげられたごみを目にすることがありますが、これらはそのほんの一部でしかなく、多くのごみが海に流れ出していると言われています。
その中でも特に多いのがプラスチックごみであり、海洋ごみの大半を占めています。
海洋プラスチックごみは海洋環境や生態系に大きな影響を与えるとして問題視されています。
この記事では海洋ごみをなくしていくために私たちができるについて紹介します。
海洋プラスチックごみ問題とは?日本や海外の取り組み、私たちができることを解説
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海洋プラスチックごみとは
私たち人間が使っているビニール袋やペットボトル、使い捨て容器などは便利なものとして多くの人に使われています。しかし、それはごみとなり、ポイ捨てや適切な処理をされないことで、風や雨などにより河川や海に流れ込み、海洋プラスチックごみとなります。
その量は世界中で最低でも年間800万トンとも言われており、何も対策を行わなければ、2050年にはプラスチックごみが魚の重量を上回ると予想されています。
他にも、海洋のプラスチックごみは景観の悪影響や船舶航行の障害、漁業や観光への影響もあります。
日本は島国のため内陸国より漂着ごみが多いことは必然的ですが、環境省が2016年度に実施した調査によると、種類別では重量ベースで自然物が、容積及び個数ベースではプラスチック類が最も高い割合を占めました。回収したペットボトルの製造国は調査地点により変わりますが、多い地点では外国製が8割、少ない地点では2割以下となりました。
さらに、海洋に流れ出たプラスチックごみの発生量は東・東南アジアが上位を占めているという推計もあり、先進国だけでなく、開発途上国も含めて解決しなければならない問題となっています。
マイクロプラスチックによる影響
プラスチックごみは時間が経つにつれて劣化し次第に小さくなりますが、5ミリ以下のものをマイクロプラスチックと言います。プラスチックごみによる海洋汚染は世界中で広がっていますが、マイクロプラスチックは南極や北極でも確認が報告されました。
環境省によると、マイクロプラスチックは日本周辺海域全体に漂流しており、特に多い場所は東北の日本海及び太平洋沿岸、四国及び九州の太平洋沿岸でした。
また、マイクロプラスチックにはマイクロサイズで製造された第一次マイクロプラスチックと呼び、大きなプラスチックごみが自然に劣化し小さくなったものを第二次マイクロプラスチックと言います。
一次マイクロプラスチックも陸から海に流れ込むことがほとんどです。一次マイクロプラスチックは洗顔剤や歯磨き粉などに含まれるスクラブなどのマイクロビーズであり、生活排水や、マイクロビーズの製造あるいはこれを使用した排水が正しく処理されず川などに流れてしまうと、同様に海に流れ込みます。
(出典:政府オンライン「海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守る!」,2019)
(出典:環境省「第3章 プラスチックを取り巻く状況と資源循環体制の構築に向けて」)
(出典:海上保安庁「「未来に残そう青い海」 私たちの生活(ごみ)と海洋汚染)
(出典:環境省「海洋ごみとマイクロプラスチックに関する環境省の取組」,2016)
海洋プラスチックごみが生き物に与える影響
海洋プラスチックごみは海洋の環境を汚染するだけでなく、海の生態系にも影響を与えます。
海洋汚染はそこに住む生態系を崩し、生物が住めなくなる、環境の変化により個体数が減少する、あるいは絶滅してしまうといった危険性もあります。
また、例えばレジ袋などが漂流していた場合、海洋生物の中には餌と勘違いして食べてしまうこともあります。
プラスチックは体内に入っても消化されず、排泄ができない可能性もあり、詰まってしまい餌が食べられなくなり死んでしまうこともあります。
または漁に使われる網や釣り糸などのプラスチックごみが体に絡みつき、身動きが取れない、あるいは制限されて傷つくことや死んでしまうこともあります。
しかし、これがもし魚などの体内に蓄積されていた場合、食物連鎖の先にいる私たち人間の体の中にも魚介類とともに取り込まれる危険性もあり、どのような影響が出るかわからないのです。
(出典:政府広報オンライン「海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守る!」)
海洋プラスチックごみを減らすために私たちができること
海洋プラスチックごみ削減のため、世界では様々な取り組みが行われています。
それは国、関係機関、企業などが取り組みに参加していますが、このようなプラスチックごみの多くは私たち消費者が出しているともいえます。
そのため、海洋プラスチックごみを減らすためには私たち自身が考え動いていかなければなりません。
以下ではそのために私たちができることについて紹介します。
3Rを心がける
3Rを心がけることは何よりも大切です。
3Rとは「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」のことを言います。
プラスチックは捨ててしまえばごみとなってしまいますが、分別し再利用すれば資源にもなります。
この3Rはどれもプラスチックごみを出さないための工夫であり、これを意識することで海洋プラスチックごみ削減にも繋がるのです。
例えばリデュースは、レジ袋を使用しないためにマイバックを持参することや、使い捨て食器や容器の使用を減らすことを目的としています。
またリユースはボディソープやシャンプーなどもともとの容器に詰め替え、再使用することで廃棄されるボトルの量を減らすといった考え方です。
リサイクルはプラスチックを分別回収し、原料として再利用する方法です。
どれもちょっとした行動でできることばかりであり、私たちがすぐにでもできる削減方法でもあります。
プラスチックごみを減らすための行動をする
プラスチックごみを減らすための行動をすることも大切です。上記の3Rを心がけた上できることはたくさんあります。
これはできることの一部であり、まだまだ私たちにできるプラスチックゴミ削減のための行動はありますが、まずはこのようなことから始めてみることが大切です。
ゴミ拾いやボランティアに参加する
私たちが行える行動の中にごみ拾いがありましたが、特に海岸でのごみ拾いに参加することも重要なことです。
海に流れ着くプラスチックごみの量は非常に多く、定期的な清掃を行ってもなかなか減っていきません。
また海岸は広いためどうしても人手が必要となります。このような清掃活動に積極的に参加することは海洋を守る上では大切なことなのです。
そして、この問題を広く伝えるイベントのボランティアに参加すると言う方法もあります。清掃活動を行う団体の中には、海洋ごみの問題をもっと多くの人に知ってもらおうとイベントを行っている場合もあります。
こちらも人手を必要とすることが多いので、ボランティアとして参加することで間接的にではありますが海洋プラスチック削減の手助けを行うことができます。
(出典:政府広報オンライン「海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守る!」)
プラスチック・スマートへ参加など私たちにもできることをしよう
海に流れ着く海洋プラスチックごみは、海の汚染だけでなく生態系にも影響を及ぼし、私たちの体にも魚介類とともに取り込まれる危険性があります。
現在は、様々な団体が「プラスチック・スマート」のようなプラスチックごみ問題の解決に取り組んでいますが、継続して活動を行う為にはまだまだ活動資金や人材が足りていません。
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