アフリカの医療の現状を知り、子どもや妊婦の命を守るために必要な支援を考えよう


アフリカの医療事情は非常に深刻な状態に置かれており、2016年には5歳未満で死亡した世界の子どもたちの3分の1が、肺炎、下痢性疾患、マラリアなどの治療可能な病で亡くなっています

さらに、妊産婦に対しても過酷な状態が続いています。
国連の機関間グループIGMEが2015年の発表によれば、世界の妊産婦死亡数は年間30万3,000人であり、毎日830人の妊産婦が死亡している計算になると報告されています。
そして、サハラ以南のアフリカ地域はとりわけ状況が悪く、全妊産婦死亡数のうちの66%にあたる20万1,000人が亡くなっています。

妊娠・出産・育児(幼少期)の期間は抵抗力が弱いことも有り、命が危険にさらされやすい時期です。

この記事では、子どもや妊婦の命を守るために必要な支援について考えていきます。

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アフリカは5歳未満児や妊産婦の死亡率が高い


世界には、5歳の誕生日を迎えることなく亡くなる子どもが年間に540万人もいます。これは、5.8秒に1人、1日に約1万5,000人の5歳未満児が命を落としている計算に当たりますす。

この数値は、世界の高所得国における5歳未満児死亡率の平均(185人に1人)と比較すると、14倍も高い割合です。

5歳未満児の3大死亡原因は、肺炎・下痢性疾患・マラリアとなっています。
2016年に5歳未満で死亡した世界の子どもたちの3分の1は、これらが死因となって命を落としているのです。

さらに、2015年に発表された報告書では、世界の妊産婦死亡数は年間30万3,000人であり、毎日830人の妊産婦が死亡している計算になります。

自宅出産で助産師の付き添いがない、病院まで遠い、救急車が足りない、年月をあけない出産の繰り返し、また人手不足や医療技術の遅れから、救える命も救えない状況になってしまっているのです。

ほとんどの妊産婦死亡や障がいは、以下の「3つの手遅れ」のうち一つ以上が起こったときに発生しています。

  • 合併症の発見が遅れること
  • 医療施設にたどり着くのが遅れること
  • 質の良いケアが受けるのが遅れること
  • 妊産婦死亡を減らすことは、すべての子ども、特に世界でも最貧の国々の子どもたちが、青年期に至るまで生き延び、成長できるようにするためにカギとなるものです。

    母親が亡くなれば、新生児だけでなく他の子どもたちが生き延びるチャンスも激減してしまいます。
    こうした状況を生み出している原因は、アフリカにおいては、患者がそもそも医療サービスにアクセスするのも難しく、不十分な医療設備や薬、医師や医療従事者の数が圧倒的に不足しているためと言われています。

    (出典:日本ユニセフ 公式サイト)

    医療へのアクセスが難しいアフリカ


    アフリカでは、医療サービスへのアクセスが非常に難しいのが現状です。

    そのため、アフリカの人々のなかでも弱い立場にある5歳未満の子どもや妊産婦の死亡率が非常に高くなっています

    なぜこうした問題を依然として解決できずにいるのでしょうか。
    その原因は、アフリカ医療の構造にあります。

    以下では、アフリカにおいては、どうして医療サービスにアクセスしにくい状況が続いているのかについて解説します。

    医師・医療従事者の不足

    アフリカの医療における最も重要な問題が医師・医療従事者不足していることです。
    アフリカの人口数に対して、圧倒的に医師・医療従事者の数が足りていません。

    アフリカの国々の中には、人口1,000人当たり医師数が0.1に満たない国が多くあります。このような国々では、きちんとした医療が行き届かないことが原因で、たくさんの命が失われています。

    医療スタッフ不足が深刻なため、南部アフリカ全域において、HIV/エイズ治療の質と利用できる度合いが低下しているという報告もあり、1人の医師や医療従事者が複数の患者を診なければならない状況にあるため、医療サービスの質を確保することは非常に困難な状態です。

    医師1人あたりに対する患者数が多いことから、患者1人当たりの診察に当てられる時間はあまりに短く、具合の悪い患者は必要以上の苦痛を味わっています。

    このような人材不足による危機は広く認識されていますが、現地において具体的な対策はほとんど取られていないことが現状です。

    (出典:日本ユニセフ 公式サイト)
    (出典:総務省統計局 「世界の統計2018」,2018)

    医療費の捻出ができない

    アフリカは世界の中でも特に貧困率の高い地域です。そのため、医療サービスを受けたくても家計から医療費を捻出できないという人が大勢います。

    そのため、ぎりぎりまで自宅で療養し、病院に運ばれてきたときには手遅れになっているということも少なくありません。医療費を用意できたとしても、家財の切り売りや借金をして用意していることが多くあります。
    その結果として、さらに生活が苦しくなり貧困状態が続いてしまうのです。

    お金が用意できない患者は、感染しても病院へ出向くことはありません。その結果として、感染の広がりを監視する力(疫学的監視)が弱まってしまい十分な対策ができず、パンデミックが生じることもあります。

    病院までの距離が遠い

    アフリカでは、患者の生活圏で利用可能な病院が限られています。

    緊急を要する場合であっても、緊急医療を提供できる病院はほとんどありません
    都心部から離れれば離れるほど、病院の数は少なくなり、病院をはじめとする医療機関が全く存在していない地域もあります。

    道路などの交通インフラが整備されていないので、救急車のようなインフラも整備されていません。
    こうした状況では、都市部以外に住む人々が医療サービスにアクセスすることがそもそも困難な状態です。

    現在、アフリカでは十分な医療設備が整っている病院は都市部にしかなく、治療を受けたいと希望する人が、十分な医療サービスを受けることが難しい状態となっています。

    医療の質が高くない

    アフリカにおいては、基本的に医療の質が高くないのが現実です。
    アフリカの都市部における医療レベルは、アフリカにあっては高レベルと言えるかもしれませんが、それでも日本や欧米諸国のような医療を提供することはできていません。

    アフリカで暮らす貧困層・中間層の人々の多くは、医療資源の足りない公的病院でしか診療を受けることができず、たとえ満足な治療が受けられないと知っていても、その病院で治療を受けるほかありません。

    質の良い医療を受けようと思った場合には、都市部の私立病院に行かなければなりませんが、私立病院は治療費が高額となるためほとんどが富裕層向けとなっているのが現状です。

    (出典:日本ユニセフ 公式サイト)
    (出典:外務省「世界の医療事情」)

    アフリカで多くの人が医療を受けるために必要な支援とは


    それでは、アフリカで多くの人が治療を受けられるようにするためにはどのような支援が必要なのでしょうか。

    医師・医療従事者の育成

    アフリカの人々を助けるために重要なことは、医師・医療従事者の数を増やすことです。

    現在のアフリカでは、医師・医療従事者の数はともに足りていません。医師や医療従事者を育成するには、ノウハウも資金も足りていないのが現状です。

    アフリカで多くの人が医療サービスを受診することができるようにするためには、医師・医療従事者を育成し、増やす必要があります。

    栄養・食糧支援

    アフリカでは現在も、干ばつや紛争を背景とした大規模な食料危機が頻発しています。
    何百万人もの子どもたちが、栄養不良や感染症などで命の危険にさらされています。

    こうした問題を解決するためには、食糧支援が必要です。
    食糧支援を十分に行うことができれば、子どもの栄養状態も良くなります。

    十分な食料がアフリカの子どもたちに行き渡るようになれば、栄養問題も同時に解決可能です。

    水・衛生環境の改善

    2017年時点では、世界全体でおよそ22億人の人たちが、安全に管理された飲み水を使用することができずにいます。
    こうした人たちのうち、1億4,400万人は湖や河川、用水路などの未処理の地表水を使用している状態です。

    そしてアフリカの子どもたちの多くは、池や川、野ざらしの井戸など飲用に適さない水源に頼るしかなく、ようやく水源にたどり着いたとしても、その水は多くの場合、泥や細菌、動物のふん尿などが混じっており、感染症を引き起こす可能性がある水です。

    配水管からひかれた水や公共の蛇口、掘り抜き井戸等を飲用水源として利用できないため、池や川から汲んできた水を飲用し、料理や手洗いにも使って生活しています。

    世界では7億8,500万人が、限定的な飲み水、改善されていない水源、あるいは地表水を利用していますが、その10人に9人は、サハラ以南アフリカ(4億人)だとされています。

    問題は飲み水だけでなく、衛生環境の改善も必要です。
    2017年、世界では42億人が安全に管理された衛生施設(トイレ)を使うことができず、30億人が基本的な手洗い施設のない暮らしをしています。

    世界の人口の約8人に1人にあたる8億9,200万人が屋外排せつをしており。また、安全な水やトイレの利用の面において、農村部と都市部で著しい格差が生じ続けているのが現状です。

    汚れた水を主原因とする下痢で命を落とす乳幼児は、年間30万人、毎日800人以上にものぼるなど深刻な状態です。
    子どもたちは下痢による脱水症をくり返すうち、慢性的な栄養不良に陥り、他の病気にもかかりやすくなります。

    さらに、手に入る水の量が少ないので、身体や生活環境を清潔に保てなくなると、子どもたちは肺炎など、様々な病気に感染しやすくなるのです。

    清潔な水と衛生管理の問題は、アフリカの子どもたちにとっては死活問題です。
    この問題を解決するためには、井戸などをきちんと管理し、衛生的な水を確保することに務めるとともに、継続して水と健康の関わりに関する知識を啓発していかなければなりません。

    (出典:日本ユニセフ 公式サイト)

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    アフリカの子どもたちを救うために寄付しよう!


    予防可能な病気による子どもの死亡をなくすためには、妊娠中および出産時の技術を有する保健専門家へのアクセス、予防接種、母乳育児や安価な薬などの命を守る支援を行うことが大切です。
    そして、世界の最も貧しい地域の人々が手にできていない安全な水と衛生的な環境へのアクセスも同時に必要となります。

    そこで、数多くの団体がアフリカの子どもたちを支援しています。
    こうした活動団体に寄付や募金することを通じて、私たちもアフリカの子どもたちを救うことができます。

    アフリカの子どもたちを救うために、私たちにもできることを紹介します。

    継続寄付

    継続寄付では、一定額の寄付金を定期的に支払う方法です。継続振り込みで寄付を行う場合、自動引落やクレジットカードからの支払いとなります。

    アフリカ地域の生活が豊かとなるためには、まだまだ支援が必要です。そのため、少額であっても毎月寄付するだけで、アフリカの医療に関する課題を克服するための大きな一歩となるはずです。

    寄付額をどの程度にするかも基本的に自分で設定することができますし、解約することももちろん可能です。

    都度の寄付

    都度の寄付は、自分の都合の良い時に、自由な金額を寄付することができます。
    定額で毎月寄付することは難しい人、あるいは、まずはお試しで寄付してみたいという人には都度寄付がおすすめです。

    自分の好きなタイミングで寄付ができるので、寄付者の負担となることもほとんどありません。

    クラウドファンディング

    アフリカの人々に支援をするなら、クラウドファンディングという方法もあります。

    クラウドファンディングでは、ある団体が事業やプロジェクトを立ち上げ、それを支援するというかたちをとります。

    支援者が出資したお金を元手として現地で活動が行われます。現地での活動後には、提供した資金の額に応じて、何らかのお礼や物品が送られることもあります。

    寄付金控除・税制優遇措置とは

    寄付をすることで社会に貢献したいと考えている人の活動を後押しするために、一定の法人に寄付をした人には税制上の優遇が受けられる制度があります。

    ただし、寄付金控除の対象とできるのは、総所得金額等の40%までとなり、自分で確定申告を行う必要があります。

    確定申告の手続きは非常に簡単で、寄付した団体によって発行される領収書を確定申告書類に添付して税務署に申告するだけです。確定申告をすることで、税金の還付を受けることができます。

    私たちの寄付はアフリカでどのように活用される?


    寄付によって集められたお金は、アフリカの人々のために使われます。

    例えば安全な水を確保するための井戸を作るための費用となったり、衛生的なトイレが使えるようにしたり、妊産婦が安心して赤ちゃんを産めるように助産院を作ったりします。

    マラリアからアフリカの人々を守るために、蚊帳の購入費用に充てられることもあります。物品の購入費用だけでなく、肺炎にかかった子どもの治療をするための抗生物質の購入代金に充てられたり、下痢による脱水症から命を守ることのできる経口補水塩の購入代金に充てられます。

    寄付という行為がこのような活動に結びつくことで、多くのアフリカの人々を救うことが可能となるのです。

    サハラ以南のアフリカでは、満足な医療サービスが受けられないために、本来は助かるはず病気により多くの人の命が奪われています。
    そのために国際機関や支援団体による支援活動が行われていますが、すべての人が医療にアクセスできるようになるには私たちの寄付が必要です。

    まずはアフリカの医療事情を知り、私たちが無理なく始められることから支援を行ってみてはいかがでしょうか。

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