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奨学金への寄付で日本の子どもを援助したい!支援団体を5つ紹介!

  • 2021年7月23日
  • 2022年10月17日
  • 寄付

日本では、奨学金を貰って学校に通っている子どもが多くいます。

日本学生支援機構が発表している「平成30年度学生生活調査結果」によると、平成30年度の大学(昼間部)における奨学金の受給状況は47.5%。調査に応じた学生のほぼ半数が、奨学金を受給している実態が明らかになりました。

奨学金を少しでも多くの学生に届けようと、様々な団体が支援活動を行っています。そこでこの記事では、寄付アドバイザーの監修のもと日本の子どもを支援している主な団体を紹介。寄付の申し込み方法についても解説していきます。

各団体の詳細について、さっそく見てみましょう。

奨学金で子どもを支援するならどこがいい?選び方を紹介!


「団体への寄付を通じて子どもを支援したいけれど、寄付先はどうやって選べばよいのだろう」

「寄付先の選び方について、コツやポイントなどはあるのだろうか」

このように悩んでいる方に向けて、ここからは寄付アドバイザーの河合さんに、寄付先の選び方について伺いました。

寄付アドバイザー :河合将生(まさお)さん
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー
寄り添って伴走する第三者として、各団体(NPOなど)の支援に取り組んでいます。

はじめまして。寄付アドバイザーの河合です。

ここから、みなさんの寄付先選びをサポートしていきますね。

はじめにお伝えしたい重要なことは「寄付に失敗はない」ということです。

寄付とは誰かにあなたの想いを託すこと。

それに良いも悪いも、成功も失敗もないのです。

また「何にあなたの想いを託すか」という点が寄付の奥深い魅力的な部分です。

信頼性や活動内容、実績や成果、挑戦、コミュニケーションなど様々な価値観があります。

また、あなたの原体験を軸に考えるのも素晴らしい選び方だと思います。

その上で、これから寄付を始める人のために、3つの選び方を解説します。

おすすめする団体の選び方3つ

  1. 信頼できるところに寄付する
  2. 自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付する
  3. 寄付の使い道がわかりやすいところに寄付する

もちろん、選び方に該当しない団体を否定する訳ではありません。あくまで選び方の一例としてご覧いただければ幸いです。

奨学金などを通して子どもへ寄付するには?支援団体を5つ紹介

ここでは「奨学金などを通して日本の子どもへ寄付したい」と考えている方へ向けて、寄付アドバイザーの河合さんのおすすめコメントとともに、子どもを支援している5つの団体を紹介します。

【寄付先1】独立行政法人 日本学生支援機構:貸与型だけでなく給付型の奨学金も提供

(公式ホームページより)

日本学生支援機構(JASSO)は、学生に対して奨学金の貸与もしくは給付をしている団体です。「未来を担う学生への支援をより一層充実させるため」に、皆さまからのご支援(寄付)を募集しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 2004年4月1日に、国の様々な学生支援事業を総合的に実施する中核機関として創設。学生支援のナショナルセンターとして事業の三本柱である奨学金事業、留学生支援事業、学生生活支援事業を、国および大学等の関係機関と連携して実施
  2. 「給付型」と「貸与型」の奨学金を通して日本の子どもを支援。給付奨学金の大幅拡充とともに授業料等の減免制度、コロナ禍での緊急対応や大規模自然災害の被災学生への支援、コロナ禍での日本人留学生/外国人留学生への支援など、社会状況やニーズに対応した取組みに力を入れている
  3. キャリア教育の実施や、インターンシップ・就職活動をめぐる動向や障害のある学生の増加等を踏まえ、オンライン等も活用しながら、大学等における学生生活支援の充実に取り組んでいる
  4. グローバル人材育成を目的に、官民協働による日本人学生等の海外留学支援体制を整備し、若者の海外留学を積極的に支援している

 

【寄付先2】特定非営利活動法人スカラシップジャパン:給付型の奨学金を提供


経済的な事情で進学を断念する子どもに対して、給付型の奨学金を提供しています。
「日本に民間のオープンな給付型奨学金制度を増やし、貧困家庭の子ども達が家庭の経済的事情により自らの夢の選択肢を狭めることがなく、勉強を頑張り結果を出せば将来が開かれる社会をつくること」をめざして活動しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 貸与型奨学金ではなく、給付型奨学金にこだわり、民間から給付型奨学金を増やすために、さまざまな活動にチャレンジしている
  2. 給付型奨学金での支援だけでなく、様々な企業と提携し、焼肉を無料で提供する「奨学肉」で学生を支える企業や家賃無料でアパートを提供する「奨学ハウス」、「奨学英会話」や「奨学カフェ」など、企業資源を活用した奨学制度を多様に立ち上げて支援を行っているのがユニークで特徴的
  3. テレビや新聞など、多数のメディアで注目され紹介されている

【寄付先3】特定非営利活動法人キッズドア(認定NPO法人キッズドア基金):貧困家庭の高校生の受験をサポート

貧困に苦しむ子どもたちを対象に、学習支援や「受験サポート奨学金」などを通して支援しています(※奨学金の募集・給付は、認定NPO法人キッズドア基金が担う。NPO法人キッズドアは受験情報・奨学金情報などの受験サポートを提供)。
「すべての⼦どもが夢や希望を持てる社会の実現」をめざして活動しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 困窮家庭の高校生の大学受験を2011年から継続してサポートする中からわかった、「塾や予備校の費用、模擬試験や英検の受験料、問題集や参考書、受験料や交通費などの費用を捻出することさえも難しい」という事実をもとに「入学後に支給される奨学金でなく、進学準備のための奨学金」を通して、低所得家庭の中高生の進学を大きく後押し
  2. 受験サポート奨学金では、高校2年生・3年生への奨学金の支給に加え、姉妹団体であるNPO法人キッズドアが受験生とつながり、受験情報・オンライン学習ツール・奨学金情報などを提供し、受験までしっかりサポートしている
  3. 寄付の使途が明確。寄付は奨学金の原資として使われ(募集や支給の事務費用にも使われる)、必要としている子どもに届く

【寄付先4】特定非営利活動法人POSSE:奨学金や労働問題で悩んでいる若者をサポート


労働・貧困問題で悩んでいる若者に向けて、電話やメール、面談などで無料相談を行っているNPO法人です。
「誰もが安心して生活し、働くことができる社会」をめざして活動しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 奨学金を返せず悩んでいる若者に対して無料で相談・解決支援を実施。奨学金ワーキングチームによる支援のほか、奨学金の返済問題に限らず、労働・生活相談など幅広く若者を支援。件数は年間2,000件以上を数える
  2. 技能実習生や難民など、外国人からの相談も英語や中国語で受け付けている。日本語以外の言語での、労働相談に対応できるNGOや労働組合は多くなく、貴重な存在
  3. 雇用問題総合誌『POSSE』(年3回発行の季刊誌)は朝日新聞の論壇時評で30回以上紹介されるなど、NPO発行の雑誌でありながら、雇用・貧困論壇で注目され続けている。また、代表理事の今野晴貴氏をはじめ、メンバーによるメディアでの連載等、現場から見えてきた課題の発信と問題の社会化も特徴

【寄付先5】特定非営利活動法人Living in Peace:児童養護施設で育った子どもを給付型奨学金でサポート


途上国のマイクロファイナンス機関を支援する「マイクロファイナンスプロジェクト」、「すべてのこどもに、チャンスを。」を合言葉に、国内の児童福祉施設の養育環境と児童のキャリア形成を支援する「こどもプロジェクト」、「難民に平等の機会を」を実現するため、国内にいる難民への就職活動や日本語習得を支援する「難民プロジェクト」を行っています
「機会の平等を通じた貧困削減」と「パートタイムでできる社会貢献活動のモデル作り」をめざして活動しています。
日本学生支援機構(JASSO)の支援拡充により、2021年以降新しい学生の募集は停止しております。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. すべてのメンバーが仕事などの本分を別に持ち、互いの時間を持ち寄って活動していることに特徴がある。“社会の可能性を信じ、立場によらずその変革も「しごと=私のこと」とする人たちの力で、真に平等な機会のある社会の実現をめざし”ている。理事を含め所属するすべてのメンバーが本業を持ちながら無給で活動していることもあり、いただいた寄付の96%(2020年度実績)を事業運営に活用している。その中でも「こどもプロジェクト」は経常費用の82%を占める
  2. 「こどもプロジェクト」では、2009年の開始以来、親からの虐待などを背景に児童福祉施設など社会的養護下で生活する子どもたちや、経済的困窮などの困難を抱える家庭で育つ子どもたちの十分な育ちを保障することで、「すべての子どもが、生まれや育ちのために自らの可能性を諦めなくてよい社会」を作ることをミッションに、児童養護施設の進学を希望する子どもに対して、給付型の奨学金を支給している。また、「難民プロジェクト」でも難民の方々に日本語を学ぶ機会を提供するため、オンラインでの学習支援プログラムの奨学生公募もしている
  3. 児童養護施設の建て替え支援といった代替養育環境の環境改善からや、子どもたちが可能性を諦めないためのキャリア支援を、「意欲の醸成」「知識・スキル獲得(お金の教育プログラムなど)」「リソース獲得(高校卒業後の進学をサポートする奨学金事業)」という3つの視点から行うなど、お金の教育など、社会的養護下の子どもたちに対して、「十分な育ちを保障する養育環境」を用意し、そのうえで「自らの可能性実現に向けた支援」を実施している

奨学金への寄付でできることは?

「奨学金に関連する団体への寄付したい!」と思っていても、実際にどんな使われ方をしているのか気になっているかもしれません。

そこでここでは、具体的にどのように利用されているのかご紹介します。

  1. 遺児や親に障害がある家庭の子どもへの奨学金を交付
  2. 海外留学支援

それぞれ詳しくみていきましょう。

遺児や親に障害がある家庭の子どもへの奨学金を交付

あしなが育英会では、遺児や親に障害がある家庭の子どもに奨学金を交付しています。

なぜ遺児や親に障害がある家庭へ奨学金を交付しているかというと、国内の遺児たちの厳しい進学現状にあります。

あしなが奨学生家庭の平均収入は、全国平均収入の4割弱のため、大学進学を諦めざるえない環境の子どもたちも多いです。

そこであしなが育英会では、返済の必要がない「あしなが奨学生給付型奨学金事業」をスタートし、遺児たちの4年生大学進学率を9.3%上げることができました。

「世界中すべての遺児が平等に教育の機会を持てる社会」を目指し、活動しています。

海外留学支援

日本学生支援機構といえば、大学進学への奨学金のイメージがある方もいるかもしれませんが、海外留学を目指す学生への支援も行っています。

海外の大学での学位取得を目指した支援制度や、学生交流に関する協定等に基づいて、派遣先大学等に8日以上1年以内の期間派遣するプログラムの実施を支援しているのです。

グローバルに活躍する意欲と、能力のある若者に留学機会を与える活動でサポートしています。

奨学金で子どもを援助する団体への支援は寄付以外にもある?

奨学金で子どもをサポートしている団体への支援は、寄付以外にボランティアという方法もあります。

ボランティアは直接子どもたちを支援でき、喜ぶ顔が見られるので達成感が得られやすいのが魅力です。

ただ場所や時間に制約があり、参加が難しいことや、またその場限りの支援になりがちというデメリットもあります。

お金の寄付ならば、思い立ったときにいつでも自分のタイミングで支援できます。

さらに定額寄付ならば、長期的に多くの困っている子どもたちを支援できるでしょう。

おすすめの寄付先団体はこちらで紹介しているので、参考にしてください。
>>奨学金などを通して子どもへ寄付するには?支援団体を6つ紹介

またボランティア以外にも、モノの寄付という方法もあります。

ただし、モノの寄付には保管場所に困ったり、使い道が限られてしまうこともあります。

モノの寄付の難しさとお金の寄付の良さについては、以下記事を参照ください。
>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

奨学金への寄付でよくある3つの疑問

ここからは、寄付でよくある3つの疑問について解説します。

  1. 寄付は途中でやめられる?
  2. 奨学金に寄付すると寄付金控除を受けられる?
  3. 日本の子どもを支援する方法は他にもある?

1.寄付は途中でやめられる?

寄付は任意のタイミングでストップできます。「毎月かならず寄付しなけれならない」「一度寄付すると途中でやめることはできない」といったことはありません。

毎月定額の寄付を行っている方(マンスリーサポーター)の場合、寄付先の団体へ問い合わせれば定額寄付をストップできます。なお、定額寄付をストップする手続きは団体によって異なります。定額寄付をストップする場合は、各団体へお問い合わせください。

2.奨学金に寄付すると寄付金控除を受けられる?

団体にもよりますが、奨学金への寄付などを行うと寄付金控除を受けられる可能性があります。寄付金控除とは、寄付した金額から一定額を控除できる仕組みのこと。寄付金控除を適用すると税金が安くなる可能性があるため、お得です。

ただし寄付金控除を適用するには、以下の条件を満たす必要があります。

  • ・2,001円以上の寄付をしていること
  • ・寄付先が寄付金控除を適用できる寄付先であること
  • ・確定申告を行うこと

寄付金控除について、詳しくは以下で解説しています。

>>寄付金控除の仕組みとは?確定申告の方法も紹介

3.日本の子どもを支援する方法は他にもある?

様々な厳しい環境に置かれている子どもを支援するため、日本の子どもを支援している団体は多くあります。

奨学金を通じて子どもを支援する以外にも、「虐待に苦しんでいる子どもを支援する団体」や「子ども食堂を通じて食糧支援をしている団体」など、団体ごとにさまざまな支援活動を行っています。

「日本の子どもに寄付をしたい」と考えている方は、以下をご一読ください。

>>日本の子どもに寄付したい!おすすめNPO団体と選び方を専門家が紹介
>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が徹底解説!

奨学金の寄付以外でも子どもを支援できる!

ここでは、奨学金への寄付などを通じて日本の子どもを支援している団体について紹介しました。ここで、紹介した内容をまとめます。

  • ・日本の多くの子どもは、奨学金を利用している
  • ・奨学金などを通じて日本の子どもを支援している団体は多い
  • ・寄付は手軽にストップでき、かつ税金がお得になるケースもある

「奨学金を通じて日本の子どもを支援したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。また奨学金以外でも、さまざまな方法を通じて日本の子どもを支援している団体があります。気になった団体があれば、チェックしてみてはいかがでしょうか。

▼奨学金などを通して子どもへ寄付できる団体

団体名 寄付アドバイザーが見た注目ポイント
日本学生支援機構(JASSO) ・2004年4月1日に、国の様々な学生支援事業を総合的に実施する中核機関として創設。学生支援のナショナルセンターとして事業の三本柱である奨学金事業、留学生支援事業、学生生活支援事業を、国および大学等の関係機関と連携して実施
・「給付型」と「貸与型」の奨学金を通して日本の子どもを支援。給付奨学金の大幅拡充とともに授業料等の減免制度、コロナ禍での緊急対応や大規模自然災害の被災学生への支援、コロナ禍での日本人留学生/外国人留学生への支援など、社会状況やニーズに対応した取組みに力を入れている
・キャリア教育の実施や、インターンシップ・就職活動をめぐる動向や障害のある学生の増加等を踏まえ、オンライン等も活用しながら、大学等における学生生活支援の充実に取り組んでいる
・グローバル人材育成を目的に、官民協働による日本人学生等の海外留学支援体制を整備し、若者の海外留学を積極的に支援している
特定非営利活動法人スカラシップジャパン ・貸与型奨学金ではなく、給付型奨学金にこだわり、民間から給付型奨学金を増やすために、さまざまな活動にチャレンジしている
・給付型奨学金での支援だけでなく、様々な企業と提携し、焼肉を無料で提供する「奨学肉」で学生を支える企業や家賃無料でアパートを提供する「奨学ハウス」、「奨学英会話」や「奨学カフェ」など、企業資源を活用した奨学制度を多様に立ち上げて支援を行っているのがユニークで特徴的
・テレビや新聞など、多数のメディアで注目され紹介されている
特定非営利活動法人キッズドア(認定NPO法人キッズドア基金) ・困窮家庭の高校生の大学受験を2011年から継続してサポートする中からわかった、「塾や予備校の費用、模擬試験や英検の受験料、問題集や参考書、受験料や交通費などの費用を捻出することさえも難しい」という事実をもとに「入学後に支給される奨学金でなく、進学準備のための奨学金」を通して、低所得家庭の中高生の進学を大きく後押し
・受験サポート奨学金では、高校2年生・3年生への奨学金の支給に加え、姉妹団体であるNPO法人キッズドアが受験生とつながり、受験情報・オンライン学習ツール・奨学金情報などを提供し、受験までしっかりサポートしている
・寄付の使途が明確。寄付は奨学金の原資として使われ(募集や支給の事務費用にも使われる)、必要としている子どもに届く
特定非営利活動法人POSSE ・奨学金を返せず悩んでいる若者に対して無料で相談・解決支援を実施。奨学金ワーキングチームによる支援のほか、奨学金の返済問題に限らず、労働・生活相談など幅広く若者を支援。件数は年間2,000件以上を数える
・技能実習生や難民など、外国人からの相談も英語や中国語で受け付けている。日本語以外の言語での、労働相談に対応できるNGOや労働組合は多くなく、貴重な存在
・雇用問題総合誌『POSSE』(年3回発行の季刊誌)は朝日新聞の論壇時評で30回以上紹介されるなど、NPO発行の雑誌でありながら、雇用・貧困論壇で注目され続けている。また、代表理事の今野晴貴氏をはじめ、メンバーによるメディアでの連載等、現場から見えてきた課題の発信と問題の社会化も特徴
特定非営利活動法人Living in Peace ・すべてのメンバーが仕事などの本分を別に持ち、互いの時間を持ち寄って活動していることに特徴がある。“社会の可能性を信じ、立場によらずその変革も「しごと=私のこと」とする人たちの力で、真に平等な機会のある社会の実現をめざし”ている。理事を含め所属するすべてのメンバーが本業を持ちながら無給で活動していることもあり、いただいた寄付の96%(2020年度実績)を事業運営に活用している。その中でも「こどもプロジェクト」は経常費用の82%を占める
・「こどもプロジェクト」では、2009年の開始以来、親からの虐待などを背景に児童福祉施設など社会的養護下で生活する子どもたちや、経済的困窮などの困難を抱える家庭で育つ子どもたちの十分な育ちを保障することで、「すべての子どもが、生まれや育ちのために自らの可能性を諦めなくてよい社会」を作ることをミッションに、児童養護施設の進学を希望する子どもに対して、給付型の奨学金を支給している。また、「難民プロジェクト」でも難民の方々に日本語を学ぶ機会を提供するため、オンラインでの学習支援プログラムの奨学生公募もしている
・児童養護施設の建て替え支援といった代替養育環境の環境改善からや、子どもたちが可能性を諦めないためのキャリア支援を、「意欲の醸成」「知識・スキル獲得(お金の教育プログラムなど)」「リソース獲得(高校卒業後の進学をサポートする奨学金事業)」という3つの視点から行うなど、お金の教育など、社会的養護下の子どもたちに対して、「十分な育ちを保障する養育環境」を用意し、そのうえで「自らの可能性実現に向けた支援」を実施している

記事の内容は以上です。もし、今あなたが

「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」

とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!

寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が徹底解説!

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー

大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。

この記事を書いた人
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