「寄付の仕方はどんなものがあるの?」
「お金じゃなくても寄付できる?」
といった疑問をお持ちではありませんか?
寄付と聞くと、「募金箱にお金を入れること」をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし募金箱にお金を入れる以外にも、もっと手軽に寄付する方法が増えています。
たとえばクレジットカードや、ポイントを使った寄付方法など。さらに、お金ではなくモノを寄付する方法も。
そこでこの記事では、
- お金を寄付する方法
- ポイントを寄付する方法
- モノを寄付する方法
- 遺産を寄付する方法
に分けて、手軽にできるおすすめの寄付方法をご紹介します。
方法だけでなく具体的な寄付の仕方もご紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
寄付の仕方を4つ紹介!
寄付する方法は、主に以下の4つが挙げられます。
- お金を寄付する方法
- ポイントを寄付する方法
- モノを寄付する方法
- 遺産を寄付する方法
具体的にどのようなことを行うのか、詳しく解説します。
募金箱やネットからお金を寄付する
コンビニに設置されている募金箱や寄付先団体の公式ページからお金を寄付できます。
現金を寄付するだけでなく、銀行振り込みやクレジットカードを活用した寄付も可能です。ただし銀行振り込みの場合、寄付先によっては振替手数料が発生するケースもあります。
クレジットカードを活用したお金の寄付なら、時間や場所にとらわれず、ネットから手軽に寄付できるため魅力的です。
お金の寄付について、詳しくは以下をチェックしてください。
クレジットカードなどのポイントを寄付する
クレジットカードの使用によって貯まるポイントや、飛行機のマイレージなどを活用した寄付も可能です。
「ポイントは貯まっているけれど、使う機会がなくて失効することも多い」という人は、ポイントを活用した寄付を考えてみてはいかがでしょうか。
ポイントの寄付は、ネットから手軽にできる点も魅力的です。
ポイントの寄付について、詳しくは以下をご一読ください。
古本や古着などモノを寄付する
読み終わった本や着なくなった服を寄付することもできます。
不用品を処理できるだけでなく、困っている人の支援にも繋がる寄付の方法です。
ただし郵送料は寄付者の負担であったり、団体によって受け付けているモノが異なるなど、注意点もあります。
モノの寄付について、詳しくは以下をご一読ください。
遺産を寄付する
遺産を寄付方法として「遺贈」というやり方があります。
遺贈とは、個人や団体へ遺産を贈与する手続きのことです。遺言書へ遺贈について記しておけば、法定相続人以外の人物やNPO団体へ遺産を寄付できます。
gooddoでは、遺贈寄付の方法や無料で資料請求できる遺贈寄付先の団体紹介を行っています。
遺贈寄付を検討している方は、ぜひ以下をチェックしてください。
>>遺贈寄付先の選び方や無料で資料請求できる団体について、詳しく読む
お金を寄付する4つの方法とは?
お金を寄付する方法の中から、主な4つを紹介します。
- クレジットカードで寄付の設定をして、毎月決まった金額を寄付する
- コンビニに立ち寄った時に、小銭を寄付する
- ふるさと納税で寄付をして、特定の自治体を応援する
- クラウドファンディングで寄付をして、特定の活動を応援する
順番に紹介していきます。
1.クレジットカードで寄付の設定をして、毎月決まった金額を寄付する
現金だけでなく、クレジットカードでも寄付はできます。
クレジットカードで寄付するメリットは、寄付額に応じてポイントが貯まること。通常のお買い物と同様に、寄付に支払った金額もポイントの加算対象となります。
多額の寄付をする方は、クレジットカードで寄付をするとポイントが貯まりやすくなりお得です。また引き落とし額の途中変更も基本的に可能なので、お金があまり無いときは寄付額を減らせます。
ただし団体によって対応や寄付金額の変更手続き方法は異なります。最終確認は各団体にお問い合わせください。さらにクレジットカードによっては、ポイントが付かない可能性もあります。
ポイントを獲得できるクレジットカードかどうかは、各団体の「クレジットカードから寄付」ページ、もしくはクレジットカード会社に確認してみましょう。
また寄付したお金は、住民税や所得税を控除できる「寄付金控除」を適用できる可能性があります。特定の団体に年間で2,001円以上寄付した場合は、寄付金控除を適用して、税金が安くなるかもしれません。寄付金控除について詳しく知りたい方は、以下をご一読ください。
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寄付をすると節税できる?おトクに寄付する6つのポイントを解説!
2.コンビニに立ち寄ったときに、小銭を寄付する
コンビニ各社では、レジ横の募金箱や端末を活用して、手軽に募金できます。
募金箱はレジ横に設置されていることが多く、お釣りをもらったときにすぐ寄付できるのが魅力。また各コンビニに設置してある端末を利用すれば、複数の寄付先となるNPOを選べます。
コンビニにある端末を活用すれば手軽に、かつ寄付先を指定して寄付できます。もし応援したい団体があれば、さっそくコンビニの端末から寄付しましょう。
3.ふるさと納税で寄付をして、特定の自治体を応援する
ふるさと納税を活用すると、生まれ育ったふるさとや特定の自治体に対して寄付できます。ふるさと納税で寄付するメリットは、次の4つです。
- 様々な地域に寄付できる
- 返礼品がもらえる
- 税金還付・控除が受けられる
- ワンストップ特例制度を適用できる
ワンストップ特例制度とは、確定申告をしなくても寄付金控除を受けられる仕組みのこと。通常、寄付金控除を受けるには確定申告をする必要があります。しかしふるさと納税なら、確定申告をせずに寄付金控除を適用可能。
一方で「所得税は控除できない」「年間寄付先が5自治体以内の方」など、注意すべきポイントもあります。ふるさと納税について詳しく知りたい方は、以下をご一読ください。
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ふるさと納税の仕組みとは?ワンストップ特例制度についても解説
4.クラウドファンディングで寄付をして、特定の活動を応援する
クラウドファンディングとは、インターネットを通して不特定多数から資金を調達することです。
クラウドファンディングで寄付をするメリットは、活動内容や成果を把握しやすいこと。寄付がどのような成果に繋がったのか確認しやすいので、透明性や納得感がありますよね。
クラウドファンディングなら個人でも手軽に寄付できるので、ぜひチェックしてください。
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クラウドファンディングの種類のひとつに「寄付型」があります。返礼品もなく受益者へ届く割合が大きいのが特徴です。
気になる方は是非以下の記事をご覧ください。
寄付型クラウドファンディングとは?選び方やメリット、おすすめサービスを徹底解説
ポイントを寄付する2つの方法とは?
ポイントを寄付する方法は、次の2つ。
- 余ったポイントを活用して、手軽に寄付する
- 余ったマイレージを活用して、手軽に寄付する
どういうことか、1つずつ解説していきます。
1.余ったポイントを活用して、手軽に寄付する
クレジットカードや各種サービスが提供しているポイントは、寄付に利用できます。
ポイント募金のメリットは、余ったポイントを使って寄付できること。現金が減ることもなく、利用しないポイントを寄付できるので、「貯まったポイントを社会のために役立てて欲しい」という人におすすめです。
またポイント募金なら、1ポイントから寄付可能。少額から寄付できて、かつ寄付するポイント数も細かく指定できるのが魅力的です。
ポイント募金は、さまざまな会社が提供しているポイントを利用して寄付できます。
2.余ったマイレージを活用して、手軽に寄付する
飛行機をよく利用する人は、マイレージを活用した寄付もおすすめです。飛行機を利用すると貯まるポイント「マイレージ」は、実は寄付にも利用できます。
マイレージで寄付できる航空会社は多くあります。またネットから手軽に寄付できるのも魅力的です。
もしマイレージが貯まっているなら、航空会社のホームページを確認し、寄付できるか確認してみませんか。
モノを寄付する6つの方法とは?
モノを寄付する方法として、代表的な7つを紹介します。
- 未使用のハガキを郵送して寄付する
- 古い本を郵送して寄付する
- 使わなくなった服を郵送して寄付する
- 不用品を郵送して寄付する
- 使い終わったランドセルを郵送して寄付する
- 食べ物を郵送して寄付する
順番に紹介していきます。
1.未使用のハガキを郵送して寄付する
ハガキを寄付できることはご存じでしたか?ある団体では、未使用や書き損じハガキ(年賀状を出すために買いすぎたハガキなど)を受付中です。
集まったハガキは郵便局へ持ち込まれ、手数料5円が引かれた上で切手と交換されます。ただし消印が押していないものに限られるので、寄付する前に消印が押されていないか確認しましょう。
交換された切手は金券ショップで現金化するなど、団体の活動費として活用されます。未使用のハガキがあれば、捨てるよりも寄付してみると良いのではないでしょうか。
2.古い本を郵送して寄付する
「本そのもの」ではなく、本の「買い取り金」を寄付するサービスもあります。
やり方は本を郵送するだけ。5冊以上なら着払いで送れるのがうれしいですね。値段がつけられなかった本は、福祉施設・フリースクールへ寄付されます。
「古い本を寄付したい」とお考えの方は、古本の寄付を受け付けているNPOへ問い合わせてみませんか。
3.使わなくなった服を郵送して寄付する
使わなくなった服やファッションアイテムを寄付できるサービスがあります。寄付された服はインターネットで販売され、その売り上げがボランティアの活動資金になります。
また寄付された服を購入すれば、その売り上げを活動資金として寄付することも可能。「古着を処分したい」「古着を購入したい」という人は、古着の寄付を受け付けているNPOへ、使わなくなった服を寄付してはいかがでしょうか。
4.不要品を郵送して寄付する
お金に余裕がなくてもできる寄付の一例として、不用品の寄付が挙げられます。
不用品を寄付すれば、再利用したり換金してお金に換えたりと、NPOの支援活動に活かされるもの。「いらなくなった本やゲームを寄付したい」という方は、NPOへの寄付を考えてみませんか。
5.使い終わったランドセルを郵送して寄付する
使い終わったランドセルをNPOに寄付すると、外国の子どもたちに贈られます。
子どもが学校を卒業すると、使い終わったランドセルは不要になるもの。かといって、捨ててしまうのはもったいないですよね。しかしNPOへ寄付すれば、海外の子どもたちにランドセルが届きます。
使わなくなったランドセルをお持ちの方は、この機会にランドセルの寄付を検討してみてはいかがでしょうか。
6.食べ物を郵送して寄付する
缶詰やインスタント・レトルト食品といった食べ物も、寄付できます。
たとえばある団体では、寄贈された食べ物を児童養護施設や母子生活支援施設などに寄付しています。「余った食べ物を寄付したい」という方は、食べ物の寄付を受け付けている団体への寄付を考えてみませんか。
ここまで寄付の仕方について紹介しました。最後に、寄付をすると税金の控除を受けられる「寄付金控除」という仕組みについてご紹介します。
寄付をして節税できる「寄付金控除」とは?
特定の団体に寄付をした場合、「寄付金控除」という節税方法を受けられる可能性があります。
善意で寄付をして、さらに税金が安くなるならうれしいですね。ただし寄付金控除を受けるには、サラリーマンでも確定申告が必要です。またモノを寄付した場合は、基本的に寄付金控除を受けられない点に注意が必要です。
ただしモノによっては特定寄付金と認められ、寄付金控除の対象となる場合もあります。「モノを寄付したけど、寄付金控除を適用できないだろうか」とお悩みの方は、最寄りの税務署に確認しましょう。
まとめると、寄付金控除を受けるなら
- 特定の団体に寄付する
- お金を年間2,001円以上寄付する
- 確定申告をする
といった点を意識しましょう。
「寄付金控除について詳しく知りたい」
「さっそく寄付金控除を受けてみたい」
という方は、以下をご一読ください。
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「寄付について、まだわからない事がある」
「寄付の仕方について、さらに詳しく知りたい」
という方は、以下をご一読ください。
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無理のない範囲で寄付をしよう!
ここでは、寄付の仕方について紹介しました。ここで内容をまとめると、以下のようになります。
【本記事のポイント】
- 寄付はコンビニやインターネット上から簡単にできる
- お金だけでなく、モノやポイントも寄付できる
- 寄付金控除を受けると、税金の控除を受けられる可能性がある
お金だけでなく、ポイントやモノでも寄付できます。様々な方法で寄付できるので、「寄付をしたい」という気持ちさえあれば手軽に寄付できるため便利ですよね。さらにお金を特定の団体に寄付すれば、寄付金控除を受けて節税できる可能性があります。
この機会にさっそくお金やポイント、モノを寄付してみませんか。
「そもそも寄付や募金との違いって何だろう?」
「寄付する意味や寄付の方法って何があるのだろう?」
このような点が気になっている方は、ぜひ下記記事もご一読ください。