大雨・台風

大雨・台風による災害における政府の取り組みや対応とは?

災害時は最新の気象情報を入手することが大切ですが、その情報を多くの人に伝えるために、政府はどのような取組みをしているのでしょうか。

主に大雨・台風における取組み土砂災害警戒情報の発信などを行っています。
それぞれについて紹介して行きます。

大雨・台風による被害や防災対策は?日本であった過去の災害とは

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大雨・台風における政府の取り組み


大雨や台風になった際に役立つ政府の主な取り組みを2つ紹介します。

  • XRAIN(国土交通省)
  • 高解像度降水ナウキャスト(気象庁)
  • それぞれの特徴と必要な理由について説明します。

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    XRAIN(国土交通省)

    XRAINとは国土交通省の国土技術政策総合研究所が開発した雨量情報の配信サービスです。

    精密な分析が可能で、リアルタイムの雨量情報をウェブで見ることができます。

    XRAINの目的は大雨による災害が起きた際の防災活動に役立てること。

    正しい雨量を計測することで正確な河川管理を行い非常時に備えます。
    従来のレーダーに比べ、高頻度で高分解機能での観測ができるのが特徴です。

    今までに10分程度かかっていた配信を1分~2分程度に短縮することに成功しました。雨の移動方向や移動速度が観測できるため天気予報にも活用が期待できます。

    (出典:国土交通省公式サイト)

    高解像度降水ナウキャスト(気象庁)

    高解像度降水ナウキャストは気象庁の提供する降水予報サービスです。
    気象レーダーの観測データをもとに短時間の予測情報を提供します。

    最大の特徴は、様々な気象情報に基づいた予想ができること。
    全国20箇所に配置された気象ドップラーレーダーと呼ばれる観測機で得られた降雨情報を自由に活用できます。

    そのうえ気象庁や国土交通省などの雨量計データも総合的に分析したうえで予測可能です。

    多くの情報をベースにしながら予報できるため、精度の高い降水予報が期待できます。大雨になった際の降雨情報を正確に判断でき、防災にも大きな役割を果たすのです。

    (出典:気象庁公式サイト)

    土砂災害警戒情報も確認を


    大雨や台風の際は、土砂災害警戒情報についても確認する必要があります。
    土砂災害の恐れがあると判断されたタイミングで、国民に危険を知らせる警戒情報です。

    市区町村が安全かつスムーズに国民を避難させるため、そして国民にとってもすみやかに逃げるための大切な情報です。

    土砂災害の深刻さによって、警戒レベルが分けられます。
    警戒レベルは1~5まで分かれており、4に到達した際は緊急避難指示と避難勧告が通告されます。
    レベル4は極めて危険な情報で、土砂災害がすでに発生していてもおかしくないため、すぐに避難を開始し安全な場所に身をおきましょう。

    (出典:気象庁公式サイト)

    土砂から身を守るために

    土砂災害警戒情報が都道府県と気象庁から配信された際は、いつ災害が起きても自分の身を守れるように務める必要があります。
    そのためにも、次の3つのポイントに気をつけましょう。

  • 住んでいる場所が土砂災害警戒区域か確認
  • 土砂災害警戒情報や雨量の情報をまめにチェック
  • 土砂災害警戒情報が発表された際には早めに避難
  • 上記の情報を事前に把握しているだけで、命が救われる可能性もあります。危険に備えて事前に内容を把握しておくと良いでしょう。それではポイントを1つ1つ説明します。

    住んでいる場所が土砂災害警戒区域か確認

    土砂災害警戒情報が発表されたら、自分の住んでいる地域が土砂災害警戒区域かを確認しましょう。

    災害の可能性がある地区は「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険箇所」と表示されるはずです。
    警戒区域に指定されていた場合は、避難の準備をすすめましょう。

    スムーズに逃げられるように事前に避難場所を把握しておくと安心です。市町村が公開している土砂災害ハザードマップを確認すると避難場所がわかります。

    自分の住まいが警戒区域に指定されていなくても、避難の準備をすすめるのが無難です。
    警戒情報が発表されていなくても、土砂災害が起きる可能性はゼロではありません。近所にがけや斜面がある人は注意しましょう。

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    土砂災害警戒情報や雨量の情報をまめにチェック

    大雨や台風になった際は、気象情報をこまめにチェックしましょう。
    土砂災害情報や雨量の情報などは、テレビやラジオで定期的に配信されます。

    どちらがない場合は気象庁のホームページからも確認できます。
    警戒情報を早く正確に知るだけで、命が助かるケースも珍しくありません。

    スマートフォンによっては緊急時に警報を知らせる機能がついている場合もあります。事前に設定が必要な場合は、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

    土砂災害警戒情報が発表された際には早めに避難

    土砂災害警戒情報が発表された際は、早めに避難しましょう。
    少しでも遅れたら被害に巻き込まれてしまう恐れもあるため、警報を確認しながら安全な場所に移動しましょう。

    その際、お年寄りや障がいがある方は早めに避難させるのが得策です。

    大雨の予報が確認できた際は、時間に余裕をもって移動するのが大切です。
    スムーズに避難するためには、避難場所や避難ルートはあらかじめ決めておくのも重要です。

    土砂災害の前兆現象も知っておこう

    土砂災害が発生する前には、いくつかの前兆現象があります。
    テレビやラジオの警報だけでなく、次のような現象も避難の判断基準にすると良いでしょう。

  • かげや地面にひびがある
  • 地鳴りや山鳴りがする
  • 小石が落ちてくる
  • 雨が降っているにも関わらず川の水位が下がる
  • がけや斜面から水が湧き出る
  • 木が傾いている
  • 木が裂ける音が聞こえる
  • すこしでも違和感を覚えたら、すぐに安全な場所に避難しましょう。
    あわせて市区町村に連絡すると、警戒情報が発表され多くの人々を救える可能性もあります。もし土砂災害に巻き込まれても、救助してもらえる可能性が高くなります。

    (出典:内閣府「防災情報のページ」)

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    大雨・台風時は周囲の様子をチェックしながら正確な情報入手が大切


    大雨や台風のときは、正確な情報を「早く」「正しく」手に入れることが大切です。

    国が発表する警報を知ることができれば、すみやかな避難につながります。
    スムーズに逃げられるだけで命が救われるケースも少なくありません。

    気象災害の際は、まわりの様子を確認しながら落ち着いて行動しましょう。そのためにも、事前に気象情報の確認方法や避難の趣味レーションを日常的に確認しておくと安心です。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、緊急事態に備えましょう。

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    この記事を書いた人
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