日本の子ども

「こどもの居場所づくり」を始めるには?目的や活動事例を紹介

「こどもの居場所づくりにはどんな種類があるのか」
「こどもの居場所づくりを始めたい」

という方に向けて、この記事では以下の内容を解説します。

  • ・こどもの居場所づくりの必要性
  • ・こどもの居場所づくりの目的と事例
  • ・こどもの居場所づくりを始める方法
  • ・いますぐに私ができること

「こどもの居場所づくり」を始める前に、まずはなぜ今必要とされているのか、その背景や目的を知ることが大切です。なぜなら、こどもたちが置かれている状況を理解することが、良い居場所づくりにつながるからです。

こどもの居場所づくりは、こどもの健全な成長や学びを支援できるだけではありません。子育て世代へのサポートや地域とのつながりの強化にもなり、少子化対策にもつながります。

こどもの居場所づくりは、あなたも関わることが可能であり、社会全体で取り組んでいくべき課題なのです。

こどもの居場所づくりが必要とされる背景


こどもの居場所づくりが必要とされるのは、社会構造の変化により、こどもたちが安心して過ごせる場所が減っているという背景があるためです。

少子化や地域のつながりが薄れることにより、こどもたちが遊び、学び合う機会が少なくなってきました。地縁や血縁による子育てのサポートも弱まり、家庭内での子育ても孤立化する懸念があります。さらに遊びが制限されている公園が増え、放課後に自由に過ごせる時間も減ってきています。

児童虐待の相談件数や不登校、いじめの数も増えるなど、こどもを取り巻く環境は一層厳しくなっているのが現状です。特に厳しい環境で育つこどもは、安全な居場所を見つけることが容易ではありません。そのため、個別のニーズに対応した居場所をつくることで、こどもの権利を守り、誰一人取り残さず支援を行う必要があります。

こどもたちが安心して成長できる居場所をつくることは、こどもの健全な発育と未来の社会を支えるためにとても重要なことなのです。

こどもの権利については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
>>子どもの権利条約とは?4つの原則や課題、私たちにできることをわかりやすく解説

こどもの居場所づくりの目的

寂しい子供
こどもの居場所づくりは、主に以下の3つを目的としています。

  • ・こどもが安心して過ごせる場所づくり
  • ・地域との連携
  • ・多世代との交流

こどもの居場所とは、こどもたちが学習習慣や生活習慣を身につけ、社会性を育むことができる場所です。こどもの居場所づくりの目的を詳しく解説します。

こどもが安心して過ごせる場所をつくる

こどもの居場所づくりの第一の目的は、こどもが安心して過ごせる場所をつくることです。

共働き家庭が増えている現代の日本では、放課後や休日に一人で過ごすこどもが増えています。安全で安心できる場所がなければ、こどもたちは孤独感や不安を感じやすくなり、非行やトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。

こどもたちが安心して学びや遊びに集中できる場を提供することは、こどもたちの情緒的な安定と心身の健康を支えるために必要なことなのです。

地域で連携してこどもを支える

地域で連帯してこどもを支えることも、こどもの居場所づくりの目的です。

現代では、共働き家庭の増加や少子化に加え、地域との関わりも少なくなってきました。そのため家庭や学校以外の居場所がなく、孤立して困っているこどもに気付きにくい社会になっています。

そういったこどもたちの居場所をつくるために、地域の学校、家庭、行政、NPOなどが連携して、放課後の学習支援や食事の提供をしたり、スポーツや文化活動を行ったりしています。

地域と連携して居場所づくりをすることは、社会全体でこどもたちを見守ることにつながるのです。

多世代交流ができる場所をつくる

様々な世代と交流できる場所をつくることも、こどもの居場所づくりに欠かせません。こどもたちは異なる世代から多くの知識や経験を学び、社会性を育むことができるためです。

例えば、こどもからお年寄りまで交流できるイベントを開催することで、様々な世代の考え方に触れ、家庭や学校だけでは得られない知識や経験を得ることができます。

多世代交流は、こどもたちの社会性や共感力を育むだけでなく、高齢者を含む地域全体の活性化にもつながります。

こどもの居場所づくりの事例


ここからは、実際にこどもの居場所づくりの事例を紹介します。こどもの居場所には、主に次の4つが挙げられます。

  • ・こども食堂
  • ・遊び場(プレーパーク)
  • ・学習支援教室
  • ・学童

どのような場所なのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

こども食堂

こども食堂の主な目的は、経済的な理由や家庭環境の問題で十分な食事をとれないこどもたちに、栄養のある食事を提供することです。

また、こどもたちが友達と一緒に過ごしたり、宿題を手伝ってもらったりする場としても機能しています。

こども食堂のように家庭外で安心して過ごせる場所を提供することは、こどもたちの情緒的な安定を図り、社会的孤立を防ぐのに役立っているのです。

NPO法人全国こども食堂支援むすびえでは、こども食堂の開設・運営に関するノウハウの提供やサポートをしています。また、企業や団体と連携して食材や資金の支援も行っています。

こども食堂について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご一読ください。
>>こども食堂とは?目的やメリット、これからの課題、支援方法などについて解説

遊び場(プレーパーク)

プレーパークと呼ばれる遊び場を提供することも、こどもの居場所づくりにつながります。

プレーパークが目指すのは、こどもたちが自由に遊び、自分でリスクを管理しながら成長することです。

例えば、木登りや泥遊び、手作りの遊具での遊びを取り入れ、自分で考え工夫する力をこどもたちに身につけさせます。安全を見守りながら遊びをサポートするプレーリーダーがいることで、こどもたちは安心して遊ぶことができます。

プレーパークは、ただの遊び場にとどまりません。「自由に遊び、学び、自分の意見を表明するというこどもの権利」をこどもたちに身につけさせる場でもあるのです。

自治体と連携してプレーパークを開催している団体もあります。NPO法人Learning for Allは、プレーパーク運営のノウハウを提供したり、市民支援センターとのコラボでプレーパークを開催したりして、こどもたちが楽しく遊べる場所を提供しています。また学習支援や食事支援なども行っている団体です。

学習支援教室

学習支援教室では、経済的に苦しい家庭のこどもに対して学校以外での学びの場を提供し、学習支援を行っています。

また保護者が安心して働けるよう、こどもを安全に預かり、子育てに関する相談や情報提供もしています。

例えば、NPO法人カタリバでは、全国各地で無料の放課後教室を開きこどもたちの居場所を提供。学習・食事支援と並行して、こどもと対話をしながら心のケアもしています。

NPO法人3keysは、児童養護施設のこどもたちへの教育型プログラムや、15歳以上を対象とした学習支援をしています。

このように学習支援教室は、家庭での学習環境が整っていないこどもたちにも学習の機会を提供するために重要な役割を果たしているのです。

学童

学童とは、共働きやひとり親家庭の小学生を対象とした放課後の児童預かりのことです。 学習支援や遊びを通じて健全な成長をサポートすることを目的としています。

学童は主に、文部科学省管轄の「放課後こども教室」、厚生労働省管轄の「放課後児童クラブ」、「民間学童」の3種類に分けられます。

学童では、専任のスタッフがこどもたちを見守りながら、宿題を一緒にしたり、様々な遊びやスポーツ、工作活動をしたりして、こどもたちの成長を促します。民間学童の場合は、夕方以降の利用や食事の提供ができる施設もあるようです。

その他、学童はこどもたちの安心・安全な環境を確保しながら、家庭と地域社会の連携を強化する役割も担っています。

行政がサポートする子育て支援について知りたい方は、こちらの記事もご一読ください。
>>【何がある?】子育て支援制度のサービスや手当・給付金をわかりやすく解説

【こどもの居場所づくり】を始めるには?


こどもの居場所づくりを始めるには、こどもの居場所を開設する必要があります。最近では多くの地域でこどもの居場所が設立されています。

しかし、活動のノウハウが不足しているために、開設に踏み切れない方も少なくありません。そのような場合には、自治体に相談するのがおすすめです。

自治体によっては、居場所づくりに関するノウハウを提供するためのアドバイザーを派遣しており、専門的なサポートを受けることができます。

    <アドバイザーの例>

  • ・こども食堂などの居場所づくりの経験者
  • ・食品衛生や栄養、福祉制度、法律などの専門家
  • ・子どもや家庭支援を専門とするNPOやNGOの専門家

こどもの居場所を開設したいと考えている方は、自治体に問い合わせてみると良いでしょう。

【こどもの居場所づくり】を応援するには?


「こどもの居場所づくり」には、実施する場所やスタッフなどが必要です。しかし、自分で開設するのは難しいと感じる方もいるかもしれません。そのような場合は、以下の方法でも支援が可能です。

  • ・活動団体に寄付をする
  • ・ボランティアとして参加する

といった方法もあります。こどもの居場所づくりの支援方法を紹介します。

NPOや自治体に寄付して活動を支援する

活動資金を寄付することで、こどもの居場所づくりを応援できます。

各自治体では、こどもの居場所づくりを支援する基金の設立や、クラウドファンディングなどを行っています。

またこどもの居場所づくりをサポートするNPOに直接寄付するのも1つの方法です。

自分が共感するNPOを見つけて、寄付という形で支援するのもおすすめです。

ボランティアとして参加する

多くのNPOや任意団体がこどもの居場所づくりに取り組んでいます。そのため、ボランティアとして参加してこどもを支援することもできるでしょう。

自治体によっては、各NPOや任団体の活動内容や開催日などを詳しく紹介したり、地域ごとにマップを作成したりして案内しています。

ボランティアの参加に興味がある場合は、直接NPOや団体に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

「こどもの居場所づくり」に取り組む団体を4つ紹介


こどもの居場所づくりを始めるのは難しいと思う方には、寄付という形で支援するのもおすすめです。ここからは、こどもの居場所づくりに取り組むNPOを4つ紹介します。NPOの専門家の注目ポイントも参考にしてください。

NPOの専門家:河合将生(まさお)さん
非営利団体の運営支援コンサルタント。寄付の講座を開催しその魅力を伝えている。
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働

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全国こども食堂支援センター・むすびえ

むすびえはこんな人にオススメ!

  • ・子どもにとって食べることは大事だと思う人
  • ・子どもの頃から多様な価値観に触れる方が良いと思う人
  • ・子どもが食を楽しめる社会になって欲しいと思う人

むすびえは、各地域のこども食堂ネットワークの支援、社会に貢献したいと考えている企業・団体と協働でこども食堂の支援、こども食堂に関する調査・研究を行っています。

こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることをめざしています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. こども食堂の実態・効果・課題の調査や、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して全国のこども食堂を応援している。
  2. 食材や物品を提供する企業や支援者の情報が一旦むすびえに集まることで、全国のこども食堂に対して公平に情報が届けられる
  3. 「こども食堂全国箇所数調査」や『こども食堂白書』の出版など団体自らが行う調査研究が充実している。全国のこども食堂の状況を知りたいと思ったらまず、むすびえの調査に目を通すのがおすすめ
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】むすびえの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>むすびえに関する記事一覧はこちら

認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走

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カタリバ

カタリバはこんな人にオススメ!

  • ・教育の可能性や重要性を信じている
  • ・実績や社会的な信頼は大事だと思う
  • ・家庭や学校で困難を抱える子どもでも、成長の機会を得られる社会になってほしい

カタリバは、自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。

活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
  2. 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
  3. 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>カタリバに関する記事一覧はこちら

認定NPO法人 Learning for All:包括的な支援に特徴あり

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Learning for All

Learning for All はこんな人にオススメ!

  1. 質の高い学習支援をこどもたちに届けたい!
  2. 全国のたくさんの子どもの役に立ちたい!
  3. 専門家やメディアの評価が高い活動を支援したい!

Learning for All は、様々な理由で生きづらさを抱える子どもたちに学習支援、居場所提供、食事提供などを行いながら、保護者たちのサポートも行っています。さらに、支援のノウハウを展開したり、ノウハウを共有するしくみを構築しています。

活動を通して「子どもの貧困の本質的解決」を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ

  1. 困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴
  2. 「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」など、寄付金でできることが分かりやすい
  3. 企業、自治体などのパートナー、学生ボランティア卒業生のアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】Learning for All の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>Learning for All に関する記事一覧はこちら

認定NPO法人 3keys:子どもが頼れる居場所を提供

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3keysはこんな人にオススメ!

  • ・子どもへの虐待や貧困のない社会になって欲しい
  • ・子どもの悩みを打ち明けられる大人は必要だと思う
  • ・子どもにインターネットで間違った情報に触れてほしくない

3keysは、子どもの権利を守るため、子どものセーフティーネットづくり、子どもたちが自身の持っている権利や尊厳を守るための様々なコンテンツづくり、学習支援、調査及び啓発活動を行っています。

活動を通し「どんな環境で生まれ育っても、十分な教育や愛情が受けられる、すべての子どもの権利が保障される社会」を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 悩みを抱える10代がインターネット上で支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
  2. 思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
  3. 10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】子ども支援NPO「3keys」の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>3keysに関する記事一覧はこちら

こどもの居場所づくりを応援して、こどもたちを笑顔に

笑顔の子どもたち
この記事では、こどもの居場所づくりについて主に以下の点で解説しました。

  • ・少子化、地域との交流不足、社会構造の変化などで孤立しているこどもを救うためにこどもの居場所づくりは必要
  • ・こどもの居場所づくりの具体例は、こども食堂、学習支援、プレイパーク、学童などの運営がある
  • ・こどもの居場所づくりの開設には、自治体のサポートが活用できる

まずは家庭や学校に居場所がなく悩んでいるこどもたちがいることを知り、こどもたちの居場所づくりの重要性を理解することが大切です。

こどもの居場所づくりを支援することは、孤立しているこどもを助け、こどもたちの笑顔につながります。

自分で開設するのが難しい場合は、寄付やボランティアといった支援方法もあります。自分のできる形で、こどもたちやこどもの居場所づくりの支援をしてみてはいかがでしょうか。
▼「こどもの居場所づくり」に取り組む団体

団体名 寄付アドバイザーが見た注目ポイント
むすびえ ・こども食堂の実態・効果・課題の調査や、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して全国のこども食堂を応援している。
・食材や物品を提供する企業や支援者の情報が一旦むすびえに集まることで、全国のこども食堂に対して公平に情報が届けられる
・「こども食堂全国箇所数調査」や『こども食堂白書』の出版など団体自らが行う調査研究が充実している。全国のこども食堂の状況を知りたいと思ったらまず、むすびえの調査に目を通すのがおすすめ
カタリバ ・「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
・安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援などの活動を、全国で展開
・活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
Learning for All ・困難を抱えた子どもたちへの包括的支援、人材育成、普及啓発・アドボカシーの活動に特徴・「月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強」など、寄付金でできることが分かりやすい

・企業、自治体などのパートナー、学生ボランティア卒業生のアラムナイ(同窓会)といったコミュニティの存在

3keys ・悩みを抱える10代がインターネット上で支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は<利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
・思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
・10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー

大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。

この記事を書いた人
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