廃棄物管理やごみの分別の中でも、多くの地方自治体や人々が取り組んでいるのがペットボトルのリサイクルです。
では日本のリサイクル率は他の国と比べてどれくらいなのでしょう?
この記事ではペットボトルのリサイクル、日本の現状について紹介します。
世界でも深刻なごみ問題とは?問題の原因や現状、リサイクルについて解説
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日本のペットボトルのリサイクル率は?
日本で清涼飲料用にペットボトルが使用され始めたのは1982年のことです。
それまで清涼飲料はガラス瓶に入っていましたが、ガラス瓶は重くて割れやすいという欠点があったため、より軽く、より割れにくいペットボトルが採用されました。
使用が容認された当初はごみへの懸念問題から食品や飲料業界で自主規制を行い、1L以上のものだけに使用が限定されていましたが、1996年に自主規制が撤廃され、500mlのものに使用されだすと一気に広まっていきました。
2017年度のペットボトルの出荷本数は「227億本」という膨大なもので、国民1人あたりが年間に180本ほど消費していることになります。
そしてペットボトルが普及していく一方で、業界ではペットボトルのさらなる軽量化やリサイクルに取り組んでいます。
2017年度、日本のペットボトルのリサイクル率は84.8%となりました。
海外と比較すると、ヨーロッパは40%ほど、アメリカでは20%ほどという低いリサイクル率と比べると日本のリサイクル率は非常に高いと言えます。
(出典:PETボトルリサイクル推進協議会)
ペットボトルをリサイクルに出した後はどうなる?
ペットボトルはリサイクルに出された後はどうなっていくのでしょうか?
まず大まかな流れとしては「分別回収」「再生処理業者に引きわたし」「再商品化」という流れになっています。
自動販売機の横、スーパーやコンビニに設置されている専用の回収箱、ごみの分別回収などによってペットボトルが分別回収されると、まず地方自治体のリサイクルセンターに集められます。
そこでラベルや塩化ビニールボトルなどが取り除かれていきます。
そして圧縮されたあとに再商品化事業者に引き渡され、細かく砕かれることになります。
この細かくされたペットボトルを「フレーク」と呼びます。
このフレークを原料として新しい製品を作っていくことになるのです。
(出典:環境省公式サイト)
(出典:公益財団法人日本容器包装リサイクル協会公式サイト)
ペットボトルのリサイクルで作られる商品
ペットボトルをリサイクルに出すことで、は繊維・シート・成形品など様々な商品が製造されています。
まずフレークを原料として新たにペットボトルを作るというものがあります。
高品質な原料で製造することになるので、品質の高いペットボトルを製造できます。
そのほか、それぞれの項目ごとに具体的に作られるものを挙げていきます。
シート系 | ・卵パック ・透明な仕切り板 ・マウスパッド ・下敷き ・食品トレイ など |
繊維系 | ・カーペット ・スーツ ・防音材 ・ユニフォーム ・ランドセル など |
成形品 | ・回収ボックス ・ゴミ袋 ・結束バンド ・洗剤ボトル など |
これらのペットボトルを再利用して製造し、一定基準を満たしている製品には「PETボトルリサイクル推奨マーク」がついていることがあります。
(出典:公益財団法人日本容器包装リサイクル協会公式サイト)
進化する日本のペットボトル
それぞれの飲料メーカーでは自社及び業界全体でさらなるペットボトルの進化に取り組んでいます。
特に進められているのが「軽量化」です。
ペットボトルが採用され、使用され始めたときは1つあたり25~30gほどの重さがありました。しかし軽量化が進められることで近年では20gを下回るものが増えてきています。
中には11~12g程度しかないものもあり、資源の最小化、環境配慮を強く打ち出しています。
そして清涼飲料メーカーなどの業界団体では2018年11月に「プラスチック資源循環宣言」
を出し、2030年度までにペットボトルの100%有効利用を目指すとしています。
この宣言では「混ぜればごみ、分ければ資源」という考え方に従い、短期的、中期的、長期的な取り組みをそれぞれに設定することで資源循環の高度化を図っていくことが決められています。
日本のペットボトルのリサイクル率をさらに上げるためには?
すでに積極的にこういった資源循環の取り組みを行っていることで、高いペットボトルのリサイクル率を誇っている日本ですが、現実的にはペットボトルがごみとして散乱しているという事実もあります。
そこでこれまでよりもさらに上のレベルの取り組みを行うことで、再資源化とごみの減少を見込んでいるのです。
短期的な取り組みとしては自動販売機の横のごみ箱の改良です。
自動販売機の横の回収ボックスを「自販機専用空容器リサイクルボックス」と名称を統一し、ペットボトルの回収を進めていくものです。
これは現状がペットボトル以外のごみが入れられていることが多く、リサイクルの大きな妨げになっていると考えられています。
また、関係のないごみが入れられることで本来入れるべきペットボトルが入らないということも起こっています。
これがごみの散乱につながっているのです。
そこで、ペットボトル専用と缶専用のリサイクルボックスを設置し、散乱状況、異物混入・分別状況を確認・検証することでさらなる効率化を図っているのです。
(出典:PETボトルリサイクル推進協議会)
ペットボトルの分別やリサイクルのほかに私たちにもできること
日本では、資源循環の取り組みを行っている人々や団体があり、ペットボトルのリサイクル率は高くなっています。
しかし、さらにリサイクル率を上げ、ごみとなってしまうペットボトルを削減するには、活動資金や人材がまだまだ足りていません。
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