人や国の不平等をなくそう

南北問題とは?人や国の不平等をなくすために必要なこと

この記事では南北問題について解説します。
本記事で解説する内容は下記の通りです。

  1. 南北問題とは
  2. 途上国が貧困な理由
  3. 南北問題を解決するために必要なこと
  4. インフラ整備や公正取引
  5. 南北問題解決の鍵は途上国の経済発展

では早速見ていきましょう。

持続可能な開発目標・SDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」のターゲットや現状は?

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南北問題とは

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南北問題とは先進国と途上国間の経済格差問題のことを指します。

途上国の定義

途上国(Developing Countries)自体には、これといった定義はありません。
しかし、世界の各機関(国際連合・世界銀行・経済協力開発機構)は途上国の独自基準を設けています。
経済協力開発機構(OECD)には、GNIと呼ばれる1人当たりの国民総所得を基準にした「 援助受取国・地域リスト(List of ODA Recipients)」があり、これに記載のある国を一般的に途上国と認知しています。
この記事での途上国の定義とは、先進国と比べて自国の経済水準が低く、インフラ整備が十分にされていない国々という認識で説明します。

南北問題の始まり

南北問題という言葉は1956年から使われ、1960年代に入り認知されるようになりましたが、問題自体はかなり前から存在していたと言われています。
また国連を中心として、途上国への経済格差・インフラを促進する取り組みが積極的に行われてきました。

途上国が貧困な理由は?

南北問題 水
途上国が貧困から抜け出すことで、世界中の格差が縮小し世の中は良い方向へと進みます。
しかし、途上国がなかなか貧困から抜け出せないというのが現状です。
世界銀行が定める定義によれば、2015年時点では1日1.90ドル未満で暮らす人々を最貧困層としています。
同基準は国際貧困ラインと呼ばれており、MDGs(ミレニアム開発目標)の最重要指標でもありましたが、MDGs以降、新たな世界共通目標であるSDGsへと移行しています。
この章では、途上国が貧困から抜け出せない理由をいくつか列挙します。

教育格差

2020年の段階で、世界のインターネット普及率は50%を超えています。
この普及率を先進国と途上国とで分けた場合は下記のようになります。

  • 先進国(80%)
  • 途上国(15%)
  • インターネット普及率が著しく低い途上国では情報へのアクセスが乏しく、先進国との間での情報格差も広がりを見せています。
    十分な交通インフラが整備されておらず、学校へ通えない、金銭的に貧しく十分な教育を受けられない子どもたちに目を向ける必要があり、この格差を是正することは途上国の発展にもつながります。
    途上国が貧困である要因は、主に下記の通りです。

    インフラ格差

    不十分なインフラ整備は経済発展に影響を及ぼすため、先進国と途上国間のインフラ格差は経済格差とも言い換えることができます。

    汚職

    公的機関(警察など)と地域の反社会勢力が癒着しているのは貧困国でよく目にする深刻な問題です。

    先進国からの援助不足

    資金的に乏しい途上国は、インフラ整備に必要な資金を捻出することが困難であるため、先進国が積極的に援助していかなければなりません。

    地政学的リスク

    地政学上、アフリカ諸国は紛争地域に囲まれており、紛争は途上国が貧困である要因の1つです。

    不利な貿易条件

    世界貿易の歴史に目を向けてみると、途上国にとって不利な貿易ルールが定められていたことは、途上国の経済発展を妨げた要因とも言えるのではないでしょうか。
    現在の貿易ルールは先進国が有利に働いているので、まずは途上国にとって公平な貿易ルールの整備が求められています。
    (出典:JICA「不均衡な世界」)

  • 途上国はなかなか貧困から抜け出せない
  • 世界銀行が定める定義によれば、1日1.90ドル未満で暮らす人々を最貧困層という
  • 2020年の段階で、世界のインターネット普及率は50%を超えており、普及率は先進国は80%、途上国は15%となっている
  • 南北問題を解決するために必要なこととは

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    質の高いインフラ

    インフラといえども、その種類は様々です。

    1. 発電所
    2. 道路
    3. 水道
    4. ICT

    これらのインフラ整備は途上国の発展に欠かせない要素です。
    しかし途上国は資金不足なため、①〜④のインフラ整備に予算を割くことが難しい状況です。
    ①〜④を整備するだけでも莫大な資金が必要となりますが、長期的にこれらの整備は途上国発展へとつながっていきます。
    また、インフラ整備を「 質の高いインフラ 」とすることにより、持続的且つ安定なインフラ供給が実現できるのです。
    (出典:外務省「質の高いインフラ」,2019)

  • インフラ整備は途上国の発展に欠かせない要素
  • しかし途上国は資金不足なため、インフラ整備に予算を割くことが難しい
  • インフラ整備を「 質の高いインフラ 」とすることにより、持続的且つ安定なインフラ供給が実現できる
  • 南北問題を解決するためには途上国の経済発展が必要

    手 条約 解決
    SDGs(持続可能な開発目標)では、17の世界共通の開発目標及び169個のターゲットが定められています。
    2030年を目処に17の開発目標を達成するには、大前提として途上国の経済発展が求められているため、途上国の経済発展なしにSDGs達成は難しいと考えられています。
    途上国と先進国が一体となり相互協力することで、南北問題を解決していくことが重要となるでしょう。
    2015年までにMDGs(ミレニアム開発目標)で達成できなかった課題も多くありました。
    新たなSDGsにおいては、MDGsで実現できなかった課題も克服していかなければなりません。

    南北問題について理解を深めよう

    解決 手

    世界的に注目を集めているSDGs(持続可能な開発目標)のスローガンは、「 誰1人取り残さない 」です。
    途上国での貧困に苦しむ人々を誰1人として残すことなく、世界共通の目標を達成しようという試みと言えます。
    先進国と途上国間の相互協力が不可欠ではありますが、重要なのは先進国がどのように途上国を支援していくのかということです。
    すぐに改善することは難しいですが、私たちもまずは、南北問題や経済格差の現状について知っていくことから始めてみてはいかがでしょうか。

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    この記事を書いた人
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