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子どもの貧困を終わらせたい!ひとり親・シングルマザーを支援する取り組みや活動内容は?

この記事を要約すると

日本では、今も子どもは7人に1人が貧困だと言われています。これは社会的な流れなのか、ひとり親やシングルマザーが増えたこともその要因に挙がります。
1人で子供を見ていかなければならないとなると、なかなか安定した職に就くのは難しく、子どもが病気になったときに仕事に出られないなどのリスクを負ってしまいます。
そんな状況を打開すべく、支援する取り組みが行われているのをご存じでしょうか。ひとり親やシングルマザーの方を支援することで、子どもたちの貧困状態を軽減しようと日々活動しているのです。
今回は、そんなひとり親・シングルマザーの実情と支援について紹介していきます。

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ひとり親世帯に子どもの貧困が多い理由

現代は離婚率が高く、ひとり親世帯やシングルマザーが非常に増えています。
教育評論家の尾木直樹氏によれば、日本における「ひとり親世帯」の貧困率は50.8%とのこと。相対的貧困率で見ると日本は先進国の中でも特に貧しいのです。
これは日本での母子家庭の総所得にも起因します。日本の一世帯の平均年収が416万円なのに対して、母子世帯だと200万円と半分しかないためです。
父子家庭になると多少は上がりますが、それでも厳しい状況なのは変わりません。ひとり親になることによって、仕事ばかりに集中するわけにはいかなくなるからです。
また、日本では子育て中のシングルマザーは正社員として働くのが難しいと言われています。
しかしながら、このような貧困な状況で生活保護が受けられるとは限りません。日本の生活保護利用率は人口比にして1.6%程度。これらの状況が重なった結果、ひとり親世帯は貧困となってしまうのです。

(出典:厚生労働省「生活保護制度の現状について」「毎月勤労統計調査」)

子どもの支援活動だけでなく、ひとり親の支援活動も

子どもの貧困においては、それを改善するためにさまざまな支援活動が必要です。
しかし、それだけでは根本的な解決にはならないときもあり、それらを改善するためにひとり親の支援活動も行われるようになっています。意外と知られていないかもしれませんが、ひとり親が安心・安定して仕事ができるような支援が用意されているのです。
それが「ひとり親家庭への病児保育」と「シングルマザーキャリア支援」。金銭面の手当てだけでなく実際にひとり親の代わりに、子育てをする上での支援として活動が行われています。

ひとり親家庭への病児保育

ひとり親にとって一番大変なのが子どもの病気です。病気にかかっているときはもちろん、ある程度良くなってきても看病する人や様子を見ている人が居ないと心配になります。近くに実家などがあって祖父母に見てもらえるのであればいいのですが、実際はそれも難しいことが多いのが現状です。
そのため、このような病気の子どもを預かる保育施設が設けられています。
病気は回復傾向にあるが、まだ保育園や学校に行けず保護者が仕事を休めない場合や、冠婚葬祭・傷病・出産などやむを得ない理由で病気回復期の子どもを見られない場合など、子どもを預かってくれる施設です。
ひとり親にとってはこのような施設の存在はとてもありがたいでしょう。もしそのような状況になった場合は、このような施設を利用することで安心して仕事へ行くことができます。
お住まいの地域でそのような施設がないか、一度調べて知っておいても良いかもしれません。

シングルマザーキャリア支援

シングルマザー向けのキャリア支援プログラムというものもあります。
離婚や夫との死別などでシングルマザーとなってしまい、いざ働こうにもキャリアがないため安定した仕事に就けないといった問題も発生してきます。
そんな方々を支援するのがこのプログラム。NPO法人が運営しており、プロのキャリアカウンセラーがカウンセリングを行い、シングルマザーのキャリアを一緒に考えてくれます。無料で受講でき、託児サービスなどが付いてくる場合もあります。
主に面接の模擬演習であったり、ライフプランや先輩からのアドバイス、スキルアップにつながる多彩な講習内容であったりと、数ヶ月で自信をつけられるシステムとなっています。
まだ離婚していない別居中の方でも参加できるものもあるため、一度検索してみましょう。

ひとり親世帯の支援で貧困を減らそう

ひとり親世帯の支援をすることで貧困を減らすことができます。先ほどもご紹介したようなひとり親のための支援を行うNPO法人があり、そこに協力することで支援の輪を広げることができるのです。
こういった活動をするNPO法人に寄付をすれば、それが活動資金となり、ひとり親への支援がより活発に行われるようになります。
また、団体によってはスタッフが足りていないところもあるようです。ボランティアを募集しているところもあるので、これに協力することで支援できる範囲は広げられるでしょう。
全国的にひとり親世帯の支援が活発になれば、子どもたちの貧困を減らすことにも繋がります。

ひとり親世帯の貧困はすでに身近なところにある

現在はさまざまな要因で、ひとり親世帯が非常に増えています。
社会全体がこのような世帯を支援し、貧困の原因をなくしていくことが将来的な日本の安定にも繋がっていきます。

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