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京都府のこども食堂に対する支援や取組事例は?

この記事を要約すると

こども食堂は、日本で近年注目されている子どもの貧困問題に歯止めを掛けるための活動です。

様々な団体や個人、ボランティアにより運営され、子どもたちに温かい食事を安く提供する場、また地域住民がコミュニケーションを取れる場所としても注目を集めています。

今回の記事は、京都府のこども食堂に対する支援から取り組み事例までを詳しく解説します。

こども食堂とは?目的やメリット、これからの課題、支援方法などについて解説

京都府のこども食堂事情は?


京都府における生活保護世帯は平成17年に32,630世帯であったのに対し、平成22年には39,294世帯に増加。
ひとり親家庭の推移では、平成17年に18,176世帯であるのに対し、平成22年には25,661世帯に増加しています。

また、母子家庭の収入状況は200万円未満の世帯が68.1%と高い水準を示しており、子育てに対する支援は年々求められています。

京都府内の「こども食堂」は平成30年3月末現在、37施設が活動を行っており、この数は増加傾向にあります。

本来は、貧困家庭の子どもを救うために始まったこども食堂ですが、貧困家庭や孤食のイメージばかりが先行してしまうことで、子どもたちを通わせることができない場合もあります。
これは、周りからの目が気になって、「行かせてあげたいけど行かせられない」ということです。

このような点を踏まえて、京都府内の「こども食堂」は、「大人がひとりでも気軽に訪れ、みんなで交流を深めよう」というメッセージを発信することが多くなっています。

実際にボランティアスタッフには、子育てがひと段落した母親や地域の主婦、調理師、会社員など様々な人々が集まります。

地域での交流を、より活発にするメリットが「こども食堂」にはあるのです。

(出典: 京都府公式サイト「京都府子どもの貧困対策推進計画/平成27年3月」)
(出典:京都府公式サイト「特集 きょうとこどもの城づくり」)

京都府が行う「きょうとこどもの城づくり事業」とは?


京都府では、「全ての子どもたちが、生まれ育った環境に左右されることなく将来に夢や希望を持って成長していけるように」を目的に、「きょうとこどもの城づくり事業」を行っています。

この活動では、子どもたちが、自分の家のように安心して過ごせる場所を作り、育ちや学びをサポートします。
(出典:京都府公式サイト「特集 きょうとこどもの城づくり」)

PROJECT1 こども食堂

この活動におけるこども食堂は、多様性を大切にする場として機能しています。
亀岡市で開かれるこども食堂では、子育てをしている現役ママが中心となって始まっています。

また障がいを持つ双子の親は、「多様な子たちが触れ合える場を作りたい」という目的でこども食堂をスタート。
誰でも気軽に参加できるように「事前申し込みは不要」で、カレーライスをみんなで味わった後に、かけっこやボール遊びなどを自由に楽しみます。

こども食堂は貧困家庭の子どもを支える活動から、多様性を学ぶことができる場として、多くの人が集まる場所になっているのです。

それ以外の施設でも、様々な活動を行っています。
食事作りを子どもたちが手伝ったり、地元の大学生ボランティアが学習指導を行ったり、活動範囲も多岐に広がっているのです。
(出典:京都府公式サイト「特集 きょうとこどもの城づくり」)

PROJECT2 こどもの居場所

こども食堂の活動だけに捉われずに、自信のあるスキルを活用して子どもたちの居場所を作る場合もあります。

長岡京市で開催されている英語塾は、ひとり親家庭のために作られた居場所の一つです。

「学童保育が4年生で終わるため、5年生以降が心配」という声から、英語を教えながら働く親の帰りを待つ居場所を作ったのです。
こども食堂から始まった支援は、形を変えて多くの場所で広がっています。

(出典:京都府公式サイト「特集 きょうとこどもの城づくり」)

京都府が補助金を提供するこども食堂に関する事業は?


ここまでは、実際に京都で行われている活動について具体的に説明しました。
次に、京都府が補助金を提供する「こども食堂」に関する事業について解説します。

きょうとこどもの城づくり事業(きょうとこども食堂)

子どもたちの未来を守るために、平成29年から開始しました。
次の6つの活動について開設費や運営費の助成を行政が行い、さらなる充実を目指しています

補助額は運営費支援が、1万円×実施日数(上限150日)、または実際に掛かった経費の2/3のいずれか低い額。
開設費支援が、20万円、又は実際にかかった経費の2/3のいずれか低い額と定められています。

(出典:内閣府公式ホームページ「子供の居場所づくりに対する財源支援の一覧」)

こども食堂

無償または低価格で食事を提供し、居場所やその他の施策に繋がる場所の支援を行っています。

こどもの居場所

ひとり親家庭のこどもと保護者を対象にした場所を指しており、こどもの生活習慣の確立と学習習慣の定着を支援しています。

地域未来塾

学校で行われている授業では追いつけない中学生などを対象に、地域住民が協力して学習補助を行う「地域未来塾」の開設を支援します。

シェアハウス

家庭の事情により、児童養護施設などに入所していた人々が、退所後に自立に向けた共同生活を営む住まいを設置し、支援を行います。

フリースクール

学校生活に馴染むことができずに、不登校になった子どもたちの社会的自立を支援する場所。
学校と連携して教育活動を行うフリースクールの支援を行います。

未来づくりサポーター

学習支援をはじめとする、文化・スポーツ・自然などの非日常の体験活動、食育活動などを通じて、子どもたちの成長をサポートする大学生らのボランティア活動を支援します。

京都府のこども食堂の活動を応援しよう!


今回は、京都府のこども食堂の現状と、主な活動について解説しました。

京都府では、こども食堂だけの活動に留まらず、それぞれの要望に合わせた多様な活動が地域密着で行われているのが特徴です。

年々増加している子どもの支援に対しては、私たちの寄付も必要です。
まずは現状を知り、小さな支援から京都府の子どもたちを応援しましょう。

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