教育は子どもたちの教養や素行の基盤となり、将来を大きく左右するものです。
SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」でも言われているとおり、すべての子どもたちが教育の権利を持っています。
そして一人でも多くの子どもたちへ教育を行き届かせるために、国家や国連組織が様々な取り組みを行っていますが、教育を受けられない子どもたちのために多くの団体が支援活動を行っています。
2018年の時点で世界では小学校へ通えていない子どもは世界で約5,900万人にも及び、このうち半数以上の子どもがサハラ以南のアフリカの地域に暮らしていると言われています。
今回は、アフリカで教育支援が必要な理由や実際に行われている支援活動について解説します。
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アフリカの教育水準と識字率
2018年、小学校に通えていない子どもの人数は、世界で5,900万人いると言われ、そのうちの半分はサハラ以南のアフリカ地域に集中していると言われています。
小学校に通えない子どもたちは教育を受けられないため文字の読み書きや文章度読み解く力が身につきません。
そのため、アフリカの教育水準の低さは、識字率の低さからも見ることができます。
子供白書2017の識字率を見てみると、サハラ以南のアフリカの国は世界の中でも識字率が低い傾向にあります。
識字率(%) | 男 | 女 |
世界平均 | 92 | 85 |
サハラ以南のアフリカ | 79 | 72 |
(出典:世界子供白書2017)
以下はサハラ以南のアフリカでも識字率が低い国を表にまとめたものです。
国名 | 識字率(%) | 男 | 女 |
ニジェ-ル | 35 | 15 |
南ス-ダン | 44 | 30 |
ギニア | 57 | 37 |
ブルキナファソ | 57 | 44 |
セネガル | 61 | 51 |
マリ | 61 | 39 |
エチオピア | 63 | 47 |
ス-ダン | 69 | 63 |
(出典:世界子供白書2017)
このように、サハラ以南のアフリカの国々では世界平均よりも識字率が低い国が多いことがわかります。特に西武・中部アフリカの識字率は男が69%、女が55%と特に深刻です。
アフリカが経済成長を実現するためには、識字率の向上等や教育水準の向上が大きな課題だと言われています。
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会)
(出典:国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所「目標4 質の高い教育をみんなに」)
アフリカの子どもたちが学校へ通えない理由は?
アフリカの子どもたちが学校へ通えない理由は地域や家庭による要因がありますが、そのほかにも教育を受けることを妨げている大きな要因について解説します。
貧困
貧困であることが様々な問題を生み出し、それらが重なり子どもたちが学校へ行くことを妨げています。
家事や水汲み
アフリカできれいな水を扱える家庭はごく一部で、ほとんどの家庭は、整備されていない井戸や川から水を汲んできます。
水を汲むのは子どもの仕事です。子どもたちは、数十kmの長い道のりを、重い水を持って移動しなければなりません。家族の分も水を汲む必要があるため、何往復もすることもあり、学校へ行ったり勉強をする時間を確保できません。
学費や教材費が払えない
家庭が貧困なために学校に通うお金がない、教材が買えないなどの理由から行かせてもらえないというケースもあり、貧困な家庭事情は教育を受ける機会を失う大きな理由となっているのです。
自然災害や紛争などにより安全に通えない
子どもたちは数十kmを歩いて通っているため、災害に巻き込まれるリスクがあるのです。
通学中の危険については紛争や内戦も挙げられます。アフリカでは紛争が続いているエリアがあり、学校が軍の拠点になっているのです。
学校が攻撃されることもあり、多くの子どもたちが命を落としています。
学校の数や教員不足、また授業の質が良くない
アフリカでは子どもの数に対し、学校の数や教師の数が足りていません。
また、教師として子どもたちに教育を教える大人が、十分な知恵や知識を持っているとは限らないため教師の教育の質も問題となっています。
親や周囲の大人が教育の大切さをわかっていない
アフリカでは何世代にも続き貧困が連鎖しています。
自分たちも満足な教育を受けてこなかったことから、親が教育の重要性を理解していないことも多くあるのです。
女の子だから通えない
貧困層が多い国では、女性よりも男性が優遇される慣習が多く残っています。
そのため、家庭が貧困な場合は女の子よりも男の子を優先的に学校に通わせます。
また、学校にトイレがない、登校の道中が危険という理由なども要因となっています。
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「アフリカに教育支援が必要な理由」)
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アフリカで行われている教育支援の取り組みは?
アフリカでは様々な地域で子どもたちに教育機会を与えるための支援活動が行われています。
以下に具体的な内容をまとめました。
学校の建設や改修
アフリカでは子どもの数に対して学校の数が足りていません。
学校があったとしても、土壁やトタン屋根のような簡素な構造のため雨漏りがあったり、机や椅子がなかったりと劣悪な環境で勉強をしなければならないケースも多くあります。
しかもひとつの教室に80人もの子どもが密集して授業を受けるという光景も珍しくありません。
このように学校そのものの設備が整っていないことに対して支援活動が行われています。
校舎を建設したり、あるいは古い建物の修繕や改修をしたりすることにより、少しでも多くの子どもが通えるようにしています。また女の子のトイレも設置することで、通いやすくなります。
学用品を提供する
アフリカでは学校へは無料で通うことができたとしても、勉強に必要な文房具などが買えない家庭が多くあります。
さらに1世帯あたりの子どもの数が多く、文房具屋や教材を買うことで家計を圧迫するという家庭が少なくありません。
そこで教科書や学用品を提供することで、家計の負担を減らしています。
教育ボランティア活動
アフリカでは学校運営のシステムやカリキュラムそのものが十分に整備されていません。そもそも、子どもたちに教える教師の数も足りないのです。
そこでボランティア活動で直接子どもたちに授業を開くという支援も行われています。さらに教育の研修も行い、質の高い授業を行えるように支援しています。
アフリカの子どもたちのために、私たちができることを考えよう
子どもたちが安心して学校に通うためには、世界の国や団体からの支援が必要です。
支援の方法は、寄付や募金、ボランティア、認知活動など様々あります。支援の内容は以下のとおりです。
寄付
アフリカでは一人でも多くの子どもたちに教育の機会を持たせるために、国連組織や団体によって様々な支援が行われています。
それらの支援活動は寄付により賄われているため、私たちが寄付をすることでアフリカの子どもたちの支援に貢献することができます。
寄付は1,000円などの少額から行うことができ、毎月定額を継続的に寄付する方法や、好きなタイミングで任意の金額を寄付する方法などがあります。
ボランティア
子どもたちへ教育を届けるために、ボランティアをすることも可能です。
日本では募金の呼びかけボランティアや問題について認知を広げるための活動に参加するなどのボランティア活動ができます。
こうした活動は全国各地で行われています。これらの活動に参加するだけでも、多くの子どもが教育を受けるための活動に貢献できるのです。
また、海外ボランティアでアフリカの子どもたちに直接授業をしたりワークショップなどを行う方法もあります。
アフリカの子どもたちの現状を知り広める
学校に通いたくても通えない子どもたちを救うためには、問題への理解を深め、伝えていくことも重要です。
まだアフリカの教育の現状や深刻さを知らない人のために現状の課題や解決策、必要な支援などの情報を積極的に提供することによって、問題に対する理解を深めることができます。
まずは自分の周りから問題に対して共感してくれる人を増やし、支援の輪を広げてみてはいかがでしょうか。
(出典:日本ユニセフ 公式サイト,2017)
アフリカの教育の現状を知り、できることから始めよう
アフリカの18歳未満の子どもの人口は、2030年までに1億7,000万人増加して、計7億5,000万人に到達すると予測されています。
これだけの数の子どもたちが教育を受けて大人になれば、アフリカの経済が成長することにつながるため、注目が集まっているのです。
アフリカへの教育支援は急務と言って良いでしょう。
世界では学校へ行きたくても行けない、教育を受けることができずに大人になってしまう人が多くいます。
教育は子どもの人生を大きく左右する大切な基盤となります。
1人でも多くの子どもが教育を受けられるよう、私たちができることから始めてみてはいかがでしょうか。
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