チョコレートを買う女性

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寄付付きチョコレートで社会貢献!おすすめのブランドと支援団体を紹介

  • 2025年1月30日
  • 2025年1月30日
  • 寄付

バレンタインにチョコレートを購入するなら、寄付付きチョコレートがおすすめです。

チョコレートを通して感謝や好意を伝えられるだけでなく、困難な状況にいる人々の支援や環境保護など、社会貢献もできるからです。

寄付付きチョコレートを購入して、すてきなバレンタインを過ごしたいと思っている方へ、この記事では、以下について紹介します。

  • ・寄付付きチョコレートの仕組み
  • ・寄付付きチョコレートの購入でできる社会貢献
  • ・寄付付きチョコレートを購入できるブランド
  • ・寄付付きチョコレートで支援できるおすすめ団体

ぜひ参考にして、心温まるバレンタインを過ごしてください!

寄付付きチョコレートの仕組みとは?

チョコレートをプレゼントする女性
寄付付きチョコレートは、購入するだけで社会貢献ができる商品です。まずはその仕組みについて紹介します。

チョコレートを購入すると自動的に寄付される

寄付付きチョコレートは、購入価格の一部が寄付金となり社会貢献活動に使用される仕組みです。

商品を買うと自動的に寄付されるため、特別な手続きは必要ありません。チョコレートを購入するだけで、困難な状況にいる人々を手軽に支援できる方法です。

寄付されたお金が支援団体の活動資金に活用される

寄付付きチョコレートを購入すると、売り上げの一部が支援団体に寄付され、その活動を通じて支援が必要な人々に届けられます。

寄付したお金の用途や成果は公開されるため、購入者は自分の行動がどのように社会貢献に繋がっているかを確認できるのが魅力です。

寄付付きチョコレートの購入でできる社会貢献

カカオ生産地の児童労働

寄付付きチョコレートを購入することでできる社会貢献には以下のものがあります。

  • ・児童労働撲滅
  • ・難民支援
  • ・医療支援
  • ・環境保護

好きなチョコレートを選び自動的に寄付する方法もいいですが、自分がしたい社会貢献ができるチョコレートを選び、購入するのも有意義な方法でおすすめです。

児童労働撲滅

チョコレートに欠かせないカカオの生産地では、児童労働により学校に通えない子どもがいることが問題になっています。

児童労働を行わずに栽培されたカカオチョコレートを選ぶことが、児童労働撲滅につながる第一歩です。

寄付付きチョコレートの購入を通して得られた寄付金は、カカオ生産地の農業改善、教育環境の改善、経済的な自立支援にもあてられます。その結果、学校に行ける子どもが増え、児童労働問題の改善に役立つのです。

難民支援

2024年5月時点、世界では過去最多の1億2,000万人が紛争や災害、貧困が原因で難民として困難な生活をしています。

チョコレートの売り上げの一部が難民支援をしている団体の活動費になることで、最終的に難民支援へとつながります。

私たちの日々の選択が、遠く離れた地で困難に直面している人々を支える力になるのです。

出典:国連UNHCR「UNHCRの難民支援」

医療支援

寄付付きチョコレートの購入で、医療支援も可能です。発展途上国では、貧困や紛争、医療資源の不足が原因で、多くの人々が適切な治療を受けられず、命を落としている現実があります。

こうした地域では、チョコレートの購入費や寄付金の一部が医療支援を行う団体の活動資金として使われ、困難な状況にある人々に必要な治療や支援が行われています。

環境保護

チョコレートの需要拡大にともない、カカオ農園の拡大で森林の減少が社会課題となっています。

森林伐採で荒れた土地を整えるため、カカオの苗木と他の植物を同時に植え、カカオの生産と共に森林も増やす「アグロフォレストリー」で作られたチョコレートも開発されています。

自然環境を破壊せず生産されたチョコレートを購入することは、環境保護に貢献できるのです。

寄付付きチョコレートが購入できるチョコブランド4選

箱に貼ったチョコレート
寄付付きチョコレートが購入できるチョコブランド4選を紹介します。

どのチョコレートもおいしいのはもちろんですが、各メーカーから「チョコレートを通じて社会に貢献したい」という思いが強く感じられます。チョコレートを選ぶ際は、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社 明治

明治では、明治ミルクチョコレートの売り上げの一部を寄付する「チョコレートで応援します」活動を展開しています。主に以下の4つの活動に使われます。

  • ・UNHCRのアフリカ難民の子どもたちの栄養改善支援
  • ・日本ホスピタル・クラウン協会の小児病棟訪問
  • ・全国の小学校で自然学校プログラム
  • ・アマゾン森林再生プロジェクト

2009年からの活動で約7,300万円を寄付した実績があります。

森永製菓株式会社

森永製菓は、2008年から「1チョコ for 1スマイル」活動を開始しています。

ガーナなどカカオ生産国の⼦どもたちの教育環境の改善や児童労働撲滅のため、対象商品1個につき1円を寄付するキャンペーンです。

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンや認定NPO法人ACEとともに、支援活動を行っています。

有楽製菓株式会社

チョコ駄菓子ブラックサンダーを販売する有楽製菓は、「スマイルカカオプロジェクト」を展開しています。

認定NPO法人ACEと協働して、2024年7月生産商品から使用するカカオ原料のすべてを児童労働問題に配慮したカカオ原料に変更しました。

有楽製菓の商品を買うだけで、自動的に児童労働撲滅につながる仕組みです。

ヴァローナ ジャポン株式会社

フランスに本社を置くカカオ事業の会社ヴァローナは「1% for the Planet」に加盟し、各製品の年間売上の1%を持続可能なカカオ農業やアグロフォレストリーなどの環境保護団体に寄付しています。

購入したチョコレートの生産者まで追跡可能です。原料や栽培地から購入までを追うことは、生産者を守るだけでなく環境にも配慮することにつながります。「公正で持続可能なカカオ産業」の構築を目標にチョコレートの販売を行っています。

寄付付きチョコレートで支援できる団体5選

カカオ生産地の児童労働
寄付付きチョコレートを通じて支援できる団体を5つ紹介します。

どの団体も支援活動に実績があるため、寄付を有意義に使ってくれる安心感があります。

またバレンタインだけではなく、持続的に活動をサポートできる継続寄付もおすすめです。多くの団体が月々1000円程度から継続寄付を受け付けており、無理のない範囲で支援を続けることが可能です。

継続寄付は、カカオ農園を支援する団体に安定した資金を提供し、持続可能な農業の推進や児童労働の根絶、環境保護活動を支える重要な手段です。また、活動を見守ることで、農園や地域社会の改善、問題解決に向けた変化を実感できるというメリットもあります。

団体の活動内容やNPOの専門家による注目ポイントも参考に、支援先を選んでみてください。

NPOの専門家:河合将生(まさお)さん
非営利団体の運営支援コンサルタント。寄付の講座を開催しその魅力を伝えている。
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan):世界14カ国で難民を支援

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AAR Japan[難民を助ける会]はこんな人にオススメ!

  • ・日本発の難民支援活動を行っている団体を応援したい
  • ・40年の長い歴史がある信頼できる団体に寄付したい
  • ・国連に公認・登録されているなど国際的に評価された団体に安心を感じる

AAR Japan[難民を助ける会]は世界14カ国で紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。現在は日本の他にアジア、中東、アフリカの12の国に事務所を持ち、難民支援や地雷不発弾対策などの活動を行っています。

活動を通し、一人ひとり多様な人間が、各々の個性と人間としての尊厳を保ちつつ共生できる、持続可能な社会を目指しています。

AAR Japan[難民を助ける会]は、北海道の六花亭製菓株式会社が製造しているチャリティチョコレートを2011年から販売し、今までで計20万個以上を販売しています。世界18の国と地域で実施する支援活動に純益のすべてを活用しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 1979年に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり
  2. 1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている
  3. 「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、AAR Japan[難民を助ける会]が大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる
寄付金控除の対象団体です

AAR Japan[難民を助ける会]がオススメの理由はこちら
>>世界各地で難民支援をする日本発の団体 AAR Japan[難民を助ける会]はどんな人におすすめ?その理由を徹底解説

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】AAR Japan[難民を助ける会]の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>AAR Japan[難民を助ける会]に関する記事一覧はこちら

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン:世界70か国で女の子や女性を支援

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世界70カ国以上で、女の子や女性への支援などを行う国際NGOです。
「地域の自立」を最終目標に、教育、子どもの健やかな成長、若者の生計向上支援、性と生殖に関する健康と権利などの分野で活動しています。「子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会」を実現するために活動しています。

プラン・インターナショナル・ジャパンは、2019年から読売新聞が運営する女性サイト「大手小町」とともに「世界の女の子をチョコで支援(サポート) #サポチョコ」を展開しています。

バレンタイン期間中、『#サポチョコ』参加企業の寄付付きチョコを購入すると、売り上げの一部が途上国の女の子たちの問題解決に役立てられます。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 「教育」「医療」といったピンポイントの“点”のプロジェクトではなく、ジェンダーに配慮しながらあらゆる分野にある課題を特定の村や地域で総合的に解決する“面”の支援。女の子に焦点を当て、支援効果を意識した特徴あるプログラム
  2. プラン・スポンサーシップ(継続支援)をはじめ、多様な支援メニュー
  3. 活動の報告を聞くことができる「プラン・ラウンジ」や支援者インタビュー、支援者の声などを参考にすることができる。著名人の支援者もいる
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方は、こちらをご一読ください。
【実際どう?】国際NGOプラン・インターナショナルの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

認定NPO法人ACE:世界中の子どもの学ぶ権利を守る


インドとガーナで子どもたちを危険で有害な児童労働から守り、教育を支援するとともに住民の自立を支援する活動を行っています。また、親や農家の収入向上支援をし、貧困と児童労働の悪循環を断ち切れるよう活動しています。子ども、若者の権利を奪う社会課題の解決を目指している団体です。

ACEは日本の企業と協力し、カカオ生産地の子どもたちを児童労働から守り、児童労働のないチョコレートがあたりまえに手に入る社会の実現を目指す「しあわせへのチョコレート」プロジェクト活動を実施しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 児童労働から子どもを保護し、子どもの就学徹底などを通して児童労働を予防。また、貧困と児童労働の悪循環を断ち切るために、貧困家庭の親の収入向上支援、農園の経営改善といった児童労働防止のための周囲の環境改善や、女の子の自立支援も行っている
  2. 児童労働を生み出さないための「日本での仕組みづくり」のために、企業と協働して児童労働を生み出さないビジネスづくりにも取り組む
  3. 日本における児童労働への取り組みも開始。日本の児童労働について実態調査を行ったり、「ブラックバイト」などの啓発活動を高校生や教員に対して行っている
寄付金控除の対象団体です

ACEの活動内容はこちらでも解説しています。
>>「悲しいチョコレート」をなくしたい!そんなあなたに『ACE』がおすすめ

特定非営利活動法人JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク):中東の子どもたちを医療支援

jim-netのチョコ寄付
JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)は、中東の子どもたちの医療支援や難民への緊急支援を行っている団体です。

2006年から実施している「チョコ募金」で集められた寄付金は、イラクとシリアの小児がんの子どもたちを支援する活動、福島の子どもたちを放射能から守る活動、シリア難民支援の活動に使われています。

「チョコ募金」に寄付するとお礼として、イラクとシリアの子どもたちがデザインした絵が描かれた六花亭のチョコレート缶が届きます。

認定NPO法⼈フリー・ザ・チルドレン・ジャパン:世界70か国以上で子どもの権利を守る

フリーザチルドレンのチョコ寄付
NPO法⼈フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは社会貢献活動に取り組む子どもたちへの活動支援と、途上国の子どもたちへの国際協力を行う団体です。

フリー・ザ・チルドレンでは、団体の子どもメンバーが企画したフェアトレードチョコレートの販売を行っています。カカオを始め砂糖やバニラなど、フェアトレード認証の原材料を主に使用しているが特徴です。
価格の41%がンゴ民主共和国での支援プロジェクトへ寄付されます。

寄付金控除の対象団体です

寄付付きチョコレートを購入して社会貢献をしよう

チョコレートで寄付をする人
この記事では、寄付付きチョコレートの購入でできる社会貢献やチョコレートを販売しているメーカー、寄付付きチョコレートを通して支援活動を行っている団体について紹介しました。
記事の内容をまとめます。

  • ・寄付付きチョコレートを購入すると自動的に支援団体へ寄付できる
  • ・寄付付きチョコレートの購入で「児童労働の改善「難民支援」「医療支援」「環境保護」などの社会貢献ができる
  • ・寄付付きチョコレートは支援内容で選ぶのも一つの方法

家族や友人、大切な人に愛を伝えるバレンタイン。感謝の気持ちを支援の形で広げてみませんか?

また、バレンタインだけでなく、日常的に続けられる「継続寄付」もおすすめです。無理のないペースで社会貢献を始めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

団体名 寄付アドバイザーが見た注目ポイント
AAR Japan[難民を助ける会] ・1979年に日本で発足以来、活動地域や分野を広げながら65を超える国・地域で支援を展開してきた実績あり
・1998年には、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を取得し、国連に「公認・登録」されている
・「人道」「公平」「独立」「中立」の人道4原則に則り、AAR Japan[難民を助ける会]が大切にする「行動規範や社会的責任・人権方針」を掲げる
プラン・インターナショナル・ジャパン ・「教育」「医療」といったピンポイントの“点”のプロジェクトではなく、ジェンダーに配慮しながらあらゆる分野にある課題を特定の村や地域で総合的に解決する“面”の支援。女の子に焦点を当て、支援効果を意識した特徴あるプログラム
・プラン・スポンサーシップ(継続支援)をはじめ、多様な支援メニュー
・活動の報告を聞くことができる「プラン・ラウンジ」や支援者インタビュー、支援者の声などを参考にすることができる。著名人の支援者もいる

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/日本ファンドレイジング協会・認定講師・関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー

大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。

この記事を書いた人
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