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2023年パレスチナ人道危機で必要な支援は?被害状況やオススメの寄付先も紹介

  • 2023年10月20日
  • 2024年10月17日
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2023年10月7日、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」が、イスラエルに向け2000発以上のロケット弾などによる大規模な攻撃を開始しました。

イスラエルのネタニヤフ首相は「戦争状態にある」として8日、空爆による報復作戦を始動します。

1年以上経過した現在も、イスラエル軍によるガザ地区の攻撃は続いています。

そんな中
「パレスチナの人々への寄付はどの団体がおすすめ?」
「パレスチナの人々を救うためにどのような活動が行われているの?」

と疑問に思う人もいると思います。

現在も混乱の中にあるパレスチナ・イスラエル間の紛争。おすすめの寄付先と、現地で求められている支援を解説します。

この記事を読めば、今すぐパレスチナの人々を支援できます

パレスチナの人々の支援活動をしている団体を紹介

ここでは、「パレスチナで被災した人々へ寄付したい」と考えている方へ向けて、被災地域で支援活動をしている団体を紹介します(団体紹介は随時追加していきます)。

【寄付先1】認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン

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ワールド・ビジョンは、貧困や紛争、自然災害等により困難な状況に置かれた子どもたちのために活動する国際NGOです。

ワールド・ビジョンは1975年にパレスチナ自治区で活動を開始し、2023年には、ヨルダン川西岸地区の150カ村に住む13万6,000人に支援を届けました。

ヨルダン川西岸地区とレバノンにおいて、家族の緊急のニーズに対応し、安全に安心して過ごせる居場所を作り、心理社会的サービスを提供しています(2023年11月時点)。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先2】公益財団法人 日本ユニセフ協会

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大規模な軍事衝突による被害が続くパレスチナ・ガザ地区では、多くの子どもと家族が安全を求めて避難施設に身を寄せています。

砲撃により各地でライフラインが破壊され、子どもたちは壊滅的な生活環境に置かれています。さらに食糧不足により、子どもたちは極度の命の危険にさらされています

ユニセフはガザの南部地域にとどまり、支援を必要としている子どもたちへの支援を続けています。これまで以下の支援を行ってきました(2024年10月時点)。

・トラック923台分の支援物資の提供
・衛生用品やボトル入り飲料水の配布、給水車の輸送(これにより160万人以上に水と衛生の支援)
・100万回以上の医薬品の提供
・25万人以上の子どもたちにメンタルヘルス・心理社会的支援を提供

今後も、保健ケア、安全な水の提供、心のケア、学習教材の提供、栄養相談といった支援を継続していきます。

寄付金控除の対象団体です

【寄付先3】認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン

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ピースウィンズは、日本で設立された国際NGOです。これまで世界38の国と地域で紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人びとに対して支援活動を行ってきました。

パレスチナ・ガザ地区では2015年から支援を行っており、これまでガザの人々とともに、子どもや若者のための支援、紛争被害世帯への緊急物資支援等に取り組んできました。

ピースウィンズは、パレスチナ・イスラエル衝突直後から情報収集を開始し、支援活動を行ってきました。これまで、食料、水、衛生用品などの配布を行いました。エジプトから搬入できる物資の量は限られており、いまだ、ガザ地区では物資が不足しています。

現地との通信も困難で、支援活動は一層困難になることが予想されますが、今後も「必要な人に必要な支援を」を合言葉に、あらゆる手段を用いて支援活動を継続してまいります。

パレスチナ緊急支援の募集を終了しました。ご支援ありがとうございます。引き続き国際人道支援活動への寄付を受け付けています

寄付金控除の対象団体です

【寄付先4】(寄付金募集終了)公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

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2023年10月7日以降、恐ろしい規模の暴力により、ガザ地区とイスラエルに暮らす数え切れない人々の命が奪われています。大勢の子どもたちが悲惨な形で命を落とし、何十万人もの子どもたちが家を追われている状況です。

プラン・インターナショナルは、未曾有の人道危機に際し、子どもを保護するための取り組みを最優先に緊急支援活動を開始。食料セット、救急キット、水などの配布を行ってきました。

世界中の人道支援団体や人権団体とともに、即時かつ持続的な人道的停戦を求めるとともに、子どもたちやその家族が必要としている支援を迅速に届けられるよう活動を続けます。

ガザ・中東人道危機緊急支援の募集を終了しました。ご支援ありがとうございます。

寄付金控除の対象団体です
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パレスチナの被災地で必要とされている支援

エジプトのラファ検問所を通じてしか支援物資が搬入できないため、ガザ地区は非常に厳しい状況に置かれています。

このような中、NPOなどの民間団体ができる限りの物資配給や医療提供などを行っています。

主に以下の支援が必要とされています。

  • ・食料、飲料水、衛生用品などの物資支援
  • ・医療物資や医療サービスなどの医療支援
  • ・避難場所の提供
  • ・心理社会的ケア
  • ・学校に行けなくなってしまった子どもたちへの教育支援
  • ・パレスチナ難民支援の継続

詳しく紹介します。

食料、飲料水、衛生用品などの物資支援

支援物資が思うように搬入できないため、食料や生活必需品、衛生用品が常に不足しています。

特に水に関しては非常に危険なレベルとされています。インフラが攻撃を受け、井戸水や支援物資として配付される水に頼るしかありません。海水プラントも活用されていますが、安定的な燃料の入手が前提となります。

飲用ではない農業用の井戸の水を使わざるを得ない場合もあり、感染症のリスクも高まっています。

医療物資や医療サービスなどの医療支援

ガザ地区では、医療・保健機関の建物や救急車が爆撃の被害を受けています。

病院が停電し燃料を使用して発電をしていますが、不足しています。水も足りていません。暖房も水もない中、入院中の患者や産まれたばかりの赤ちゃんたちの命が危ぶまれています。

また、医療物資も不足しており、病院機能の維持が非常に厳しい状況にあります。

避難場所の提供

ガザ地区の人口の9割におよぶ190万人が自宅を離れ、避難生活を送っています。

避難場所での生活も、空爆の恐怖と隣り合わせの毎日です。

空爆の標的にならない、また、情報や支援物資が比較的入手しやすい、安全な避難場所が必要とされています。

心理社会的ケア

爆撃のトラウマ、続く爆撃への恐怖、先の見えない戦禍など、パレスチナの人々は心理的に非常に不安定な日々を過ごしています。

深刻な精神的苦痛を受けている人々に対する、心理的ケアが必要です。

特に、保護者と離れ離れになってしまったり、周囲の大人が様々な対応に追われる中「助けてほしい」と言い出せない子どもたちは大きな不安を抱えています

学校に行けなくなってしまった子どもたちへの教育支援

多くの子どもが自宅を離れているため学校に通うことができません。また、爆撃を受けた学校や避難所となっている学校もあるため、子どもたちが学ぶ場所がありません。

緊急支援がひと段落した段階で、早急に子どもたちの学びを再開する教育支援が必要になります。

パレスチナ難民支援の継続

今回の攻撃による混乱は非常に大きいため緊急フェーズは長く続くと考えられます。

混乱が一旦収まっても、元々支援を必要としていたパレスチナ難民に対しては、今後も継続的な支援活動が必要になります。

パレスチナの人々の支援は今すぐ簡単にできる


この記事では、パレスチナで必要とされている支援、紛争の被害に遭っている人々のために私たちができること、支援活動をする団体の概要を紹介しました。

記事の内容をまとめます。

  • ・支援物資が思うように搬入できずガザ地区は厳しい状況に置かれている
  • ・被災地では物の支援だけでなく心理サポートや教育支援が必要とされている
  • ・パレスチナの人々を支援するには支援団体に寄付をする方法がある

「戦禍のパレスチナで不安な日々を送る人々のために、今すぐ自分にできることをしたい」と考えている方は、ぜひ紹介した団体のホームページを確認してみてください。

パレスチナとイスラエル間で起こっている長年の対立の背景について詳しく知りたい方は、以下の記事もご一読ください。
>>【1分で分かる】パレスチナ問題を分かりやすく解説。ハマスとイスラエル対立の背景は?

この記事を書いた人
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