カタリバへの寄付・募金は、生まれ育った家庭や災害など様々な困難を抱える子どもたちに、居場所・学習の機会や食事を提供する活動に使われています。
貧困や災害、生まれ育った環境によって生まれる「きっかけ格差」が広がっている日本社会では、意欲や創造性を育む機会が少ない子どもたちもいます。
カタリバは、このような困難な環境に置かれている子どもたちを支援しています。
その活動を支えているのは皆さんからの寄付・募金です。
しかしカタリバに寄付・募金しようか考えているものの、
「自分がした寄付は、本当に子どもたちの役に立つのだろうか?」
と疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事ではカタリバへの寄付・募金について、以下の内容をご紹介します。
- カタリバに集まった寄付・募金は具体的にどのようなことに活用されているの?
- そもそもカタリバに寄付する必要はあるのか?
- カタリバに寄付するにはどのような方法があるのか?
記事の結論をお伝えすると、カタリバの支出のうち約9割は支援活動に活用され、残りの約1割が管理運営費などに利用されています。
都度寄付・継続寄付などお金の寄付がカタリバの継続的な活動を支える、重要な資金となっています。
カタリバに集められた寄付・募金はどのように活用されているのか詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
なお「困難な状況にある日本の子どもたちを長期的に支えたい」と考えている方は、カタリバの定額寄付「NPOカタリバサポーター」への参加を検討してはいかがでしょうか。
>>NPOカタリバサポーターになる魅力をチェックする
>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
「カタリバに寄付するのはどのような人なのだろう」と気になる方は、こちらも参考にしてください。
>>「カタリバに寄付をした理由は“寄付使途の透明性”」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー
カタリバへの寄付の使い道は?集めた寄付金の使い方について紹介!
ここでは、カタリバに寄付・募金したお金がどのように活用されているのかについて、以下の視点で紹介します。
- 活動報告書から見る、カタリバへの寄付・募金の使われ方
- 1000円の寄付で何ができるのか
活動報告書から見る、カタリバへの寄付・募金の使われ方
2020年のカタリバの支出合計は、約10億6000万円です。
そのうち約88%がプログラム活動費に充てられ、残りが運営・管理・広報活動に使われています。
主な活動分野に対し下記の割合でプログラム活動費が使われています。
①まなびにつなぐプログラム:70.2%
貧困や災害などの困難な状況でも誰ひとり取り残さずに、安心して過ごせる居場所と学びの場を提供するプログラム
活動例
・キッカケプログラム:生活困窮世帯の全国321人の子どもたちとその保護者262人に、オンラインによる伴走支援と学びの機会を提供。(全国)
・おんせんキャンパス:不登校の小中学生のべ634人に、安心できる場と学びの機会、社会とのつながりを届け、保護者のべ161人をサポート(島根県雲南市)
②意欲と創造性を育むプログラム:18%
日本中の子どもたちが自ら人生を切り拓き、豊かに生きていく力を育むために、対話や創造的な学びの機会の提供するプログラム
活動例
・カタリ場:815人のボランティアキャストが20校、4,575人の生徒へ「ナナメの関係による本音の対話」を提供(全国)
・大槌高校魅力化プロジェクト:大槌高校の生徒206人に復興の「リーダーを育成するカリキュラム」を提供(岩手県大槌町)
カタリバに1000円寄付・募金すると何ができるのか紹介
カタリバへの毎月1.000円の寄付を1年間継続すると、生徒2人に、1ヶ月間授業を届けられます。
さらに
・3,000円/月だと生徒8人に1か月間食事を提供
・10,000円/月だと、放課後学校で1か月間、学生スタッフ約10人が子どもをサポート
することが可能です。
そもそもカタリバへの寄付・募金は必要なのか?寄付する理由を紹介!
カタリバへの寄付を考えている方の中には、「そもそもカタリバに寄付は必要なのだろうか?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、寄付金は必要です。
その理由は
- 日本では「きっかけ格差」が子どもたちの機会を奪い、様々な困難を招いているため
- カタリバの活動資金の約77%が寄付金であるため
です。
詳しくみていきます。
カタリバは、家庭環境などの様々な困難を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習の機会や食事を届ける活動を行い、子どもたちの成長をサポートをしています。
カタリバへの寄付・募金は、このような活動を支える重要な資金となっています。
カタリバの活動は必要なのか?
「災害によって家や家族を失ってしまった」
「家庭環境が貧しくて夢を諦めざるを得ない」
「身近に年の近い先輩がいないため進路が思い描けない」
このように、生まれ育った環境などが引き金となって生じてしまう格差、「きっかけ格差」が広がっている日本社会。
多様な人と出会い、語り、悩み、学ぶ機会など「きっかけ」に出会えていない10代の子どもたちは、自分にラベルを貼り、自信が持てず、意欲を持てずに毎日を過ごしがちです。
裏を返せば、彼らはほんの些細な「きっかけ」で前向きになり、未来をつくりだす意欲と創造性を持つことができるはずです。
居場所・学習の機会や食事などの活動を通して様々な「きっかけ」を届け、意欲や創造性を育む機会を提供しているカタリバの活動は、社会から必要とされていると言えます。
カタリバへの寄付は必要なのか?
2020年度の収支報告を見ると、カタリバの収入の約77%を寄付金が占めていることが分かります。
このことから、寄付金が活動を支える大切な資金でありカタリバの活動に欠かせないものだということが見て取れます。
カタリバへの寄付・募金が活用される具体例
ここでは、カタリバの活動の1つである「マイプロジェクト」を例に、寄付金がどのように10代の子どもたちを支えているのか紹介します。
震災、原発事故、新型コロナウイルスーーー。このような予測不可能な未来を生き抜くには、目の前の問題に主体的に取り組み、解決に向けて行動を起こす力が不可欠です。
子どもたちの未来を生き抜く力を育むために、カタリバでは「全国高校生マイプロジェクトアワード」を開催しています。
マイプロジェクトとは、身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通して学ぶ、 高校生を対象にした探究型学習プログラムです。
2013年度に始まり、2020年度の出場者数は13,743名にのぼります。
マイプロジェクトに取り組んだ高校生を対象にしたアンケートによると、プロジェクトを通して学習意欲や問題解決力などのスキルを身につけることができたと実感する高校生は、全体の約9割にのぼりました。
カタリバへの寄付・募金は、このマイプロジェクトを開催するための資金としても活用されています。
なお、カタリバの評判、信頼性、活動の詳細を知りたい方は下記の記事をご覧ください
>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
カタリバを支援するには?寄付の方法を2つ紹介!
ここからは、カタリバを支援するための寄付の方法について紹介します。
カタリバへの寄付には、主に以下2つの方法があります。
- NPOカタリバサポーター(継続寄付)
- 都度寄付(好きなタイミングで好きな金額を寄付)
1. NPOカタリバサポーター(継続寄付)
NPOカタリバサポーターとは毎月継続的に寄付をする支援者です。
継続寄付により、カタリバの活動を持続的に支えられます。
カタリバでは、毎月1,000円~継続的に寄付ができます。
支払い方法は、クレジットカードまたは口座振替(銀行口座からの自動引落し)の2種類から選択が可能です。
サポーターになると、申し込み後に活動や子どもたちの様子を伝えるお便りが届きます。その後も、子どもたちの様子や活動の近況を記した定期的なレポートをメールで受け取ることができます。
また、年に数回開催されるオンラインでの報告会に参加することもでき、現場の生の声を感じとれる機会も得られます。
継続寄付は、「継続的に子どもたちを応援したい」「毎月寄付をすることで子どもの教育の課題に貢献したい」という方におすすめの寄付方法です。
2. 都度寄付(好きなタイミングで好きな金額を寄付)
都度寄付は、自分の好きなタイミングで好きな金額を寄付できます。
カタリバでの都度寄付は、1,000円〜好きな金額を寄付することができます。
クレジットカードまたは銀行振込の2種類の支払い方法から選択できます。また、活動を指定して寄付をすることも可能です。
申し込み後には、お礼の手紙が届きます。
その後も、メールで現場のレポートが届くほか、オンラインでの報告会にも参加できます。
都度寄付は、「募金で集まったお金を子どもたちのために活用したい」「NPOに初めて寄付をする」という方におすすめの寄付方法です。
カタリバへの寄付は継続寄付がおすすめ!その理由を解説
カタリバへの寄付は、継続的に寄付をするNPOカタリバサポーターになるのがおすすめです。
NPOカタリバサポーターがおすすめの理由は以下です。
- 継続的に子どもたちを支援できる
- オンラインでの報告会に参加することができ、現場の生の声を感じとれる
- 子どもたちの様子や活動内容を記した定期的なレポートを受け取れるなど、自分の支援の影響を実感しやすい
- 自動決済なので忘れずに寄付ができる
もちろん、一度の寄付でも大きな力になりますが、より多くの子どもたちをサポートするには、継続的な寄付が必要です。
生まれ育った家庭や災害など、様々な要因で苦しい思いをしている子どもたちを支えるためにも、継続的な寄付を検討してみてはいかがでしょうか。
カタリバへの寄付をしてみませんか?
ここまで、カタリバへの寄付・募金の使い道などを紹介しました。
- カタリバは、生まれ育った家庭や災害など、様々な困難を抱える子どもたちに、居場所・学習の機会や食事を提供する活動をおこなっている
- カタリバへの寄付は、約88%が子どもたちの学びや意欲・創造性を育むプログラム活動費に充てられ、残りが運営・管理・広報活動に使われている
- カタリバへの寄付は、より多くの子どもたちをサポートできる継続寄付がおすすめ
子どもたちに「教育の機会や居場所を与えたい」と考えている方は、ぜひカタリバへの寄付・募金を検討してみてくださいね。
一方で「カタリバ以外に日本の子どもを支援している団体を知りたい」と考えている方は、こちらをご一読ください。
>>日本の子どもに寄付したい!おすすめNPO団体と選び方を専門家が紹介
>>【実際どう?】カタリバの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
「カタリバに寄付するのはどのような人なのだろう」と気になる方は、こちらも参考にしてください。
>>「カタリバに寄付をした理由は“寄付使途の透明性”」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー