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虐待される子どもを救いたい!5つの寄付先や支援方法を解説

  • 2021年11月22日
  • 2021年11月29日
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テレビやネットニュースで、子どもの虐待に関する事件を知り、心を痛めている人も多いのではないでしょうか。

児童虐待の相談件数は年々、増加傾向にあります。殴る蹴るなどの身体的虐待、性的虐待、言葉の暴力による心理的虐待、子どもが病気になっても病院へ連れて行かないネグレクトなど、虐待の内容も多岐にわたります。

一方で、このような虐待に苦しむ子どもを支援する団体も少なくありません。支援団体は皆さまからの寄付を活動資金としています。継続的なお金の寄付があれば虐待に苦しむ子どもに対する支援活動を、より充実させられます。

しかし「虐待されている子どもを救いたい!」と思ってはいても、

  • ・虐待に悩む子どもを支援する団体がわからない
  • ・寄付金はどのように使われるの?
  • ・どのような取り組みがあるの?

と悩んで一歩踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、虐待に悩む子どもへの寄付について、以下のことを紹介します。

  1. 虐待に悩む子どもを支援できる団体
  2. 日本国内の児童虐待に関する取り組みについて
  3. 虐待を受けている子どもに対する支援についての疑問

虐待に苦しんでいる子どもを少しでも助けたい」と考えている方は、ぜひご一読ください。

虐待に悩む子どもを支援!寄付できる支援団体を5つ紹介!

それでは早速「虐待に悩む子どもへ寄付したい!」と考えている方へ向けて、寄付アドバイザーの河合さんのポイント解説とともに、支援している5つの団体を紹介します。

【虐待を受けている子どもに寄付できる団体5つ】

  1. フローレンス
  2. 3keys
  3. 子どもの虐待防止センター
  4. Living in Peace
  5. CANPA
寄付アドバイザー:河合将生(まさお)さん
非営利団体の運営支援コンサルタント。寄付の講座を開催しその魅力を伝えている。
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

【寄付先1】認定NPO法人 フローレンス:強固な組織による課題解決集団

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赤ちゃんの虐待死から救うために、予期せぬ妊娠で苦しむ女性を支援しています。
妊娠・出産のサポート、子育て支援、特別養子縁組によるマッチングなど様々なかたちでサポート。
活動を通して、みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともになんでも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会を目指しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
  2. 政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
  3. 内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら:【実際どう?】フローレンスの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

【寄付先2】認定NPO法人 3keys:子どもが頼れる居場所を提供

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虐待で保護された子どもたちへの学習支援活動から始まり、今では頼れる大人が身近にいない子どもたちへの様々な支援活動を行っています。

「どんな環境で生まれ育っても、十分な教育や愛情が受けられる、すべての子どもの権利が保障される社会」を目指している団体です。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 10代にとって身近なオンラインを積極的に活用。深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネット上で助けを求めた子どもたちが支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
  2. セーフティネットづくりの子ども事業では、思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
  3. 10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている
寄付金控除の対象団体です

【寄付先3】社会福祉法人子どもの虐待防止センター:30年を超える活動実績


子育てしている親たちの悩みが深刻にならないように支援し、受容するために「電話相談」「グループケア」「里親・養親支援」などを行っています。

「ひとりでも多くの親たちがいきいきとした子育てができるような社会環境の整備」を目的にしています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 2020年で設立30年。行政には相談しづらいと思っている人がいる現状がある中で、民間団体として続ける意義と、行政との相互協力
  2. ボランティア相談員養成講座を修了した方は「電話相談員」としての関わりもできる
  3. 寄付を通して、子育てをめぐるさまざまなサポートをもっと手厚くすることを応援できる

【寄付先4】特定非営利活動法人Living in Peace:児童養護施設で育った子どもを給付型奨学金でサポート


途上国のマイクロファイナンス機関を支援する「マイクロファイナンスプロジェクト」、「すべてのこどもに、チャンスを。」を合言葉に、国内の児童福祉施設の養育環境と児童のキャリア形成を支援する「こどもプロジェクト」、「難民に平等の機会を」を実現するため、国内にいる難民への就職活動や日本語習得を支援する「難民プロジェクト」を行っています
「機会の平等を通じた貧困削減」と「パートタイムでできる社会貢献活動のモデル作り」をめざして活動しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 困難な環境にいる子どもたちに十分な育ちを保障することで「すべての子どもが、生まれや育ちのために自らの可能性を諦めなくてよい社会」を作ることをミッションに掲げて活動している。
  2. 「意欲の醸成」「知識・スキル獲得」「リソース獲得」という3つの視点から、困難な状況に置かれている子どもたちに対して「十分な育ちを保障する養育環境」を提供し、「自らの可能性実現に向けた支援」を実施している
  3. すべてのメンバーが仕事などの本分を別に持ち、互いの時間を持ち寄って活動している。理事を含め所属するすべてのメンバーが本業を持ちながら無給で活動していることもあり、いただいた寄付の96%(2020年度実績)を事業運営に活用している。その中でも「こどもプロジェクト」は経常費用の82%を占める

【寄付先5】認定NPO法人CAPNA:日本で3番目の民間団体


虐待された子どもへの電話相談とメール相談、DV被害者のためのシェルターの運営を行っています。

子どもに対する虐待の防止を図り、子どもと家族の福祉の向上に貢献しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 弁護士と児童養護施設関係者、児童福祉士が中心となって日本で三番目の子ども虐待防止の民間団体として設立
  2. 取り組む社会的課題の重要性と緊急性
  3. 1996年以来の広報誌をPDFで見ることができ、地道な活動の蓄積を実感する

日本国内における「子どもの虐待」その現状と取り組みを紹介!

ここからは、日本国内で起こってしまっている子どもの虐待の現状、児童虐待に関する取り組みについて紹介します。

  1. 子どもの虐待の現状
  2. 子どもの虐待への取り組み例

子どもの虐待の現状

児童虐待の相談件数は年々増加しており、令和2年度に児童相談所に寄せられた相談件数は、205,029件と過去最多を更新しました。(出典:厚生労働省公式ホームページ)

これは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学校や保育所が休みになったことと、テレワークが多くなり在宅時間が増えたことも要因になっていると考えられます。

また虐待で亡くなる子どもも多く、生まれたばかりの赤ちゃんが2週間に1人のペースで、命を落としている悲しい現実もあるのです。

ニュースで子どもの虐待死を目の当たりにすると、本当に胸が痛みますね。

子どもの虐待への取り組み例

ここでは子どもの虐待を防止するために、どんな取り組みがされているのか、先程紹介した団体のひとつ「フローレンス」の活動についてご紹介します。
フローレンスでは、虐待死の背景には「予期せぬ妊娠に苦しむ女性」がいると考え、以下のような支援を行ってます。

  • ・課題を抱える妊婦の妊娠相談・出産前後のサポート
  • ・育ての親になりたい夫婦への研修や子育て支援
  • ・特別養子縁組によるマッチング
  • ・虐待防止に関する政府への政策提言
  • ・特別養子縁組を日本社会に拡げる啓蒙活動

フローレンスのおすすめポイントを再確認したい方は、以下をご一読ください。

>>認定NPO法人 フローレンス:強固な組織による課題解決集団

また、フローレンスが寄付先として信頼できるかどうか、評判などをまとめた記事はこちらから読めます。

>>【実際どう?】フローレンスの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

虐待を受けている子どもへの寄付でよくある5つの疑問

ここからは虐待を受けている子どもへの寄付について、よくある疑問をお伝えします。

    【子どもの虐待への寄付でよくある5つの疑問】

  1. 寄付は何に使われる?
  2. 虐待防止のための取り組みはなにがある?
  3. オレンジリボン運動とは?
  4. ネグレクトと虐待はどう違う?
  5. 寄付すると確定申告は必要になる?

それぞれわかりやすく解説します。

1.寄付は何に使われる?

寄付の使い道は団体によって異なります。
先程紹介した「フローレンス」の場合、90%が事業費(支援事業など)に使われているのです。
具体的にどのようなことに使われているかというと、

  • ・赤ちゃん虐待死問題
  • ・ひとり親家庭の貧困問題
  • ・障害児保育・支援問題

など、寄付金は虐待を受けたり、貧困に苦しんでいる子どもたちを支援する活動に使われています。フローレンスの活動について、詳しくは以下をご一読ください。

認定NPO法人 フローレンス:強固な組織による課題解決集団

2.虐待防止のための取り組みはなにがある?

児童相談所への虐待の通報は年々増え続けていますが、子どもへの虐待防止の取り組みも、政府や自治体が行っています。

2000年に児童虐待防止法が改めて整備されたのも、虐待防止対策のひとつです。

法の整備以外にも、妊娠・出産・子育ての悩みを相談できる支援事業を自治体ごとに展開しています。

また「もしかして子どもの虐待かも?」と感じたときに「189(いちはやく)」という児童相談所虐待ダイヤルにかけると、自動的にお住まいの地域の児童相談所に繋がるようになっているので、児童相談所の連絡先がわからなくても迅速に相談に乗ってもらえます。

3.オレンジリボン運動とは?

オレンジリボン運動とは、子ども虐待防止の象徴として「オレンジリボン」を広める市民運動です。

オレンジリボン運動が始まったのは、2004年に起こった痛ましい事件がきっかけでした。

2004年9月、栃木県小山市で幼い兄弟が、同居していた父親の友人から暴行を受けた末に川に投げ込まれて死亡する事件が起きました。

この事件をきっかけに、小山市の市民団体「カンガルーOYAMA」が、2005年に子どもの虐待防止を目指した「オレンジリボンキャンペーン」をスタート。

その後NPO法人「里親子支援のアン基金プロジェクト」が活動に協力し、2006年からは認定NPO法人「児童虐待防止全国ネットワーク」が総合的な窓口を担当しています。

4.ネグレクトと虐待はどう違う?

虐待には大きく分けて4種類あり、ネグレクトもそのひとつです。

  • ・身体的虐待
  • ・性的虐待
  • ・心理的虐待
  • ・ネグレクト

身体的虐待・性的虐待・心理的虐待は、加害者が子どもに直接危害を加えます
一方ネグレクトは、子どもを養育する立場にありながら「食事を与えない」「不潔にする」「病院に連れて行かない」など、世話をしないことです。
育児放棄や育児怠慢とも言われます。

5.寄付すると確定申告は必要になる?

寄付をした場合、確定申告は必ずしも必要ではありません。しかし寄付をして「寄付金控除」を受ける場合は、確定申告が必要になります。

【寄付金控除の適用条件】

  • ・寄付金控除の対象団体に寄付する
  • ・年間2,001円以上の寄付をする
  • ・確定申告を行う

確定申告の手続きは、税務署への持ち込みや郵送以外に、インターネットで行うe-Taxでもできます。

必要書類や詳しい方法などは、こちらの記事を参考にしてくださいね。

>>寄付金控除の仕組みとは?確定申告の方法も紹介

子どもの虐待への寄付は簡単にできる!

今回は、子どもの虐待防止への支援をしている団体や活動内容などをご紹介しました。

  • ・日本ではコロナ禍や貧困などの影響もあり年々虐待の通報が増えている
  • ・国や地方自治体、NPO法人などが子どもの虐待防止に取り組んでいる
  • ・虐待に悩む子どもへ支援している団体への寄付も、寄付金控除の対象になる

児童虐待の件数は、年々増加する傾向にあります。このような状況を少しでも改善するため、虐待を防ぐための団体活動へ寄付という方法で、手軽に子どもの虐待防止を支援できます。

寄付を通じて虐待に悩む子どもを減らしたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

▼子どもの虐待対策に寄付できる団体

団体名寄付アドバイザーが見た注目ポイント
フローレンス・新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
・政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
・内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
3keys・10代にとって身近なオンラインを積極的に活用。深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネット上で助けを求めた子どもたちが支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
・セーフティネットづくりの子ども事業では、思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
・10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている
子どもの虐待防止センター・2020年で設立30年。行政には相談しづらいと思っている人がいる現状がある中で、民間団体として続ける意義と、行政との相互協力
・ボランティア相談員養成講座を修了した方は「電話相談員」としての関わりもできる
・寄付を通して、子育てをめぐるさまざまなサポートをもっと手厚くすることを応援できる
Living in Peace・困難な環境にいる子どもたちに十分な育ちを保障することで「すべての子どもが、生まれや育ちのために自らの可能性を諦めなくてよい社会」を作ることをミッションに掲げて活動している。
・「意欲の醸成」「知識・スキル獲得」「リソース獲得」という3つの視点から、困難な状況に置かれている子どもたちに対して「十分な育ちを保障する養育環境」を提供し、「自らの可能性実現に向けた支援」を実施している
・すべてのメンバーが仕事などの本分を別に持ち、互いの時間を持ち寄って活動している。理事を含め所属するすべてのメンバーが本業を持ちながら無給で活動していることもあり、いただいた寄付の96%(2020年度実績)を事業運営に活用している。その中でも「こどもプロジェクト」は経常費用の82%を占める
CAPNA・弁護士と児童養護施設関係者、児童福祉士が中心となって日本で三番目の子ども虐待防止の民間団体として設立
・取り組む社会的課題の重要性と緊急性
・1996年以来の広報誌をPDFで見ることができ、地道な活動の蓄積を実感する

記事の内容は以上です。もし、今あなたが

「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」
「日本の子どもに寄付でどんな支援ができるのか知りたい」
とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!

>>日本の子どもに寄付したい!おすすめNPO団体と選び方を専門家が紹介

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。
この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。

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